ブリッジレポート
(2687:東証1部) シー・ヴイ・エス・ベイエリア 企業HP
泉澤 豊 社長
泉澤 豊 社長

【ブリッジレポート vol.30】2011年2月期第3四半期業績レポート
取材概要「(株)アスクの収益性改善が進んでおり、また、(株)エフ.エイ.二四も(株)アスクとのシナジーが現れている事に加え、電鉄系ビジネスホテ・・・」続きは本文をご覧ください。
2011年2月8日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア
社長
泉澤 豊
所在地
千葉県浦安市美浜1−9−2
事業内容
千葉及び東京のベイエリア地域を中心に、コンビニを直営店舗主体に展開。ビジネスホテル事業の他、子会社がマンション向けフロントサービスを提供。
決算期
2月
業種
小売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2010年2月 26,322 416 610 235
2009年2月 25,271 571 334 -78
2008年2月 24,277 623 446 216
2007年2月 23,347 699 610 310
2006年2月 22,332 1,018 1,055 600
2005年2月 20,956 1,081 1,101 578
2004年2月 17,236 946 1,048 499
2003年2月 14,024 880 878 390
2002年2月 12,358 847 873 445
2001年2月 11,835 753 722 386
2000年2月 9,840 641 673 306
株式情報(1/12現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
124円 24,683,602株 3,061百万円 6.1% 1,000株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
4.00円 3.2% 8.14円 15.2倍 164.55円 0.8倍
※株価は1/12終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
シー・ヴイ・エス・ベイエリアの2011年2月期第3四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
(株)サークルKサンクスの企業フランチャイズ本部として、東京都内9区(新宿区、千代田区、中央区、江東区、江戸川区、港区、葛飾区、足立区、台東区)及び千葉県全域においてコンビニエンス・ストア(コンビニ)「サンクス」を展開すると共に、加盟店の指導や経営ノウハウ等の提供を行なっている。
 
<非コンビニ事業の育成−「便利さの提供」を追求−>
「便利さの提供」を企業理念に掲げ、この一環としてコンビニの店舗で「クリーニング取次ぎサービス」や「宝くじ」販売等の独自サービスを提供している他、非コンビニ事業の育成にも注力している。具体的には、09年11月にJR京葉線市川塩浜駅前にビジネスホテル「CVS・BAY HOTEL」(千葉県市川市)を開業した他、連結子会社(株)エフ.エイ.二四がマンションフロントでの「クリーニング取次ぎサービス」(200物件以上でサービスを提供中)や「お掃除サービス」等を手掛けている。また、09年10月にはマンション向けフロント(コンシェルジュ)サービスで業界トップの(株)アスクを子会社化した。
 
ビジネスホテル「CVS・BAY HOTEL」
市川市が保有するJR京葉線市川塩浜駅前の遊休地を定期借地で借受け、108室規模(シングル54室、ダブル12室、ツイン41室、バリアフリー1室)のビジネスホテルを運営している。投資額は700百万円(建物650百万円、客室設備50百万円)。
JR京葉線 市川塩浜駅は東京駅から快速で19分。東京ディズニーリゾートのある舞浜駅まで2駅5分、幕張メッセがある海浜幕張駅まで14分の好立地。価格競争力も強く(朝食付きで1泊5,800円から)、周辺には競合となるビジネスホテルがない状態。
 
連結子会社(株)アスク社
09年10月1日に議決権の58.3%を取得し、マンション向けフロント(コンシェルジュ)サービスで業界トップの(株)アスクを連結子会社化した。(株)アスクは、クリーニングなどの各種取次ぎや各種案内等のコンシェルジュサービス、メンテナンスサポートやハウスクリーニング業者紹介等のレジデンスサポート、ミニショップや売店の運営、更にはカーシェアリング事業(22物件、4,400世帯を対象に30台の車両を提供中)を手掛けており、不動産会社やマンション管理会社等を顧客に持ち、首都圏を中心に約860物件を受託している。「クリーニング取次ぎ」や「ハウスクリーニング」サービス等で連結子会社(株)エフ.エイ.二四との相乗効果が期待でき、中期的には物販の取次ぎ等で事業拡大も強めていく考え。
 
 
2011年2月期第3四半期決算
 
 
前年同期比12.3%の増収、同7.7%の経常減益
消費低迷に加え、店舗閉鎖等の影響もあり、主力のコンビニ事業が減収となったものの、昨年10月に子会社化した(株)アスクの寄与やクリーニング事業を手掛ける(株)エフ.エイ.二四の増収で営業総収入が増加。利益面でも子会社2社が寄与した上、コンビニ事業も、猛暑効果で、飲料、アイスクリーム等の利益率の高い盛夏商品の販売が伸びる一方、店舗運営の効率化や諸経費の節減により販管費の削減が進展。営業利益は5.3億円と同31.5%増加した。ただ、有価証券運用損益の悪化(116百万円→△21百万円)や投資事業組合運用損(23百万円)の計上で営業外損益が悪化。税負担の増加もあり四半期純利益は同22.5%減少した。
 
 
コンビニエンス・ストア事業
第3四半期(累計)の事業収入は168.1億円。量(店舗数)よりも質(1店舗の売上高)を重視し、オリジナル商品で利益率が高い弁当や惣菜、生鮮品等の取扱商品数の拡大に努めた結果、9-11月の3ヶ月間では事業収入が55.2億円と前年同期比3.0%減少したものの、営業利益は2.5億円と同10.5%増加した。
尚、新規出店を見合わせる中、不採算店3店舗を閉店したため、第3四半期末の店舗数は127店舗。第3四半期累計の加盟店を含む全店売上高は前年同期比7.2%減の190.7億円。また、既存店平均日販は同4.7%減の54万円となり、内訳は客数が同3.8%減の986人、客単価が同0.9%減の552円。
 
マンションフロントサービス事業
第3四半期(累計)の事業収入は38.5億円。9-11月の3ヶ月間では、事業収入が前年同期比29.7%増の12.5億円、営業利益が同9.1倍の41百万円。受託件数の増加を背景に売上が増加する中、給与単価の見直しやクリーニング取次ぎのグループ集約化等で経費削減が進み想定以上に収益性が改善した。
尚、居住者の更なる利便性向上に向け、米、水等の「重たい物」「かさばる物」をフロントからお届けする生活支援サービスの拡充や、新築マンションの共用施設サービスとして居住者専用のカーシェアリングサービス「カテラ」の定着に取り組んだ他、常設の人材教育センターを開設し、スタッフ・社員教育研修の定例化、独自の教育プログラムの開発等、居住者満足度向上のための事業基盤の整備も進めた。
 
クリーニング事業
第3四半期(累計)の事業収入は9.3億円。9-11月の3ヶ月間では、事業収入が前年同期比120.4%増の2.9億円、営業利益が同38.7%増の11百万円。(株)アスクとの業務提携による取引先の増加に加え、客単価もタワーマンションや高級マンションのフロントでのクリーニング取次ぎサービスにより全国全世帯平均を上回る水準を維持。衣替え時期に合わせた値引きセール等の販促策も成果をあげた。また、法人向けの「リネンサプライサービス」もホテルや医療関係等を中心に取引先企業が増加しており売上が増加傾向にある。
 
その他事業
第3四半期(累計)の事業収入は2.4億円。9-11月の3ヶ月間では、事業収入が前年同期比151.4%増の88百万円、営業損失13百万円(前年同期は36百万円の損失)。09年11月にオープンしたビジネスホテル「CVS・BAY HOTEL」は認知度の向上に加え、9月には千葉国体関係者の利用もあり、概ね想定通りの稼働率で推移。開業3年目での黒字化に向け、業績は堅調に推移している。
 
(3)財政状態及びキャッシュ・フロー(CF)
第3四半期末の総資産は前期末比1.9億円増の129.3億円。CFの改善で現預金が増加したが、資産・負債全般にスリム化が進んだ。CFの面では、税負担の増加(0.8億円→3.2億円)で営業CFが減少したものの、ビジネスホテル関連の投資一巡とM&A関連の支出の減少で投資CFのマイナス幅が大幅に縮小。前年同期は4.0億円のマイナスだったフリーCFが4.1億円の黒字に転換した。配当の支払いや債務の返済等で財務CFがマイナスとなったものの、現金及び現金同等物の第3四半期末残高は25.8億円と前期末比3.5億円増加した。
 
 
 
2011年2月期業績予想
 
 
通期業績予想に変更は無く、前期比10.0%の増収、同15.7%の経常減益予想
上期決算発表時に情報修正した業績予想に変更は無かった。通期業績予想に対する進捗率は、売上高が75.4%(前年同期は73.9%)、営業利益が95.2%(同97.1%)、経常利益が104.7%(同95.6%)と順調。1株当たり2円の期末配当を予定している(上期末配当2円と合わせて年4円)。
 
 
 
取材を終えて
(株)アスクの収益性改善が進んでおり、また、(株)エフ.エイ.二四も(株)アスクとのシナジーが現れている事に加え、電鉄系ビジネスホテルの開拓に成功するなど新規の顧客開拓も順調。電鉄系ビジネスホテルとの取引では、ホテルの利用者向けのクリーニングサービスにとどまらず、客室のシーツや従業員ユニフォーム等のクリーニングも依頼されていると言う。また、ビジネスホテル事業も価格競争力と立地条件の良さを武器に開業3年目での黒字化に向け順調。主力のコンビニ事業で店舗運営の効率化や諸経費節減が進んでいる事もあり、来期は一段の業績拡大が期待できそうだ。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあります。また本資料の内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。
投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
Copyright(C) 2017 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved.

« ブリッジレポート:(4340)シンプレクス・ホールディングス vol.15 | ブリッジレポート:(4709)インフォメーション・ディベロプメント vol.35»

これからです

投稿者 山田直樹 : 2011年02月09日 19:28

ブリッジレポート(バックナンバー)
アンケート
ブリッジメール
アラート申込み
CLOSE