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(7590:JASDAQ) タカショー 企業HP
高岡 伸夫 社長
高岡 伸夫 社長

【ブリッジレポート vol.12】2009年1月期業績レポート
取材概要「ガーデニング業界は、素材価格の高騰や不安定な為替相場、更には改正建築基準法の影響等から、厳しい事業環境が続いているが、一方で高齢化や団・・・」続きは本文をご覧ください。
2009年4月21日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社タカショー
社長
高岡 伸夫
所在地
和歌山県海南市南赤坂20-1
事業内容
ガーデニング品取り扱い国内トップ級。中国に製造拠点。環境対応商品に注力。HC向け等拡大
決算期
1月
業種
卸売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2009年1月 13,118 440 393 246
2008年1月 13,437 597 474 289
2007年1月 12,420 424 414 183
2006年1月 11,112 528 541 305
2005年1月 10,895 528 498 270
2004年1月 10,153 466 346 213
2003年1月 10,057 360 257 162
2002年1月 9,457 -17 -83 -89
2001年1月 9,045 523 467 177
2000年1月 8,535 580 575 258
株式情報(3/13現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
283円 8,480,010株 2,400百万円 6.2% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
14.0円 4.9% 46.6円 6.08倍 465円 0.61倍
※株価は3/13終値。発行済株式数は直近期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
タカショーの2009年1月期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
「やすらぎのある空間づくり」を基本コンセプトに、人工・天然の竹木製フェンスやガーデンファニチャー、緑化資材等の庭園資材を製造・販売。LED(発光ダイオード)ライト等の照明機器、池・滝・噴水等のウォーターガーデンや坪庭等も手掛けている。商品の企画から製造、販売まで一貫体制をグループで確立しており、製造は国内及び中国、販売は国内のみならず、欧州、アジア、北米、オセアニアへも展開。天候要因で業績が振れやすい面はあるものの、日本においても確立した市場となりつつある「ガーデニング市場」の牽引役として期待がかかる。
 
<販売ルート(営業部門)>
営業部門は、販売ルート別に設計・施工が必要な工務店向け「プロユース」、ホームセンターへの卸売を中心にした一般消費者向け「ホームユース」、「通信販売」、及び「輸出」に分かれる。売上構成比は、09/1期実績(個別ベース)で、それぞれ47.3%、45.0%、3.9%、3.7%。
「プロユース」では、プロユーザー向けのカタログ「PROEX(プロエクス)」を業界最大の約20万冊印刷し、造園業者、設計士、エクステリア施工店、商業施設などにダイレクトメールで配布している。カタログには商品を使った庭園イメージの写真が掲載されており、この写真を見ながら実際に施工する場所と庭園の簡単な図面を書いてファックスもしくはWebで発注すると、CAD(コンピュータによる設計支援システム)、CG(コンピュータ映像)を駆使した完成予想図と共に見積書を当日中に返送し、正式な注文があれば商品を1週間以内に届ける。
 
 
2009年1月期決算
 
 
前年同期比2.4%の減収、同17.1%の経常減益。
(1)売上高減少要因
プロユース部門においては改正建築基準法の施工に伴う住宅着工数の落ち込み等で予算達成率は90%に止まり、628百万円下回る。
ホームユース部門では景気低迷による消費者の買い控えの影響で予算達成率は96%、233百万円の未達。
タカショーヨーロッパにおいては、現地通貨ベースでは予算達成率111.6%となったが、ユーロが予算に比べて20%ほど円高になったために290百万円の減少となった。
(2)経常利益減少要因
売上高減少による粗利額の減少。予算達成率88%、661百万円減少。
タカショーヨーロッパにおけるコンテナビジネス導入により利益率低下(5.2ポイント減少)。
(3)連結子会社の状況
 
国内では商業施設向け「サイン」や定番商品の寄与でタカショーデジテックの売上・利益が大きく伸びた。サイン事業の売上は前年同期比44.5%増の176百万円、定番商品等のEXライティング事業の売上は同11.0%増の278百万円。
 
 
海外では、ドイツにおいてデナー社向けのコンテナビジネス業務がスタートしたことなどから大手HC取引店舗数が増加、これによりタカショーヨーロッパの売上げが大きく伸長したが、ユーロ高の影響で円価での売上高は上表のように小幅増にとどまった。南方高秀は中国国内販売強化に注力し、代理店ネットワークが12社に拡大した。
 
(4)販管費
販売管理費は下表のような結果になった。人件費を除く主要経費すべてが前年比で減少、予算を大きく下回る結果となった。
 
主な増加要因(単位:百万円)
人材確保による人件費増(投資型) 67
タカショーヨーロッパの倉庫間移動による物流費の増加 34
新本社建設による減価償却費の増加 29
新本社建設による不動産取得税、固定資産税の増加 21
主な減少要因(百万円)
運賃の削減、在庫減少等による物流費の減少 112
テレビ会議システム導入による旅費・交通費の減少 23
「ムダ」の削減により、消耗品、雑費等その他経費の減少 34
(5)貸借対照表
 
(流動資産)
受取手形:手形流動化による減少 260百万円
たな卸資産:商品在庫回転率向上による減少 246百万円

(固定資産)
有形固定資産:徳島GCでの設備投資、機械購入による建設仮勘定の増加 60百万円
投資その他の資産:関係会社貸付金の回収による減少 55百万円

(流動負債)
支払日変更による買掛金および未払金の減少 287百万円
短期借入金の減少 198百万円

(固定負債)
銀行借入の減少による長期借入金の減少 273百万円

(純資産額)
利益剰余金の増加 161百万円
 
(6)キャッシュフロー
 
(営業活動によるキャッシュフロー)
税金等調整前当期純利益 398百万円 (前年比126百万円減)
たな卸資産の減少 109百万円(同519百万円減)
売上債権の減少 260百万円(同185百万円)

(投資活動によるキャッシュフロー)
有形固定資産の取得による支出の減少 130百万円(同524百万円減)
関係会社に対する貸付金支出の減少 21百万円(同118百万円減)

(財務活動によるキャッシュフロー)
短期借入による収入減少 1,098百万円 (同328百万円減)
長期借入による収入の減少 1,050百万円 (同1,253百万円減)
 
2010年1月期業績予想
 
会社側では、2010年1月期の業績を下表のように予想(計画)しているが、足元の景気状況を考えると目標達成は容易ではなく、下ぶれ懸念が残る。
 
 
尚、配当性向30%を目標としていることから、1株当たり期末配当は14.0円を予定している。
 
取材を終えて
ガーデニング業界は、素材価格の高騰や不安定な為替相場、更には改正建築基準法の影響等から、厳しい事業環境が続いているが、一方で高齢化や団塊の世代のリタイヤ等によりガーデニング人口は確実に増加傾向にある。オープンガーデンやリビングガーデンといった屋外での暮らしとなる庭空間の需要も緩やかに拡大しつつあることに加え、地球温暖化防止など環境問題への取組みの一環として、都市の緑化計画等も動き始めている。このように中期的な方向性としては同社にとって良い方向に進んでいるものと思われるが、今期の業績については足元の景気状況から下振れ懸念を払拭する事ができないのも事実であろう。
 
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