ブリッジレポート
(2725:大証ヘラクレス) ITX 企業HP
中塚 誠 社長
中塚 誠 社長

【ブリッジレポート vol.25】2009年3月期第1四半期業績レポート
取材概要「第2四半期連結累計期間の連結営業利益、連結経常利益を下方修正した。大型案件の受注が下期に期ずれすることが主要因で、下期に挽回できるとし・・・」続きは本文をご覧ください。
2008年8月19日掲載
企業基本情報
企業名
ITX株式会社
社長
中塚 誠
所在地
東京都千代田区霞ヶ関 3-2-5
事業内容
オリンパス(7733)グループの投資育成及び機器販売・サービス事業会社
決算期
3月
業種
卸売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2008年3月 323,139 4,365 3,202 1,622
2007年3月 330,313 2,784 1,994 -1,750
2006年3月 346,855 2,905 1,967 1,317
2005年3月 349,699 7,157 772 601
2004年3月 411,987 7,944 9,377 634
2003年3月 331,337 3,523 -5,663 -28,744
2002年3月 350,585 12,827 10,195 4,046
2001年3月 261,897 13,349 12,131 497
株式情報(8/1現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
60,000円 640,240株 38,414百万円 5.3% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
0円 0.0% 1,874.29円 32.0倍 55,655.89円 1.1倍
※株価は8/1終値。
 
ITXの2009年3月期第1四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
投資先(連結子会社)の事業収益と投資先株式等の売却によるキャピタルゲインが二本柱。各投資案件において、高い出資比率で積極的に事業主体となり、ハンズオンスタイルで事業を育成する事で成功確立を高めている。事業セグメントは、有望企業を発掘し投資を行う投資育成事業と子会社が手掛ける携帯電話販売、自動車アフターマーケット向けソフト、及びオリンパス製品等の医療機器販売を中心とする機器販売・サービス事業に分かれる。
 
 
<ITXグループ各社の事業領域>
 
 
2009年3月期第1四半期業績
 
<連結業績>
 
当第1四半期間において、売上高は、携帯電話販売事業において、各通信キャリアの販売料金プランの変更の影響等による携帯電話販売需要の減少を主要因として売上高が減少したこと等により、対前年同期比17.0%減の622億62百万円となった。
主な連結子会社での売上高構成内訳は、アイ・ティー・テレコム株式会社において381億65百万円(連結売上高)、KSオリンパス株式会社において76億78百万円、株式会社ブロードリーフにおいて39億93百万円(連結売上高)、イーグローバレッジ株式会社において20億97百万円(連結売上高)となった。
事業領域のセグメント別における売上高では、ライフサイエンス事業は104億9百万円(構成比16.7%)、ネットワーク&テクノロジー事業は89億43百万円(同14.4%)、モバイル事業は385億38百万円(同61.9%)、ビジネスイノベーション事業は43億70百万円(同7.0%)となった。

利益面に関しては、売上総利益において、投資育成株式の売却益の減少等により対前年同期比3.6%減の118億68百万円となった。販売費及び一般管理費は対前年同期比2.0%増の120億1百万円(主な内訳は人件費52億59百万円、人件費以外の費用67億42百万円(内、のれん償却額8億78百万円))となり、営業利益においては、対前年同期比6億83百万円減少し、1億33百万円の営業損失となった。
また、営業外収益3億43百万円、営業外費用4億90百万円を計上した結果、経常利益は前年同期比7億59百万円減少し、2億81百万円の経常損失となった。さらに特別利益1億21百万円、特別損失7億66百万円を計上したことにより、第1四半期純利益は前年同期比20億71百万円減少し、13億97百万円の第1四半期純損失となった。
 
<事業内容別業績>
同社グループは、当社、子会社53社(内、非連結・非持分法適用子会社4社)及び関連会社11社(内、非持分法適用関連会社2社)計65社(平成2008年6月末現在)で構成されている。
当第1四半期間における連結事業セグメント別、収益内容別(投資育成株式売却による収益及び機器販売・サービスの提供による収益)の売上高、売上総利益及び連結事業セグメント別営業利益の概要は次のとおり。
 
 
<財政状態>
 
連結子会社であるアイ・ティー・テレコム株式会社、KSオリンパス株式会社の売掛債権の回収及び買掛債務の支払い等、ならびに連結子会社における借入金の返済により、総資産は前期末比139億90百万円減少した。純資産の部については、第1四半期純損失13億97百万円を計上し、375億58百万円となった。
この結果、自己資本比率は前期末の21.0%から22.0%となった。また、当第1四半期間におけるグループ会社及び投資先への当社単体及び当社投資子会社等からの投資総額は3億23百万円となった。
 
2009年3月期業績予想
 
<連結業績>
業績予想は前回予想(08年5月8日発表)を修正した。
 
 
(第2四半期連結累計期間の連結業績予想)
売上高は、携帯電話販売事業における各通信キャリアの販売料金プランの変更の影響等による減少や、ネットワークソリューション事業等で大型案件の受注が下期に期ずれすることを主要因として、当初予想を210億円下回る見込み。
営業利益および経常利益は、携帯電話販売事業においては、販売形態の見直しによる営業利益率の改善により、当初予想通りの利益を確保できる見込みだが、上記大型案件受注の下期への期ずれにより、営業利益では5億円、また経常利益では営業外収支の改善による一部吸収により、2億円下回る見込み。四半期純利益は、投資有価証券評価損を約7億円特別損失として計上する影響により、当初予想より9億円下回る見込み。

(通期の連結業績予想)
売上高は、携帯電話販売事業における各通信キャリアの販売料金プランの変更の影響等による減少を主要因として、当初予想を350億円下回る見込み。
営業利益および経常利益は、携帯電話販売事業をはじめとする機器販売・サービス事業において、販売費及び一般管理費の抑制等による営業利益率の一層の改善達成を見込んでおり、また下期におけるネットワークソリューション事業等での大型案件の受注等により、当初予想通りの利益を確保できる見込みで、変更はない。当期純利益は、投資有価証券評価損を約7億円特別損失として計上する一方、法人税等の負担減少の影響等により、当初予想より4億円下回る見込み。
 
トピックス
 
<ブロードリーフがSJホールディングスと業務提携>
5月9日に、連結子会社である株式会社ブロードリーフとSJホールディングス(JASDAQ:2135)が業務提携を行うことで合意したと発表した。

ブロードリーフは、パッケージソフトウェア開発会社として、自動車修理工場、自動車部品商、中古車販売店など自動車アフターマーケットの他、携帯電話販売代理店、旅行代理店、工務店、機械工具商などに業種特化型のパッケージシステムを提供している。SJホールディングスは、日本及び中国の事業会社によりシステム開発を中心とした情報サービス事業を展開している。

提携により、ブロードリーフのパッケージソフトウェア開発の効率化、開発納期の短縮、また従来は開発リソースの稼働状況から一部制約のあった大型開発受託案件の受注が可能となる。
また、中国市場におけるマーケットの創造を目指し、両社の新たな収益源とする。
さらに、開発部隊の相互交流による両社のシステムエンジニア、プログラマーの人材育成及び強化の推進や人材、顧客、海外ネットワーク、情報ネットワーク等の資源を相互補完的に活用することで両社の持続的な発展を目指す。
 
取材を終えて
第2四半期連結累計期間の連結営業利益、連結経常利益を下方修正した。大型案件の受注が下期に期ずれすることが主要因で、下期に挽回できるとしている。業績は07年3月期を底に回復基調となっており、今期も増益を確保することを期待したい。
中塚新社長は、オリンパスにおいて経営企画本部副本部長や財務戦略部長等の要職を経験しており、今後、オリンパスとの協業が一段と進むものと思われ、ビジネスチャンスの拡大が期待される。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
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