ブリッジレポート
(2437:大証ヘラクレス) シンワアートオークション 企業HP
倉田 陽一郎 社長
倉田 陽一郎 社長

【ブリッジレポート】シンワアートオークション vol.10
(取材概要)2007年10月16日掲載
「第1四半期は営業損失となりましたが、今期の業績を見通す上でポイントとなるのは通期で最大の取扱高を計画している第2四半期です。第2四半期の業績に注目・・」続きは本文をご覧ください。
企業基本情報
企業名
シンワアートオークション株式会社
社長
倉田 陽一郎
所在地
東京都中央区銀座 7-4-12
事業内容
オークションの企画・運営 及び古物売買および委託販売ならびに輸出入等
決算期
5月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2007年5月 2,228 449 451 256
2006年5月 2,334 562 567 311
2005年5月 1,940 440 410 235
2004年5月 1,680 319 311 174
2003年5月 1,222 234 231 122
2002年5月 1,158 139 129 70
2001年5月 1,105 200 202 38
2000年5月 1,302 218 201 109
株式情報(10/5現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
200,000円 57,834株 11,566百万円 13.0% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
2,500円 1.3% 6,180.16円 32.4倍 31,603.69円 6.3倍
※株価は10/5終値
 
シンワアートオークションの2008年5月期第1四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
日本に高額美術品の換金市場を確立するため、公明正大なオークション市場の創造と拡大に取り組んでいます。
 
<事業内容>
同社の売上高は、オークション落札価額やプライベートセールの取引価格に対する手数料収入、カタログの販売、オークションの出品者から徴収するカタログ掲載料、及び商品売上で構成されています。プライベートセールとは、美術品の直接取引を希望する顧客間のマッチングを行うもので、オークションを介さない美術品の仲介販売です。また、営業戦略上、同社が買取った後にオークションに出品するケースや、プライベートセールで売却するケースがあります。この場合、オークション落札価額や売買代金が売上高として計上されます。
 
<オークションの種類>
 
<100年の信頼を築くための財務基本方針>
 
2008年5月期第1四半期業績
 
<非連結>
 
前年同期比では近代美術Part競ークションの開催が1回少なかったため、前年同期比で取扱高、売上高共に減少し、経常損失は拡大しました。ただ、いずれも予想の範囲内です。オークションの落札率は95.9%と順調に推移しました。
 
<期初に発表された四半期毎の見通し>
 
第1四半期はサマーバケーションの季節であり、富裕層を対象にした同社ビジネスの閑散期にあたります。しかし、取扱高が期初の見通しを上回り、経常及び当期損失も見通しほどには膨らみませんでした。売上高が見通しを下回ったのは、商品売上高が少なかったためです。シャガールの「Souvenir d'Hiver (冬の想い出)」が1億4,000万円で落札されるなど、主力の近代美術オークションは順調でした。
 
<落札手数料の改定>
落札手数料の改定を行いました。2007年9月オークションより(第2四半期以降)適用されています。
300万円以下に対し :21.0%(20%+消費税)
300万円超5000万円以下に対し :12.6%(12%+消費税)
5000万円超に対し :10.5%(10%+消費税)
 
手数料改定による利益増加分を顧客満足度向上やマーケティング拡大など、機動的に運用していく考えです。
 
<部門別取扱高>
 
前年同期比では開催が1回少なかった近代美術Part競ークションの取扱高が大きく減少したものの、主力の近代美術オークションの取扱高は着実に増加しています。同オークションの取扱高は全体の57.7%を占めるに至りました。
 
<粗利益の推移>
 
前年同期比では近代美術Part競ークションの開催が1回少なかったため、手数料収入とカタログ収入が減少。商品売上高も減少しました。
 
<販管費>
 
計画が保守的であった事などから計画程には販管費を要せず、支払販売手数料や支払手数料、広告宣伝費が減少しました。
 
<貸借対照表>
 
高額美術品の換金市場を長期にわたり、かつ安定的に運営していくには、健全な財務が不可欠です。第1四半期末の財政状態は、総資産に占める流動資産の比率が92%、自己資本比率も92%、無借金。ほぼ理想的な状態です。尚、固定負債に計上されているのは退職給与引当金ですが、全額が定期預金で保全されています。
 
<美術品オークション市場の推移(月間美術統計データより)>
 
 
<シンワアートオークション近代美術インデックス>
 
オークション落札価額は1999年に底を打ったものの、美術品単価そのものは2003年まで下落が続きました。現在は、一部の作家のみ価格が上昇傾向にある状態で、日本の美術品全体の再評価には至っていません。
 
同社ではコンテンポラリーアートを入り口として新しいコレクターを開拓していく考えです。コンテンポラリーアートの隆盛が近代美術の再評価につながり、ひいては美術品市場全体の再評価につながっていくと考えています。
 
 
 
<2008年5月期第1四半期高額落札実績>
 
 
シャガールの「Souvenir d'Hiver (冬の想い出)」が1億4,000万円で落札されるなど、主力の近代美術オークションは順調でした。
 
<2006年市場シェア及び平均落札価額(月刊美術:2007年3月号より)>
 
 
同社は、主力の近代美術オークションにおいて、より質の高い高級品・高額品分野にフォーカスしています。日本のオークション市場が世界に追いつき、追い越すためには、日本の高度な経済力・文化基盤を背景に更なる高額商品の取り扱いの拡大が不可欠と考えているからです。
 
マーケットの育成と潜在顧客の顕在化施策
 
マーケットの育成と潜在顧客を顕在化させるべく、Jewellery&Watches、西洋美術、コンテンポラリーアートのオークション市場の育成に努めます。
 
<Jewellery&Watches>
 
国内の高級時計市場は2000億円以上、宝石市場は1兆円以上の市場規模に達していますが、複雑な流通形態がネックとなり換金市場が整備されていません。一方、オークションと言う換金市場が整備されている海外では、価値評価も確立されています。同社はJewellery&Watchesオークションを育成する事で、若年富裕層や海外顧客など新規購入層を開拓し、国内外でのシェア拡大を図る考えです。
 
<西洋美術>
 
また、西洋美術オークションの育成にも力を入れていきます。新規出品者や海外のコレクターの開拓に加え、作品数や種類を増やし、デザイン性の高い作品の充実に努めます。
 
<コンテンポラリーアート>
 
海外の美術品市場では、30代、40代のニューリッチ層が中心となりコンテンポラリーアートと呼ばれるジャンルの絵画が活発に取引されていますが、日本では殆ど流通していません。同社は国内のコンテンポラリーアートの流通市場を育成する事で、若年の富裕層を、国内のみならず、アジアやヨーロッパからも取り込んでいく考えです。コンテンポラリーアートオークションは、現存する日本人作家で、しかも将来の換金市場に耐えられる天才作家群のPRを兼ねており、近代美術とは異なる事業モデルで運営されています。
 
 
実際、同社が開催するコンテンポラリーアートオークションには、アジアを中心に海外からの参加者が増加しています。そして、海外からの参加者の増加と共に、落札価額のエスティメイト下限比も飛躍的に上昇しています。
 
<グローバル戦略 〜海外オークションの開催に向けて〜 >
 
 
潜在顧客の開拓と言う観点から海外でのオークション開催にも力を入れていく考えです。このため、現在、海外拠点の設立を目指しており、海外でのオークション開催の準備を進めています。
香港、シンガポール、韓国等のアジアはもちろん、西洋美術品の業者等とのアライアンス強化による欧州でのコネクション形成や北米でのマーケティングとPRに取り組んでいます。
 
この一環として、9月にソウルで開催されたオークションプレビューに参加しました。
 
 
2008年5月期業績予想
 
<非連結>
 
通期の業績予想に変更はありません。
「柔軟・強化・遵守」をキーワードに、「公明正大なオークション市場の創造と拡大」という経営理念のもと、高額美術品を中心とした優良作品のオークション出品と富裕層を中心とした美術品コレクターのオークション参加促進に努めます。
 
<前提条件>
1.取扱高
 
2.売上高
2,376百万円(うち、商品売上高532百万円)
3.販売費及び一般管理費
1,138百万円
4.今期の主な取組み
\祥糧術・コンテンポラリーアートの拡大、買取り案件の強化、Jewellery & Watchesのマーケティング強化、及びここ哀沺璽吋謄ングの拡大
<今後のオークションスケジュール>
10月13日(土) 西洋美術
オークション会場:  シンワアートミュージアム
10月20日(土) ワイン
オークション会場:  シンワアートミュージアム
11月 3日(土) 近代美術
オークション会場:  品川インターシティホール
11月10日(土) Jewellery &
         Watches
オークション会場:  シンワアートミュージアム
11月10日(土) 近代美術Part
オークション会場:  シンワアートミュージアム
11月17日(土) コンテンポラリ
         ーアート
オークション会場:  丸ビルホール
12月 8日(土) 近代陶芸
オークション会場:  シンワアートミュージアム
 
※スケジュールは変更となる場合があります。ご確認はこちら
シンワ アート オークション(株)   〒104-0061 東京都中央区銀座7-4-12 ぎょうせいビル2F
TEL: 03-3569-0005 / FAX: 03-3569-0025 / フリーダイヤル: 0120-01-1135
 
10月20日(土) ワインオークション   オークション会場:シンワアートミュージアム
世界で最も有名と言っても過言ではない偉大なるワイン、ロマネ・コンティが103本出品されます。ロマネ・コンティは、何がすごいのか?著作権の問題で、ここでは説明できません。興味のある方は、同社Webサイトをご覧下さい。
 

http://www.shinwa-art.com/journal/20070927_10/20070927_wine.htm
 
取材を終えて
第1四半期は営業損失となりましたが、今期の業績を見通す上でポイントとなるのは通期で最大の取扱高を計画している第2四半期です。第2四半期の業績に注目したいと思います。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあります。また本資料の内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。
投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
Copyright(C) 2017 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved.

« ブリッジレポート:(2462)ジェイコム vol.6 | ブリッジレポート:(8947)ノエル vol.1»

コメント

下記規定に同意の上、コメントしてください



※ 公開されません


保存しますか?


ブリッジレポート(バックナンバー)
アンケート
アラートメール登録
メールアドレス
パスワード
CLOSE