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日水コン(261A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、10月16日~10月22日に東証スタンダードに上場予定の日水コン(261A)をご紹介します。

日水コンは、上下水道を中心とした水に関する建設コンサルティングを行う企業です。

想定時価総額は169.7億円で、サービス業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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日水コンのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

上場日10月16日(水)~10月22日(火)
いろはにマネー独自の初値予想D(1.0倍未満)
※想定価格1,430円から、1,430円未満
企業Webサイトhttps://www.nissuicon.co.jp/
取り扱い証券野村證券、岡三証券

事前入金不要の岡三証券が取り扱っているね!

日水コンのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,430円
仮条件1,320~1,430円
ブックビルディング期間9月27日(金)~10月3日(木)
当選発表日10月7日(月)
公開価格1,430円
申込期間10月7日(月)~10月10日(木)
上場日10月16日(水)
初値10月16日(水)

公開価格は仮条件の上限で決まったね!

日水コンのIPO初値予想【アマギフプレゼント】

IPO評価画像

時価総額169.7億円、吸収金額86.3億円と大型案件です。

業績は安定しており、2024年12月期の業績予想も増収増益となっています。

しかしながら、オファリングレシオや吸収金額が高い点は初値の上昇にマイナスの影響を与えるでしょう。

これらの点から、IPO評価: D(予想レンジ1.0倍未満=1,430円未満)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート
想定価格
1,430円
初値予想アンケート
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

日水コンの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主)91.30%5,507,500株
岡三証券8.70%524,500株
割当率・割当株数は、公開価格決定時付近に発表予定

\事前入金不要!/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 91 18
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 59 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 52 18 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 67 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 49 3 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 51 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主は野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合ですが、今回のIPOで全株(6,032,000株)を放出します。

また、第2位の株式会社クボタは農業機械メーカーとして国内トップシェア、世界でも3位を誇ります。

両社は過去に、下水道の水処理施設において全国初となるPFI事業に参画するなど協同しています。

株主名比率
野村キャピタル・パートナーズ第一号投資事業有限責任組合49.65%
株式会社クボタ19.51%
一般財団法人水・地域イノベーション財団14.98%
伊藤忠商事株式会社8.23%
四戸 泉2.47%
北村 昌之0.82%
佐久間 麻弥0.66%
吉田 春子0.33%
恵谷 啓二0.33%
丸山 慎一0.33%
上位10名を記載

ロックアップ期間は180日間だよ!

日水コンの業績情報

日水コン業績データ1
日水コン業績データ2
EPSは左軸、BPSは右軸
決算期2022年12月2023年12月
売上高20,77021,884
成長率+5.4%
経常利益1,9091,639
成長率-14.1%
経常利益率9.2%7.5%
当期純利益1,0781,103
成長率+2.3%
EPS54.292.9
BPS1,011.51,110.9
有価証券報告書を元に、いろはにマネー作成
※2024年4月1日付で普通株式1株につき2,000株の割合で株式分割を実行。

2023年12月期は売上高21,884百万円(前年同期比+5.4%)、経常利益1,639百万円(前年同期比-14.1%)となりました。

建設コンサルティング事業は、官公庁を主要な顧客としていることもあり、国土強靭化の必要性から公共事業関係費が安定的に推移しています。

さらに、新たな時代に向けてインフラ施設の耐震化や機能維持等に注力しています。

今後は、引き続き同社のコア事業の受注拡大・収益性の向上に力を入れていくようです。

具体的には、自治体から発注される案件を広域化、工程の統合発注、複数年度契約等を検討しています。

インフラサービスは安定しているね!

日水コンの事業内容

日水コンは上下水道を中心とした水に関するコンサルティング事業を展開しています。

具体的には、水道部門や下水道部門における調査・計画や設計・工事管理等を行っています。

同社の強みは、以下の3つです。

それぞれ解説していきます。

中央官庁や地方自治体との信頼関係と実績

2023年12月期の売上高21,884百万円のうち、20,637百万円(94.3%)は官公庁案件でした。

近年、国内においては、自治体の事業運営の支援が拡大(発注支援業務含む)しており、同社の役割も拡大しています。

2021年には日本初の大型水インフラコンセッション事業である宮城県上工下水一体官民連携運営事業に参画しました。

また、2023年には秋田県内全市町村と共同出資による広域補完組織を立ち上げました。

総合力と豊富な人材

同社では、土木、建築、建築設備、機械、電気、水質、情報等の多様な専門家が案件ごとにチームを編成し、幅広い業務に対応しています。

先進的な課題へ対応するための技術力

官公庁から発注される案件には、案件に応じた有資格者を配置することが求められているため、同社には専門知識を持った人材が多くいます。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近でIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Cross Eホールディングス8/29D(~1.0倍)0.92倍
オプロ8/21B(1.3~1.5倍)1.29倍
Faber Company7/31C(1.0~1.3倍)1.19倍
Heartseed7/30A(1.5~1.7倍)1.33倍
Liberaware7/29S(1.7倍~)1.46倍

初値はおおむね予想通りとなりました。

日経平均も徐々に回復しつつある中で、今後の動きに引き続き注目です。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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