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廣井レポート
2008年4月3日(木)
企業レポート:ソフトクリエイト(3371:大証ヘラクレス)
 
 
1.会社概要
EC(電子商取引)サイトの構築・運用支援に強みを持つシステムインテグテータ。自社パッケージソフトをベースにしたECサイトの構築・運用支援では、国内No.1の実績を誇る。
 
2.沿革
1969年8月に不動産業を目的に白坂産業(有)(76年11月に株式会社化)として設立された。83年5月、東京都渋谷区にパソコンショップ「ソフトクリエイト」渋谷店をオープン。以来、パソコンショップ、IT商社、システムインテグレータ、さらにソフトプロダクトメーカーへと事業を発展させてきた。
 
3.事業構成
現在の事業(08/3期中期実績)は、システムインテグレーション(SI)事業(構成比59.4%)、法人向けIT機器・周辺機器販売のITインフラ提供事業(同 17.9%)、及びWebサイト「特価COM」を介した個人向けIT機器・周辺機器販売のインターネット通販事業(同 22.7%)に分かれる。SI事業は更に、ECパッケージソフト「ecbeingEX」を中心とするプロダクト系SIサービス、システム受託開発の受託開発系SIサービス、ネットワーク構築保守サービス、及び市販パッケージソフト提供サービスに分かれ、プロダクト系SIサービスが50%近くを占める。
カスタマイズにも対応できる自社開発のECパッケージソフトの開発・販売を行うプロダクト系SIサービスの収益性は高く、08/3期中間期は売上ベースでは全体の30%弱にとどまったが、売上総利益の約50%を稼ぎ出した。
 
 
4.主要製品の概要
(1)「ecbeing EX」
ECパッケージソフト「ecbeing EX」は、パソコンショップやインーネット通販サイト「特価COM」の運営で培ったノウハウが活かされており、B to Cだけでなく、B to B、ショッピングモール、電子カタログ、CRM等様々な機能を備えている。販売に際してが、ユーザーの希望に沿ってカスタマイズを施すうえ、サーバーセンターによるホスティングサービスも提供している。価格は、基本パッケージの標準価格が1本290万円。初期カスタマイズが平均700万円、追加カスタマイズが1回平均100万円。ホスティングサービスは、1社当たり月額約20万円で提供されている。尚、導入企業数は、わが国最大の家電総合サイトec currentなど300社を超える。
 
 
(2)「X-point」
「X-point」は、経費清算、稟議書、勤怠管理、SFA等を含めたワークフローのパッケージソフト。かな入力モード、全角・半角が自動切換えとなる等、これまでWeb上では対応できなかった様々な機能を実現した。また、会計システムやERP(統合業務パッケージ)との連動によるデータの一元管理も可能な上、イメージが紙の入力フォームに限りなく近いため、導入に当たって改めて使い方の説明・教育を行う必要がない。
2008年4月以降に始まる事業年度から、全ての上場会社(関連会社含む)に内部統制の提出が義務付けられ、「決済・承認権限の明確化」(ワークフローの明確化)が要求されるが、「X-point」であればこの要求を満たす事ができる。
 
 
(3)「L2Blocker」
「L2Blocker」は、不正PCを検知し排除するシステムで、ネットワーク上のハブに差し込むだけで不正PCの接続を防ぐ事ができる。「L2Blocker」はネットワークに接続されると、自動的に信号を流してネットワーク上につながれているPCのMACアドレスを確認するため、以後、確認されたMACアドレス以外のPCは全てアクセスが拒否される。
 
 
5.今後の戦略
通販会社等一部の業態から始まったECだが、今ではあらゆる業種・業態に広がりを見せ、しかも、ビジネスの一部から経営戦略の要となりつつある。このため、今後はトータルなソリューションに対するニーズが高まるものと同社では考えており、パッケージ販売からトータルソリューションの提供へ軸足を移しつつあります。トータルソリューションへ移行することで、対象となる市場も、これまでの100億円から2,000億円に広がる。
一方、「X-point」では、住商情報システムと提携。代理店販売による販路拡大に加え、住商情報システム(株)のERPソリューション「ProActive」を導入済みの3,000社へのアプローチ、更には住友グループへの販売強化等を目的に、住商情報システム(株)と合弁で(株)エイトレッドを設立し、「X-point」の開発・販売部隊を同社から分離した。
 
6.08/3期業績
第3四半期累計の連結業績は、連結売上高が前年同期比15.2%増の72.3億円、経常利益 同23.3%増の7.3億円、四半期純利益 同29.8%増の4.2億円となった(今期から連結決算導入のため、前年同期比は前年同期の個別業績との比較)。
プロダクト系SIサービスをけん引役にシステムインテグレーション事業が前年同期比7.9%増の42.1億円と伸長。自社通販サイト「特価COM」を総合ショッピングサイトに衣替え(品揃えをパソコン関連中心から日用品やブランド品に拡大)したインターネット通信販売事業も17.9億円と同74.2%増加した。
尚、通期計画に対する第3四半期までの進捗率は、売上高が72.3%(前年同期71.0%)、経常利益が70.1%(同67.2%)。

通期計画は、連結売上高が前期個別実績比13.2%増の100億円、経常利益 同18.2%増の10.5億円、当期純利益 同32.9%増の5.7億円、EPS 127.9円。1株当たり年間配当金は、前期に比べ15円増配の30円(中間・期末ともに15円)を予定している。
 
7.投資判断
投資判断を行なうにあたって、同社の予想PER、PBR、予想配当利回りを同業他社22社と比較した。この22社は、新興市場に株式を上場するシステムインテグレータ及びパッケージソフトを含むソフトウェア開発会社等の他、東証1部、同2部上場企業で同様の事業を手掛け、かつ売上高もしくは営業利益の規模が同程度の企業をピックアップしたものである。

3月18日の同社株価の終値は920円。予想PER 7.9倍、PBR 1.37倍、予想配当利回り2.95%の水準である。一方、22社平均は、予想PER 13.2倍、PBR 1.65倍、予想配当利回り2.7%。
 
 
08年度予想ベースでの06年度比の同社の成長率は、売上高が26.2%、営業利益が64.4%。一方、22社(加重)平均は、売上高が22.6%、営業利益が26.2%である。また、前年度との比較でも13.2%、21.4%と、22社平均の9.5%、10.2%を大きく上回る。高い成長を持続しているにもかかわらず、本来、成長力を評価するはずのPERにおいて、同社の株価は大きく22社平均を下回っている。一方、配当利回りはほぼ22社平均並みの水準である事から、極端な悲観論と長引く市場の低迷、更には一部の企業の不誠実な行為による新興市場に対する不信感等から、現状では、市場の評価が配当利回りに偏っているのではないか。

動揺が収まり市場が本来の姿に戻れば、企業評価も本来の姿に戻ると考える。高い成長を実現している企業、言い換えれば、成長段階にある企業は、本来、成長株理論に基づくPERで評価されるべきであろう。このため、少なくとも22社平均の予想PER(13.2倍)を下回る現在の株価は極めて割安と考える。
 
 
 
*比較22社(証券コード順)
クエスト(JASDAQ:2332)、キューブシステム(東証2部:2335)、エヌアイデイ(JASDAQ:2349)、情報企画(東証マザーズ:3712)、プロシップ(JASDAQ:3763)、ヴィンキュラム ジャパン(JASDAQ:3784)、エヌ・デーソフトウェア(JASDAQ:3794)、ウルシステムズ(JASDAQ:3798)、ビーエスピー(JASDAQ:3800)、システム ディ(ヘラクレス:3804)、アルファクス・フード・システム(ヘラクレス:3814)、システムインテグレータ(東証マザーズ:3826)、eBASE(ヘラクレス:3835)、ディーバ(ヘラクレス:3836)、データ・アプリケーション(JASDAQ:3848)、日本システム技術(東証2部:4323)、ワークスアプリケーションズ(JASDAQ:4329)、ソースネクスト(東証マザーズ:4344)、フォーカスシステムズ(JASDAQ:4662)、ソフトバンク・テクノロジー(東証1部:4726)、サイボウズ(東証1部:4776)、福井コンピュータ(東証1部:9790)。
 
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