今回はIPO企業の中から、10月22日~10月28日に東証グロースに上場予定のSchoo(264A)をご紹介します。
Schooは、個人や法人・高等教育機関に対して動画学習サービスを提供する企業です。
想定時価総額は67.3億円で、サービス業のIPOとなっています。
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SchooのIPO基本情報
ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。
上場日 | 10月22日(火)~10月28日(月) |
いろはにマネー独自の初値予想 | B(1.3倍以上1.5倍未満) ※想定価格580円から、754円~869円 |
企業Webサイト | https://corp.schoo.jp/ |
取り扱い証券 | 野村證券(主幹事)、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、松井証券など |
IPO主幹事数No.1のSMBC日興証券が取り扱っているね!
SchooのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
想定価格 | 580円 |
仮条件 | 630~690円 |
ブックビルディング期間 | 最短10月3日(木)~最長10月16日(水) |
当選発表日 | 10月10日(木)~10月17日(木)のいずれかの日に発表予定 |
公開価格 | 10月10日(木)~10月17日(木)のいずれかの日に発表予定 |
申込期間 | 最短10月11日(金)~最長10月23日(水) |
上場日 | 10月22日(火)~10月28日(月)のいずれかの日 |
初値 | 10月22日(火)~10月28日(月)のいずれかの日に発表予定 |
仮条件は630~690円と高めに出たね!
SchooのIPO初値予想【アマギフプレゼント】
時価総額が小さく、割安感がある点は初値に良い影響をもたらすでしょう。
一方、オファリングレシオが高く、公募比率が低いため、イグジット感が強い点には注意が必要です。
これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=754円~869円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
Schooの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
当選しやすい証券会社ランキング
なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
証券会社名 | 取扱数 | 主幹事数 | 抽選方法 | 事前入金 |
SBI証券 | 91 | 18 |
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
|
必要 |
楽天証券 | 59 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
SMBC日興証券 | 52 | 18 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 必要 |
松井証券 | 67 | 0 | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 不要 |
岡三証券 | 49 | 3 | 取引実績に応じて優遇抽選 | 不要 |
マネックス証券 | 51 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ
松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、森 健志郎氏は同社の代表取締役社長CEOを務めています。
また第2位の株主は投資ファンド、第3位~第7位の株主はベンチャーキャピタルです。
株主名 | 比率 |
---|---|
森 健志郎 | 24.65% |
IF Growth Opportunity Fund I , L.P. | 10.73% |
KDDI地方創生事業育成1号投資事業有限責任組合 | 9.37% |
BIG2号投資事業有限責任組合 | 7.62% |
インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合 | 5.88% |
ANRI1号投資事業有限責任組合 | 5.88% |
あおぞらHYBRID2号投資事業有限責任組合 | 4.03% |
中西 孝之 | 2.52% |
土佐機工株式会社 | 2.13% |
第一生命保険株式会社 | 2.13% |
第3・5・6位のベンチャーキャピタルは全株を売り出す予定だよ。
Schooの業績情報
決算期 | 2019年9月 | 2020年9月 | 2021年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 363 | 548 | 978 | 1,317 | 2,007 |
成長率 | ー | +51.0% | +78.5% | +34.7% | +52.4% |
経常損失 | -44 | -103 | -395 | -766 | -671 |
成長率 | ー | ー | ー | ー | ー |
経常利益率 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
当期純損失 | -71 | -104 | -404 | -770 | -680 |
成長率 | ー | ー | ー | ー | ー |
EPS | -18.1 | -26.3 | -102.2 | -194.6 | -171.8 |
BPS | -142.4 | -168.7 | -270.9 | -472.5 | -644.3 |
※2024年7月10日付で普通株式1株につき30株の割合で株式分割を実施。2019年9月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。
2023年9月期は売上高2,007百万円(前年比+52.4%)、経常損失-671万円となりました。
これは事業拡大に向けて積極採用を進めたことによる人件費の増加や、顧客獲得のための広告宣伝費が主な原因です。
このように現在は赤字ですが、24年9月期は14百万円の経常利益を計上すると予想されています。
また25年9月期には、経常利益609百万円、当期純利益503百万円と大きく増益する見込みです。
今までは赤字が厳しかったけれど、今後の業績には期待できるね!
Schooの事業内容
Schooは「世の中から卒業をなくす」というミッションのもとで、社会人に向けたオンライン学習サービスを中核に事業を展開しています。
展開している事業は以下の3つです。
Schoo for Business(法人向け)
「Schoo for Business」は、法人向けのオンライン研修サービスで、同社の主力サービスです。
以下のような特徴があります。
- 階層別研修や職種別研修で学習しながら、社員が能動的に学習し成長する仕組みづくりをサポート
- 200を超えるカリキュラムで、一人一人の社員にフィットした研修を提供
- 研修管理者向けの視聴履歴の管理・分析機能やレポート提出機能によって、今後の育成方針やキャリアプラン検討に活かせる
2024年8月末時点で、累計4,000社の法人企業で導入されています。
また「学び」を起点に地方創生を実現することを目的として、地方自治体への導入も促進中です。
Schoo for Personal(個人向け)
「Schoo for Personal」は、個人向けのオンライン動画学習サービスです。
『一生、学べる学校』をコンセプトとしており、スマートフォンやタブレット・PCなどから受講が可能。
特徴としては主に以下の3つがあります。
- 授業は双方向
双方向のライブコミュニティの形式で、ユーザーのコメントで授業が変化するためオリジナル性がある。 - 思考力が身に付く
一方通行ではなく、先生の問いかけにユーザーが考え答える授業なので、思考力が身に付く。 - 幅広いジャンル
19のカテゴリ・8,500本以上の授業をいつでも受講可能。
また、「受講生代表」と称して同社の社員も参加しており、ファシリテーターとして授業を共にデザインしています。
これらの仕組みにより、講師・受講生代表・受講生が一体となり、「共に学び続ける仲間に出会う」ことができるという同社独自の付加価値を生み出します。
Schoo Swing(高等教育機関等向け)
「Schoo Swing」は、大学をはじめとする高等教育機関などの「教え手」に向けた学習管理プラットフォームサービスです。
『「学修者本位の学び」を当たり前に』をコンセプトとしており、以下の3つの特徴があります。
- 対面とオンライン授業の「ハイブリッド教育」を1つのツールで実現可能
- 教員と学生の「双方向コミュニケーション」による授業の共創が実現可能
- 学修データの取得・分析・可視化によって「授業と経営の質の向上」が実現可能
2024年8月末時点で、累計25校の導入実績があります。
直近IPOの初期予想と騰落結果
直近でIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
---|---|---|---|
Cross Eホールディングス | 8/29 | D(~1.0倍) | 0.92倍 |
オプロ | 8/21 | B(1.3~1.5倍) | 1.29倍 |
Faber Company | 7/31 | C(1.0~1.3倍) | 1.19倍 |
Heartseed | 7/30 | A(1.5~1.7倍) | 1.33倍 |
Liberaware | 7/29 | S(1.7倍~) | 1.46倍 |
初値はおおむね予想通りとなりました。
日経平均も徐々に回復しつつある中で、今後の動きに引き続き注目です。
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。
IPO投資におすすめのネット証券3選
- SBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
2023年のIPO取扱数No.1。IPO投資をするなら必ず持っておきたい証券会社です。 - マネックス証券
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IPOが完全平等抽選制なので、初めてのIPO投資でも平等に抽選に参加できます。 - SMBC日興証券
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