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廣島 武 X 保阪 薫
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2011年01月28日

行動開始の時を示す「卯」

2011年(平成23年)は5通りある「卯」年のうち「辛卯(しんぼう、かのとう)」です。


 1月も終わりになったこの時期にこうした話題もおかしいかと思われるかもしれませんが、実は十干・十二支で表されるこの「干支(えと)」は2月4日の立春をもって始まる年なのです。
 

 時刻でいうと「卯」は午前5時から7時をまでの間を言います。
朝一番の出発は「卯の刻発ち(うのこくだち)」とも用いられており、まさに行動開始の時期を表しているとのお話を、ある方からお聞きしました。
物事が本格的に動きを見せ始める2011年は、この2月4日よりスタートするわけです。

 活況が続く新興国とは大きく差をつけられた感のある日本経済であり、iPhoneなどに代表されるように、先進国の中でも出遅れた日本企業ですが、ここからは心機一転、本格的な巻き返しの年となっていくことを期待したいですし、当社も株主という企業のファン作りを応援して、その一端を担えるよう頑張って行きたいと思っています。

さて、日本企業がグローバルマーケットで攻勢に転じるためには、昨年9月のこのコラム「配当と投資について」で述べましたが、やはり経営者が「リスク」を取れるか?に尽きると思います。


 そんなことを改めて感じていた時、JR東海が発行している雑誌「WEDGE」の2月号に「リスクは宝だ。挑戦が道を拓く時」という特集を目にしました。

 内容としては、三菱ケミカルホールディングス、東京海上日動火災保険という上場企業の2社の他、田代合金所(社員5人ながら90年にわたって培ってきた合金製造技術を多用途に展開することで世界市場に進出、評価を受けるまでになった)、ブドウ農家の秀果園(誰もが将来性に疑問を持つ日本の農業界において栽培技術の輸出というビジネスモデルを確立しつつある)という中小企業を2社取り上げ、各社がいかにしてリスクをとりつつも、イノベーションによってユニークで独自性の高い製品やサービスを生み出してきたかを取材したもので、なかなか面白い読み物です。


 なかでも秀果園の渡邉隆信社長は「リスクの無いビジネスはビジネスじゃない。リスクがあるからこそ、チャンスが生まれるんだ」とまさに日本企業の進むべき道そのものを述べています。


 この4社を紹介した後でまとめとして、「パナソニック、ホンダ、ソニーといった日本企業もかつては果敢に挑戦を重ねてきたが、イノベーションも起こす挑戦的な変わり者社員が減って、『管理屋」が台頭してきたために独創や挑戦を育む土壌が失われている。今こそ再び挑戦が必要な時期だ」と述べ、日本企業に対し「坂の上の雲だけを見て、まずは一歩踏み出して欲しい。」と、いかにも昨年末に執筆したのだろうなという言い回しで締め括っています。「坂の上の雲」のくだりについての感想はともかく、日本企業のチャレンジに期待したいのは私も一緒です。


リスクをとった戦略を成功させるには経営者のリーダーシップが最も重要なポイントとなるのですが、それでは投資家はどのようにして、リーダーシップの有無や成功の可能性を見極めるのか?


 大変難しいポイントではありますが、例えば「社長が自分の言葉で語っている」、「自信のある表情」、「社員の活気」といった点がまずあげられるでしょう。
ただ、それより前に、投資家も「応援投資」の視点で企業と共に変革を目指すという意識が必要です。


 日本という国、社会が再び活気を取り戻すためには、投資家もリスクをとりつつ企業を応援するという姿勢が欠かせません。
もちろんその分企業の責任は一層大きくなり、その期待に応える義務も増大しますが、そうした両者の協力の下に、明るく豊かな日本の未来が到来すると思います。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : invb | 16:50 | コメント (0)

2011年01月13日

企業における「特徴や強み」の表現不足

少し遅いご挨拶ではありますが、皆様、明けましておめでとうございます。
皆様にとっても弊社にとっても素敵な1年となることを、心より祈念いたします。

さて、改めて述べることでもありませんが、投資家が大事な資金を投資するに当たっては、企業のことを良く知らなければなりません。

特にこのコラムで触れている「応援投資」を行うには、業績動向、財務内容といった数値情報のみでなく、経営者のビジョン、社会的存在意義など「数値では見えない部分」において共感できるかが鍵になります。(もちろん、単純に株価のみを追いかけるのであれば不要ですが)


また投資家がその企業に投資対象としての魅力を感じる重要なポイントの一つとしては、「その企業の他社には無い強みや特徴」つまり競争力が挙げられると思います。


しかし、いまや企業が自らを知ってもらうための最重要窓口であるWebsite上で、この「強みや特徴」を明確に投資家に訴求している企業は意外なほど少ないというのが私の実感です。


企業のIRページを評価してランキングしているケースというのがいくつかありますが、上位にランキングされている企業でさえも、この特徴や競争力といったポイントがWebsite上のどこに記述されているのかすぐにはわからない場合が多数見受けられます。


大多数の企業が当然ですが「事業内容」については詳細かつ丁寧に記載しているのですが、「特徴・強み」といったページを設定している企業は極く稀のようです。
かろうじて、IRライブラリ内の投資家向け説明会資料で「当社の特徴・強み」を述べているケースがあるといった状況です。


企業のIR活動内容は10年前などと比べると、大きく改善、向上してきたことは確かですが、このように「投資家が知りたいこと」と「企業が伝えていること」には依然としてミスマッチが生じているのが実情です。


このミスマッチを解消するにはまず企業側の努力が第一です。


企業は自らの経営戦略を構築・遂行する上で自社の強みや特徴を把握していないわけがありません。
ですから、これを内容、表現方法ともにわかりやすく、かつ投資家がすぐに目にすることができるように、IRページで「事業内容」と並列して「当社の特徴・強み」のページを設定することは全ての企業が取り組んでもいいのではないかと思います。


一方で投資家は何をしたらいいでしょう?


私は「応援投資」実行のためのポイントとして以下の4点を挙げています。

ー分も世の中も幸せになる未来を想像しよう!
応援したい&応援すべき企業を探そう!
C翊拘の視点で応援しよう!
ご覿箸叛儷謀にコミュニケーションを取ろう!


この中のまさに4番「積極的にコミュニケーションを取る」ことが大事だと思います。


企業にメールでも電話でもしてもいいでしょうし、説明会に参加して質問してもいいと思いますが、「御社の強みや特徴。他社とはここが違うというポイントは何ですか?」と質問してみてください。


事業内容や業績動向を踏まえ、社長の考えに共感できて、なおかつこの「強み」が理解できたのなら、応援投資としては満点に近い投資対象ということができるでしょう。
逆に説明が曖昧だったり、理解しにくい場合は正直「?」をつけざるを得ないかもしれません。


ミスマッチ解消のためには、投資家の積極的なアクションによって企業に「気付かせる」ことも必要です。
そしてそれが投資家にとっても結果としてメリットをもたらすことにもなるでしょう。


まあ、人間対人間でも相手のことを理解したり、自分のことを理解してもらうのは難しい訳ですが、その努力を怠ると良い人間関係を作りにくいのと同じで、「賢明な株主」として企業と良好な関係を構築するには、投資家からのアプローチが重要だと認識していただきたいと思います。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : 保阪 薫 | 18:16 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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