ブリッジレポート
(4317:JASDAQ) レイ 企業HP
分部 日出男 社長
分部 日出男 社長
企業基本情報
企業名
株式会社レイ
社長
分部 日出男
所在地
東京都港区六本木 6-15-21
事業内容
ビジネスコミュニケーション67、デジタルコンテンツ33
決算期
2月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2006年2月 9,533 782 773 416
2005年2月 8,237 386 380 226
2004年2月 7,649 434 429 207
2003年2月 6,761 142 126 34
2002年2月 8,184 800 763 429
2001年2月 7,030 634 599 266
2000年2月 6,169 309 262 73

レイ 基本データ
− 株式情報(現在データ)−
株価 時価総額 発行済株式数 単元株数 決算年月 1株配当
229円 3,281百万円 14,328,976株 100株 2006年2月 5.00円
配当利回り PER(連) 1株利益(連) PBR(連) 1株株主資本(連) ROE(連)
2.18% 7.66倍 29.90円 1.27倍 180.70円 17.97%

 ○ 「TRC機材センターと天王洲スタジオ」を見学

レイの施設見学会に参加しました。


レイの株主様やマスコミ、金融機関など多くの方が来られる中、2コースにわけて説明が行われました。分部社長と川崎情報開示担当役員がそれぞれバスに分乗し、同社子会社である株式会社プレントのTRC機材センターと、マックレイ株式会社の天王洲スタジオをそれぞれ見学いたしました。



62006年6月28日 スケジュール
Aコース 分部 社長  Bコース 川崎 情報開示担当役員
13:00 全体紹介 13:00 全体紹介
13:15 バス移動 13:15 バス移動
14:00 TRC機材センター見学 13:50 天王洲スタジオ見学
14:50 TRC機材センター出発 14:40 天王洲スタジオ出発
15:20 天王洲スタジオ見学 15:10 TRC機材センター見学
16:10 天王洲スタジオ出発 16:00 TRC機材センター出発
16:30 品川駅解散 16:30 品川駅解散

 まずは、株式会社プレントに向かいました。

 (株式会社プレント 会社概要)

平成1691日に株式会社レイより分割分社した会社です。主に、販促イベント、展示会、コンベンション、フェスティバル、コンサート等のライブ・イベントの分野で演出やコンテンツのクオリティを最大レベルにもっていく技術と年間3000本以上のイベントサポート実績をもっております。

 (業務内容)

プレント”ブランドでのビジネス・プレゼンテーション機器のレンタル業務

上記機器レンタルに付帯する各種サポート・サービス

大型映像システムおよび特殊演出システムのレンタル&オペレーションサービス

大型映像システムおよび特殊演出システムのプランニング&コーディネート業務

最新演出機器のリサーチ、および海外イベントでのシステムコーディネート業務

ショーコントロールシステムの構築および運営業務

ライブエンターテイメントショーの各種映像コンテンツの企画制作業務

 

(主なサービスエリア)

セールスプロモーションイベント(展示会、キャンペーン、新商品発表会&セミナー、ワークショップ 等)

国際会議、学会、企業インセンティブイベント、企業周年イベント、式典、パーティー

フェスティバル、スポーツイベント、博覧会、テーマパークイベント

コンサート、演劇、ミュージカル等のライブ・エンターテイメント

その他機器レンタルによる一般企業活動サポート
(広報、IR、教育、営業プレゼンテーション、店舗ディスプレイ、社内イベント等)

 

 



株式会社プレントは東京流通センターの中にあります。

下の写真は、TRC機材センターの中です。株式会社プレントの石幡 靖 取締役に同社の会社概要とこのTRC機材センターの役割についてご説明していただきました。

 

  

プレントはプレゼンテーション機器をレンタルする会社です。モーターショーなどの大型イベントやコンサート会場ではさまざまな大型機材がありますが、この機材を貸し出しセッティングしております。

プロジェクター、モニター、プラズマディスプレイ、キュブ、KED、ウォータスクリーンなど大小さまざまな機材があります。

  



倉庫内においては、さまざまな機材が保管されており、また貸し出される機材の最終チェックや返却された機材の確認など、保管以外にもさまざまな作業がここで行われます。

 

 

 

  

これはLEDをつかった自発光型大型ディスプレイ(屋内用)です。

このパネルをさまざまな形にセッティングし、表示します。

 

今セッティングしているのはB’zのコンサート用のディスプレイだそうです。

 倉庫以外にもオフィスルームにも通していただき、各社員がどのように働いているのかをご説明していただきました。

個人情報保護法やセキュリティにも気を使うほか、社員がなるべく働きやすい環境を整備されておりました。

 

その後、分部社長に同社のレイとのつながりや業績説明などご説明していただきました。

 

販売促進・PR・IRイベントなど、例えばモーターショー、ゲームショー、WPC EXPO等の展示会映像演出をサポートしたり、コンサートやショウにおいての演出など、もともとレイの母体である早稲田大学レーザーディスプレイ研究会時代から連綿と続くイベントにおける演出技術やノウハウなどがこのプレントに受け継がれております。 

    * 大型高精細LEDビジョンシステム(フレキシブル・レイアウト対応)

    * 大型マルチビジョンシステム、各種FPDシステム

    * 高輝度高精細プロジェクターシステム

    * マルチスクリーン・マルチウインドウ・プレゼンテーションシステム

    * SDHD映像、PC映像等、すべての映像信号にシームレスに対応

    * D映像システム、シースルー映像システム、タッチパネルシステム

    * カメラ中継・収録システム

    * 音響・照明システム

などなど、イベントや式典、コンサートにおいて必要な機材はもちろん、そのセッティング、運用、演出まで幅広い業務をおこなっております。

                           

また、質疑応答においては活発な質問が出ました。 

質問1:「機器をレンタルした後の返却時に故障や傷が付いていた場合の修理費はどちらが負担するのか?」についての質問に対しては、「レンタル料金には、その分を見込んだ料金が含まれており、先方のミスで壊れた場合でも追加負担などはもらっていません。」とのこと。

質問2:「最近はハイビジョンでの撮影が多くなってきていると思うが、そのあたりの設備投資は?」については、「ハイビジョン対応機器は確かに需要が増えてきており、機器の価格も安くなってきているものの、まだまだ高く、また価格もだんだん下がってきている中なので、リースでの対応をしている。」とのこと。

 ほかにもさまざまな質問が出るなど活発な雰囲気でした。

株式会社マックレイ 天王洲スタジオ

天王洲にあるマックレイの天王洲スタジオへ、向かいました。

 

・マックレイの特徴

マックレイは、先端のフルデジタル映像加工技術を備えた次世代の総合スタジオで、フルデジタル・ノンリニア編集システム「インフェルノ」を日本で始めて導入し、これを高速LANでネットワークさせています。この制作環境は、デジタル映像の表現力、制作業務の効率化、円滑化を飛躍的に高めているということです。

これら映像編集・MAスタジオに加え、HDカメラを保有し、撮影から加工までの一貫した制作基盤を持つ総合デジタルスタジオであり、編集及び加工だけではなく、コンテンツのデジタル化やCG制作も行っているのが特徴です。 

今回見学した天王洲スタジオでは、MacRayの案内や天王洲スタジオがどのような作業を行う場所なのかについて、説明していただきました。

  

天王洲スタジオは、「プロダクションパイプライン」をコンセプトに、撮影からカラーグレーディング、編集・合成、マスタリングまで、制作の全工程をテープの介在なく非圧縮デジタルデータで可能にするように設計されたスタジオです。

 

ここにある設備は、試写室(カラーグレーディングシアター)、撮影室(最新のデジタルカメラ)、iQce(クオンテル社製の最新映像編集機)、INFERNO(ノンリニア映像編集の最高機種)、DVD制作室があります。

  

エントランスに入って、目の前に現れるのが、 「SledgeHammer」というAMD社のサーバ・ワークステーション市場向け64ビットマイクロプロセッサなどMacRayの心臓部ともいえるサーバーがあります。

 

ここに撮影された動画を圧縮を一切せずに落とし込み、ここのデータを使って、編集作業がおこなわれます。

1階の奥の部屋にデジタルハイスピードカメラのスタッフがいます。

昔はフィルムでしたが、今はデジタルでハードディスクに落とし込むのでコストも安く、また何度も取り直しができることが特徴です。

デジタルハイスピードカメラとの接続はPCとおこなうので、スタジオ以外に持ち運びするのもわりと簡単とのことです。

これはデジタルハイスピードカメラによる実験動画です。実際に目の前で実験したものをすぐさまこのようにモニターで確認できます。

今さっき撮ったのが、すぐ確認できるだけでなく、何度も取り直しができるのがデジタルならではの特徴ではないでしょうか?

  

 マックレイの特徴のひとつとして、デジタルハイスピードカメラによる撮影が上げられます。

 

デジタルハイスピードカメラというのは、通常の途としては、最近では、水族館のCMでオルカが超スローでかつダイナミックにジャンプしたり、大手電機メーカーの電気シェーバーのCMで野菜を切り落とすシーンを見られた方もいると思います。これらはすべてデジタルハイスピードカメラによる撮影です。

これにより、従来はフィルム撮影でしかありえなかったハイスピード映像が、高精細なデジタル撮影ができるようになりました。フルフレーム1280×1024の大解像度で、撮影速度を毎秒1002505001000コマから選択できます。シネレンズが装着できる上、撮影したものがリアルタイムで確認でき、その場で何度でも取り直し(上書き)、撮りだめ(ディスク保存)が可能です。現場の手間がなく、クオンテルの"Qce"との組み合わせで高品質でスムーズなフォーマット変換が行えるようになりました。 

      "Qce"というのは、Quantel の誇るRGB 4:4:4 のロングフォームにも対応したマルチレゾリューションの編集システムで、映画やドラマの編集や、HDSD などの素材が混在するマルチフォーマットの編集には欠かせないシステムです。ロングフォームの編集だけでなく、縦軸とでもいう合成にも威力を発揮するシステムで、マックレイの天王洲スタジオにあります。 

新しい表現方法を生み出したという意味では、この技術はすばらしいものであると思います。

   

2階におきましては、DVDの制作などがおこなわれております。また動画の色を調整する試写室も見学してきました。

ここでは非圧縮デジタルシネマ作品「待合室」(秋公開予定)の編集もおこなわれており、次世代DVD規格であるBlu-Ray(ソニー、松下電器産業など9社が共同策定した、書き換え可能な大容量相変化光ディスク。現行のDVDを超える容量を実現する。)で制作されたものを投影しておりました。

このほかにも、まわりにはPCとモニターがずらりと並んでおり、様々な編集がおこなわれておりました。

試写室(カラーグレーディングシアター)です。

ここで、マックレイ株式会社の森澤克彦取締役にマックレイの会社概要とデジタル動画編集についてご説明していただきました。

この試写室は動画におけるさまざまな色を調整することができる設備があります。

例えば、女優の肌の色をもっと艶っぽくみせたり、背景が被写体の邪魔をしないように調整したりするなどがリアルタイムでできます。

動画ですので、トータルバランスのセンスが非常に大切ですが、1コマずつ編集するのではなく、1シーンずつできる点が優れているところです。 

 McRAY カラーグレーディング(※色彩などを調整することです。)は、撮影素材をより際立たせるためのトーンづくりに威力を発揮する da vinci 2K plus というシステムを導入しています。特にRGB 4:4:4 10bitHDCAM-SRの素材や、フィルムに近いダイナミックレンジを誇る Viper というRGB 4:4:4の素材はカラーグレーディングを施すことでその素材により輝きを与えます。 

Viperというのは日本初となるデジタルシネマカメラシステムのことです。

マックレイのカラーグレーディングシアターは、座席数が12席あり、マスターモニターの他、160インチスクリーンとDLPシネマプロジェクター、そして5.1chサラウンドシステムにより本格的なDIができる環境が特徴です。 

※      DI(Digital Intermediate)とは、現像したオリジナルネガフィルムに対してコマごとに高精細フィルムスキャンを行い、フルデジタルで後工程のすべてを処理。完成後にデータをポジフィルムにダイレクト出力するということです。 

ここで質問コーナーがありました。 

質問1:「カラーグレーディングにおいて、静止画で1コマ修正すれば動画すべてが修正されるのか?それとも1コマ1コマ修正していくのか?動いている最中では影などが変化していくと思うが・・」の質問に対して、「1コマ修正すると1フレーズごとで修正が入ります。またトータルで見て違和感などがないかどうかが重要な要素になるので、一通り修正した後に、動画で流して確認作業をおこないます。違和感がないかどうかの最終判断は人による確認となります。」とのことでした。

  

最後におみやげ物の紹介です。

いただいたのは、DVDソフト「レイ・チャールズの50周年記念コンサート」(社名のRayとレイ・チャールズのRayをかけているんでしょうか?)。

それと、とらやが経営するトラヤカフェの「木の実と白あんの松風」と資料一式でした。

お菓子はそのあとおいしくいただきました。

 

 

○ 取材を終えて

映像の世界と言うのは例えばテレビのCMや、DVDや映画館などでも普段身近なところで接しているはずですが、その現場というのはなかなか見ることはできません。この映像を作るためにはどのような機材が必要かを知ることも勉強になりますが、それ以上に「どんな映像を作りたいのか」が重要な要素であります。

レイグループのマックレイにおいても、どんな映像を作りたいのかというニーズをメーカーに伝え、ある意味で共同開発をしております。

この見学会に参加して、機材や設備の豊富さが強みではなく、どんな演出、映像を作りたいのかというアイデアとインスピレーション、そしてそのノウハウが、レイグループの資産であると実感しました。

http://www.ray.co.jp/

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