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廣島 武 X 保阪 薫
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2009年04月30日

「応援投資」という考え方

先日、大阪において約80名ほどの個人投資家の皆さんの前で、お話する機会がありました。

内容は、
〆8紊粒式相場の見通し
株式投資に対する考え方
の2点でした。

前者については、決算発表や米国での金融機関や自動車産業の行方に対する不透明感から、なかなか上値を買う動きにはつながりにくく、当面はスピード調整の局面が続くだろうというものです。


後者については、私が以前から述べている「明るく豊かな未来作りのための株式投資という視点を持って欲しい。」というお話です。


配当とキャピタルゲインによるリターンの追求が株式投資の最重要目的であることは間違いありませんが、個人投資家の皆さんにはそれに加えて、

・「株式」ではなく「企業」への投資
・明るく豊かな未来を作るための「応援すべき企業」の発掘
・短期ではなく「中長期投資」で企業を応援
・投資した企業との積極的なコミュニケーション


といった視点を持つことを提案し、最後に、個人投資家の皆さんのための投資原則として、「中長期投資」、「分散投資」に加えて、明るい未来作りのための「応援投資」という3原則を念頭において株式投資に臨んでいただきたいとお話しました。
(「応援投資」という言葉は当社の造語であり、一般的な表現ではありませんが、、、、)

正直なところ、投資家の皆さんの関心は、「来月、3ヵ月後の日経平均はいくらになるのか?」とか、「オバマ政権の政策に沿った、これからの有望銘柄は?」といったポイントに集中し、「応援投資」というテーマにはあまりピンと来ていただけないかな?とも思ったのですが、講演会後のアンケートを拝見すると、大変嬉しい感想をお寄せいただきました。


「改めて株価を追いかけるのではなく、応援したい企業を探して中長期投資を心がけたい。」(60代、女性)


「大変参考になりました。株価の上昇に一喜一憂することなく、将来展望に立った投資を心掛けたいと思います。」(60代、男性)


「御社の応援投資との概念は、小生も大切な概念と考えています。企業とは、お金だけの付き合いのみならず、共に事業を行う仲間として、資本提供に寄与したいと考えます。」(36歳、男性)


もちろん参加者全員の方に理解、賛同していただけたとは思いませんし、少数派のご意見だったかもしれません。
しかし、こうした「応援投資」という概念が、亀の歩み程度であっても世の中に着実に広がっていることが確かに感じることが出来ました。


「ROE」を中心とした企業の姿を分析する力と、「応援投資」を重視する投資ポリシー。この二つを武器とした「応援投資家」が一人でも多く株式市場に参加してくるような流れ作りに貢献していきたいと考えています。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 13:29 | コメント (1)

2009年04月17日

戻り相場で考える

日経平均はザラ場で9000円を回復したものの、3月10日を底に約1ヶ月で25%以上の上昇と、急ピッチの上げであったことから、売り方の買い戻しも一巡し、上値の重い展開となっています。


伝統的な投資指標のひとつであるPBRでスクリーニングしてみると、3月安値時にはPBR1倍割れ銘柄(赤字でマイナスとなる企業を除く)が2803社でしたが、昨日4月14日時点では、2591社に減少しています。まだまだ純資産割れ企業数の方が圧倒的に多いのですが、トヨタ自動車のPBRが1倍を超えてきたように、先行して大きく売り込まれた大型株を中心に、急速な水準訂正が進んだことがわかります。

足元で発表される景気、経済指標は決して明るいものではありませんが、景況感調査などマインドは確実に改善しているようです。
株式市場における弱気派は「実際の需要が本当にどれだけ出てきたか疑問?」という見方ですが、株価は水準もさることながら、「変化率」に対してより敏感に反応するものですから、自動車や電子部品の3割、5割といった大幅な生産調整が永久に続くのではないとすれば、ここまでの株価の反発はまずは順当なところといえそうです。


今後の展開を考える上では、以下の2点がポイントになるかと思います。


〃荵使表
3月期決算企業の決算発表がこれから本格化します。
既に締まった2009年3月期については悪いことは誰もがわかっていることであり、その意味では2010年3月期を企業側がどう予想してくるかが注目です。
ただ、企業側からするとこうした厳しい環境下で業績予想を発表するのは大変難しいため、予想発表自体を取りやめたり、レンジで発表する企業も多くなることが予想されます。
また、発表する場合もかなり保守的な数字となるとも考えられ、投資家にとっては評価しにくい決算発表シーズンとなるかもしれません。


▲バマ政権の評価
圧倒的な人気と期待に支えられて船出をしたオバマ政権ですが、アメリカでは不文律として、大統領就任後100日間は表立って批判をしないという、所謂「Honey Moon」期間があるそうです。
1月20日の就任式から100日目は5月30日となります。
GMの行方、金融機関処理、景気対策、そして目玉である「グリーン・ニューディール」など、就任に際しての期待が大きかっただけに、ネガティブなサプライズとならないことを願います。
ただ、米国にとっての重要性は疑問符が付く「北朝鮮問題」については、もともと北朝鮮には甘い民主党らしく、完全に先手を打たれている感があり、日本にとってはマイナス要因と見られます。


短期的な視点では戻り一巡で明確な方向性を見出し難い相場環境ですが、中長期的には繰り返しになりますが、「明るく豊かな未来創り」という視点で、自分が応援したい企業をじっくりと探していくべきと考えます。
定性情報「提供するサービス&製品がどのように世の中に貢献するか?ビジネスモデル、
ビジョン&ミッション」と定量情報「株主の期待にどれだけ応えているかという観点からのROE分析など」を中心に、自分が納得できる企業選びを進めてください。

(余談ですが、私が現在勉強中の「算命学」(中国春秋戦国時代に発祥したとされ、中国の王朝が代々政略、軍略を立案する上で用いた運命学。諸葛亮も用いていたといわれています。)によると、オバマ大統領は大変信念が強く、頑固な人間のようです。信念を持って政策を貫き通すことも重要ですが、頑固なために自分が「CHANGE」できないこともあるかもしれません。それが米国、世界、日本にどういう影響を与えるか?注目していきたいと思います。)

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 12:55 | コメント (0)

2009年04月03日

業績好調、低PERスクリーニング

株式市場も新年度入りとなりましたが、年度末に向けて日経平均は7,021円(3月10日)から8,843円(3月27日)と、立会い日数12日間という短期間で約26%も上昇したため上げ一服感が強まる一方で、「GMの行方」、「一部の経済指標が好転」、「公的資金の買いがどこまで続くか?」などなど好悪材料が入り混じり、方向性が見え難い展開となっています。

もっとも、株式投資の専門家と呼ばれている人達にとっても、短期的な相場展開を見極めるのは大変難しいものです。
また、このコラムは目先の相場展開を予想するのが目的でもありませんから、みなさんには、じっくりと企業研究を行い、将来有望で、かつ自分が応援できる、納得できる銘柄選びに注力していただきたいと思います。


今回は、以下の条件で銘柄スクリーニングを行ってみました。
(使用ソフト:東洋経済新報社の会社四季報 CD−ROM 2009年2集)
・今期営業増益率 15%以上
・予想PER 15倍以下
・ROE(実績) 10%以上
・有利子負債依存度 15%以下
・株価は4月1日終値


つまり、こうした不況下でも本業が好調で、資本効率もよく、PERが低い企業です。
これに加えて、有利子負債への依存度が低く、倒産のリスクも低いという安全性も加味しています。(また、直近までの業績修正も反映しています。)

list090610.JPG


全上場会社を対象に実施してみると、36社がピックアップされました。
ざっとリストを見てみますと、特徴として以下のような点が上げられるようです。


・これまで日本経済を牽引してきた輸出主導の外需型企業ではなく、国内マーケットを対象とした内需型企業が大半です。

・ただ、内需にしても、雇用不安、賃金カットなど個人消費を見れば決して明るい材料は多くないのですが、それでも好調な収益(特に利益)を見込んでいる企業が多数存在します。

・一つは、円高差益や原材料下落のメリットを享受している企業です。

・また、独自のビジネスモデル、ITの活用、出展戦略といった要因で効率化を進めるとともに、消費者のニーズに的確に対応した商品やサービスを提供し、利益を確保してる企業も上がっています。

・一方、個人消費に直接関連しないB to B型企業においては、いわゆるインフラ整備・提供型企業に好調なものが多いようです。ただ、インフラ整備・提供といっても従来のような住宅、電気・ガス、通信といったものではなく、ITを利用して企業活動の効率化を進める上で欠かせないものであるとか、その企業の提供するサービスが収益を生み出すことに直結しているとか、企業の経費抑制姿勢が強まっている中でも必要な投資として認めるだけの極めて差別化の進んだサービスや技術を提供できる企業が多く見受けられます。


合併による押し上げ効果によってランクインしている企業もいくつか見受けられますが、そうした企業を除いても、かなりの数の企業が、倒産リスクが極めて低い一方で、増益が期待でき、株価も割安と判断することが出来るわけです。


4月から5月にかけては、3月決算企業の業績修正発表や決算発表のラッシュとなります。企業業績全体が悪いのは周知の事実ですが、個別で見れば更に上方修正する企業もきっと現れると思います。
こうしたスクリーニングは市販のソフトで簡単にできますから、まずは研究すべき企業グループをリストアップし、「応援できる企業か?」、「投資することに納得が行く企業か?」を、IR情報などを最大限に活用して、自分で判断してみてください。
(なお、このスクリーニングは4月1日に実施しましたが、各企業の業績修正などは一部反映されていない可能性もあります。また、リストはあくまでもスクリーニングの結果であり、個別企業への投資を推奨するものではありませんので、ご注意ください。)

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 16:37 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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