ブリッジレポート
(4767:東証2部) テー・オー・ダブリュー 企業HP
川村 治 社長
川村 治 社長

【ブリッジレポート】テー・オー・ダブリュー vol.13
(取材概要)2008年3月11日掲載
「主要得意先の1社である電通の売上高は2兆円を超えています。その全てが同社のビジネスに関連するものではありませんが、1/10でも2,000億円超。今期の予想・・」続きは本文をご覧ください。
企業基本情報
企業名
株式会社テー・オー・ダブリュー
社長
川村 治
所在地
東京都港区虎ノ門 1-26-5 虎ノ門17森ビル
事業内容
イベント、セールスプロモーションの企画・制作・運営
決算期
6月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2007年6月 13,070 1,051 1,041 551
2006年6月 12,341 781 784 423
2005年6月 10,705 771 782 465
2004年6月 9,638 781 765 466
2003年6月 9,441 1,103 1,073 537
2002年6月 8,600 940 920 462
2001年6月 7,555 756 730 371
2000年6月 5,995 556 537 238
株式情報(2/25現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
604円 11,612,186株 7,014百万円 13.6% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
24円 4.0% 62.40円 9.7倍 391.61円 1.5倍
※株価は2/25終値。
 
テー・オー・ダブリューの2008年6月期中間決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
イベントの「企画」・「制作」・「運営」・「演出」及びセールスプロモーションに関するグッズ・印刷物の制作を行っています。
イベントが広告ツールとして社会的に認知され始めたのは大阪万博以降と言われていますが、まさに同社の歴史と軌を一にしています。以来、30年、同社は「ウォークマン(第1号モデル)発売キャンペーン」、「東京湾横断道路(アクアライン)開通記念式典」、「Windows95発売キャンペーン」、「FIFA2002ワールドカップ抽選会」等を手掛け、常に業界をリードしてきました。
 
 
2008年6月期中間決算
 
<個別>
 
 
前年同期比21.8%の増収、同39.8%の経常増益。1月15日に上方修正した予想値を上回る着地となりました。
2000年以降に入社した社員の戦力化が好業績の要因です。特に3年目、4年目の社員が予想以上の結果を残しました。中間配当は1株当たり12円(年間24円)。前年同期の8円から4円の増配(5割の増配)です。
 
<連結>
 
 
前年同期比21.1%の増収、同29.4%の経常増益となりました。
 
<財政状態及び経営成績:連結>
 
 
資産の主な増加要因は、売上の拡大に伴う売上債権及び未収入金(売上債権のファクタリングに伴うもの)の増加です。一方、負債・純資産では、短期借入金が減少する一方、買入債務が増加した事で負債が増加。中間純利益の計上等で純資産も増加しました。
 
<キャッシュ・フロー:連結>
 
 
営業活動によるキャッシュ・フローが減少したのは、中間期末にかけて売上高が増加した事で未回収のファクタリング債権が増加したためです。
 
2008年6月期中間決算の傾向
 
<市場の動向>
1.広告業界の現況
広告業界は、テレビ、新聞、雑誌、ラジオのマス媒体離れが進む一方、プロモーション需要は増加しています。景気の先行き不透明感に加えて、クライアント自体がマス媒体の一辺倒を見直すようになったためと思われます。このため、4マス媒体以外の媒体とプロモーションを組み合わせたクロスメディア展開が必要となっています。
 
 
2.広告代理店が注目している市場
4マス媒体離れを受けて、同社の主要取引先である広告代理店は、プロモーションをはじめとする広告周辺市場に注目しています。広告周辺市場は約4兆の巨大市場と言われています。
 
 
<TOWの中期戦略>
上記の広告業界の現況を踏まえた同社の戦略は、SP(販売促進)から大掛かりなイベントまでをこなす事ができ、4マス媒体以外の全てに対応できるワンストップの「プロモーション総合制作会社」です。単なる媒体広告ではなく、4マス媒体以外の媒体とプロモーションを組み合わせたクロスメディア展開には、次項に示すような様々な業務が発生するため、広告代理店の業務も煩雑になります。このため、ワンストップで受注できるプロモーション総合制作会社に対するニーズが高まると、同社では考えています。
 
 
<企画力について>
 
 
企画部門の質の向上と積極的な若手社員の投入により、企画本数が前年同期に比べて100本以上増加すると共に、低下していた勝率(成約率)も3割に戻りました。
 
<引合案件形態別>
 
 
昨今のクライアントのプロモーション理解の深まりにより、「競合」機会が増加。それに対し、同社の売りである企画を武器に「競合」案件の受注が増えました。また、業界のAE制が進む中で信頼関係の構築が進み、「指定」案件の単価が上昇しました。
 
<品目別売上高:個別>
 
 
モーターショーをはじめとした販促イベントの受注により、「販促」品目が増加しました。
 
2.各指標からの傾向
<業種別売上高:個別>
 
 
当該広告代理店の担当者に対してアプローチを続けていた食品・飲料・嗜好品が実績を伴ってきた他、化粧品・トイレタリーも新しい担当者を獲得し増加。自動車はモーター案件を除いても増加しています。これは主要ブランドを失注する事なく獲得しているためです。
 
<価格帯別前年同期比較>
 
 
1億円超の大型案件が大幅に増加しました。また、2000万円以上の案件(中・大型)で、入社4年目以下の社員による制作本数が全体の3割を超えました。尚、入社4年目以下の社員が制作対応した中・大型案件の本数は前年同期の18本から36本に倍増しました(全体の本数は87本→103本)。
 
2008年6月期業績予想
 
<連結>
 
 
好調な中間決算を受けて、中間決算発表時に通期の業績を上方修正しました。
当初の予想は、売上高が13,942百万円、経常利益が1,185百万円でした。
 
<受注残高の状況:個別>
 
 
通期予想から逆算すると、下期の増収率は2.5%にとどまりますが、中間期末における「A・B・松 案件」は前年同期比17.5%増加しています。また、「竹・梅 案件」も13.7%増加しており、案件は豊富です。
 
取材を終えて
主要得意先の1社である電通の売上高は2兆円を超えています。その全てが同社のビジネスに関連するものではありませんが、1/10でも2,000億円超。今期の予想売上高が145億円の同社にとって、フィールドはとてつもなく広いと言えます。好業績が続いていますが、これも一貫して取り組んできた人材育成の成果が出始め、投資家の期待に応えられるようになった表れではないでしょうか。
今後の成長性を考えると、予想PER10倍弱、配当利回り4%の水準に放置されている株価は魅力的です。今期の業績についても、予想外の外的要因が発生しない限り、堅調に目標を達成するものと思います。
 
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