ブリッジレポート
(2925:JASDAQ) ピックルスコーポレーション 企業HP
荻野 芳朗 社長
荻野 芳朗 社長

【ブリッジレポート vol.10】2011年2月期第1四半期業績レポート
取材概要「相次ぐ新製品の投入と投入した新製品の販売好調で売上が順調に伸びているが、上期予想対して利益面での進捗が遅れており若干不安は残る。販管費・・・」続きは本文をご覧ください。
2010年8月3日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社ピックルスコーポレーション
社長
荻野 芳朗
所在地
埼玉県所沢市くすのき台3-18-3
事業内容
漬物業界1位、シェア約4%。セブン&アイ向け約6割。地方スーパー、生協などに拡大中
決算期
2月末日
業種
食料品(製造業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2010年2月 18,234 536 583 322
2009年2月 18,502 399 413 202
2008年2月 17,870 286 373 205
2007年2月 16,775 293 355 218
2006年2月 16,563 158 205 -37
2005年2月 18,186 74 146 144
2004年2月 18,038 268 285 99
2003年2月 18,047 101 98 36
2002年2月 16,542 548 514 230
2001年2月 16,895 302 287 266
株式情報(7/16現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
350円 6,394,774株 2,238百万円 6.1% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
10.00円 2.9% 51.70円 6.8倍 843.20円 0.4倍
※株価は7/16終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
ピックルスコーポレーションの2011年2月期第1四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
浅漬・惣菜の製造・販売及び青果物・漬物等の仕入販売を行なっている。「野菜の元気をお届けします」をスローガンに掲げ、コーポレートカラーの緑は新鮮感を表す。自社製品は、契約栽培によるトレーサビリティの確保された国産野菜(約70%が契約栽培)が中心で保存料・合成着色料は使用しない。また、製造現場では、工場内での温度管理の徹底や入室前の全従業員の服装・健康チェック、更にはISO9001、HACCPの取得や5S活動に取り組む等、「安全な食へのこだわり」は強い。
 
資本関係では、「きゅうりのキューちゃん」でお馴染みの東海漬物(株)が株式の49.6%を保有するが、取引はわずかにふる漬等の仕入があるのみ(10/2期は仕入高全体の4.3%)。むしろ同社を語る上で忘れてならないのが、セブン&アイ・ホールディングス(3382)で、10/2期は同グループ向けの売上が全体の47.1%を占めた。
10/2期の品目別売上構成は、製品売上が56%(浅漬41%、惣菜12%、ふる漬3%)、商品売上が44%(漬物38%、青果物6%)。
 
<「ご飯がススム」シリーズ>
 
<浅漬に加え、惣菜製品もラインアップを強化>
 
2011年2月期第1四半期決算
 
(1)第1四半期(3-5月)連結業績
 
前年同期比13.9%の増収、同78.2%の経常減益
売上高は前年同期比13.9%増の5,347百万円。テレビCMの放映効果に加え、売場提案による営業強化が成果を上げ、量販店を中心に「ご飯がススム」シリーズの販売が伸びた。ただ、利益面では、春先の天候不順による原料野菜の価格高騰で売上総利益率が悪化する一方、テレビCM等による広告宣伝費の増加及び関西新工場の稼働に伴う費用増加等で販管費が増加したため、営業利益が同92.2%減少した。
 
第1四半期の取り組み
製品開発面では「ご飯」をキーワードとした惣菜製品「ごはんおかわり!!」シリーズ、チーズやワインに合う程良い甘みとすっきりとした酸味が特長の「チーズとワインとピックルス」シリーズ等、新規分野でナショナルブランド商品を発売。また、製造面では、子会社(株)ピックルスコーポレーション関西の新工場が4月に稼働した他、既存工場においても新規設備の導入を行いキムチ生産の能力増強を図った。
 
(2)財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
第1四半期末の総資産は前期末比460百万円増の12,452百万円。売上の増加及び積極的な新製品投入により売上債権やたな卸資産が増加した他、新工場の建設で有形固定資産も増加。有利子負債の積み増しを行わず、手元資金や仕入債務の増加で資金需要を賄った。CFの面では、仕入債務の増加で資金効率が改善したものの、税負担が増加したため営業CFがわずかに減少した。ただ、新工場建設など設備投資の一巡で投資CFのマイナス幅が縮小したため、フリーCFは改善した。新たな借入れを行わなかったため財務CFがマイナスとなり(有利子負債の増加はリース債務の増加による)、現金及び現金同等物期末残高は前期末比255百万円減少した。
 
 
 
2011年2月期業績予想
 
(1)連結業績
 
通期業績予想に変更は無く、前期比7.2%の増収、同14.9%の経常増益予想
利益貢献の少ない青果物販売が減少するものの、「ご飯がススム」シリーズ(「ご飯がススムキムチ」、「ご飯がススム辛口」、「ご飯がススムカクテキ」の3部作)の売上が大幅に拡大する他、コンビ二向け新商品の寄与で浅漬の売上も増加する。利益面では、物流費の増加やテレビCM及び店頭での販促の積極化で販管費が増加するものの、増収効果と青果物販売の減少による売上総利益率の改善で吸収、営業利益は同16.1%増加する見込み。配当は1株あたり10円の期末配当を予定している。
 
(2)「ご飯がススム ラ〜油うま辛きゅうり」を新発売
6月21日に「ご飯がススム ラ〜油うま辛きゅうり」を発売した。高い評価を得ている「ご飯がススム」のシリーズの新ラインナップで、胡瓜をフライドガーリック・フライドオニオンを加えた特製具入りラー油で味付けし、キムチ風に仕上げた。ラー油のピリッとしたほどよい辛さと、後引く旨味たっぷりのタレで、ご飯がススムこと間違いなし!また、もやしも入っており、濃い味わいのタレがよく絡み、おかずの1品として、或いはお酒のおつまみとして、楽しみ方も色々。毎日の食卓に乗せて欲しい一品。
 
取材を終えて
相次ぐ新製品の投入と投入した新製品の販売好調で売上が順調に伸びているが、上期予想対して利益面での進捗が遅れており若干不安は残る。販管費の増加は想定の範囲内なのだろうが、天候不順による原価率の上昇は想定外であったと思われる。増収効果で吸収するべく第2四半期(6-8月)以降の更なるCM効果や「ご飯がススム ラ〜油うま辛きゅうり」等の新製品の寄与に期待したい。
 
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投稿者 片本彰雄 : 2010年08月05日 21:00

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