ブリッジレポート
(4709)インフォメーション・ディベロプメント/尾崎 眞民社長
2004年2月4日(水)

インフォメーション・ディベロプメントをフォローアップ取材しました。
蒲原経営企画部長、鰐川次長にお話を伺いました。


尾崎社長と舩越専務

 

平成16年3月期第3四半期業績概況および業績予想の修正

1月22日に第3四半期の業績概況を開示しました。

連結売上高(累計) 7,958百万円
個別売上高(累計) 7,138百万円
*四半期開示は当該四半期からなので対前年同期比較は行っていません。

全体的にシステム投資や抑制の絞込みが継続しており、受注環境は厳しいようです。小口の案件を丹念に拾い上げて売上を積み上げていく努力を続けています。

また、こうした環境、業績動向を踏まえ今期の業績見通しを修正しました。

<連結>  
(単位:100万円)
 
今回発表
前回発表
増減額
増減率
売上高
11,100
11,833
−733
−6.2%
経常利益
550
748
−198
−26.5%
当期純利益
220
331
−111
−33.5%

<個別>  
(単位:100万円)
 
今回発表
前回発表
増減額
増減率
売上高
10,000
10,707
−707
−6.6%
経常利益
500
699
−199
−28.5%
当期純利益
210
320
−110
−34.4%

売上
主としてシステム開発部門の受注が低迷しています。
主要顧客のシステム投資の抑制や絞込みが予想以上に厳しく、案件の縮小や見送りなどによる受注減少が見られます。
また、全体的に小型案件が多く、新規案件に関しては価格競争が激しくなっています。

利益
外注費の削減や労務費を中心とした経費の有効活用に注力するとともに、品質管理と生産管理の強化など生産性の向上に努めていますが、受注の回復には時間がかかることが要因です。

 

今後の対応

同社のみでなくシステム開発業界全体が厳しい環境にありますが、そうした中、同社では自社の強みを生かして、以下のような展開を進めていきます。

ITアウトソーシング・BPOの安定した収益性
同社の業態別売上高を見ると、BPO(Business Process Outsourcing)、ITアウトソーシングなどの「アウトソーシング分野」が50%を超しています。
この分野は「新規顧客の獲得が難しい」反面、「他社の入れ替えリスクが低い」という特徴があり、安定的に収益を上げることが出来ます。
当部門の過去3年間の営業利益率は「最高8.8%、最低7.2%、平均7.8%」となっており、「マーケット規模は大きい反面、競争が厳しい」システム開発部門が「最高8.4%、最低1.5%、平均4.2%」と大きく変動するのに比べるとその安定性が際立ちます。
今後も同社の強みである「安定した収益性」を基盤にしていきます。

BOO(Business Operations Outsourcing)の推進
以前のレポートでも紹介していますが、厳しい環境の中で売上を伸ばしていくために、現在は1つの業務しか提供していない顧客企業に対し、他の複数の業務も提供して、トータルアウトソーシングを受託する「BOO」を営業戦略の核としています。
これによって、1社あたりの売上規模を増大させていきたいと考えています。

2004年3月中間期においては、こうしたBOO顧客は以下のような状況となっています。
 ・ 顧客数 41社(全体の21%)
 ・ ターゲット 159社(全体の79%)
 ・ BOO顧客売上高 86.2億円(+6.2%)
 ・ 1社当たりBOO顧客売上高 2.1億円(+10.5%)

顧客数ではBOOは2割に過ぎませんが、売上高に占めるシェアは8割となっています。 今上期は、純粋な新規案件は大手通信会社、広告調査会社、Sierの3件でした。BOO展開の案件も3件で、金融システム子会社、証券システム子会社、総合研究所子会社でした。 大手通信会社は来期以降の売上に大きく貢献すると期待しています。

顧客数ではBOOは2割に過ぎませんが、売上高に占めるシェアは8割となっています。
今上期は、純粋な新規案件は大手通信会社、広告調査会社、Sierの3件でした。BOO展開の案件も3件で、金融システム子会社、証券システム子会社、総合研究所子会社でした。 大手通信会社は来期以降の売上に大きく貢献すると期待しています。

成長性を目指したビジネス展開
上記の安定性をベースにして、成長性を追及して次の2つのビジネスに注力していきます。

.ラクル関連ビジネス
オラクル認定コンサルタント取得者数は業界18位。取得率は業界20位となっています。
またオラクル関連し確認定数は124で、前年比55%増と大幅に増加しています。

▲札ュリティビジネス
売上規模はまだ小さいものの、3年間で売上高は2.3倍に成長しています。 ネットワーク構築などを中心に手がけていきます。

 

取材を終えて

引続き顧客の「コスト削減意識」が強く、金融機関を中心に小型案件が増加していますが、そうした案件を丁寧に拾っていく営業姿勢が大切になっているそうです。
同時に、新規案件における入札実績を来期への種まきとして、次につなげていきたいとも考えています。
同社の強みである「安定した収益性」を基盤にして、成長性をどのようにして実現していくかを引続きフォローしていきたいと思います。

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