【米国株を始める前に】アメリカの株式市場の種類/取引時間をおさらい!

約 6 分で読み終わります!

アメリカの株式市場

この記事は2019年5月24日公開の記事を更新したものです。


この記事の結論

  • アメリカにはニューヨーク証券取引所ナスダックという2つの株式市場がある
  • アメリカ市場は米国東部時間9:30〜16:00で開いている
  • 日本企業もADRを利用して米国に上場している

アメリカには2つの市場がある

まず日本の市場からおさらいしましょう!
東京証券取引所では以下の4つの個人投資家向けの市場が開かれています。

  • 東証第一部
  • 東証第二部
  • 東証JASDAQ
  • 東証マザーズ

これらのいずれかにおいて、株式の取引が行われています。

では、アメリカの株式市場はどうでしょうか。

アメリカでは以下の2つの株式市場で取引がなされています。

  • ニューヨーク証券取引所(NYSE:New York Stock Exchange)
  • ナスダック(NASDAQ: National Association of Securities Dealers Automated Quotations )

ニューヨークは地名だからなんとなく分かるけど、ナスダックって何だろう?

2つの市場の違いについては後ほどご説明いたします!

アメリカ市場の取引時間は?

2つとも取引時間は9:30〜16:00となっており、昼休みはありません。

日本時間では、以下の様になります。

  • 23:30〜翌朝6:00
  • 22:30〜翌朝5:00(サマータイム:3月の第2日曜日から11月第1日曜日まで)

また、米国株では上記の取引時間の前後に開かれる「プレ・マーケット」と「アフター・マーケット」というものもあり、時間は以下の通りです。

【プレ・マーケット】
現地時間 8:00〜9:30
日本時間 22:00〜23:30、21:00〜22:30(サマータイム)

【アフター・マーケット】
現地時間 16:00〜20:00
日本時間 6:00〜10:00、 5:00〜9:00(サマータイム)

2つの市場の違いは?

ニューヨーク証券取引所(NYSE)

あの有名なニューヨーク市のウォール街にある世界最大の株式市場です。

ウルフ・オブ・ウォールストリートって映画見たことある!

あれはまさに、ウォール街の証券会社を面白可笑しく描いた映画ですね(笑)

NYSEは世界最大の証券取引所で、「ビッグ・ボード(Big Board)」とも呼ばれます。

私が2018年5月にNYを訪れた際の写真

NYSEが発表している資料によると、2018年6月末時点での上場企業の時価総額の合計は約3,000兆円にのぼります。

ちなみに、東京証券取引所の合計時価総額は約657兆円だワン!(2020/1月末)

NYSEはロンドン取引所に次いで2番目に古い証券取引所であり、1792年に24人の仲買人によって、「すずかけ協定」という協定を以て創設されました。

その後、NYSEはインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)という、インターネットベースの電子取引市場を運営する会社に2013年に買収され、現在はその傘下にあります。

世界最大規模の時価総額を誇るNYSEは、上場審査が世界で最も厳しいと言われており、上場銘柄のほとんどが大型の優良企業と言えます。

例えばどんな企業があるの?

  • みんな大好き『コカ・コーラ』
  • 大手投資銀行の『ゴールドマン・サックス』
  • アメリカ最大級のスーパー『ウォルマート・ストアズ』
    など名だたる大企業ばかりです!

日本企業では、

  • ソニー
  • トヨタ
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ

が米国預託証券(ADR)を発行する方式で上場しています。

ナスダック(NDAQ)

ナスダックとは、アメリカ合衆国の新興企業向けの株式市場のことです。新興企業向けの株式市場としては世界最大の規模を誇ります。

ナスダックの上場企業には成長力があるIT企業が多く、

  • アルファベット(GOOG)
  • アマゾン(AMZN)
  • アップル(AAPL)
  • フェイスブック(FB)
  • ネットフリックス(NFLX)

など皆さんにも馴染み深い超人気企業が多いです!

企業名の後ろのアルファベットは「ティッカーシンボル」だワン!
これは、日本で言う「証券コード」と同じものだワン!

ナスダックは1971年に、世界初の電子株式市場として設立されました。
コンピュータシステムのみで運営される相対の取引所であることから、NYSEのような立会場は存在しません。

立会場(たちあいじょう)って何?

立会場とは、今のようにインターネット上でなく、実際に取引所に売買の代理人がたくさんいて、手サインなどを駆使して株式の売買をする場です。
インターネットの発展で、現在日本では廃止されています。

今では当たり前のように思えるかもしれませんが、当時は極めてエポックメーキングな市場として注目されました。

ナスダックに上場する主な日本企業は

  • 三井物産
  • 任天堂
  • 日産自動車 などです。

最後に、各取引所の比較を載せておきますね。

取引所の比較

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アメリカの代表的な株価指数

アメリカには主な株価指数として以下の3つがあります。

  • NYダウ
  • ナスダック総合指数
  • S&P500

NYダウ

NYダウの正式名称は 「ダウ工業株30種平均」で、アメリカで最も古い株価指数です。

アメリカで上場している企業から成長性や投資家の関心の高さなどを踏まえて、ダウ・ジョーンズ社が選んだ30銘柄で構成される株価指標です。
日経平均とイメージが近いですね。

構成銘柄は、マクドナルドやアップル、マイクロソフトなどです。

ダウ平均は2020年2月現在、高値を更新し続けています。

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数はナスダックに上場している全銘柄と対象としており、1971年2月5日の時価総額を基準として、その値を100として算出しています。

近年のIT企業の爆発的な成長の裏付けもあり、2020年2月に最高値を更新し9,714に到達しました。

S&P500

S&P500はアメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が定めている株価指数で、NYSEとナスダックに上場している企業から代表的な500社を選定して算出しています。

ダウ平均とは違い、両市場の500社をカバーしている分散性から『アメリカの株式市場の状態』として世界から参照される指数になります。
こちらも最高値を更新し続けています。

ADR(米国預託証券)とは?

ADRとは米国以外の企業の株式を米国で取引できるように、預託機関によって原株式を裏付けに発行された証券です。
ADRの売買方法は、一般の米国株式と同様であり、最近ではブラジル、インドといった新興国の優良企業の上場も増えています。

ADRの仕組みは、以下の様になっています。

ADRの仕組み

徐々にあいまいになる境界線

先述したように、アメリカの2つの市場では大企業を中心とした「オールドエコノミー」はNYSEに、新興企業を中心とした「ニューエコノミー」はナスダックに、という具合に役割を明確に分ける暗黙の了解がありました。

しかし近年では、以下の株式時価総額ランキングをみても、Apple、Google、Amazonといった新興の成長企業の方がかつての大企業を圧倒し始めています。

時価総額ランキング

NYSEとしては、ニューエコノミーを自陣営に取り込まないと先細ってしまう危機感を持つようになりました。
そのため、両取引所の競争は一層激しくなり、それまで明確に分けていた境界線は徐々にあいまいになってきています。

その結果、現在NYSEにはニューエコノミーの

  • Twitter
  • アリババ
  • Salesforce.com

等が上場しています。

投資家からすると違いはあるの?

投資家である私たちからすると、両取引所の違いは実質的にないです!

株式投資では「企業」に投資をするので、取引所はそこまで重要ではないのです。

アメリカには勢いがすごく、面白い企業もたくさんあるので、ぜひあなたも株式投資に慣れてきたら、アメリカ株に挑戦してみても良いかもしれないですね♪

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