ブリッジレポート
(4317)レイ/ 分部 日出男社長
2004年4月22日(木)

 

レイの決算説明会に出席しました。
分部日出男社長、分部至郎副社長が説明されました。

なお、この説明会の模様は以下のURLでご覧になれます。 http://www.streamstar.net/ray/01/index.html


分部 日出男社長

2004年2月期決算概要
<連結>

(単位:100万円)
 
実績
対前期比
対前々期比
売上高
7,649
+13.1%
−6.5%
営業利益
434
+203.8%
−45.8%
営業利益率
5.7%
2.1%
9.8%
経常利益
429
+238.2%
−43.8%
当期純利益
207
+494.6%
−51.7%

人件費、販売手数料などが増加しましたが、売上増と付加価値率の改善により、前々期に比べると水準は低いものの、前期比で大幅な増収・増益となりました。 (プロダクツの受注好調で付加価値率が前期の52.7%から55.6%に上昇。) 売上高営業利益率の目標は10%です。

セグメント別動向
同社の事業セグメントはビジネスコミュニケーション(BC)とデジタルコンテンツ(DC)の2つですが、これをそれぞれプロデュース(総合企画)とプロダクツ(制作演出)に分類し、4つのカテゴリーで表しています。
BC:販促企画(プロデュース)&演出機器レンタル(プロダクツ)
DC:映像制作+DVD+機器販売(プロデュース)&映像合成編集(プロダクツ)

<ビジネスコミュニケーション事業>
(単位:100万円)
 
売上高
営業利益
予想売上高
予想営業利益
販促企画
2,933
237
2,491
103
機器演出
1,289
177
1,215
119
合計
4,222
414
3,706
222

*主要受注案件
プロデュース:NTTドコモショールーム、USJカウントダウン
プロダクツ :t.A.T.uコンサート、プレント(受注1,024件)、東京モーターショー

*概況
厳しい広告宣伝環境を反映して、得意とする大型JOBが減少する中で、中小JOBを積極的に取り込みました。単価は低下しました。 売上、利益ともに予想を上回りました。 販促企画の下半期受注が前年比5億円の増加で予想を上回り、上半期の落ち込みをカバーしました。営業利益でも予想を上回りました。 演出機器は、小型展示の受注増加により売上・利益ともに増加しました。

<デジタルコンテンツ事業>
(単位:100万円)
 
売上高
営業利益
予想売上高
予想営業利益
映像制作
635
27
621
29
DVD販売
613
−119
596
機材販売
705
−11
847
映像合成編集
1,473
123
1,442
73
合計
3,426
20
3,506
111

*主要受注案件
プロデュース:パチスロコンテンツ企画制作、TVKライブ帝国 DVD企画販売
プロダクツ :DVD制作512本(前期379本)、HD撮影160本(前期114本)

*概況
売上、利益ともに予想を下回りました。
映像制作は、前期末のプロデューサー増員が効果を表し受注増となりました。
DVDは、目標未達成のアニメについて評価損を売上原価に賦課することとなったため、販促費増とあわせ、営業損失になりました。
機材販売は、売上高減少により営業損失となりました。 映像合成編集は、増収・増益となりました。


2005年2月期見通し

<連結>
(単位:100万円)
 
予想
対前期比
売上高
7,730
+1.1%
営業利益
449
+3.5%
営業利益率
5.8%
5.7%
経常利益
439
+2.3%
当期純利益
218
+5.3%

外部環境に明るさが見られる中、引き続き増収・増益を見込んでいます。

<セグメント別見通し>
ビジネスコミュニケーション事業
(単位:100万円)
 
予想売上高
対前期比
予想営業利益
対前期比
販促企画
2,729
−7.0%
107
−54.9%
演出機器
1,173
−9.0%
147
−16.9%
合計
3,902
−7.6%
255
−38.4%

広告費抑制の動きは継続すると予想しています。 販促企画は、大型案件である「愛知博覧会」の受注にリソースを投入する必要があり、減収と見ていますが、組織の効率的業務分担と運営で乗り切っていく考えです。 演出機器は、JOB数の増加とJOB単価の下落を予想しています。

デジタルコンテンツ事業
(単位:100万円)
 
予想売上高
対前期比
予想営業利益
対前期比
映像制作
980
+54.3%
100
+270.4%
DVD販売
600
+2.2%
−76
+43百万円
機材販売
799
+13.3%
20
+31百万円
映像合成編集
1,449
+1.7%
151
+22.8%
合計
3,828
+11.7%
194
+870.0%

映像制作は、プロデューサーを増加し、前期比+50%の伸びを予想しています。
DVD販売は、販売予定本数の見直しによる売上原価への影響を8,000万円と見込み、その他経費のコントロールに努めます。
機材販売は、NUKEを始めとした新製品投入で付加価値率の向上を図ります。
映像合成編集は、前期並のJOB数、JOB単価を見込んでいます。


今後の展開・戦略

<分社化>

今後はセグメントごとに事業を分社化して展開していきます。

BC(販促企画): 株式会社ウィーズ・ブレーン
株式会社プレイズ(仮称、新設)
BC(演出機器): 株式会社ショーテクニカル(仮称、新設)
DC(映像制作): デジタルサイト株式会社
DC(映像合成編集): マックレイ株式会社(新設)

同社ではもともと、事業部名を前面に出してブランド展開しており、機能で事業部名を決めておらず、分社化は同社グループの事業戦略の延長上と考えられます。
顧客にとってわかりやすく、各事業のアイデンティティを更に強化し、経営成績をより明確にして、各分野の成長を図ることが目的です。

<各事業の戦略>
BC事業:プロデュース
2005年の愛知博覧会に代表される高度な企画力を要求される案件へのニーズは強いものの、一方でリソースを取られ他を大きく伸ばすことが難しい状況です。あくまで博覧会は一過性との認識で、引き続きSPのボリュームゾーンの受注拡大を目指します。
昨年拡大したチームの中から、攻めの営業専門部隊を設置し分業化(営業、プランニング、制作)を図ります。
前回のレポートで紹介した、二次元バーコードを用いた資料請求システムの「即チャ」は、金融、学校、自動車など紙媒体の宣伝広告を行う広告主に積極的に営業を展開しており、新しい事業の柱に育成していく方針です。

BC事業:プロダクツ
ハイエンド&ハイクオリティな機材から、一般企業向け低価格レンタル「プレント」までの相乗効果で、大量の小型JOBをこなす事業となっています。
今期もJOB数拡大を目指しており、
  ボリュームゾーンの映像機器レンタル市場への営業強化
  大量JOBをこなすための業務システム化の推進
  プレントの拡充:累計登録顧客数 700社(+400社)
を進めていきます。

DC事業:プロデュース
*映像制作
TVCMについて初の黒字化を達成しており、プロデューサー2名を増員して更なる拡大を目指します。

*DVD
赤字ですが、事業単位である5年ライフで見れば大きな財産となると認識しています。今後も販売元とのミニマムギャランティの取得や版権の共同取得など、慎重にリスク分散を図りながらも、新譜発売のペースは落としません。

*機材販売
自社開発の3D−CGレンダ−ファームやシネウェーブなど放送機器に特化するとともに、日本で数少ない放送機器分野でのソフトハウスを目指して、体制と営業を強化していきます。

DC事業:プロダクツ
五反田スタジオを本格的にリニューアルしたことで前期は確実に回復しました。現在はほぼフル稼働なため、西麻布、五反田に次ぐ第3極を視野に入れています。実際には来期以降の開設となるため、今期はその準備期間と考えています。
  営業力、技術力を強化し顧客からの信頼を固める
  スタジオ外注のシステム化
  CGや撮影など付加価値の強化
といった戦略に力を入れていきます。


取材を終えて
小型JOBを積極的に受注するなどで増収・増益を達成しました。
分部社長は、まだ道半ばではあるものの、前々期を超えて再度成長軌道に戻したいと考えています。

文中にもあった「即チャ」は、新聞、雑誌などの広告でよく目にするようになっており、大手企業の関心も高まっているようです。
引き続き、同社の動向をウォッチしていきたいと思います。

http://www.ray.co.jp/

 
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