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(3034:大証ヘラクレス) クオール 企業HP
中村 勝 社長
中村 勝 社長

【ブリッジレポート vol.8】2011年3月期第1四半期業績レポート
取材概要「調剤薬局併設型コンビニエンスストア「ナチュラルローソン城山トラストタワー店」が8月2日にオープンした。同店では、OTC医薬品の販売に加え、調・・・」続きは本文をご覧ください。
2010年9月7日掲載
企業基本情報
企業名
クオール株式会社
社長
中村 勝
所在地
東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー37階
事業内容
調剤薬局チェーン大手。首都圏中心に東北、中部、北陸、関西に約280店舗を展開。
決算期
3月末日
業種
小売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2010年3月 56,305 2,001 2,003 828
2009年3月 49,010 1,502 1,482 653
2008年3月 38,002 1,295 1,278 547
2007年3月 24,827 937 875 403
2006年3月 21,701 779 763 333
2005年3月 20,193 611 580 74
2004年3月 18,500 28 10 -134
2003年3月 11,869 253 413 -33
2002年3月 8,107 5 153 68
株式情報(8/25現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
70,800円 123,744株 8,761百万円 8.8% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
1,000.00円 1.4% 6,943.97円 10.2倍 79,325.82円 0.9倍
※株価は8/25終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
クオールの2011年3月期第1四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
主に民間病院・クリニックを対象とした調剤薬局をチェーン展開している。「“クオリティ オブ ライフ”の向上」を企業信念として掲げ、社名の「クオール」もこれに由来する。首都圏中心に東北、中部、北陸、関西に店舗展開しており、出店は常に医療機関とのマンツーマン体制を堅持する事で調剤薬局間の無駄な顧客獲得競争を排除している。また、地域に根ざした店舗運営を進めると共に、従来の調剤薬局のイメージを一新するような外観や明るく快適な店舗づくりで差別化を図っている。この他、医薬品治験関連(SMO)事業や薬のパンフレット作成等を手掛ける出版事業も手掛けており、10/3期の売上構成は、調剤薬局を展開する保険薬局事業が95.7%、医薬品治験関連(SMO)事業が0.6%、出版事業が3.5%、薬剤師を中心とした労働者派遣・紹介の派遣事業が0.1%。10年3月末現在のグループ店舗数は274店舗。
 
<沿革>
92年10月、調剤及び医薬品の販売を目的に設立された。03年5月、子会社フェーズオン(株)を設立し、医薬品治験関連(SMO)事業に参入。07年1月には、第一製薬(現:第一三共)傘下の第一メディカル(株)(現メディカルクオール)の全株式を取得し、医療・医薬情報資材の制作関連事業を開始した。06年4月、大証ヘラクレスに株式を上場し現在に至る。
 
<クオールグループ>
グループは、同社の他、下記の連結子会社11社、及びその他の関係会社2社で構成されている。
 
保険薬局事業(クオール及び連結子会社7社)
同社が、主に中規模の民間病院・クリニック(処方せん応需枚数100枚/日前後)の門前を中心に東北、関東、関西等、全国へ展開しているのに対して、子会社の(株)福聚、(株)イムノファーマシー大阪(08年7月子会社化)、クオール東日本(株)(08年8月設立)の3社がクリニック等の門前薬局として各地域に展開。事業エリアは、(株)福聚が首都圏、(株)イムノファーマシー大阪が関西、クオール東日本が東北。この他、(株)お茶の水調剤薬局(08年10月持分法適用→連結子会社)、クオール関東(株)(09年2月設立)、医療事務受託の医療総合研究所。
 
その他事業(連結子会社4社)
医療・医薬情報資材制作関連事業を手掛けるメディカルクオール(株)、医薬品治験関連(SMO)事業のフェーズオン(株)の他、労働者派遣・紹介事業のクオールメディス(株)(08年12月設立)、社内業務代行事業(「障害者雇用の促進」を目的とした特例子会社)のクオールアシスト(株)(09年2月設立)。
 
 
2011年3月期第1四半期決算
 
 
前年同期比6.6%の増収、同31.5%の経常増益
薬価の引き下げがあったものの、昨年度に連結子会社化したテイオーファーマシー(株)の寄与(22店舗)や新規出店効果(4店舗)で売上高が14,577百万円と同6.6%増加。処方箋単価の低下等で売上総利益率がわずかに低下したものの、増収効果と経費の節減による販管費の減少で営業利益は同29.6%増加した。四半期純利益の減少は資産除去債務に関する会計基準の適用に伴う影響額105百万円や固定資産除却損72百万円など184百万円を特別損失に計上したため。
尚、4店舗の新規出店を行う一方、4店舗を閉鎖したため、期末店舗数は前期末と同じ274店舗となった。
 
 
(3)財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
第1四半期末の総資産は前期末比411百万円減の27,128百万円。配当や法人税等の支払いに加え、有利子負債の削減を進めたため現預金が減少した。CFの面では、ほぼ前年同期並みの営業CFを確保する一方、M&A関連の支出が無かったため投資CFのマイナス幅が縮小。前年同期は39百万円のマイナスだったフリーCFが309百万円の黒字となった。ただ、有利子負債の削減を積極的に進めた事や配当の支払いもあり、現金及び現金同等物の四半期末残高は2,010百万円と前期末比293百万円減少した。
 
 
 
 
2011年3月期業績予想
 
 
通期業績予想に変更は無く、前期比11.9%の増収、同22.7%の経常増益予想
新規出店は直営店32店舗の他、ローソンとの共同店5店舗、合弁会社ジーエムキュー(株)3店舗、FC10店舗を計画。また、前期に17.6%だったジェネリック医薬品の比率(数量ベース)を、処方元との打ち合わせの上、25%に引き上げたい考え。配当は特別配当を落とし、1株当たり年1,000円を予定している(うち上期末配当500円)。
 
 
取材を終えて
調剤薬局併設型コンビニエンスストア「ナチュラルローソン城山トラストタワー店」が8月2日にオープンした。同店では、OTC医薬品の販売に加え、調剤薬局での医療機関からの処方せんへの対応、更には薬剤師による健康相談等、クオールのノウハウを活かした医薬専門性の高いサービスを提供すると共に、ナチュラルローソンの健康をベースにした商品開発力を活かして医食同源を追求していく。同店の運営はローソンのフランチャイジーとしてクオールが行い、今後、関東地方を中心に多店舗展開を進めていく考え。また、8月28日には「クオールカード」のサービスも開始。クオールカードは、患者の同意を得た上で、全国のクオール薬局で患者の処方情報を照会できるサービス。旅先での緊急時や転勤等によりかかりつけの医療機関が変わった場合等でも、クオール薬局であれば異なる店舗でも情報が共有されているため、待ち時間が短縮される上、同じ調剤方法・一包化サービス等を受ける事ができる。この他、在宅医療への取り組みも強化し、身近なコンビニでのセルフメディケーションへの貢献から通常窓口での服薬指導、更には在宅医療と一気通貫のサービス体制を確立する事で成長力を持続していく考えだ。
 
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