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廣島 武 X 保阪 薫
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2010年06月24日

情報開示を選択のモノサシに

株主総会のシーズンがやってきました。
今年の株主総会の集中日は6月29日(火)となっています。
東京証券取引所のウェブサイトには、3月期決算会社の定時株主総会の開催日に関する各種データが掲載されています。

その中で、昭和58年3月期(1983年)以降の定時株主総会集中率の推移を見ることができるのですが、それを見ると昭和58年の70.1%から集中率は上昇しピークは平成7年(1995年)の96.2%となっています。
その後、急速に低下し今年2010年の集中率は42.6%と28年間で最低となっています。

syucyu100625.JPG


土曜日や日曜日に株主総会を開催する会社も増加しているなど、分散が進んでいることは感じてはいましたが、実際にここまで集中が緩和しているとは、正直驚きました。


特定株主に対する利益供与が厳しく罰せられるようになり「総会屋」が急速に存在感を失っていったこともあるでしょうが、バブル崩壊後、企業が生き残っていくには従来の横並び意識ではなく、差別化や自社らしさを打ち出していかなければならないという状況も、大きな要因と思われます。


今年の株主総会では、有価証券報告書に1億円以上の報酬を受け取る役員の情報を記載することが義務付けられたことから、「役員報酬の開示」が大きな注目を集めています。
ソニーのCEO ハワード・ストリンガー氏の役員報酬賀がストックオプションも含めて約8億円という記事が様々なメディアで報じられ、話題となりました。
日産のカルロス・ゴーン氏も約8億円だそうです。


ただ、1億円という基準の根拠が私には不明です。
『日本企業の場合「1億円」の役員報酬は高すぎる。』と関係当局が感じているとうことなのでしょう。


民主党政権になり「官」が槍玉に挙げられていますが、確かにこういう感覚については疑問を感じざるを得ません。
私は、日本企業の活性化や競争力の強化には、経営者に対するインセンティブの強化が絶対不可欠だと思います。


もちろん、企業業績と役員報酬の関係性については企業経営者に対してしっかりとした説明責任が求められますが、それは1億円だろうが1千万円だろうが一緒で、決定過程や考え方を明示すれば良いことであり、「1億円」という基準を敢えて設けないほうが、企業の情報開示をより実質的、本質的なものにしていくと考えます。


情報開示の充実というポイントにおいては、企業間格差が徐々に明確になってきたように感じています。

まず株主総会の招集通知を分かりやすくする企業が増えています。
いろいろなところで話題になっているので既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、エーザイ株式会社の招集通知は是非一度ごらん頂きたいと思います。

エーザイ株式会社 株主総会ウェブサイト

通常、招集通知というとそれほど高級ではない用紙を使用し、文章と数字だけというケースが圧倒的多数です。
これに対し同社の招集通知は、カラーを多用し写真も豊富に掲載されています。

中でも役員候補紹介のページでは11名の取締役候補の顔写真と、それぞれの候補の株主に対するメッセージが掲載されており、株主の目線に立って作成されていることが強く感じられます。
また、事業報告のページも大変わかりやすくかつ詳細で、FAQ(よくある質問)のページもあり、招集通知というよりは「この1冊でエーザイのことがよくわかるアニュアルレポート」といったほうが適切かもしれません。


また、同じ製薬会社の株式会社ツムラも同様にわかりやすく工夫が凝らされた招集通知です。

一方、大手の電機メーカーや自動車メーカーをいくつか見てみましたが、以外に従来どおりの通知スタイルの企業が多数でした。
これら企業も別途株主通信やアニュアルレポートを作成していますが、「株主総会」を義務付けられた制度と認識するのか、株主とのコミュニケーションを強化する重要なイベントと捉えるかの意識の差となっているのかもしれません。


もちろん各社ともいろいろとお考えになっているでしょうが、現実に比較をしてみるとどちらが株主や投資家にとって有益かは残念ながら自明です。
また、大企業と新興企業では予算やスタッフの数といった問題があるのは当然ですが、「株主の理解を進めてもらうには何が必要か?」を考え、工夫することは、企業規模や予算に関わらず可能なはずです。そうした工夫ができる企業は、本業でも様々なイノベーションが可能な企業と考えられないでしょうか?


信頼できる企業、応援すべき企業を探すために、多くの企業を見比べてみることを改めてお勧めいたします。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : invb | 09:19 | コメント (0)

2010年06月11日

「読売ブリッジサロン in 大阪」を開催します。

改めて申すことでもないのですが、当社では2000年9月27日を初回として、個人投資家向けIR説明会「ブリッジサロン」を開催しています。

2008年9月からは読売新聞とのタイアップによる「読売ブリッジサロン」も随時開催しています。(過去3シリーズを東京で開催。)
今回、この「読売ブリッジサロン」を大阪でも開催することといたしました。


7月3日、10日、24日の3日間(いずれも土曜日)、1日3社の上場企業のトップがIRプレゼンテーションを行います。
詳細はこちらから!

大阪ではもちろんのこと当社の「ブリッジサロン」で初めてプレゼンテーションを行う企業もありますので、関西在住の個人投資家の皆様、是非足を運んでみてください。
また3社のプレゼンテーションに先立ち、当社スタッフによる「株式市場ワンポイントコメント」も行います。今株式市場で話題になっている事柄などをわかりやすくかいつまんで解説するコーナーです。こちらも是非お役立てください。


このブログでもたびたび述べていますが、当社では「応援投資」という考え方を提唱しています。
株式投資とはリターンを追及することが第一義であることに間違いはありませんが、それに加えて「明るく豊かな未来を創り出す企業を応援するという視点」を是非個人投資家の皆さんには持っていただきたいのです。
今回の「読売ブリッジサロン in 大阪」が応援投資を考えるきっかけとしていただければ幸いです。


カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : invb | 18:09 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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