ブリッジレポート
(4849:大証ヘラクレス) エン・ジャパン 企業HP
越智 通勝 社長
越智 通勝 社長

【ブリッジレポート】エン・ジャパン vol.14
(取材概要)2007年11月20日掲載
「今期も高い売上高、利益の成長が見込まれます。更なる成長を目指して育成中の海外事業も、中国現地法人が黒字化する等、順調に推移している事が確認でき・・」続きは本文をご覧ください。
企業基本情報
企業名
エン・ジャパン株式会社
社長
越智 通勝
所在地
東京都新宿区西新宿 6-5-1
事業内容
ネット利用の求人転職情報サービス。求人企業からの広告掲載料が収益源。
決算期
12月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2006年12月 16,919 5,605 5,607 3,105
2005年12月 11,491 3,791 3,826 2,203
2004年12月 6,980 2,245 2,254 1,253
2003年12月 4,372 1,749 1,754 1,038
2002年12月 3,107 1,305 1,283 663
2001年12月 1,876 933 898 464
2000年12月 620 254 249 132
株式情報(11/12現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
417,000円 242,365株 101,066百万円 37.4% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
4,100円 - 16,504.03円 25.3倍 43,949.81円 9.5倍
※株価は11/12終値
 
エン・ジャパンの2007年12月期第3四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
 
インターネット上で、enブランドで5つの転職・就職情報サイトを運営。取材に基づく公正で詳細な企業情報が高い評価を得ており、主力の「[en]社会人の転職情報」は、官・民合わせた30の主要転職サイトの中で総合評価No.1(サイボウズ・メディアアンドテクノロジー株式会社が実施したアンケート調査「転職サイト比較調査2007」)に選ばれました。
 
<運営サイト:売上比率は06/12期>
 
 
2007年12月期第3四半期業績
 
<非連結:第3四半期までの累計>
 
 
企業業績の拡大を背景に旺盛な人材需要が続く中、継続的なプロモーション活動による認知度向上と営業力強化等の取り組みが寄与し売上高・利益共に高い伸びを示しました。
規模拡大に伴う制作人員の増加やイベント開催費等の増加で売上原価が増加したものの、売上総利益率は前年同期と同じ90.8%。規模拡大や営業強化に伴う人件費(8.4億円増)、広告・販促費(10.2億円増)、その他(5.7億円増)の増加により、販管費が9,092百万円と前年同期比36.7%増加したものの、売上総利益の増加で吸収、営業利益は同33.2%増加しました。尚、人件費、広告・販促費の売上比は、それぞれ20%、27%と前年同期並みを維持しましたが、本社増床・拠点増に伴う地代家賃の増加でその他の比率が11.5%と0.9ポイント上昇しました。
営業外損益の改善により経常利益は同33.9%増加。売上高経常利益率は前期と同水準の32%を維持しました。
 
<サイト別状況:第3四半期までの累計>
 
 
<第3四半期(7-9月)の状況>
 
 
1.中途採用関連事業
(1)[en]社会人の転職情報
IT業界に加え、製造業や金融業向けが増加、会員数も順調に拡大し、売上高は前年同期比7.7億円(32.8%)増の31.4億円となり過去最高を更新。第3四半期末の会員数は180万人(中間期末169万人)。採用アウトソーシング系の高単価商品や事務職にターゲットを絞った低単価商品の販売が好調に推移しました。
 
(2)[en]転職コンサルタント
掲載社数の増加に加え、単価増を狙いハイクラス求人コーナーをリニューアルした成果が現れ平均単価も高水準を維持、売上高は前年同期比1.1億円(28.5%)増の5.2億円となり過去最高を更新。第3四半期末の掲載社数は371社(中間期末349社)と同59社(18%)増、会員数は38.3万人と同9.4万人(32.6%)増加しました。
 
(3)[en]派遣のお仕事情報
会員数や掲載社数が順調に増加、売上高は前年同期比1.5億円(23.3%)増の8.2億円となり過去最高を更新。コストパフォーマンスの良さを評価され、第3四半期末の掲載社数は613社と同82社(15%)増加。会員数は41万人と同11万人(36.2%)増加しました。新商品の派遣会社向けテスト「3E-is」を8月にリリースした他、更なる売上拡大に向けて11月26日にサイトをリニューアル予定です。
 
(4)[en]本気のアルバイト
販売・流通系及び不動産(営業職)等が好調に推移。売上高は前年同期比0.6億円(29%)増の2.8億円となり過去最高を更新。4月から強化しているモバイルサイトからの応募者数が前年同期比3倍に拡大。第3四半期末の掲載社数は同130社(48%)増の400社。会員数は同6.8万人(64%)増の17.3万人となりました。
 
2.新卒採用事業
[en]学生の就職情報
売上高の計上方法変更の為、売上高は前年同期比35%減の3.8億円となりましたが、変更がなければ、同44%増の8.4億円。大手2社の社数競争による値引き攻勢で新規顧客の開拓が想定ほど伸びなかった事及び受注活動に時間を割かれ、納品が後ろ倒しになった事等もあり、第3四半期までの累計売上高は13.6億円にとどまりますが、未納品残高が14.9億円あり、同四半期における売上確定分合計28.5億円(対前年比38%増)を既に確保しています。通期では売上高32.5億円、原価及び人件費の対予算減により経常利益1億円が見込まれます。
また、売上見込みの32.5億円に対する進捗率は88%(昨年は82%)に達しています。
また、10月に、09サイト(2009年卒学生向け就職サイト)がグランドオープン。グランドオープン時の掲載社数は前年同期比16%増の834社、会員数は同69%増の208,013人となりました。オープン後1週間の平均エントリー数は、08サイトの約6倍、その後も高水準で推移している事からリピート率の上昇が見込まれます(07→08:55%、08→09:60〜65%)。
 
2007年12月期業績予想
 
<非連結>
 
 
11月1日に修正した業績予想に変更はありません。
売上高は期初予想を若干下回るものの、人件費や広告宣伝費等で当初予定した経費の発生が無くなった事等により利益は期初予想を上回る見込みです。尚、1株当たりの配当金は1,000円増配の年4,100円を予定しています。
 
 
<期初予想との差異>
1.売上高
売上高は期初予想を7億円下回る見込みです。この要因は、中途採用事業売上未達(4.4億円)及び新卒採用事業売上未達(2.5億円)です。
 
2.費用
費用は期初予想を9億円(5.3%)下回る見込みです。この内訳は、労務費・人件費が3億円、広告宣伝費・販促費が1.6億円、イベント開催費が1.2億円、その他(減価償却等)3.2億円です。
 
今後の事業展開
 
同社は、更なる成長を目指して、既存事業の強化及び新規事業の育成に取り組んでいます。この一環として、派遣サイトをリニューアル、ベンチャーキャピタル事業、海外事業も順調です。また、第4四半期に新規事業推進室が「[en]高校生」を開始します。
 
<新規事業推進室よる新規事業>
高校生に限定した携帯電話専用のコンテスト&SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイト「[en]高校生」を12月3日より開始します。
 
内閣府調査
SNSは、参加者が互いに友人を紹介し、新たな友人とのネットワーク構築や特定のメンバー間での情報交換を可能にするサービスで、若年者を中心に利用が拡大しています。また内閣府の調査によると、国内の高校生の携帯普及率は96%に達し、携帯電話等でのインターネット利用率も95.5%と高く、高校生の間では既に携帯電話でのインターネット利用が一般的となっています。
 
「[en]高校生」の目的と特徴
「[en]高校生」では、趣味や語学、スポーツといった幅広い分野の参加型コンテストをメインコンテンツとし、高校生が自身の興味分野に熱中し、何かをやり遂げる機会を提供すると共に、同じ分野に取り組む仲間のコミュニティを活性化させていく事を目的としています。
また、これまでの若年層向けSNSでは、なりすましによるトラブルや公序良俗に反するコンテンツの横行といった問題が発生し、安全なコミュニティの提供が困難な状況でした。このため、「[en]高校生」では会員対象を高校生に限定して正確な個人情報の登録を入会の条件とすると共に、コンテンツに対する監視にも注力する事で健全なSNSの実現を目指しています。
 
会員特典と収益源
会員にはポイントシステムを導入しポイント数に応じた特典を付与し、同社はメルマガ・バナー広告掲載費用、公認コミュニティ参画費用、コンテスト広告掲載費用、この他、アフィリエイト広告やサンプリング等の収入を収入源とします。
 
事業計画
初年度の計画は、売上高3億円。これまで採用市場で培ってきたインターネットサイトの運営ノウハウとコンテンツ企画力を活かし、3年後に会員数100万人、広告売上10億円規模のメディアに育てていく考えです。
 
<派遣サイトリニューアル>
求職者層の拡大、大口顧客からの受注拡大、多様化する求職者ニーズへの対応等を目的に、[en]派遣のお仕事情報を次世代型サイトへリニューアル予定です。 派遣ビギナーのユーザー(求職者)にも使いやすいサイト設計、一般事務職に加え専門職及びサービス系職種の充実、職住接近ニーズへの対応、更には充実した郊外の派遣情報等が特徴です。
 
<ベンチャーキャピタル事業>
今期は10件、300百万円の投資を行う考えで、9月末現在、投資案件7件に対して210百万円を投資しました。第3四半期は、新たに2件の案件に80百万円を投資する予定です。
 
<海外事業>
中国の英才網聯(北京)科技有限公司の業績が順調に推移しています。2007年1−3四半期の実績は、売上高1,128万元(1.8億円)、経常利益94万元(1,500万円)。2007年通期では、売上高1,500万元(2.4億円)、経常利益100万元(1,600万円)を予定しています。尚、2006年は、480万元(7,300万円)の経常損失でした。
 
取材を終えて
今期も高い売上高、利益の成長が見込まれます。更なる成長を目指して育成中の海外事業も、国現地法人が黒字化する等、順調に推移している事が確認できました。ただ、投資家からの期待が大きいだけに、わずかながらの売上予想の下方修正にもショックを受けてしまう方もいらっしゃるとは思いますが、第4四半期の業績に注目したいと思います。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
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業績は絶好調でも、株価は21万です・・。最早株価を決めるものは、アナリストによる評価などなんの意味ももたなく、グローバルは景気後退を背景にまるで日本沈没を予想してるかのような株価です。個人株主はいったい何をみて何を何を基準にして買えばいいの
でしょうか。行き過ぎた株価操作がいつになっても消えない以上、株式市場に未来はないと思います。

投稿者 KM : 2008年01月15日 12:46

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