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廣島 武 X 保阪 薫
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2012年01月24日

「壬辰」年に思うこと。

今年初めてのコラムとなります。今年もよろしくお願いいたします。

さて、2012年は「辰」年ですが、十干(じっかん)(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせた

六十干支(かんし)の中で、5つある辰年のうちの「壬辰(みずのえたつ)」年となります。

 この「壬辰」は、別名を「龍背(りゅうはい)」といい、龍の背に乗って飛ぶ、つまり大いなる上昇気流に乗る年であると古代中国の時代から言われているそうです。


 どうみても暗い話題ばかりが目につく状況ですが、果たして大きく飛躍する年となるのでしょうか?


 ちなみに、今から60年前の「壬辰」1952年は、以下のような出来事があった年でした。


・3月4日 十勝沖地震発生。津波などにより死者28名、行方不明5名、家屋流出等被害8973棟。(マグニチュード8.2)

・4月28日 サンフランシスコ講和条約発効(調印は前年1951年9月)

・5月1日 血のメーデー事件

・7月19日 ヘルシンキオリンピック開幕。ベルリンオリンピック以来16年ぶりに夏季オリンピック参加。

・8月13日 IMF(国際通貨基金)加盟


 経済状況で見ると、1950年に勃発した朝鮮戦争による特需で国民総生産、賃金ともに第二次世界大戦前の水準を回復した年です。前年1951年には鉱工業生産、個人消費、民間投資が戦前並みに回復しています。


 また日経平均株価の動きを見てみると、1949〜50年は年足陰線(年初の株価よりも年末の株価の方が安い)であったのが一転して、1951〜52年は大幅な陽線となりました。

年間上昇率を見ると、1951年の62.6%増のあと、1952年は116.1%増と1年間で平均株価は2倍以上に急伸しています。


 1945年の敗戦の混乱からわずか6〜7年で、占領からの独立を果たして国際社会の一員に復帰し、本格的な高度経済成長時代に向かっていくという、まさに「龍の背に乗った」年だったと言えそうです。


 ただ、前年1951年には三原山が噴火しており、大きな自然災害や、戦後日本の行方について様々な意見の衝突も目についた時代でした。

 それでは、今年2012年「壬辰」はどういう年になるのでしょうか? さすがに1952年と同じような上昇局面を期待するというのはちょっと楽観的に過ぎるかもしれません。それでも「日本も捨てたものではない」と感じられることが、意外に多いのではと思います。


 先日、ある東証1部上場企業の社長さんとお話しする機会がありました。
その会社は海外売上高比率が約70%で、グローバル市場で勝負しています。

ドル安、ユーロ安のために確かに厳しい環境ではありますが、その社長は、新興国市場開拓や世界シェアのさらなる拡大など、大変ポジティブに今後の展望を話されました。


 社長がお元気な最大の理由が、「企業の内部力が着実に向上している」ということでした。


 どういうことかというと、リーマンショック以前から常に市場ニーズにマッチした製品開発とそれを可能にする要素技術の開拓とブラッシュアップに努めてきたそうですが、リーマンショック以降、そうした体制をさらに強化してきたところ、1昨年あたりから、全売上高に占める新製品の比率が着実に上昇してきたそうです。

 また、リーマンショック以前は高価格のハイエンド製品を追求する傾向が強かったのですが、新興国向けの低価格製品の開発も現在順調に進んでいるということです。


 こうした数値面の向上と同じくらい社長が喜んでいるのが、社員の意識・行動が変わってきたということです。

 社風としては元々ガツガツしたところのない、どちらかといえばおっとり風の会社なのですが、そうした部分は特に変わらないながらも、開発、生産、営業、管理すべてのセクションで、責任感を持ち、様々な工夫を提案するなど、若手社員の成長が感じられるということでした。


 過去のピーク時の売り上げ、利益にはまだ到達せず、「もちろんまだまだ満足、安心できる状況ではないものの、リーマンショックという厳しい局面を乗り越えてきたことで企業としての地力が着実にアップしている」と話されていました。

これからも今まで以上に若手に活躍する舞台を与える考えだそうです。


 こうしたケースは決して少数ではありません。新聞、雑誌、インターネットを見ていると大企業ではなくても、「頑張っているな。面白いな」という動きを見せている企業はたくさんあります。


 日本人すべてが「龍の背中に乗って上昇」することは難しいかもしれません。また何もせず他力本願で龍の背に乗れることはないと思います。


 そうではなく、そうした「明るい未来を創(つく)るためにチャレンジしている企業」と「それを応援する投資家」が固く手を結び、自らの力で上昇していくという考え方、姿勢が大事ではないでしょうか?

 「応援投資」こそが日本の明るい未来を切り拓(ひら)いていくということを、今年も言い続けたいと思っています。

 余談ですが、「壬辰」の日本を率いる1957年5月20日生まれの野田佳彦首相。生まれ年は酉年ですが、その人の本質を表すといわれる生まれた日の干支は「壬辰」です。様々な論点で厳しく非難されている同首相ですが、意外に龍の背に乗って一気に昇る、なんていうことがあるのでしょうか?

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : invb | 10:10 | コメント (0)

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社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
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