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ブリッジレポート:(8911)創建ホームズ vol.11

(8911:東証1部) 創建ホームズ 企業HP
丸本 吉紀 社長
丸本 吉紀 社長

【ブリッジレポート】創建ホームズ vol.11
(取材概要)2008年1月15日掲載
「長期在庫の削減を強化している事が利益を圧迫していますが、事業環境が厳しくなってきているのは既に周知の事実であり、このような状況下で業績の下振れ・・」続きは本文をご覧ください。
企業基本情報
企業名
創建ホームズ 株式会社
社長
丸本 吉紀
所在地
東京都杉並区荻窪 2-32-8
決算期
2月
業種
不動産業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2007年2月 44,031 2,693 2,332 1,333
2006年2月 38,553 2,068 1,654 989
2005年2月 27,296 1,177 1,014 584
2004年2月 21,541 808 647 372
2003年2月 16,535 640 451 253
2002年2月 13,698 520 394 222
2001年2月 8,673 472 348 200
2000年4月 6,227 337 292 160
株式情報(1/10現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
55,000円 135,082株 7,430百万円 16.9% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
3,000円 5.5% 8,961.70円 6.1倍 62,369.95円 0.9倍
※株価は1/10終値。
 
創建ホームズの2008年2月期第3四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
東京城南・城西地区など高級住宅街で戸建分譲事業、注文住宅事業、マンション事業、及び収益不動産の開発・販売を行うアセットマネジメント(以下AM)事業を展開しています。
 
<沿革>
1994年1月、不動産会社に勤務していた丸本社長が独立して、同社を設立しました。会社設立以来、品質に対して強いこだわりを持っており、設立から10年を経ない2001年8月に国際標準化機構の品質基準であるISO9001の認証を取得。更に翌02年7月には同機構の環境基準であるISO14001を取得しました。
03年2月にJASDAQに株式を上場。05年2月の東京証券取引所第2部上場を経て、06年2月、東証1部に指定替えとなりました。
 
<事業概要>
事業の特徴を一言で言えば、「エリア集中特化型・高級分譲住宅」です。
 
1.エリア毎に配した独立型事業部運営
東京都城南・城西、神奈川県田園都市線沿線、及び湘南エリア、埼玉新都心エリアに特化して、面的拡大ではなくエリア深耕型のきめ細かいマーケティングを展開しています。エリア毎に配置した6事業部(本店、東京西、自由ヶ丘、横浜、ふじみ野、たまプラーザ)は、営業、設計、施工、メンテを一貫して手掛ける自己完結型組織運営を実現。事業部長への権限委譲も進んでおり、迅速な決済を可能にしています。
 
2.ものづくりへの誠実な文化
社員の7割が生産ラインに従事し(全社で一級建築士保有44名)、一棟一棟異なるオリジナルデザインを採用、自社で全棟構造計算を行っています。また、本社に建築技術本部、生産管理本部を設け、各現場の入念なチェックと指導を実施。一方、販売は、その9割がアウトソースを活用しています。
 
3.多様な商品、グループ戦略
戸建と同一コンセプトでの分譲マンションの供給に加え、賃貸用マンション及び収益ビルの開発、更にはPM事業等、多様な商品・サービスを提供しています。これまで培ってきた企画設計力を活かした注文住宅事業を子会社創建ハウスが展開し、引渡後の有償サービスとして、フルリフォーム、(エレガンツア・シリーズ)やRC(鉄筋)鉄骨建築への対応を子会社創建アビリティが担っています。
 
 
2008年2月期第3四半期業績
 
<連結>
 
 
東京城南・城西地区等の人気エリアの戸建分譲、マンション分譲事業、及びアセットマネジメント事業は比較的堅調に推移したものの、その他の戸建分譲エリアで苦戦を強いられ、売上高は前年同期比1.3%の増加にとどまりました。
利益面では、売上総利益率が12.0%と前年同期に比べて0.1ポイント上昇、売上総利益は同2.0%増加しました。ただ、長期完成在庫の売却を積極的に進めたため、広告宣伝費や販売促進費等を中心に販管費も同13.1%増加、営業利益は同12.3%減少しました。
四半期純利益の減少幅が大きいのは、のれん一括償却(60百万円)、展示場閉鎖(41百万円)、退職一時金等(21百万円)など特別損失131百万円を計上したためです。
 
<販売実績>
 
 
注高層住宅(マンション分譲)、及び中古物件及び賃貸用不動産(商業ビル、賃貸マンション等の区分所有または1棟売り)の販売等を手掛ける不動産事業部門のその他(アセットマネジメント)が伸びたものの、販売棟数の減少で分譲住宅の売上高が落ち込みました。
尚、完成工事事業部門におけるその他売上高は、主に既存顧客に対するリフォーム工事です。また、中高層住宅(マンション)には、共同事業物件における同社の事業持分相当の数量及び金額が含まれています。
 
<財政状態>
たな卸資産の増加等で総資産は49,119百万円と前期末比13,674百万円増加。有利子負債の増加等で負債も40,694百万円と同13,764百万円増加しました。一方、純資産は配当の支払による利益剰余金の減少等で8,425百万円と同89百万円減少しました。この結果、自己資本比率は前期末の24.0%から17.2%へ低下しました。
 
 
<キャッシュ・フロー>
 
 
間末における「現金及び現金同等物」は、前期末に比べて223百万円増加しました。
営業活動により使用した資金は11,049百万円。主にたな卸資産が13,195百万円増加した事によります。また、投資活動により使用した資金は2,417百万円。有形固定資産の取得による支出2,341百万円が主な要因です。
この結果、フリーキャッシュフローは13,466百万円の流出となり、これを主に長短借入金でファイナンスしたため、財務活動によるCFは13,690百万円の黒字となりました。
 
2008年2月期業績予想
 
<連結>
 
 
通期の業績予想に変更はありません。
 
取材を終えて
長期在庫の削減を強化している事が利益を圧迫していますが、事業環境が厳しくなってきているのは既に周知の事実であり、このような状況下で業績の下振れを恐れず、今期に悪いものを出し切るという同社の方針は評価できると思います。
また、過去数年間、高い成長が続きましたので、一度立ち止まって足元を固める事も必要であり、この機会を大いに活かし、課題を洗い出し、次の中長期の成長に向けて、社長自ら率先して取り組んでいくとのことです。
業績の踊り場とでも言うのでしょうか。しかし、大きな階段には踊り場があり、踊り場には必ず次への階段があります。次の階段を上るための準備をここでしっかりとおこなってもらい、次の成長に期待したいと思います。
丸本社長の考えやビジョンについては、弊社社長の廣島がインタビューしておりますので、そちらも併せてご覧いただければ、同社のことをよりよく理解できると思います。
「IRトップインタビュー vol.6 人は一代、企業は末代 ~創業から変わらない経営理念を語る~」
http://www.bridge-salon.jp/interview/vol06/
同インタビューにおいても、自社の課題と対策について、誠実かつ力強く答えていただいた丸本社長と同社の今後に期待し、引き続きブリッジレポートでフォローアップしていきたいと思います。