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廣島 武 X 保阪 薫
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2009年01月21日

投資と投票

月曜の深夜に帰宅してテレビをつけると、まさにオバマ新大統領の宣誓が始まるところでした。その後の就任演説は流石に途中で寝てしまいましたが、それにしても、原稿を読まずに迫力あるスピーチを行うことに改めて感心するとともに、約200万人という聴衆が集まったことも驚きました。どちらも日本ではなかなかお目にかかることの出来ない光景ですね。


しかし、200万の人々が集まり、支持率も80%に達するというのは「期待されている」という意味で凄いことであるのは確かですが、「英雄不在の時代は不幸だが、英雄の登場を望む時代はもっと不幸だ。」との言葉もあるように、それだけ米国民の気持ちが行き詰っているともいえそうです。
なにはともあれ、新大統領がこれからの世界の行方に対する鍵を握っていることは間違いないわけで、その政策、言動には注目(期待?)していきたいと思います。


昨年の大統領選挙の投票率は60%と歴史的な高さでした。
1960年以降の選挙で一番低かったのは1996年(クリントンの2期目)ですが、それでも49.1%と、日本の国政選挙などと比べればまさに天と地の開きです。
民主主義というプロセスに参加することの意義・意味に対する意識の違いが、あの日の200万人という聴衆に現れているのかもしれません。


ところで、「株主となる」ことを意識した株式投資は、選挙に良く似ているのではないかと思っています。
有権者と投資家には以下のような共通点があります。

・未来のために行動する。
・自分で考えて自分で選ぶ。
・行動の結果は良くても悪くても自分に帰ってくる。
・見込みと違えば見切る。
・「自己責任原則」が成り立つ前提として、対象(候補者、企業)は委託を受けた責任が問われる。信頼を得るための情報公開も必須。


そうした点に加え最も重要なのは、投資も投票も世の中を「Change」するパワーの源泉であるということではないでしょうか。

有権者も個人投資家も、一人一人は小さな存在です。選挙では組織票が壁となることもありますし、投資においては少数株主が不利益を被ることも見受けられます。まさに数の理論です。
それでも、同じ思いの人間が集まれば大きなパワーを産み出すことも、多くのケースが示しています。
以前から述べているように、社会を大きく変革し豊かな世界を創り出してきたのは「企業の力」であることは紛れもない事実です。不確実な未来に対し、名も知られていない企業であっても株主による支援をバックに、独自の技術やノウハウで世の中を変革してきたのです。


このような「投資と投票の類似性」を考えると、日本とアメリカの投票率の違いは、日本とアメリカの株式投資に対する意識の違いにも反映されているかもしれません。
やや強引かもしれませんし、きっちりとした検証ができているわけではありませんが、もう少し深く考えてみたいテーマだと考えています。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 22:31 | コメント (0)

2009年01月08日

2009年「己丑」(つちのとうし)の意味するところ

みなさん、明けましておめでとうございます。

昨年は株式市場においては、まさに未曾有の激変が生じ、今年は実体経済への影響も避けられそうにはない状況ですが、まさにこういう時だからこそ、明るく豊かな未来創りのために「株主になること」、「株主になるとはどういうことか」を中心テーマに、いろいろと考えていきたいと思っています。よろしくお願い申し上げます。

さて、今年2009年は、「己丑」(つちのとうし)です。

少し脱線しますが、そもそも「己」をなぜ「つちのと」と読むのでしょうか?
私もある方に付いて最近勉強したのですが、これは中国に生まれた陰陽五行説からきています。
この世の中の存在(物質も精神も)は「木・火・土・金・水」の五行から構成されており、それぞれが「陽と陰」の2つのペアリング、合計10の要素(十干)から成っているとするのが陰陽五行説です。

つまり、十干「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」は五行と「木=甲(陽)・乙(陰)」、「火=丙(陽)・丁(陰)」、「土=戊(陽)・己(陰)」、「金=庚(陽)・辛(陰)」、「水=壬(陽)・癸(陰)」のように対応しており、陽と陰は「陽=兄、え」、「陰=弟、と」と読みます。
そのため、「己」は「土の陰性」で「つちのと」と読むことになるわけです。
(同様に、甲は「きのえ」、乙は「きのと」。丙は「ひのえ」、丁は「ひのと」となります。)


さて、60年に一度めぐる「己丑」(つちのとうし)はどんな年になるのでしょうか?
私の先生によれば、「己丑」(つちのとうし)は、「伝統ある歴史の中から価値のあるものを見つけ出すべき年」と解釈できるそうです。
「丑」は、季節は「冬」、時間は「草木も眠る丑三つ時」ということからもわかるとおり、午前1時から3時の最も深い夜にあたります。こうした真冬や深夜には外を出歩くのではなく、足元を見つめ直して本質的な価値を見出すことに意識を向けるべきであるというわけです。


「レバレッジ」に象徴される米国型資本主義の膨張・拡大は完全に幕を下ろしました。
その影響、混乱が簡単に収まるとは考えられませんが、一方で、より豊かな未来を創造するには資本主義というシステムが不可欠であることは今後も変わりはないはずです。

そうした意味でも、2009年「己丑」(つちのとうし)は、能力と事業意欲がある起業家に、そのビジョンに共感した資金はあるがノウハウのない投資家が出資するという、まさに伝統的な資本主義の本質的な価値に意義を見出し、原点に立ち返るべき年なのではないでしょうか!
また、複雑な金融商品が混乱を一層拡大させてしまった反動、反省から、リターンを追求しながらも、よりシンプルに、自分のお金が何に使われ、それが社会の発展や未来にどのように使われているかを意識する流れも強まっていくのではないかと思います。
加えて、技術力、雇用形態などを含めた、日本企業本来の本質的な価値や優秀さを再度評価してみる視点も重視されることと思います。


いずれにせよ、今後の経済状況や株式市場の行方を手放しで楽観することはできませんが、足元を見据えながらも「本質は何か?」を見出す視点を忘れずに株式投資に臨んでいただきたいと思います。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 18:09 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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