ブリッジレポート
(1754)

ブリッジレポート:(1754)東新住建 vol.14

(1754:JASDAQ) 東新住建 企業HP
深川 堅治 社長
深川 堅治 社長
企業基本情報
企業名
東新住建株式会社
社長
深川 堅治
所在地
愛知県稲沢市高御堂 1-3-18
決算期
6月
業種
建設業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2006年6月 90,857 2,183 1,255 -147
2005年6月 72,227 3,130 2,518 1,328
2004年6月 58,925 2,567 2,010 989
2003年6月 43,418 1,932 1,629 628
2002年6月 36,722 1,503 1,205 506
2001年6月 31,704 496 230 49
2000年6月 25,736 1,299 1,028 534
株式情報(5/7現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
572円 13,027,000株 7,451百万円 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
15円 2.6% 80.32円 7.1倍 350.42円 1.6倍
※株価は5/7終値、ROEは前期実績
※配当を除く1株当たりの指標は連結ベース
 
東新住建の2007年6月期第3四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
創業30周年を迎え、独自の商品と独自のシステムを駆使しエリアを拡大するハウスメーカーです。中部圏を地盤に、首都圏、近畿圏へ展開しています。
 
<グループの事業領域>
 
 
<愛知県でのシェア>
分譲戸建てに限れば、愛知県下でNo.1。全住宅でも、トヨタホーム、積水ハウスに次ぐ3位に位置しています。
 
(1)分譲戸建て
 
 
※マーケティングシステムズ社調査 「低層住宅の集計(4階建て以上のマンション等除く)」
 
(2)全住宅
 
 
2007年6月期第3四半期業績
 
 
売上高の増加に伴い売上総利益が96億37百万円と前年同期比12億08百万円増加しましたが、用地仕入競争の激化及び原材料価格の高騰等で売上総利益率は15.2%と前年同期比1ポイント悪化。増収ながら販売競争の激化による販売費の増加を吸収しきれず、14 億32 百万円の営業損失となりました。ただ、特別損失の減少により四半期純損失は前年同期の実績を下回りました。
 
<セグメント毎の取り組み>
注文住宅においては、外壁にふんだんにタイルを使用した「タイルダグラス」、ザ・借家においては、セラミックタイルを使った「ザ・借家ネクサクセラ」といった新商品を発売しました。
 
 
分譲戸建においては、愛知県一宮市で大型タウンプロジェクト「オアシスパーク一宮千秋」の販売を行いました。
 
また、分譲マンションにおいては、名古屋市、岐阜市を中心に、「フレスト」シリーズの販売を行いました。
 
フレストアルファ岐阜竜田町 フレストスクエア西岐阜 フレストアルファ本荘
岐阜市竜田町6丁目19番 岐阜市鏡島南2丁目 8-33番 岐阜市本荘1941番地22
2,795万円~3,695万円(税込) 2,220万円~3,130万円(税込) 2,030万円~3,240万円(税込)
 
 
2007年6月期業績予想
 
 
通期の予想に変更はありません。増収・増益の予想です。
尚、同社グループは売上高が期末に集中するため、第4 四半期の売上高が相対的に多くなる傾向があります。
 
取材を終えて
前06/6期は第3四半期まで営業・経常損失でしたが、第4四半期(4-6月)に、売上高389億円(通期売上高の42.8%)、営業利益35億円を計上し、営業・経常損益が一気に黒字転換しました(特別損失の計上で当期損益は赤字)。今期は、通期予想を達成するために、第4四半期に売上高473億円、営業利益54億円を計上する必要があります。通期売上高に対する比率は42.7%でほぼ前期並み。また、第4四半期の売上高を前期比21.5%増加させる必要がありますが、第3四半期までの受注の伸びは同24.2%ですから、それ程無理がある訳ではありません。ただ、その場合でも、想定通りに利益確保ができるかがポイントとなります。