【Binance JAPAN開始】バイナンスは禁止される？買収ニュースや入金・出金方法を解説

このような悩みを解決します。

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この記事の結論

• バイナンスは日本人の新規登録ができなくなった
• バイナンスをすでに使っている日本人も、今後は本家バイナンスを使えなくなる可能性がある
• Binance JAPAN（仮称）が2023年6月以降に開始予定

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バイナンスは360種類以上の仮想通貨を扱っている、世界最大級の取引所です。
日本でも多くのユーザーに利用されていますが、今後はバイナンスを使った取引が禁止される恐れがあります。

今回は、バイナンスの日本進出に伴う影響や、バイナンスの入金・出金方法を解説します。

バイナンス（Binance）の日本参入が決定｜現在は登録禁止

世界最大級の取引所であるバイナンスは、2022年11月に日本への本格参入を発表しました。
日本の法令に準拠した日本版バイナンスを設立すると見られています。

これに伴い、グローバル市場向けの本家バイナンス（Binance.com）には、日本人の新規登録ができなくなりました。

バイナンスが日本の取引所を買収

2022年11月、バイナンスは日本の取引所である「サクラエクスチェンジ」を買収したと発表しました。
グローバル化を進めるバイナンスは、取引所を運営するために各国でライセンスを取得しています。

サクラエクスチェンジはすでに金融庁の認可を受けた取引所であり、運営開始をスムーズに進めるための買収と見られています。

サクラエクスチェンジとは

サクラエクスチェンジビットコイン（SEBC）とは、仮想通貨の積立サービスを手掛ける日本の取引所です。

サクラエクスチェンジの代表取締役には、クラーケン・ジャパンの運営元で代表を務めていた千野剛司氏が新たに就任しています。

【最新】Binance JAPAN（仮称）開始発表

2023年4月28日、バイナンスの子会社のサクラエクスチェンジビットコインから、2023年6月以降に「Binance JAPAN（仮称）」を開始予定であると発表されました。

完全新サービスとなり、サクラエクスチェンジビットコインの口座情報は引き継がれずに、改めて口座開設の申込・利用者の本人確認などの審査が行われる形になるとのことです。

出典：国内取引所への取次サービス終了ならびに新規サービスに関するご案内

現在は日本人のバイナンス登録ができない

バイナンスは日本市場への参入を発表後、本家バイナンス（Binance.com）への日本人の登録受付を停止しました。

「今から仮想通貨の取引を始めてみたい」と考えている方は、別の取引所に登録を行いましょう。

【禁止？】バイナンスは今後使えなくなる可能性がある

日本語の対応終了

バイナンスは日本人の新規登録受付停止とともに、バイナンス内の日本語対応を終了しています。

2022年12月時点では、既存ユーザーによる入出金・取引は可能です。
ただし、今後日本版のバイナンスが登場した際には、本家バイナンスへのログインに制限がかかると見られています。

バイナンスはいつまで使えるのか

既存ユーザーがいつまでバイナンスを利用できるかはまだ発表されていません。

なお、過去にFTXが日本に参入した際は、日本進出の発表から数か月後には本家FTXにログインできない状態になりました。

本家バイナンスを利用している方は、バイナンスの公式サイトやTwitterの発信を見落とさないように注意しましょう。

【事例】過去に日本参入した海外取引所

海外取引所が日本に参入する場合、仮想通貨の取り扱い銘柄やレバレッジ倍率に制限が発生します。

過去に日本参入した海外取引所の事例は以下の通りです。

取引所名	本家の銘柄数	日本版の銘柄数
Huobi	500以上	26
FTX（破綻前）	300以上	20
Coinbase	150以上	18

バイナンス(Binance)とは？

バイナンスの概要は以下の通りです。

運営会社	Binance Holdings. Ltd.
設立	2017年
代表取締役	Changpeng Zhao（通称CZ）
上場銘柄数	360銘柄以上
手数料	最大0.1%
最低取引単位	通貨ペアにより異なる （例） ・ETH/BTC:0.0001 ・ETHLTC/BTC:0.001LTC ・BNB/BTC:0.001BNB ・XRP/BTC:1XRP ・LSK/BTC:0.1LSK
販売所の有無	あり
取引所の有無	あり
レバレッジ取引の有無	あり
入出金手数料	利用ネットワークにより異なる

バイナンスが設立したのは2017年であり、「仮想通貨元年」と呼ばれて多くの銘柄が高騰した年でした。

現在では360銘柄以上、1000通貨ペア以上の取引が可能となっており、世界的に多くのトレーダーに利用されています。

バイナンスには、下記のような特徴があります。

それぞれ詳しく解説しましょう。

①多くのサービスを提供している

バイナンスはさまざまなサービスを提供しており、下記のような取引方法が用意されています。

P2Pトレードは法定通貨を使い、バイナンスのユーザー同士で取引する方法です。

そしてグリッドトレードとは、株や先物・FXなどでも用いられる手法であり、一定の値幅で自動的にトレードする方法を指します。

その他にバイナンスで利用できるサービスは以下のようなものがあります。

中でもファントークン取引は最近バイナンスで開始されたばかりであり、トークン保有によって自分の好きなスポーツチームなどを応援できるサービスです。

②手数料を抑えられる

バイナンスの基本手数料は0.1%ですが、ひと月のBUSDの取引量やBNBの保有量によって手数料が抑えられます。

手数料は下記の通り変動します。

レベル	30日の取引量 (BUSD)	BNB残高	Maker / Taker	Maker / Taker （BNB 25%オフ）
一般ユーザー	< 1,000,000 BUSD	≥ 0 BNB	0.1000% / 0.1000%	0.0750% / 0.0750%
VIP 1	≥ 1,000,000 BUSD	≥ 25 BNB	0.0900% / 0.1000%	0.0675% / 0.0750%
VIP 2	≥ 5,000,000 BUSD	≥ 100 BNB	0.0800% / 0.1000%	0.0600% / 0.0750%
VIP 3	≥ 20,000,000 BUSD	≥ 250 BNB	0.0700% / 0.1000%	0.0525% / 0.0750%
VIP 4	≥ 120,000,000 BUSD	≥ 500 BNB	0.0700% / 0.0900%	0.0525% / 0.0675%
VIP 5	≥ 200,000,000 BUSD	≥ 1,000 BNB	0.0600% / 0.0800%	0.0450% / 0.0600%
VIP 6	≥ 500,000,000 BUSD	≥ 1,750 BNB	0.0500% / 0.0700%	0.0375% / 0.0525%
VIP 7	≥ 1,000,000,000 BUSD	≥ 3,000 BNB	0.0400% / 0.0600%	0.0300% / 0.0450%
VIP 8	≥ 2,500,000,000 BUSD	≥ 4,500 BNB	0.0300% / 0.0500%	0.0225% / 0.0375%
VIP 9	≥ 5,000,000,000 BUSD	≥ 5,500 BNB	0.0200% / 0.0400%	0.0150% / 0.0300%

レベルによって負担する手数料が代わり、始めは「一般ユーザー」からスタートします。

一般ユーザーの手数料は0.1%であり、BNBで手数料を支払えば0.075%です。

また、ひと月のうちに100万BUSD分の取引をするか、BNB保有残高を25BNB分増やせば、「VIP1」にレベルが上がり、BNB払いでの手数料は0.0675%にまで下がります。

BNBについて詳しくは「仮想通貨BNB（バイナンスコイン）とは？将来性・買い方や投資リスクを解説」をご覧ください。

③セキュリティを強化している

バイナンスはセキュリティを強化しており、2段階認証では下記のような方法を用いることができます。

さらに「出金ホワイトリスト」で出金先のアドレスを限定したり、アカウントアクティビティでアカウントにアクセスできる端末を管理したりすることも可能です。

バイナンスのメリット3点

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①すぐに口座開設できる

バイナンスでは即座に口座開設が可能です。

メールアドレスとパスワードを設定するだけですぐに口座を作れるので、口座開設に時間がかかりません。

ただし身分証明書で本人確認をしない限り、入出金やトレードといった基本的なサービスを利用できない点にご注意ください。

②取り扱い銘柄が多い

バイナンスでは360銘柄以上の仮想通貨が上場されており、1,000通貨ペア以上で取引が可能です。

国内の仮想通貨取引所の場合、最も上場銘柄数が多いのはBitTrade（25銘柄以上）であるため、比較するとバイナンスの銘柄数は多いと分かるでしょう。

バイナンスは話題になっている仮想通貨を上場させるケースが多いので、欲しい仮想通貨を入手するのに活用できます。

③レバレッジが最大で125倍

バイナンスのレバレッジ倍率は最大で125倍です。

国内の場合、レバレッジ倍率には強めの制限がかけられており、最大で2倍までとなっています。

そのためバイナンスを利用すれば、少ない証拠金で大きな通貨数を取引可能です。

ただしバイナンスへの登録から60日未満の場合、レバレッジ倍率は20倍までの制限がかけられています。

バイナンスのデメリット3点

それぞれ詳しく解説します。

①国内の金融庁に認められていない

バイナンスは日本の金融庁に認められていません。

国内の仮想通貨取引所は金融庁の認可を受けないとサービス提供することができず、バイナンスは認可を受けずに日本人にサービスを提供しています。

金融庁に禁止されている取引所を利用することに不安を感じる方もいると思われますが、日本人でも現時点ではバイナンスを利用可能です。

②日本円の入金が不可能

バイナンスでは日本円で入金できない点にご注意ください。

海外取引所の中には、日本の銀行口座から入金できるところもありますが、バイナンスは日本円の入金手続きに対応していません。

仮想通貨の取引をする場合は、国内の取引所でビットコインを購入し、バイナンスに送金するとスムーズです。

またはクレジットカードやデビットカード、そして決済代行サービスの「simplex」を利用して仮想通貨を購入することもできます。

③海外の取引所であるため使いにくさがある

バイナンスは日本語に対応していますが、もともとは海外取引所ですので、日本語の表現に分かりにくい部分があります。

例えばサイト上で「よくある質問」で検索をかけても、日本語と英語では表現に違いがあるため、知りたい情報をすぐに見つけられないケースがあるのです。

もしバイナンスでの利用中に疑問点があれば、サポートセンターに連絡するのを推奨します。

【画像あり】バイナンスの口座開設から入金までの流れを解説

大まかな手順は下記の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①口座開設する

まずはトップページにアクセスし、右上の「登録」をクリックします。

電話またはメールで登録する方法と、Apple IDを使用して登録する方法の2種類があります。

今回はメールを利用して登録しましょう。

「電話またはメールで登録します」をクリックします。

個人口座と法人口座の開設が可能です。

今回は個人口座の開設ですので、「個人アカウントの作成」をクリックします。

登録に使用するメールアドレスとパスワードを入力し、「次へ」をクリックすると、入力したメールアドレス宛てに認証コードが届きます。

コードの入力・提出が完了したら口座開設は完了です。

この後はログインし、電話番号などの認証に入ります。

口座開設時、入力したメールアドレス宛てに認証コードが届かない場合があります。

その時は20分待った後に認証コードを再送信するか、バイナンスからのメールが迷惑メールフォルダに入っていないかどうかを確認してください。

認証コードが届かない、もしくは迷惑メールフォルダにもない場合は、一度トップページ画面からログインページに行き、パスワードの再設定を申し込むことでバイナンスからのメールを受信できることがあります。

②ログインする

口座開設が完了したら、一度トップページに戻り、「ログイン」をクリックします。

ログイン画面でメールアドレス、パスワードが入力されているのを確認し、「ログイン」をクリックします。

もし口座開設の段階でバイナンスなら認証コードを受信できなかった場合は、「ログイン」ボタンの下にある「パスワードを忘れた場合」をクリックして、バイナンスからのメールを受信できるかどうか確認してください。

すると登録メールアドレス宛てに再度認証コードが届きますので、コードを入力すればログイン完了です。

この時、認証コード入力欄にある「コードを送る」をクリックしないと認証コードが送信されないので、押し忘れのないように注意しましょう。

③二段階認証する

ログインが完了したら、電話番号などを登録して二段階認証を設定しましょう。

まずはトップページの顔のマークを押し、「ダッシュボード」をクリックします。

ダッシュボードに移ったら、左のサイドメニューから「セキュリティ」をクリック。

するとセキュリティキー、Google認証、電話番号認証がありますので、設定しておきます。

④個人認証する

二段階認証を済ませたら、個人認証をして入金できるようにします。

ダッシュボードのサイドメニューから「本人認証」を選択しましょう。

個人認証の画面に切り替わったら、「今すぐに始める」をクリックすると、個人情報の入力・本人確認書類の提出・顔認証に入ります。

個人認証が完了すれば、入出金や取引が開始できるようになるので、口座開設後に済ませておきましょう。

⑤入金する

バイナンスの取引で使用する資産を入金します。

バイナンスでは日本円を使うことはできないので、ここでは国内の取引所からビットコインを送金します。

ビットコインを国内取引所で入手したら、バイナンスに送金します。

送金にはバイナンスでのビットコイン専用の受け取りアドレスを確認しなければなりません。

ダッシュボード画面の顔のマークをクリックして、「ウォレット」→「ウォレット概要」の順にクリックしてください。

続いて「仮想通貨の入金」をクリックすると、受け取る仮想通貨を選択できます。

ビットコインを選べば、専用のアドレスが表示されるので、そのアドレスを国内取引所の送金画面にコピペし、ビットコインを送金します。

バイナンス（Binance）から日本円を出金する方法

バイナンスにある資産を送金用の仮想通貨に替える

まずはバイナンスのウォレット内にある仮想通貨を、送金用の仮想通貨にトレードします。
ビットコインやリップル（XRP）など、送金する国内取引所で取り扱われている仮想通貨に交換してください。

送金用の仮想通貨を国内取引所に送る

次に、国内取引所の入金アドレスを確認し、バイナンスの出金ページから送金を行います。

国内取引所で日本円に換金して出金する

バイナンスから国内取引所に仮想通貨を送金できたら、日本円に換金しましょう。
コストを抑えるためにも、販売所ではなく取引所（板取引）で換金するのがおすすめです。

日本円に換金できたら、マイページより自分の銀行口座に出金申請を行ってください。

バイナンス（Binance）に関するQ&A

バイナンスの所在地は中国？

設立当時のバイナンスは中国に本社を置いていましたが、中国政府の規制に伴い所在地を中国国外に移しています。

バイナンスは分散型のモデルを目指しており、所在地を明かしていませんでした。
バイナンスCEOのCZ氏は2021年のインタビューにおいて、フランスに本社を置く意向を示しています。

日本人がバイナンスを使うのは違法？

日本人がバイナンスを使うのは違法ではありません。

海外取引所は金融庁の認可が下りていませんが、日本人の利用は禁止されていません。
罰則が科せられる訳ではないため、自己責任の範囲で活用しましょう。

バイナンスを使うのは危ない？

世界トップレベルの取引所だったFTXが破産し、世界最大級の取引所であるバイナンスの危険性を指摘する声も上がっています。

バイナンスは信頼性の高い取引所である一方、常に何が起きても不思議はないのが仮想通貨業界です。
バイナンスに限らず、1つの取引所に資産を集中して保管するのは避けましょう。

バイナンスの日本進出に関する口コミ・評判は？

ツイッター上では、バイナンスの日本参入に関する様々な意見が上がっています。

バイナンスの日本進出と新規バイナンスユーザー登録の停止。

日本は既存のバイナンスから締め出しかな👀 https://t.co/1O4wvRf0UE

— ただ人|#Melody-元素騎士ハマり中 (@fuyasuhito) November 30, 2022

すげ〜ボラティリティ

流動性提供戦略なかなかいいぞ
自分は手数料で $BNB 貰えるからバイナンス内でやってるよ

このまま使いたいから日本に来ないで、、、😫

— Selgo (@no_more_selfGOX) November 10, 2022

シンボルとモナコインが急騰したで

バイナンスがサクラエクスチェンジを買収したことで、シンボルとモナコインがバイナンスに上場する可能性が出てきた事による期待上げ

11月30日17時の価格から
モナコインは最大+40.7%
シンボルは最大+21.7%#MONA #XYM #Symbol

コスプレトークンも若干上がってる pic.twitter.com/0Krhso3Jfr

— アンゴロウ@暗号資産 (@angorou7) November 30, 2022

バイナンスからの出金先はどこがいい？

バイナンスに預け入れていた資産の出金先として、仮想通貨ウォレットやDeFi、国内外の取引所が挙げられます。

バイナンスのウォレットにある端数のコインの処理方法は？

複数のアルトコインをバイナンスでトレードしていると、コインの端数が残りがちです。

出金・交換できないほどの端数は、BNBにまとめて交換すると便利です。

いくら調べても海外取引所の暗号資産端数処理できなくねえ？？って思ってたんですが、XRPじゃなくてLTCを使って送金すればうまいこと端数処理できることに気付きました。XRPは何故か国内取引所でも扱いが小数点以下6桁までなんだよね。LTCは8桁だから全部送金できる。

— yukke (@yukari11921) November 28, 2021

バイナンスからの出金にかかる手数料は？

バイナンスから仮想通貨を出金する際にかかる手数料は以下の通りです。

銘柄名	ネットワーク	最低出金額	手数料
BTC	Bitcoin	0.001BTC（約2,200円）	0.0002BTC（約440円）
ETH	Ethereum (ERC20)	0.0098ETH（約1,600円）	0.0012 ETH（約200円）
XRP	Ripple	30XRP（約1,400円）	0.2XRP（約9円）

【まとめ】バイナンスは日本人の利用が禁止される可能性がある

今回はバイナンスの日本参入に伴う影響や、バイナンスのメリット・デメリット、バイナンスからの出金方法を解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

バイナンスから出金するなら、ハッキング被害を受けたことのないビットフライヤーなどの利用がおすすめです。

安全性の高い国内取引所を利用しながら、次の投資チャンスに備えましょう！