ブリッジレポート
(7590)タカショー / 高岡 伸夫社長
2004年9月21日(火)

タカショーの中間決算説明会に出席しました。
高岡社長が決算概要、今後の取り組みについて説明されました。


高岡 伸夫社長

2005年1月期中間決算概要
<連結>
(単位:100万円)
 
実績
対前年同期比
予算比
売上高
6,323
+7.2%
−4.0%
売上総利益
2,715
+8.7%
−1.1%
販売管理費
2,220
+7.7%
−4.2%
営業利益
494
+13.5%
+15.4%
経常利益
478
+11.5%
+14.9%
中間純利益
268
+1.2%
+11.2%

市場全体では価格低下が続き、厳しい環境にあります。
そうした中、売上は予算未達でしたが、対前年同期比では増収・増益となりました。

売上
猛暑に伴い、よしず、すだれ、オーニング、パラソルなど日除け商品が伸びました。

利益
販管費は、リフォームガーデンフェアの開催、総報酬制導入による法定福利費の増加などがありましたが、為替予約の精度向上による仕入原価の低下や新規夏物商品導入よるプロダクトミックスの変更で粗利が改善し、営業利益、経常利益は2桁増益となりました。

ルート別売上
通信販売が若干減少したものの、定番商品の販促強化や前述の日除け商品が拡大し、プロユース、ホームユース、輸出とも堅調に推移しました。

セグメント別
リサイクル木材「エバーエコウッド」に代表される「人工竹木フェンス関連商品」や、売上構成の高い「ガーデンファニチャー」などが前年を上回り好調でした。
天然竹木フェンスは全体では減収となったものの高品質低価格品「e−ウッド」シリーズのリピート受注が増加しました。

子会社・青山ガーデン
 
実績
対前年同期比
売上高
71
+1.4%
E−コマース
60
+57.9%
プランタン
10
−68.8%
営業利益
−50.0%
E−コマース
12
+71.4%
プランタン
−9
−8百万円
中間当期利益
−40.0%
E−コマース
12
+71.4%
プランタン
−9
−8百万円

グループ会社のうち「青山ガーデン」は微増収・減益となりました。
ただこれは店舗を出店している銀座プランタンからの移動要請に応じたためです。
一方で「e−コマース」部門は順調に拡大しており、出店している楽天市場では、「ソーラーライト ガーデンハウス イエロー」が売れ筋ランキング「ガーデニング部門」で第1位に、エクステリア部門でも「エコランドガーデンラティス」が1位となっています。(2004年9月8日付ランキング)
今後はこちらに経営資源を集中していく考えです。


2005年1月期業績予想
<連結>
(単位:100万円)
 
予想
対前年同期比
売上高
11,153
+9.8%
売上総利益
4,635
+9.0%
販売管理費
4,168
+10.1%
営業利益
466
+0.4%
経常利益
419
+21.4%
当期利益
248
+16.4%

通期では増収ながらも営業利益ベースで横這いと、引き続き厳しい経営環境を予想しています。
庭を室内空間の延長と考え、デザイン性、高品質で付加価値のある商品群と地球環境に優しい人と自然の共生を考えた「ビオガーデンシステム」やリサイクル木材「エバーエコウッド」などの商品群を積極的に営業していきます。
また価格競争に対しては、人工強化竹垣ユニット「e−バンブー」、防腐処理をした天然木製品フェンス「e−ウッド」、人口洋風フェンス「e−モクプラ」などの「e−シリーズ」を強化していきます。


今後の事業戦略
GDPで比較すると、日本はドイツの倍以上ですが、ガーデニング市場で見ると、日本は約5200億円。それに対してドイツは倍の1兆1000億円になります。自然、環境、ガーデニングに対する考え方の違いもあるのでしょうが、「人生を楽しく豊かにするガーデニングの素晴らしさを普及させることがマーケットを拡大させる」と考えて、様々な取り組みを行っていきます。

<目標とするマーケット>
1年間の新築住宅におけるガーデニング予算は約4000億円、リフォームにおけるガーデニング向け金額は約3000億円と推定されます。ライフスタイル型戦略をベースとした提案の質を向上させながら文化産業へと革新を進めて行き、この7000億円市場を狙いたいと考えています。

<顧客戦略>
プロ市場
従来の工務店などに加えて、大手ハウスメーカー、住宅資材・建材業界のトップ企業にビオガーデンや屋上庭園の提案などを行いながら、協業を進めていきます。

ホームユース市場
国内ホームセンター市場は全体で3兆6000億円。うち、ガーデニング市場は5,000億円で、植物を除いた園芸用品市場は3,000億円となっています。
更にこのうち、同社が取り扱っている品目のマーケットは630億円で、同社のホームユース向け売上計画(2004年)は48億円で現在のシェアは7.6%です。
このシェアを早期に10%まで引き上げたいと考えています。
そのために前述のように、「価格政策型製品」と「付加価値型製品」の2種類で対応していきます。

<環境問題への取り組み>
前回のレポートでも触れたように、これからの日本は「基盤整備産業」中心から、生活に心の豊かさや楽しさを求める「文化創造型産業」中心の社会へと転換してゆくと考えています。
そうした中で、最も重要なテーマの一つが「環境保全」であり、庭に水と緑を取り入れ、地球環境を再生することができるガーデニングを文化創造型産業へと導いていくことが同社の使命と捉えています。
循環型社会を見据えた庭造りの提案として、具体的に以下のようなものがあります。

*「エバーエコウッド」シリーズ
3R(リサイクル:繰り返し使える、リユース:再利用可能、リデュース:長持ちする)の視点から開発された「廃木材60%、廃プラスチック40%」で構成される100%リサイクル素材です。
天然木の風合いを持ちながら、反りや割れ、ささくれなどが起きません。
また、天然木材に比べ約4倍の強度を持ち、優れた木ねじ保持力と曲げ強度を誇り、メンテナンス費用も格安となります。
この素材を使い、業界で初めて庭をトータルに構成できる製品群を揃えました。

*ビオトープ&ビオガーデン
ビオトープとはドイツ語で「野生動物が生息・生育する空間」のことです。
ドイツでは1976年に自然保護および景域保全に関する法律(ビオトープ条例)が制定され、環境先進国になりました。それまではブロックを張っていた河川の水辺にアシを植えて水を浄化したり、鳥が好む植栽にして木の実を運んでもらい自然に植物が増えていくような仕組みを作りました。
このビオトープの概念を庭の一形態として実現しようというのが、「ビオガーデン」です。
自然の風を尊び、生き物の訪れを歓迎し、季節の変化を重視する日本庭園の発想はビオトープそのものといっても過言でないと考えたのです。
2003年10月には、本社の一角にビオガーデンをテーマにした屋外展示場を開設しました。庭の広さに応じて組み合わせることができるビオガーデンを提案し、多くの人に、水草や魚などの生き物が住める庭池を楽しんでもらいたいと考えています。


取材を終えて
価格低下圧力など決して楽な環境ではないようですが、同社ならではの「トータルコーディネート力」を活かして様々な現場、シーン、状況に応じた「庭」のあり方を提案することで、徹底的な差別化を図っていく考えです。
また、グローバル化にも注力しており中国に生産拠点を構築し、北米市場、ヨーロッパ市場でも積極的な営業活動をはかり、海外のガーデニングの展示会には毎年出展しています。 今後も海外からの導入と日本からの発信を拡大させ、将来的には、海外売上げ比率は4割程度まで引き上げたいと考えています。

http://takasho.jp/

 
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