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廣島 武 X 保阪 薫
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2007年11月12日

バランスの難しさ

11日(日)21:00からののNHKスペシャルを見た方も沢山いらっしゃったと思います。
内容としては、特別目新しい話というわけではなかったですが、現実にああいうことが上場企業を舞台に行なわれているということを、市場関係者ではない一般の個人投資家の方たちも知ることが出来たという点では、意味のある番組だったかもしれません。

株式市場ならではのダイナミズムの源泉として、様々な思惑を持った多数の市場参加者の存在は不可欠であり、その思惑や行動が違法か違法スレスレかの判断は極めて難しいものです。もちろんこの番組で取り上げていた事例は明らかに「黒」であり、許されるべきものではなく、結果的に一般の投資家の信頼を失えば、資本市場の機能不全から日本の国力低下につながることも憂慮されます。
ただ一方で、「水清くして魚住まず」も株式市場の歴史の中では厳然とした事実であり、株式市場は常にこの難しいバランスの上で、上下動を繰り返しているのだと改めて感じました。

ただ、それ以上に私が強く感じかつ驚いたことは、ベンチャー企業経営者という人達が、あれほどまで簡単に闇資金を受け入れてしまうことでした。

「自己実現」、「起業家精神の発揮」、「目標達成のための鉄の意志」といったベンチャー精神を表現する格好のいい標語の裏には「挫折は出来ない」、「事業を畳みたくない」あるいは「自分が失敗するわけがない」、「ここでやめたら格好悪い」という本音があり、これが闇資金の受け入れにつながっているのでしょうか。

でも良く考えれば、一度その闇資金に頼ったら二度と元には戻れないわけですが(借金返します、株式買戻しますといって簡単に応じてくれるとは思えません。)、それでも受け入れてしまう。正常な判断が既に出来ないか、世間知らずで自分に尋常でない自信を持ってしまっているのか、いずれにしろ、軽いタッチで受け入れてしまう。

私達も2000年に起業をしたわけですから、そのあたりの建前と本音はある程度分かっているつもりですが、彼らはこのバランス感覚が全く欠如しているのでしょうね。
今回取り上げられた事例、事件が多発することで、なんら問題のない未公開企業までがIPOの道を狭められてしまうとすれば、株式市場の自浄作用であるとしても、これは日本にとって大きな損失であり、残念なことです。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 22:32 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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