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「以和為貴」
廣島と二人で東京・中央区新富の小さなワンルームマンションでこの会社を立ち上げてから、個人投資家の皆様、クライアント企業様のご支援のおかげで、なんとか7年目に入りました。
オフィスを移転し、仲間も増え、サービスメニューも拡大してきましたが、今後も更に皆様のお役に立てるよう成長して行きたいと思っています。
まずは、blogスタートのこの機に、私たちを応援してくださっている皆様に対し改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、新Website「ブリッジサロン」のオープンは「9・11」でした。
これには「9月1日オープンの予定が少し遅れて、キリの良い月曜日だった。」ということで、特別な意味はありません。でもちょうど5年目ということで、テレビや雑誌で多くの特集が組まれており、改めて「9・11」とその後の出来事を見るにつけ、事件の背景と、これからの世界の行方、自分のあるべき姿などに想いを巡らしました。
そこで今回のタイトルの「以和為貴」です。
聖徳太子の憲法十七条の第一条にある「和」は「平和」というよりも、「調和」という意味のようですが、いずれにせよ「9・11」を契機に一気に噴出した混沌とした戦時とも言えるこの状況を収束させるには、一方的な主義・主張ではなく多様性を認め調和を求める姿勢こそが不可欠です。また、環境問題においては「自然界との調和」も極めて重要なテーマと言えるでしょう。そうした意味で、調和を尊重する心を根本に持っている我々日本人は、この美点を世界に対して誇り、「以和為貴」の視点からもっとリーダーシップを発揮していかなければいけないのではないでしょうか。(「戦争反対」と唱えていれば平和がやってくるとは思っていませんが。)
しかし一方で、効率性、合理性、競争力といったキーワードが重視され、バランスを欠いた個人尊重が広まっている今、日本においても「和」が貴とされない空気も強く感じられます。もちろん、「和」が「馴れ合い」だったり「既得権益の死守」であってはいけないのですが、「不寛容」というか「自分の基準のみが絶対」というか。また逆に、異様に権利の主張が許容されたり、黙認されたりしていませんか?
株式市場においても同様です。
市場参加者がそれぞれの立場で、それぞれの利益を追求する多様性こそが、株式市場において最も重要なダイナミズムの源泉であるとは思いますが、「投資家が眼中にない発行体」や「マネーゲームの対象としてしか企業を見ない投資家」、「株主としての権利を声高に主張する投資家」がここのところ急速に増えているような気がします。
当社は企業のIR活動に対する支援が主たる業務ですから、クライアントである企業様が当社のサービスに価値を見出し、評価していただくことは大変光栄で嬉しいことです。しかし、それと同じくらいに嬉しいのは、個人投資家の方々から「こういう機会を作ってくれてありがとう。」、「素敵な社長と話をすることができて自分も元気がでてきた。」といった感謝の声を頂いた時なのです。
「和」が貴ばれ難い風潮が強まっている中だからこそ、「志とハートを持った企業」と「それを暖かくかつ厳しく応援する投資家」の出会いをできる限り多く作り出し、株式市場をより「以和為貴」としていくことが当社の役割だと、改めて心に銘じています。
ちなみに奈良・法隆寺の御朱印は、見事な達筆でこの言葉が記されます。
私の御朱印帳の第1番目は法隆寺でいただいたものです。

初回なのでちょっと肩に力の入った話となりましたが、話題を変えて。
リニューアルオープンの前日、9月10日は以前近所に住んでいてよく散歩していた目黒不動尊で「さんま祭り」があり、TVで取り上げていました。
今シーズン、刺身は食べていたのですが、「焼き」はまだだったので七輪を持ち出して早速食すことに。翌日のWebアップを前に秋の味覚を楽しみました。
「心新た まず手始めに 秋刀魚焼き」
カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 2006年09月15日 18:39
コメント
保阪様
15日付け御社サイトにアップされた社長ブログ感銘いたしました。
その「ものの見方考え方」の見事さは無論のこと、随筆文としても傑出していますね。
今後とも珠玉の発信を期待しております。
投稿者 土井 啓 : 2006年09月15日 19:15
土井様
早速のコメントありがとうございます。
お褒めいただき光栄です。
今後のバーが高くなりましたが、ご期待に沿えるよう、頑張ってまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿者 保阪 : 2006年09月19日 11:24





