ブリッジレポート
(3667:東証1部) enish 企業HP
安徳 孝平 社長
安徳 孝平 社長

【ブリッジレポート vol.25】2018年12月期第3四半期業績レポート
取材概要「リアルインセンティブの強化、コンテンツの拡充、更にはコラボ等による「欅のキセキ」の更なる活性化とコラボの実施等によるブラウザゲームの・・・」続きは本文をご覧ください。
2018年11月14日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社enish
社長
安徳 孝平
所在地
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
事業内容
モバイルゲームの企画・開発・運営会社。ゲーム運営能力に優れ、主力の経営シミュレーションゲーム「ぼくのレストラン供廚筺屮ルショ☆」はロングランのヒット作品
決算期
12月末日
業種
情報・通信
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2017年12月 4,382 -914 -911 -982
2016年12月 4,970 -361 -401 -340
2015年12月 5,482 -964 -1,004 -1,447
2014年12月 6,452 149 151 22
2013年12月 6,624 1,109 1,078 653
2012年12月 4,430 666 654 373
2011年12月 2,590 526 523 298
2010年12月 415 64 71 55
2010年1月 22 -40 -41 -41
株式情報(10/31現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
542円 9,001,600株 4,879百万円 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
- - - - 167.56円 3.2倍
※株価は10/31終値。
 
enishの2018年12月期第3四半期決算の概要と通期の見通しについて、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
レストラン経営シミュレーションゲーム「ぼくのレストランII」やアパレルショップの経営シミュレーションゲーム「ガルショ☆」等の人気作品を有するソーシャルアプリの企画・開発・運営会社。「Link with Fun」というスローガンの下、「世界中にenishファンを作り出す」事をミッションとして掲げている。社名の「enish(エニッシュ)」は、人と人との縁(えん、えにし)に由来する。

基本方針は、(1)IPタイトルの強化、(2)オリジナルタイトルの強化、(3)非ゲーム事業への投資。「欅のキセキ」を中心としたゲーム事業の更なる成長と非ゲーム事業の拡大により安定した収益基盤の構築を目指している。非ゲーム事業では、ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」の提供、「Yahoo!ゲーム プレイヤー」の運用等を手掛けている。
 
 
 
グループが歩んだ成長の軌跡と、メンバーが努力し続ける事で起こした奇跡をたどるドキュメンタリータッチのパズルゲーム。ファンにグループやメンバーを知ってもらえるように工夫されており、メンバーが写真や動画で登場する。アイテム課金制をとっており、基本プレイは無料。350万超のダウンロード数を誇り、ユーザーレビューも安定して高評価を維持している(App Store4.8、Google Play4.5)。
 
 
【非ゲーム事業】
旬の洋服をブランドバッグ等とコーディネートして届ける月額ファッションレンタルサービス「EDIST. CLOSET」及び「Yahoo!ゲーム プレイヤー」を育成中である。
 
 
月額ファッションレンタルサービス「EDIST. CLOSET」のアイテムは全てオリジナル。プロのスタイリストが最新のトレンドを、素材や機能性にこだわって一から制作する。
 
 
洋服とセットでトータルコーディネートを提供するEDIST.BAGを2018年10月17日より開始した。
 
 
2018年12月期第3四半期決算
 
 
前四半期比減収ながら、営業損失が減少
主力ブラウザゲームの売上が減少する中、「欅のキセキ」もイベントの強弱で振れが大きかった。このため、売上高が13億15百万円と前四半期比6.1%減少したものの、支払手数料やロイヤリティ等の変動費の減少と広告宣伝の効率化で営業費用が14億75百万円と同7.5%(1億20百万円)減少。この結果、営業損失は前四半期の1億94百万円から1億60百万円に縮小した。
尚、安室奈美恵(2018年9月16日引退)の新しい旅立ちを応援するプロジェクトの一環として同社が開発・運用を担ったアプリ「WE LOVE NAMIEアプリ」(8月1日にリリース)がApp Storeで最高3位にランクインした。
 
 
 
 
営業損失が前年同期の7億32百万円から4億52百万円へ減少
主力ブラウザゲームの売上が減少する中、「欅のキセキ」の寄与で売上が増加し、売上総利益も大幅に増加した。広告宣伝費を抑制したものの、手数料やロイヤリティの負担が重く4億52百万円の営業損失となったが、損失は前年同期の7億32百万円から大幅に減少した。
 
 
(3)改善施策
売上面では、ユーザーの声を反映した新機能のUI等を改修し「ぼくのレストラン2」をてこ入れする他、「欅のキセキ」において課金につながる記念ガチャや福袋等による1周年施策を展開する。コスト面では、増員をせず新規タイトルの開発を進める事で固定費の増加を抑えると共に、第3四半期同様のコストコントロールを継続する。
 
 
第3四半期末の総資産は前期末と比べて4億53百万円増の21億35百万円。自己資本比率70.6%(前期末41.7%)。 財務基盤の改善・強化を目的に、2018 年1月10日に大和証券(株)を割当先とする第三者割当てによる行使価額修正条項付第10回新株予約権12,000個を発行し、2018 年2月15日に全ての行使が完了した(1,200千株を発行)。この増資により12億54百万円を調達した事で現預金と純資産が増加した。
 
 
2018年12月期の基本方針
 
基本方針は、ゲーム事業においてIPタイトルとオリジナルタイトルの強化に取り組むと共に、非ゲーム事業への投資を続ける。
 
ゲーム事業の方針
「欅のキセキ」については、年記念ガチャや福袋等による1周年フェスティバルを展開する(2018年10月1日〜10月31日)と共に、オリジナル楽曲の提供や他社とのコラボの実施により活性化させる。一方、12オーディンズについては、2018年10月31日でサービス終了した。ブラウザゲームでは、「ぼくのレストラン2」において新機能のUI等を改修すると共に、「ガルショ☆」も含めて、人気キャラクターやファッションブランド等とのコラボを実施する。また、収益確保に向け運営体制の効率化も図る。
 
「欅のキセキ」1周年フェス内容
第1弾:1周年記念ガチャ、1周年記念特大福袋、カムバックキャンペーン等
第2段:1周年記念ステージ、1周年記念チャレンジ等
第3弾:獲得UPキャンペーン、1周年記念特大パック、ユーザーレベル上限解放等
 
 
「ぼくのレストラン 2」
2010年6月のサービス開始から8年4ヶ月が経過するロングセラーのレストラン経営シミュレーションゲームである。新デコの改善とコラボの実施により、引き続き「売上水準の維持」に注力する。
 
「ガルショ☆」
2010年11月のサービス開始から7年11ヶ月が経過するロングセラーのアパレルショップ経営シミュレーションゲームである。継続的なコラボの実施による売上促進と運営体制の効率化による収益確保に取り組む。コラボでは、「SNOOPY」及び「サンリオ」との期間限定キャラクターコラボを第3四半期に予定しており、その後も他社とのコラボを継続して実施していく。
 
 
パイプライン
19/12期のリリースを念頭にオリジナルIP「De:Lithe 〜忘却の真王と盟約の天使〜」(王道RPG)と他社IP1タイトルの開発を進めており、他社IP1タイトルの交渉も進行中である。
 
 
非ゲーム事業
「EDIST.CLOSET」では、レンタルを軸に周辺事業の展開で事業領域の拡大を図る。この一環として、洋服とセットでトータルコーディネートを提供するべくEDIST.BAGを10月17日にリリースした。また、実際に見て、触って、試着して価値を実感する事ができる「ファッション×シェア」体験イベントや話題性を創出する継続的なコラボを実施していく。これらイベントの実施やバッグ展開で会員数の増加につなげたい考え。
また、Yahoo!ゲーム プレイヤーでは、ドラゴンクエストライバルズ「勇者杯2018秋」を実施する他、ゲームタイトルの獲得及び機能面の改善に取り組む。この他、着せ替えアプリにおいて、第2弾、第3弾のリリースに向けたIPの獲得に取り組んでいく。
 
 
 
今後の注目点
リアルインセンティブの強化、コンテンツの拡充、更にはコラボ等による「欅のキセキ」の更なる活性化とコラボの実施等によるブラウザゲームの売上維持で減収傾向に歯止めをかける事ができるかが第4四半期の注目点。ただ、「欅のキセキ」は売上面での貢献は大きいが、ロイヤリティの負担が重いため、売上が増えても営業利益への貢献は必ずしも大きくない。このため、黒字転換には新たな増収要因が必要だ。ファッションレンタルサービス「EDIST.CLOSET」の早期の収益貢献や来期発売予定の2タイトルに期待したい。新規タイトルはホームランであれば、それに越した事はないが、ヒットでも見通しに明るさが増してくる。
 
 
 
<参考:コーポレート・ガバナンスについて>
 
 
◎コーポレート・ガバナンス報告書   更新日:2018年08月07日
基本的な考え方
当社は、企業価値を継続的に高めていくためには、迅速な意思決定や適切な業務執行と共に、経営の健全性と透明性を高める経営監視システムを強化し、機能させることが極めて重要だと認識し、ステークホルダーの信頼維持のため、コーポレート・ガバナンスの充実に努めています。
 
<実施しない主な原則とその理由>
原則5-2 経営戦略や経営計画の策定・公表
モバイルゲーム事業を取り巻く環境の変化が激しく、当社の業績も短期的に大きく変動する可能性があること等から、具体的な数値目標を算出することが困難となっているため、決算業績及び事業の概況のタイムリーな開示に努め、具体的な数値目標については開示を見合わせます。
<開示している主な原則>
原則1-4 政策保有株式
当社は、モバイルゲーム及び周辺サービス事業に注力するため、当面は、上場株式を保有しない方針であります。なお、今後、政策保有をする場合、中長期的な企業価値向上の観点から、個別に賛否を判断いたします。

原則1-7 関連当事者間の取引
関連当事者取引については、取引条件及びその決定方法の妥当性について取締役会で審議し、意思決定を行う方針であります。
また、取締役会での意思決定後も、経理部門が取引の内容等の事後的なチェックを実施しています。

原則3-1 情報開示の充実
(i)会社の目指すところ(経営理念等)や経営戦略、経営計画
当社は、「Link with Fun」というスローガンのもと、「世界中にenishファンを作り出す」ことをミッションとして掲げ、ゲームデザイナー、エンジニア及びアートデザイナーが付加価値の高いサービスを生み出す会社であるとともに、グローバルマーケットに立てるクリエーター、スペシャリストを生み出す会社でもあり続けたいという経営の基本方針のもと、モバイルゲームを通じて、世界中のユーザーに新たな喜びを提供してまいります。また、当社が属するモバイルゲーム業界につきましては、競争環境が激化しております。このような状況の下、当社といたしましては継続的に良質なゲームタイトルを市場に投入するとともに、ゲーム事業以外の新規事業を育成することで確固たる収益基盤を確立する必要があると考えております。そのため、重要な経営課題及びその進捗状況については、株主総会や四半期ごとの決算発表その他適時に説明を行うこととしております。また、企業価値拡大に向けた取り組み方針については、随時決算説明会資料等で開示を行っております。詳しくは当社IRページをご覧ください。

原則5-1 株主との建設的な対話に関する方針
当社は、株主との建設的な対話を促進するため、経営陣幹部等を中心に様々な機会を通じて株主と対話を持つよう努めております。
また、広くIR活動を行うため、IR担当役員として取締役執行役員管理本部長を指定し、IR担当部署として管理本部経営企画を指定するとともに、経理、総務等の関連部門と有機的な連携に努めております。
アナリストや投資家および株主にタイムリーに情報提供するとともに、お問い合わせに迅速かつ適切に対応するよう努める一方で、対話に際してのインサイダー情報の管理を徹底するよう努めております。なお、株主の意見や懸念につきましては、必要に応じて経営陣幹部や取締役会に報告しております。
 
 
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあります。また本資料の内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。
投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
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