ブリッジレポート

(4849)エン・ジャパン/越智 通勝社長
2002年10月11日(金)

エン・ジャパンをフォローアップしました。
今中間期の概要と今後の見通しなどを越智社長に伺いました。
 


越智 通勝社長

平成14年12月期中間決算概要および通期見通し

<中間決算概要>
売上高
1,405百万円
前年同期比
+65.4%
営業利益
607百万円
前年同期比
+26.1%
経常利益
603百万円
前年同期比
+33.7%
中間純利益
347百万円
前年同期比
+41.2%

景気の低迷を受け、「求人広告業界」は広告件数が前年同月比で昨年の秋以降ダウントレンドになっています。 しかし、こうした環境下でも、同社の業績は引き続き好調です。

<サイト別売上高>

・[en]社会人の就職情報
  首都圏以外の関西・中部地区においても拡大。
 
938百万円
前年同期比
+39.0%
 

・[en]転職コンサルタント(人材紹介会社の集合サイト)
 掲載社数で日本一に。
 
285百万円
前年同期比
+171.3%
 

・[en]派遣のお仕事情報(人材派遣会社の集合サイト)
 
164百万円
前年同期比
+162.8%
 

・[en]キャリアエグゼクティブ(年収1000万円クラスの転職情報サイト)
 
164百万円
前年同期比
+146.7%
 

こうした好調な業績は、「高い顧客満足度」と「採用成功確率」により、同社のサイトに対する評価・信頼性が向上しているためです。
6月末の時点での会員ユーザー数は43万人を超え、ブランドの知名度を向上させることができました。

<トピックス>
2002年4月、e−コマース専門の調査会社Gomezによる、「2002年春 転職情報サイトランキング」で総合1位に格付けされました。
   

「2002年春 転職情報サイトランキング」
<総合順位>
 1位  [en]社会人の就職情報(エン・ジャパン)
 2位  リクルートナビキャリア(リクルート)
 3位  イーキャリア(イーキャリア)
 4位  メガキャリア(ディジットブレーン)
 5位  @type(キャリアデザインセンター)
 6位  毎日キャリアナビ(毎日コミュニケーション)
 7位  日経BPエキスパート(日経BP)
 8位  DaiJob.com(ダイジョブ・ドットコム)
 9位  U2B(学生援護会)
10位  JOBMAIL(ピーエイ)

 


[en]社会人の就職情報(エン・ジャパン)関するコメント
「募集詳細情報の情報量・質そしてその編集・構成がすばらしい。求人企業一社一社を丁寧に取材しできるだけその会社の特色をサイト上で伝えていこうとする姿勢が感じられる。
たとえば、募集要項や会社概要だけではなく実際に記者が取材した印象や、職場の雰囲気 がわかるように職場風景写真など転職希望者にはありがたい情報だ。」

2002年春転職情報サイトランキングURL http://www.gomez.co.jp/scorecards/index.asp?src=3&topcat_id=105&Section_id=SC
 

2002年6月、「転職サイト比較調査2002」で認知度1位に。
2002年7月、マイクロソフト運営の「MSN( http://www.msn.co.jp/ )」内の「MSN就職転職チャンネル」へのコンテンツ提供を開始。
    これで、ヤフー株式会社、マイクロソフト株式会社、株式会社インフォシーク、ライコスジャパン株式会社、株式会社ドコモAOL、ニフティ株式会社、松下電器産業株式会社が運営する日本国内の有力ポータルサイト7社にコンテンツ提供することとなりました。
 
2002年8月、「[en] 社会人の就職情報」に掲載する約2000職種の求人情報に動画ムービーを加えました。
    掲載する約2000職種の求人情報に「取材者の撮影した職場風景」という動画コーナーを設置。社内風景や先輩社員を「動画ムービー」で閲覧できるようになりました。また、「仕事のやりがい・仕事の厳しさ」という項目も設置しました。これにより、求職者は、オンライン上で事前に、生の職場を擬似体験できることで、より間違いのない会社選びができます。
一方企業は、訴求力の高い求人広告で求める人材の採用を成功させることができます。 同社では求人企業に対して、求人情報作成に必要な取材・撮影・原稿執筆、さらに、他の求人サイトでは有料オプションになっているスカウト機能、ホームページリンクをパッケージ化したサービスを、最低参画料金1ヶ月35万円(2002年12月末迄。2003年1月より45万円に改定)という低価格で提供しています

<通期見通し>
売上高
2,800百万円
前期比
+49.1%
経常利益
1,120百万円
前期比
+24.7%
当期純利益
580百万円
前期比
+24.9%

経済環境から見て決して楽観できる状況にはないものの、顧客動向、求職会員数の登録傾向等から、今年2月に発表した通期予想は達成できると考えています。

 

中長期的な経営戦略

外部環境のトレンドとしては、人材の流動化が継続的に進むものと予想しています。また就職情報は就職情報誌や新聞などの既存メディアからブロードバンド化に伴いインターネットへ確実に移行されつつあります。
こうした流れを背景として、同社がターゲットとしているネット上の中途求人広告市場は現在の200億円から3000億円規模に成長することが見込まれており、同社の中長期的な経営戦略は[ en] ブランドに対する認知度を高め、求人広告業界の中で確固たるポジションを確立することと考えています。
今後、この市場が拡大していく中ではリーディングカンパニーとして世の中の変化を先取りし、新しいサービスを常に開発し続ける方針です。
また競合サイトとの差異化戦略は、同社の強みである『ソリューション力・クリエイティブ力・ネット運用ナレッジ』を組み合わせることによって、高い品質のサービスを徹底的に追求することであり、「いかにユーザーに支持され、良い求職者を集めることができるか」を経営戦略のコンセプトとしていきます。

 

対処すべき課題

設立以来、事業を拡大し急成長を遂げていますが、さらに飛躍し続けていくためには人員の積極的な増強が不可欠となっており、中途採用や新卒採用に注力し、優秀な人材確保を意欲的に行っています。当面の課題としては、「早期に戦力化する教育プログラムを充実させること」、「人材の層を厚くしていくこと」であると考えています。また業容の拡充に伴い、その伸展を支える社内管理体制や経営基盤をより強化することも重要な課題です。

 

取材を終えて

景気低迷の中、「求人広告市場」で好調な業績を上げている要因はとりもなおさず、20年近く採用、人事に関するキャリア・実績を積み、既に紙媒体でやってきたことを、他社に先駆けてネットに絞ってやり始めたという「経験」に加え、人事コンサルティングで培った採用課題に対する「問題解決能力」、企業の魅力を的確に表現することができる「クリエイティブ能力」という同社の強み・競争力です。
そして顧客企業のみでなく求職者に対しても十分な満足なサービスを提供していることは、
求職者数の伸び 
2001年12月末 34万人
2002年 6月末 43万人
という結果からも明らかであり、これが同社の成長の大きな要因となっています。

 
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