ブリッジレポート
(2925:JASDAQ) ピックルスコーポレーション 企業HP
荻野 芳朗 社長
荻野 芳朗 社長

【ブリッジレポート vol.8】2010年2月期第3四半期業績レポート
取材概要「通期業績については、青果物販売の減少等で売上が下振れする可能性があるが、利益面では会社側予想は保守的だ。第4四半期の売上高を前年同期・・・」続きは本文をご覧ください。
2010年1月26日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社ピックルスコーポレーション
社長
荻野 芳朗
所在地
埼玉県所沢市くすのき台3-18-3
事業内容
漬物業界1位、シェア約4%。セブン&アイ向け約6割。地方スーパー、生協などに拡大中
決算期
2月末日
業種
食料品(製造業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2009年2月 18,502 399 413 202
2008年2月 17,870 286 373 205
2007年2月 16,775 293 355 218
2006年2月 16,563 158 205 -37
2005年2月 18,186 74 146 144
2004年2月 18,038 268 285 99
2003年2月 18,047 101 98 36
2002年2月 16,542 548 514 230
2001年2月 16,895 302 287 266
株式情報(1/14現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
369円 6,394,774株 2,360百万円 4.0% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
10.00円 2.7% 39.03円 9.5倍 844.70円 0.4倍
※株価は1/14終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
ピックルスコーポレーションの2010年2月期第3四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
浅漬・惣菜の製造・販売及び青果物・漬物等の仕入販売を行なっている。「野菜の元気をお届けします」をスローガンに掲げ、コーポレートカラーの緑は新鮮感を表す。自社製品は、契約栽培によるトレーサビリティの確保された国産野菜(約70%が契約栽培)が中心で保存料・合成着色料は使用しない。また、製造現場では、工場内での温度管理の徹底や入室前の全従業員の服装・健康チェック、更にはISO9001、HACCPの取得や5S活動に取り組む等、「安全な食へのこだわり」は強い。

資本関係では、「きゅうりのキューちゃん」でお馴染みの東海漬物(株)が株式の49.6%を保有するが、取引はわずかにふる漬等の仕入があるのみ(09/2期は仕入高全体の3.9%)。むしろ同社を語る上で忘れてならないのが、セブン&アイ・ホールディングス(3382)で、09/2期は同グループ向けの売上が全体の51.2%を占めた。
09/2期の品目別売上構成は、製品売上が54%(浅漬41%、惣菜10%、ふる漬3%)、商品売上が46%(漬物39%、青果物7%)。また、販路別では、量販店55%、コンビニ24%、外食・その他21%。
 
 
2010年2月期第3四半期決算
 
 
前年同期比2.1%の減収、同36.3%の経常増益
個人消費の低迷や価格低下など厳しい事業環境が続いたものの、スーパーや生協など量販店向けの販売強化や新製品の投入によるラインナップの拡充により浅漬や惣菜が堅調に推移した。利益面では、原料野菜価格の安定や製品原材料及び工場資材等の原材料調達価格の見直し、更には利益貢献の少ない青果物のファミリーレストラン向け販売の減少もあり売上総利益率が改善。売上の増加と相まって営業利益が同26.5%増加。投資有価証券償還損の減少等で営業外損益が改善した事に加え、特別損失も減少した結果、四半期純利益は同56.4%増加した。
 
 
前年同期比4.9%の減収、同4.8%の経常増益
青果物販売の減少等で売上が減少する中、プレセールスが好調だった「ご飯がススム こうちゃんのキムチ」を中心にテレビCMや交通広告等の宣伝活動を積極的に展開した事で販管費が増加した。
 
 
第3四半期末総資産は前期末比773百万円増の11,503百万円。大阪での新工場建設資金として長期借入金を積みました事で現預金及び有利子負債が増加した他、新工場建設に伴い土地等の有形固定資産が増加した。CFの面では、営業CFが626百万円の黒字となり、新工場への投資等による投資CFのマイナス(△682百万円)をほぼカバーできた。
 
 
2010年2月期業績予想
 
 
通期業績予想に変更は無く、前期比1.3%の増収、同16.5%の経常増益予想
青果物販売の減少が続くものの、「ご飯がススム こうちゃんのキムチ」、「カレーに合うキャベツの甘酢漬」、「なまらうまいキムチ」等、新製品の寄与が見込まれる。利益面では、製品売上の増加と野菜価格の安定や製造原価及び商品原価の低減により営業利益は同13.4%増加する見込み。
1株当たり10円の期末配当を予定している。
 
 
 
取材を終えて
通期業績については、青果物販売の減少等で売上が下振れする可能性があるが、利益面では会社側予想は保守的だ。第4四半期の売上高を前年同期並みと仮定した場合でも、原料野菜価格に大きな変動が無ければ、広告宣伝費の増加を吸収して営業利益は50〜80百万円程度、会社予想を上回るのではないだろうか。寒波の影響が若干気になるが、通期業績の上振れ期待は高まっている。
 
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