ブリッジレポート
(2925:JASDAQ) ピックルスコーポレーション 企業HP
荻野 芳朗 社長
荻野 芳朗 社長

【ブリッジレポート vol.14】2012年2月期第1四半期業績レポート
取材概要「今期は利益面で上振れ期待が高いが、同社は天候等の外部要因で利益が振れ易い。このため、目先の利益変動よりも、積極的な製品開発や販売促進活動・・・」続きは本文をご覧ください。
2011年7月19日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社ピックルスコーポレーション
社長
荻野 芳朗
所在地
埼玉県所沢市くすのき台3-18-3
事業内容
漬物業界1位、シェア約4%。セブン&アイ向け約4割。地方スーパー、生協などに拡大中
決算期
2月末日
業種
食料品(製造業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2011年2月 20,824 577 624 365
2010年2月 18,234 536 583 322
2009年2月 18,502 399 413 202
2008年2月 17,870 286 373 205
2007年2月 16,775 293 355 218
2006年2月 16,563 158 205 -37
2005年2月 18,186 74 146 144
2004年2月 18,038 268 285 99
2003年2月 18,047 101 98 36
2002年2月 16,542 548 514 230
2001年2月 16,895 302 287 266
株式情報(7/8現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
356円 6,394,774株 2,277百万円 6.5% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
10.00円 2.8% 67.05円 5.3倍 927.22円 0.4倍
※株価は7/8終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
ピックルスコーポレーションの2012年2月期第1四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
浅漬・惣菜の製造・販売及び青果物・漬物等の仕入販売を行なっている。「野菜の元気をお届けします」をスローガンに掲げ、コーポレートカラーの緑は新鮮感を表す。自社製品は、契約栽培によるトレーサビリティの確保された国産野菜(約70%が契約栽培)が中心で保存料・合成着色料は使用しない。また、製造現場では、工場内での温度管理の徹底や入室前の全従業員の服装・健康チェック、更にはISO9001、HACCPの取得や5S活動に取り組む等、「安全な食へのこだわり」は強い。連結子会社7社及び持分法適用会社4社と共に全国的な製造・販売ネットワークを構築している。

資本関係では、「きゅうりのキューちゃん」でお馴染みの東海漬物(株)が株式の49.6%を保有するが、取引はわずかにふる漬等の仕入があるのみ(11/2期は仕入高全体の2.8%)。むしろ同社を語る上で忘れてならないのが、セブン&アイ・ホールディングス(3382)で、11/2期は同グループ向けの売上が全体の39.3%(10/2期は47.1%)を占めた。 11/2期の品目別売上構成は、製品売上が63%(浅漬・キムチ50%、惣菜10%、ふる漬3%)、商品売上が37%(漬物35%、青果物2%)。
 
 
 
2012年2月期第1四半期決算
 
 
前年同期比4.1%の減収、経常利益4.4億円(前年同期は経常利益0.3億円)
売上高は前年同期比4.1%減の51.2億円。「ご飯がススムキムチ」等のキムチや浅漬、惣菜等の製品売上が堅調に推移したものの、利益貢献が少なかったファミリーレストラン向け青果物の取り扱いをやめた影響をカバーできなかった。ただ、利益面では、上記要因による売上構成の良化に加え、前年同期は天候不順による原材料価格高騰の影響を受けた事もあり、原価率が7.7ポイント改善し売上総利益が大幅に増加。一方、ラジオCM等の広告宣伝活動や売場提案等の販売促進活動を積極的に実施したものの、全社的な経費の節減と稼働から1年を経過した関西新工場のオペレーションの軌道化等で販管費は減少し、前年同期は0.1億円にとどまった営業利益が4.1億円に拡大した。
 
尚、3月11日に発生した東日本大震災においては、宮城ファクトリー(宮城県加美郡)の設備等に若干の被害があった他、福島工場(福島県本宮市)も地震後に操業を停止したが、福島工場は3月14日から、宮城ファクトリーも3月21日から通常通りのオペレーションに復している。また、被災地及び被災者支援の一環として、震災により親を亡くした子どもたち等を支援するあしなが育英会への寄付を実施した他、震災直後には東北地区の販売先に対する商品の無償提供や、被災者へ野菜の元気を届けるべく、農林水産省へ食料等の無償提供も行った。
 
(2)財政状態
第1四半期末の総資産は前期末比4.5億円増の128.7億円。主力製品を中心に販売が堅調に推移した事で売上債権、仕入債務が増加したが、その一方で、売上債権の回収も進み現預金が増加した。
 
 
(3)第1四半期の取組み
販売面では、全国の製造・販売拠点を活用した営業活動、ラジオCM等の広告宣伝活動、更には売場提案等の販売促進活動を積極的に実施し、既存得意先への拡販や新規取引先の開拓を進めた。製品開発面では、「キャベツの甘酢漬」や北海道ブランドを活用した「なまらうまいキムチ」のリニューアル、原料や製法にこだわった福神漬「匠づくり」及び量販店の惣菜売場向けの惣菜製品等の開発を行い、販売を開始した。また、スナック菓子メーカー山芳製菓 株式会社(東京都板橋区)と共同で「ご飯がススムキムチ味ポテトチップス」を開発。山芳製菓(株)の製造・販売で、5月23日から全国のセブンイレブンで先行発売を開始し、その他の取引先においても7月4日から販売を開始した。
 
(株)ピックルスコーポレーションと山芳製菓(株)とのコラボ製品
「ご飯がススムキムチ味ポテトチップス」
 
(株)ピックルスコーポレーションの売れ筋商品である「ご飯がススム キムチ」の特徴的な味である、甘み、辛み、後引く魚介の旨味が忠実にポテトチップスに再現されており、一度食べたらやみつきになる。
ちなみに、製品に「ご飯がススム キムチ」を使用しているのではなく、ポテトチップスで「ご飯がススム キムチ」の味を再現した事がポイント。
おやつとしてはもちろん、ビール等のおつまみもピッタリの美味しい濃厚な味わい。
希望小売価格は138円。是非一度ご賞味を!
 
 
2012年2月期業績予想
 
上期及び通期業績予想に変更は無く、通期で前期比0.5%の増収、同20.6%の経常増益予想
業績予想に変更は無かったものの、順調な製品販売と原材料価格の落ち着きで第1四半期の営業利益、経常利益、及び四半期純利益が上期予想を上回った。JR車内でのステッカーによる広告(6-9月)やCM(7-9月にテレビ)を予定しているため、第2四半期以降、広告宣伝費の増加が予想される他、スーパーやコンビニ等での堅調な食品販売の持続性や、猛暑の影響による夏場の原材料価格上昇リスク(気象庁は7月9日に「九州北部、関東甲信、北陸で梅雨明けしたとみられる」と発表。昨年に比べ、いずれも8日早い)等を考えると、必ずしも楽観できない面はある。しかし、12/2期が順調なスタートをきった事は確かであり、会社の想定を上回って推移しているものと思われる。
 
 
 
今後の注目点
今期は利益面で上振れ期待が高いが、同社は天候等の外部要因で利益が振れ易い。このため、目先の利益変動よりも、積極的な製品開発や販売促進活動を展開している「ご飯がススム キムチ シリーズ」等の販売動向に注目していきたい。売上が増加していれば、時間差はあって、いずれ利益に反映され、最終的には株主価値の向上につながろう。
 
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投稿者 山田直樹 : 2011年07月20日 14:52

萩野社長のご挨拶にも有りますように、何といっても「日本人の野菜不足の食生活と安心と安全」が基本であり、その商品軍の豊富さで、今の家庭の主婦は昔と違って漬物をつくる習慣がなくなりました。そこが貴社、ピックルスコーポレーションの一番の強みだと思います。加えて国産キムチも最近の中国食品の不安と重なり、安心して戴けるのも庶民にとっては有難く、値段も的確なところも強みです。

投稿者 宮川甲八郎 : 2011年08月10日 17:38

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