ブリッジレポート
(7542)

ブリッジレポート:(7542)ビスケーホールディングス vol.3

(7542)ビスケーホールディングス/岸田 登社長
2006年5月22日(月)

 


岸田 登社長

 ビスケーホールディングス 基本データ

- 株式情報(現在データ)-

株価

時価総額

発行済株式数

単元株数

決算年月

1株配当

480円

2,874百万円

5,988,000株

1,000株

2005年12月

15.00円

配当利回り

PER(連)

1株利益(連)

PBR(連)

1株株主資本(連)

ROE(連)

3.12%

 -3.47倍

 -138.30円

 0.78倍

 614.39円

-19.84%

 

- 連結財務データ推移 -                            (単位:百万円)

決算期

売上高

営業利益

経常利益

当期利益

2001年12月

7,662

939

932

407

2002年12月

6,953

526

543

3

2003年12月

6,510

559

501

194

2004年12月

8,667

-78

-107

-203

2005年12月

10,127

-132

-145

-743

 

 

同社が5月に発表した第1四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告いたします。

 

― 目次 ― (各タイトルをクリックすれば直接ご覧いただけます。)

         ビスケーホールディングスの特徴について

         事業内容について

         #平成18年8月期第1四半期財務・業績の概況について

         平成18年8月期の業績予想について

 

 

 

ビスケーホールディングスの特徴について

         現在におけるポジション:「卸→小売」「多ブランド戦略の遂行」について

 


同社ではビジネスモデルを転換しつつあります。その理由として、次の背景をあげております。

     日本のファッション市場の成熟化、トレンドの多様化

       商圏の変化による「専門店市場」の冷え込み

       QR体制の進化による商品サイクルの短期化

 

これらに対応するため、

1.

「卸売(ホール)から小売(リテール)への転換」

多様で変化の早い消費者ニーズを直接汲み取れる小売販路を保有する事

2.

「多ブランド化による成長戦略」

小規模でも消費市場で一定の評価

が得られるブランドを多く保有する事

 

により、ビジネスモデルを転換し、収益構築できるよう体制を強化したいとしております。

 

 

     現状における展開ブランドについて

 

 

 

○ 事業内容について

事業内容については以下のとおりです。

 

 

セグメント

主なブランド名

ミセスブランド事業

ビーシーアミ、キッコミミ、セットフォア、など

ヤング・キャリアブランド事業

ブロンドラジェ、レイヴロッサ、デイライル、アナディス、アナカ、

など

インポートブランド事業

ポール・カ、など

メンズブランド事業

ドゥニーム

 

 

 

 

 

平成18年8月期 (連結)第1四半期財務・業績の概況について

 

実績   (百万円)

前年同期比(%)

売上高

3,028

+17.2

営業利益

71

+90.4

経常利益

62

+88.6

四半期(当期)純利益

△4

 

要約

ブランド認知度の高まりによるヤング・キャリアブランド事業の大幅増収に加え、前連結会計年度に子会社化したメンズブランド事業を展開する株式会社SHINSの業績寄与により、前年同期比に比べ増収となりました。

 

 

 

<各事業別の売上高、営業費用および営業利益>                    (単位:千円)

 

ミセス

ヤング・キャリア

インポート

メンズ

全社共通

連結

売上高

1,661,097

504,284

604,828

258,175

3,028,386

-

3,028,386

営業費用

1,527,986

524,978

588,594

246,341

2,887,902

69,234

2,957,136

営業利益

133,110

20,694

16,233

11,833

140,484

69,234

71,249

 

 

 

<ブランド別販売実績>                       (単位:千円)

 


平成18年8月期の業績予想(連結)について   

(単位:百万円)

 

通期

売上高

7,800

経常利益

当期純利益

 

平成18年8月期におきましては、8ヶ月の変則決算となります。従いまして、前期との比較はできませんが、2期ぶりの黒字達成に向けて事業展開していきたいとのことです。

 

 

 

 各事業における今期の取り組み

◆ミセスブランド事業 : ㈱ビスケー、専門店販路活性化

     「ビーシーアミ」の企画拡充 

→ 今秋から3ライン(「プレム」「グレース」「エグゼ」)展開開始  

     個性派ブランド「羽化」の加入 

→ 「ビーシーアミ」との営業シナジーにより、取引先件数増加へ

ヤング・キャリア事業 : 「デイライル」「アナディス」出店加速                 

     「デイライル」 

→ 名古屋丸栄店(2/25)、心斎橋OPA店(3/3予定)、岐阜アウトレット店(3/16予定)

     「アナディス」 → 横浜ルミネ店(3/3予定)

     Sweet face(スウィート フェイス)」ブランドの独占販売権取得

       → ジェニファー・ロペスのプロデュースブランド、販売は2006年秋から

◆インポート事業 : 「ポール・カ」銀座に旗艦店開設

     5月下旬、オープン予定

     知名度向上とブランド格上げを狙う

※上記は、200512月期決算短信を元に作成しております。

 

http://www.biscayeholdings.co.jp/

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