ブリッジレポート
(4849:JASDAQ) エン・ジャパン 企業HP
越智 通勝 会長
越智 通勝 会長
鈴木 孝二 社長
鈴木 孝二 社長
【ブリッジレポート vol.30】2012年3月期第4四半期業績レポート
取材概要「主力の「[en]社会人の転職情報」では、掲載案件獲得を強化したサーチ型採用ソリューション(成功報酬型の求人広告)の掲載件数が前年同期比59.7・・・」続きは本文をご覧ください。
2012年4月3日掲載
企業基本情報
企業名
エン・ジャパン株式会社
会長
越智 通勝
社長
鈴木 孝二
所在地
東京都新宿区西新宿 6-5-1
事業内容
(1)インターネットを活用した求人求職情報サービス
(2)人材採用から社員教育、人事評価制度までのコンサルティング
(3)人事業務システムの販売及び請負サービス
(4)インターネットを活用した結婚式場情報サービス
決算期
3月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2010年12月 9,991 1,774 1,803 875
2009年12月 10,209 1,259 1,212 459
2008年12月 21,329 5,943 5,906 3,090
2007年12月 22,686 7,564 7,573 4,168
2006年12月 16,919 5,605 5,607 3,105
2005年12月 11,491 3,791 3,826 2,203
2004年12月 6,980 2,245 2,254 1,253
2003年12月 4,372 1,749 1,754 1,038
2002年12月 3,107 1,305 1,283 663
2001年12月 1,876 933 898 464
2000年12月 620 254 249 132
株式情報(3/21現在データ)
株価 発行済株式数(自己株式を控除) 時価総額 ROE(実) 売買単位
98,700円 221,454株 21,858百万円 7.1% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
1,825.00円 1.8% 6,338.67円 15.6倍 57,110.77円 1.7倍
※株価は3/21終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。ROE、BPSは前期末実績。
 
エン・ジャパンの2012年3月期(11年1月〜12年3月の15ヶ月決算)第4四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
インターネット上での[en]ブランドの転職・就職情報サイトの運営、及び人材採用、社員教育、人事評価等のコンサルティングサービスを提供している。求人・求職をめぐっては、「実際の業務に就いてみたら、業務内容が事前の説明と違った」と言うトラブルが多いが、同社では、営業担当者が求人企業を取材し、求人企業やその業務内容について、客観的で公正かつ詳細な情報提供を念頭に原稿作成を行っている。こうした公正で詳細な企業情報が求職者から高い評価を受けている事はもちろんだが、求職者は企業や業務内容を十分理解して入社するため、「戦力化が早い上、離職者が少ない」と求人企業からも高い評価を受けている。尚、売上高の大半を求人企業からの求人広告掲載料収入が占め、求職者に負担は生じない。
また、10/12期には、高い専門性と語学力が求められるグローバル企業のバイリンガル人材の紹介と人材派遣を手掛けるウォールストリートアソシエイツ(株)(現:エンワールド・ジャパン以下、EWJ社)を子会社化した他、クラウド型人事システム&給与計算アウトソーシング「FINE」の販売や結婚式場情報サイト「エン・ウエディング」の運営を開始する等、新たな事業分野へも積極的に展開している。

事業は、中途採用事業、新卒採用事業、教育・評価事業、及びその他事業に分かれ、運営サイトは、「[en]社会人の転職情報」、「[en]転職コンサルタント」、「[en]派遣のお仕事情報」、「[en]チャレンジ!はた☆らく」(以上中途採用事業)、「[en]学生の就職情報」(新卒採用事業)及び結婚式場情報サイト「エン・ウエディング」の6サイト。
 
 
2012年3月期第4四半期決算
 
 
前年同期比23.7%の増収、同35.7%の経常増益
売上高は前年同期比23.7%増の123.5億円。10年8月に子会社化したEWJ社がフルに寄与した他、主力サイトの「[en]社会人の転職情報」が堅調に推移した。利益面では、労務費・人件費を中心に営業費用が増加したものの、増収効果で吸収し営業利益が25.8億円と同45.8%増加。財団設立に伴う寄付金(1.3億円)の計上で営業外費用が増加した他、固定資産除却損0.8億円や子会社設立費用等1.0億円など特別損失2.0億円を計上したものの、四半期純利益は11.8億円と同35.4%増加した。尚、連結子会社の、EWJ社は売上高22.5億円(前年同期比4.7%増)、営業利益4.0億円(同1.5%減)、持分法適用子会社の英才網聯(北京)科技有限公司は売上高53百万元(同44.7%増。円換算661百万円)、営業利益14百万元(同86.3%増。同173百万円)。円換算は、11年12月31日の為替レート1元=12.3円で換算。
 
 
 
前年同期比2.8%の増収、同2.1%の経常減益
売上高は前年同期比2.8%増の34.5億円。中途採用事業において各サイトやEWJ社が堅調に推移した他、新卒採用事業も計画を上回る結果であったことから、想定した売上高34.1億円を上回る着地となった。労務費・人件費や広告宣伝費・販売促進費等を中心に営業費用が増加したものの、営業利益も想定(6.5億円)を上回った。
 
(2)セグメント別動向
中途採用事業
当事業には、「[en]社会人の転職情報」、「[en]転職コンサルタント」、「[en]派遣のお仕事情報」、「[en]チャレンジ!はた☆らく」、EWJ社、及び適性テスト等の「中途関連その他」の収益が計上されている。
第4四半期は売上高27.1億円(前年同期26.6億円)、セグメント利益7.1億円(同8.4億円)。企業の人材採用意欲は引き続き旺盛で、各就業形態において、SNS、スマートフォン関連の人材ニーズが多かった。また、グローバル展開を加速する企業の増加を背景にバイリンガル及びハイクラスの求人案件も増加した。こうした中、「[en]社会人の転職情報」は組織変更やサイトリニューアルを実施した影響で営業効率が落ちた時期があったが、「サーチ型採用ソリューション」の掲載件数が順調に増加。組織変更の効果で、「[en]チャレンジ!はた☆らく」と「[en]派遣のお仕事情報」のクロスセリングも進んだ。
 
 
新卒採用事業
当事業には、「[en]学生の就職情報」及び「新卒関連その他」(適性テスト等)の収益が計上されている。 第4四半期は売上高6.4億円(前年同期5.9億円)、セグメント利益2.4億円(同1.9億円)。内定者及び新入社員向けの研修商品の販売が好調であったため、1社当たりの受注単価が上昇。採用活動が長期化した事で、2012年3月卒業予定学生向けサイトの売上高が想定を上回った。尚、2013年3月卒業予定学生の採用活動の開始は例年より2カ月遅い12月となった。採用意欲は昨年並みだが、学生のエントリー数が前年同時期を下回っているため、中堅・中小・ベンチャー企業は例年以上に当初の母集団形成に苦労する可能性が高いと言う。
 
教育・評価事業
売上高64百万円(前年同期73百万円)、セグメント利益0.7百万円(同6百万円の損失)。定額制研修サービス「エンカレッジ」が10月に単月黒字化。会員企業数の増加に加え、講座の内製化等でコスト削減が進んだ。テストは導入企業の実施量が増加し、1社あたりの単価が上昇した。尚、企業の人材育成に対する意欲は震災前の水準に戻っているものの、実際の動きは鈍い。また、新たに定額制教育サービスの開始を表明する企業が現れる等、競合激化の兆しが見られると言う。
 
その他の事業
売上高29百万円(前年同期26百万円)、セグメント損失60百万円(同97百万円の損失)。エン・ウエディングは、2011年の婚姻組数が前年から3万組減少する等、厳しい事業環境となったが、クライアント会場との連携を強化した事で掲載効果があがり、掲載単価が上昇した(12月末時点の掲載件数283件)。また、経営人事戦略システム「FINE」は、年末が人事業務の繁忙期に当たるため営業活動が停滞したものの、複数の新規顧客獲得に成功した。
 
 
2012年3月期業績予想
 
 
経費削減の進展を踏まえ通期の利益予想を上方修正
売上予想は据え置いたものの、経費削減が進んでいるとして利益予想を上方修正した。当期純利益の修正率が、営業利益及び経常利益よりも低いのは、税制改正による実効税率の変更等を織り込んだため。 配当は1株当たり695円増配の期末1,825円を予定。
 
 
 
 
今後の注目点
主力の「[en]社会人の転職情報」では、掲載案件獲得を強化したサーチ型採用ソリューション(成功報酬型の求人広告)の掲載件数が前年同期比59.7%増加した。東日本大震災の復興需要の顕在化やサプライチェーンの回復等により、新規求人数は増加傾向にあり、有効求人倍率も緩やかな回復が続いている。
一定のスキルや経験を持った人材の採用ニーズは高く、この層に合ったサービスであるサーチ型採用ソリューションの掲載件数、入社者数は堅調に推移していくと予想される。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
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