ブリッジレポート

(7590)タカショー / 高岡 伸夫社長
2005年9月27日(火)

 

タカショーの中間決算説明会に出席しました。
高岡社長、松井経営企画室長が、決算概要及び今後の事業戦略について説明されました。


高岡 伸夫社長

2006年1月期中間決算概要

<連結>
(単位:100万円)
 
実績
前年同期比
売上高
6,607
+4.5%
営業利益
476
-3.5%
経常利益
471
-1.5%
中間純利益
261
-2.6%

増収・減益となりました。
庭園資材の好調や欧州子会社の売上拡大により売上高及び売上総利益は計画を上回りました。ただ、収益拡大に向けた販売体制の強化や商品開発を進めたことに加え、海外での販売好調に伴うコンテナ本数の増加もあり販管費が計画以上に増加したことが響き、営業利益以下の各利益段階で計画を下回りました。

 

<販売ルート別の動向>
(単位:・100万円)
 
実績
前年同期比
コメント
プロユース
2,764
+3.1%
テーブル、椅子等のガーデンファニチャーが伸びました。
ホームユース
3,008
+2.7%
シェード(日除け)、オーニング(パラソル)等の夏物商品が好調でした。
通信販売
297
+1.7%
 
輸出
140
+25.0%
欧州子会社の売上が増加しました。
非連結売上高
6,210
+3.2%
 

プロユース部門 : エクステリアショップ、造園業、公共、工務店向け
ホームユース部門 : ホームセンターへの卸売を中心にした一般消費者向け

 
<商品分類別の動向>
商品分類別売上高
(単位:100万円)
 
04/7
05/7
構成比
前期比
ガーデンフェンス
2,848
2,817
42.6%
-1.1%
庭園資材
2,992
3,279
49.6%
+9.6%
照明機器
234
233
3.5%
-0.4%
池・滝・噴水
124
128
1.9%
+3.2%
その他
123
147
2.2%
+19.5%
合計
6,323
6,607
100.0%
+4.5%


ガーデニングフェンス

人工竹木フェンス関連
価格遡及型商品であるユニット竹垣「e-バンブー」シリーズの売上が伸びたほか、新商品の人工木フェンス「e-モクプラ」シリーズや自然の趣をもつ人工竹「こだわりエコ竹」が好調に推移しました。

天然竹木フェンス関連
天然竹木フェンス関連全体の売上高は減少しましたが、システムデッキやフェンス、ガーデンファニチャーなど同社が提唱する「リビングガーデン」関連の商品群の売上が伸びました。


庭園資材

木製ガーデンファニチャーなどデザイン性を追及した商品群と屋外での日除け商品となるオーニング関連の商品群の売上が伸びました。


照明機器
照明機器全体の売上高は微減にとどまりましたが、庭のデコレーションにもなる簡単施工のソーラーライト関連の売上が伸びました。

池・滝・噴水
デザイン性のある洋風デコレーションタイプの商品群の売上が伸びました。

 

2006年1月期業績予想

  <連結>
(単位:100万円)
 
予想
前期比
売上高
11,295
+3.7%
営業利益
553
+4.7%
経常利益
507
+1.8%
当期純利益
273
+1.1%

通期の業績予想に変更はありません。
人と自然の共生を考えた「ビオガーデンシステム」やリサイクル木材「エバーエコウッド」などの商品群に加え、次世代照明として注目を集めているLED(発光ダイオード)ライティングシステムの拡販を図る考えです。
また、価格訴求型の商品については、人工強化竹垣ユニット「e-バンブー」、防腐処理をした天然木製品フェンス「e-ウッド」、人工木フェンス「e-モクプラ」、壁面に取り付ける人工石「e-ストーン」など「e-シリーズ」の販売を強化します。


<配当政策>
今期より業績に連動した配当を実施する方針です。具体的には、配当性向20%を当面の目標とします。ただ、安定配当部分として、原則1株当り最低年間配当5円を維持する考えです。
配当性向20%(連結)を基準に利益還元する方針に基づき、今期の1株当り配当は2円60銭増配の年6円60銭(期末配当6円60銭)を予定しています。

 

今後の事業戦略

  <ドイツ、イギリスとのガーデン事情の比較>
(単位:兆円)
 
GDP(A)
ガーデニング
マーケット(B)
B/A
日本
530
0.5
0.09%
ドイツ
321
1.2
0.37%
イギリス
253
0.77
0.30%

国内総生産(GDP)に対するガーデニングマーケットの比率を比較してみると、日本はドイツ、イギリスなどと比べて圧倒的に小さいことがわかります。しかも日本のガーデニング市場は金属エクステリア商品が約6割を占めています。このため、日本のガーデニングマーケットの潜在成長力は未だに大きく、しかも、EU諸国に見られるような"暮らす庭「リビングガーデン」"をテーマとした商品群の潜在需要も大きいと、同社では考えています。


<事業戦略>

(1)プロユース
.螢咼鵐哀ーデンによる市場啓蒙
屋外の庭を、室内と一体化した生活空間としてとらえ、居室同様にくつろいで過ごせる庭つくりの提案を行っていく考えです。

LED(発光ダイオード)ライティングシステム事業
連結子会社タカショーデジテックを中心に、屋外標識向け等にLEDライティングシステムの販売事業を本格化します。
LEDとは、電気を通すと発光する半導体で、長寿命、低消費電力、更には発熱が少ないなどの特徴があり、電球や蛍光灯等に代わって利用されるケースが増えています。家電製品やデジタル機器はもちろん、電飾や屋外標識、あるいは信号等での利用も広がっています。
公共施設や商業施設等での標識の市場は約5,000億円。このうち500億円がLED 市場と言われており、同社がターゲットとする市場です。

新商品EVER ART WOODの投入
防腐剤が不要で、反らない、ヤニが出ない、ささくれない等の長所があります

ぅ螢侫ームガーデンクラブの開設
お客様の本質的な満足を満たす庭空間づくりとガーデン(リビングガーデン)を通じて、地球環境と人と自然との共生をテーマにした「ビオガーデン」や庭空間をリメイクする「リフォームガーデン」の考え方を機軸とし、差別化を図れる施工店向け支援システム「リフォームガーデンクラブ」を発売し、新たな事業展開を図っていきます。この一環として生活イメージの提案力強化や工務店の組織化を進めていく考えです。

(2)ホームユース
ブランド戦略の推進
「単なる価格競争ではなく、魅力ある売り場づくりも含めた消費者への生活提案が競争を勝ち抜くカギとなる」という考えから、前期には、山本寛斎事務所と提携してファッションブランド「人間讃歌」を立ち上げました。ブランド戦略として、上記のファッションブランドに加え、人気のある有名キャラクターを用いたキャラクターブランド(注.1)、ガーデニングの分野で世界的に有名なブランド品の日本専属販売(注.2)、更には自社で開発するオリジナルブランドの4つのブランドを強化していく考えです。


(注.1)
10月1日に、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社の一部門であるディズニー・コンシューマ・プロダクツとガーデニング分野におけるブランドライセンス契約を締結しました(10月5日付け発表)。山本寛斎事務所との提携に次ぐブランド戦略の第2弾として、世界中で愛され続けているディズニーキャラクターをガーデニングの分野で展開するわけです。
量販店を中心に"ディズニーアウトドアファニチャー"や"ディズニーソーラーライト"、更には子供向けの"ファミリーガーデン"などを商品化し、2006年4月より販売を開始する予定です。初年度となる来2007年1月期は、テスト販売期間と位置づけて約40アイテムを商品化する計画、1億円の売上げを見込んでいます。

(注.2)
同社取扱商品の最上位ブランドとして、独ロイヤルガーデン社製品の品揃えを拡充していく計画です。


(3)物流政策(海外展開)
中国での商品調達が増加しています。このため、〆8紊稜箴紊粒搬腓半ι覆琉堕蟠ゝ襪妨けた製造部門の強化、∋埔譽法璽困紡个垢訛┗体制の確立、更にはJ流費用の削減に向けた物流機能の整備等に取り組んでいます。この一環として、本年1月24日付けで中国広東省佛山市に中国現地法人を設立しました。来年1月1日より営業を開始する予定です。

 

取材を終えて
庭空間の存在が暮らしの一部として認知され、また地球環境への取り組みの一つとして、ガーデニングが見直されつつあります。
こうした中、同社はガーデニングを文化創造産業としてとらえ、デザイン性の高い高付加価値型のガーデンファニチャーやフェンス関連商品など、現代の庭空間に合う商品開発に力を注いでいます。「リストラや弱肉強食型M&Aが全盛のこんな世の中だからこそ、頑張ってもらいたい」と夢を託す投資家の方は多く、この半年で同社の株主は600人から2600人に増加したそうです。もちろん、日々の地道なIR活動があればこその成果であることは言うまでもありません。


http://takasho.jp/

 
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