ブリッジレポート

(4849)エン・ジャパン/越智 通勝社長
2005年8月22日(月)

 

エン・ジャパンの中間決算説明会に出席しました。
越智社長が中間決算概要、今後の取り組みについて説明されました。

 


越智 通勝社長

 

2005年12月期中間決算概要

<非連結>
(単位:100万円)
 
実績
前年同期比
売上高
5,064
+85.0%
営業利益
1,874
+110.0%
経常利益
1,884
+110.5%
中間純利益
991
+89.4%

主力の中途採用関連事業が高い伸びを示したことに加え、昨年6月に事業統合した新卒採用関連事業及び教育・評価関連事業も寄与、大幅な増収・増益となりました。

<セグメント別の動向>
(単位:100万円)
   
前年同期
実績
2005年12月期
中間決算実績
前年同期
中途採用関連事業
2,690
4,399
+63.5%
  [en]社会人の転職情報
1,785
2,980
+66.9%
[en]転職コンサルタント
472
565
+19.7%
[en]派遣のお仕事情報
432
730
+69.0%
[en]本気のアルバイト
-
81
-
その他
-
40
-
新卒採用関連事業 (*)
42
606
-
  [en]学生の就職情報
13
402
-
その他
28
203
-
教育・評価関連事業 (*)
5
59
-
合計
2,738
5,064
+85.0%
(*)新卒関連事業、教育・評価関連事業は2004年6月1日付けで事業承継したため、前年同期実績は1ヶ月間のみの実績

 

中途採用関連事業

「[en]社会人の転職情報」は、売上高が2,980百万円となり前年同期比66.9%増加しました。
詳細で公正な求人広告が求職者に評価されており、業種・職種を問わず会員ユーザー数の増加が続いています。また、マイクロソフト社が運営するポータルサイトMSN(2月)や(株)ライブドアが運営するLivedoorキャリアにそれぞれコンテンツを提供し、ユーザーとの接触機会を増やしたことも会員ユーザーの増加につながったようです。

「[en]転職コンサルタント」は、新規掲載企業の獲得に努力した結果、売上高が565百万円と同19.7%増加しました。当サイトは、国内人材紹介会社約280社の求人情報約27,000件を掲載する日本最大の人材紹介会社集合サイトへと成長しています。また、7月には新たに「ハイクラス求人コーナー」(年収800万円〜2,000万円クラスの求人情報のみを掲載する特設コーナー)を開設しした他、新着求人情報メールサービスの追加やWEB履歴書、人材紹介会社の詳細情報(得意分野・紹介実績等)の機能を充実し、利用者の利便性をさらに向上させました。

「[en]派遣のお仕事情報」は、売上高が730百万円と同68.6%増加しました。求職者の多種多様な選択条件にきめ細かく対応できるよう、昨年7月に実施した全面的なリニューアルが好評なようです。インターワイヤード(株)が実施した「人材派遣サイト利用実態調査2005」において、 当サイトが、"最も満足している(満足した)派遣サイト"に選ばれたそうです。

「[en]本気のアルバイト」は、フリーアルバイターの就業機会の増加を目指し、本年2月に日本初となる「正社員登用があるアルバイト求人」の専門サイトとしてオープンしました。当サイトはフリーアルバイターが増加している現状を憂慮し、フリーアルバイターをいかにして減らすか、いかにして育てるかという観点からサイトの商品設計がなされています。5月には利用者がどこにいてもアクセスできるよう、モバイルサイトもオープンしました。
当中間期は、実質4ヶ月間の稼動で売上高は81百万円となりました

その他は、採用に関するコンサルティング及びアウトソーシング等です(新卒採用関連事業におけるその他も同様)。

 

新卒採用関連事業

「[en]学生の就職情報」は、昨年、統合と同時にスタートした「2006[en]学生の就職情報」(2006年3月卒業予定の大学生・大学院生向け就職情報サイト)が実績を積上げています。「プロの仕事研究」や「会社訪問ドキュメンタリー」等の特集が学生ユーザーの間で評価を高めているようです。また、景気回復を追い風に企業の採用意欲が高まりつつあるなか、中途採用関連事業の既存顧客へも積極的なアプローチをかけました。
この結果、当中間期は、サイトに係る売上高で402百万円、サイト掲載に付随して会社説明会の開催や採用選考のコンサルティング、アウトソーシング等に係るその他売上高で203百万円を計上しました。


教育・評価関連事業

新卒採用関連事業のバックアップ活動を展開、売上高59百万円を計上しました。当事業では、教育・評価分野における同社のノウハウを生かして新卒採用内定者の入社前研修や入社後のスキルアップ研修を手がけます。これにより、求人広告掲載から入社に至るまでの一貫したソリューションを提供します。

 

2005年12月期業績予想

<非連結>
(単位:100万円)
 
予想
前期比
売上高
11,000
+57.6%
経常利益
3,350
+48.6%
当期純利益
1,730
+38.1%

好調な中間決算を受けて、通期業績予想を上方修正しました(注)。企業の中途・新卒採用意欲の高まりを受けて、通期でも大幅な増収・増益が見込まれます。
もっとも、下期の広告宣伝費・人件費などを従来の計画に比べて550百万円万円程度増額しました。一段の事業拡大に向けての先行投資ではありますが、従来の計画通りの予算であれば、経常利益は39億円程度になる計算です。
また、経常利益に比べ当期純利益の伸び率が低くなるのは、東京本社の拡張に伴う固定資産除却等の特別損失50百万円、及び留保金による税額増加140百万円を織り込んでいるためです。


(注)

(単位:100万円)
 
売上高
経常利益
当期純利益
前回発表予想(A)
9,800
2,700
1,550
今回修正予想(B)
11,000
3,350
1,730
増減額(B-A)
1,200
650
180
増減率
12.2%
24.1%
11.6%
 
前期実績
6,980
2,254
1,253

 

来期以降の見通し

団塊世代の大量退職を2007年に控え、今後、企業の求人活動の活発化が予想されます。同社では、04年時点で約900億円だったネット求人広告市場が、10年には2850億円程度に拡大すると見ています。
同社は、この追い風を生かして業績拡大を図る考えですが、同社の業績を考える上で最も重要なのが人員計画です。と言うのも、経験則から従業員数を元に、かなり正確な業績予想が可能だからです。

今後の見通しとしては、前期末374名の人員を、今05/12期末530名、来06/12期末680名、更に07/12期末には830名に拡大させる計画で、07/12期の売上高を04/12期比2.6倍の183億円、経常利益を同2.8倍の63億円程度と考えています。



取材を終えて
「景況感の改善や団塊世代の定年退職に伴う2007年度以降の人材不足懸念を背景に、採用活動の活発化が予想される」と言うのは、説得力のあるシナリオです。こうした中、独自の詳細で公正な求人広告による差別化で「[en]ブランド」の知名度・認知度の向上に成功した同社の今後の業績に期待したいと思います。

 

http://www.en-japan.com/company

 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあります。また本資料の内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。
投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
Copyright(C) 2018 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved.

« ブリッジレポート:(7631)マクニカ vol.13 | ブリッジレポート:(4955)アグロ カネショウ vol.14»

ブリッジレポート(バックナンバー)
アンケート
ブリッジメール
アラート申込み
CLOSE