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廣島 武 X 保阪 薫
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2010年02月04日

続けて雪が降りました。

1日に続いて昨晩も東京で雪が降りました。
40歳を超えてから寒いのが苦手になってきたので、帰宅途中ちょっと嫌な感じに。
でも、「温暖化の影響で今年の冬はついに東京では雪を見ずに終わるのかな。」と思っていたところでしたので、何となくホッとしました。

それにしても、このところ6時、7時あたりの帰宅時間の電車が凄く混んでいる気がします。
昨日3日の水曜日はノー残業デーということだそうですが、水曜以外でも混んでいますよね。
やはり景気の影響なんでしょうか。


さて、話は変わって、、、、

株式市場では、外国人の大幅な買い越しが続いています。売り方の買戻しもあるのでしょうが、11月第4週から8週連続の買い越しとなりました。
昨年2009年の外国人の買い越し額は1兆1,775億円でしたが、12月だけで1兆3,021億円買い越し、また、1月第1週の買い越し額は、5年10ヶ月ぶりの大幅な買い越しとなりました。

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このように昨年後半からの外国人投資家が日本株に対して強気になってきた背景としては、為替相場の円高修正をきっかけに、欧米やアジアの主要な株式相場と比べて出遅れている日本株の見直し機運が広がったことがあげられるようです。また12月は、日本株の保有比率を減らし過ぎていた欧米の機関投資家が、彼らの決算期末(12月)を前に持ち高を戻す目的で買いを増やした面もあると言われています。
一方、事業法人や金融機関は一貫して売り越し。国際会計基準の導入を見据えて、一部で持ち合い解消等も進んでいる模様です。

外国人投資家と一言で言っても様々な投資スタイルがあるので、一括りにして論ずることは難しいと思いますが、共通する特徴をあげるとするとまずは「株主としての意識の強さ」となるでしょう。

日本の機関投資家や個人投資家の株主としての意識も近年急速に高まってきてはいますが、歴史的な経緯や自己主張の強さといったような国民性の違いなどから、外国人投資家の株主としての意識の強さはやはりワンランク上と感じます。


ただ株主としての意識の強さといっても、その表現の仕方は様々です。

一つは、今回の金融危機を契機とした景気悪化で、さすがに会社の存立基盤を揺るがすことにつながるような配当政策を要求するような主張は聞かれなくなりましたが、株主としての権利を主張し経営陣の交代も含めて積極的に会社側に働きかけ、会社側との対立も辞さない、いわゆる「アクティビスト」と呼ばれるタイプの株主です。増配を強く要求しておきながら、配当を受取った途端に売却してしまうというような短期的行動に走るケースもあるようです。


もう一つは、経営者と対話を行う中で、投資家の視点から様々なフィードバックを提供し、経営の改善を通じて企業価値の向上を図るタイプです。動きが派手でマスコミが取り上げ易い「アクティビスト」と比べると目立ちませんから、個人投資家の皆さんが目にする機会は少ないかもしれませんが、こういうタイプの外国人投資家も存在します。実際私がお付き合いのある複数の企業において大株主に登場しています。会社側にどんなやり取りをしているのか伺ってみると、年に数回会社にやってきて、様々なディスカッションを行い経営にとって有益なヒントを得ることもしばしばあり、目標株価も結構高い水準に置いているのでかなりの長期投資スタンスということでした。


アクティビストにおいても(建前も含めて)「企業価値の向上」が目的ですし、後者にしても投資した限りはパフォーマンスの追求が最大の目標ですから綺麗ごとだけでは済まない場合があるでしょうから、どちらのスタイルが正解であるとは簡単に結論付けられない問題ですが(実際に経営陣の能力に問題ありというケースもあるでしょう。)、「応援投資」を掲げる立場からは、企業を温かくも厳しく見守り、言うべきことは言うという後者のスタンスが望ましいと考えます。


また、外国人投資家の特徴としてはもう一つ、「運用能力の高さ」をあげることができると思います。長い年月をかけて磨かれた企業分析と企業選択の手法、投資のノウハウは、厳しい競争の中で培われてきたものであり、国内の投資家と比べると一日の長があることは認めざるを得ないと思います。


そこで、外国人投資家が大幅な買い越しを続けている中、外国人の持株比率が上昇している企業をスクリーニングでピックアップしてみました。

条件は、

・最新の外国人持株比率が20%以上
・決算期2期前に比べ外国人持株比率5%以上上昇

というもので、増加幅の大きい順にランキングしてみました。
また参考に今期予想の営業増益率、今期予想PERも併記しました。
(会社四季報CD-ROM版 2010年新春号より)

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実際に作業をして思ったのですが、外国人投資家といっても内容の極めて不透明なケースもあるので注意が必要であるものの、「優れた経営の質」が大きな特徴となっている企業が
いくつも見受けられました。決して外国人投資家の後追いをしろといっているわけではありません。
でも外国人投資家が注目する企業は、それなりの全うな理由があるのです。
企業研究の一つの材料としてみてください。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 | 18:33 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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