ブリッジサロン
社長ブログ
廣島 武 X 保阪 薫
カレンダー
2012年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

« 2012年07月 | メイン | 2012年09月 »

2012年08月06日

「デフレ下」で利益率を上昇させている企業群

本来であれば、企業は自社が提供する製品やサービスの利益率を上昇させながら、販売個数を拡大させ、増収・増益を続けていくことが一番望ましいのですが、現在の様な「デフレ」の状態においては、製品やサービスの価格を上げることはもちろんの事、維持することさえも難しくなっており、増益の源泉を増収に求めることは容易ではありません。


そうした状況下で利益の拡大を目指す企業が選択する道は二つです。


一つは、単品での利益率の低下には目をつぶって価格を下げ、それ以上に販売個数を拡大させ、総額としての利益を増加させる方法です。
外食産業などでよく見受けられる光景です。


もう一つは、売上の大幅な増加は難しいことを前提に、製品やサービス若しくは企業全体の売上高利益率を改善させ、総額としての利益を増大させる方法です。


もちろん企業が取る行動は二者択一ではなく、製品の売価を下げながらも、製造原価を低下させたり、販売費や一般管理費といった全社共通のコストを削減して利益の増加を目指す方法もあり、そちらの方がむしろ多数かもしれません。


しかし、いずれにせよ「利益率の継続的な上昇」を図ることができるか否かが、デフレ時代の企業経営にとって最も重要な課題の一つであることは間違いありません。

そこで今回は、継続的に利益率を上昇させている企業についてスクリーニングしてみました。


スクリーニング条件は、

・前々期、前期、今期(予想)と3期連続で売上高営業利益率が上昇
・3期前に比べて今期営業利益が増加(年率表示)
・今期営業増益率が10%以上


参考までに、3期前比増収率(年率)と予想PERも併記しました。
減収・減益で利益率が上昇していても意味が無いので、利益率の改善を図りながら増益を達成している企業をピックアップしているという事です。

list-1-20120802.GIF
list-2-20120802.GIF

全部で40社がスクリーニングされましたが、全社とも3期前比較の増収率よりも営業増益率が上回っています。(うち4社は減収)

また、3期前比増収率が10%以下であった企業は全部で19社。
約半分の会社は売上高の大幅な増加が望みにくい中、利益率改善の努力によって利益をしっかりと増大させているわけです。


PERが既に高くなっている銘柄もありますし、今後も今までと同じペースで利益率の改善が続くとは必ずしも言えませんが、デフレ下において利益率の改善に取り組み、その実績を上げている企業群として要注目だと思います。

カテゴリー : 保阪 | 投稿者 : invb | 11:38 | コメント (0)

検索
社長プロフィール
代表取締役社長
廣島 武
1963年生まれ。駒沢大学経営学部卒業。1985年三洋証券株式会社入社。日本インベスターズ証券を経て、2000年当社設立。三洋証券時代より、個人投資家への資産運用アドバイス業務に一貫して従事。
代表取締役会長
保阪 薫
1961年生まれ。京都大学法学部卒業。1984年野村證券株式会社入社。シティバンク・プライベートバンク、日本インベスターズ証券などを経て、2000年当社設立。
Copyright (c) 株式会社インベストメントブリッジ All Rights Reserved. ブリッジサロントップ 会社概要