日本の株式市場の種類/取引時間はいつ?

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日本の株式市場

この記事は2019年4月22日公開の記事を更新したものです。


この記事の結論

  • 日本には東京/名古屋/札幌/福岡に証券取引所がある
  • 東証には上場条件の異なる4つの市場がある
  • 東証で株取引が出来るのは平日の9:00~11:30と12:30~15:00

株式投資を始める前に学んでおきたい、市場の種類や取引時間について初心者の方向けに解説致します!

日本の株式市場の種類は?

株式投資をするときには「東証」という言葉がよく出てきますが、これは「東京証券取引所」の略です。

実は、日本には東証以外にも名古屋、札幌、福岡に証券取引所があるのですが、上場企業数にはかなりの差があります。

上場企業数

え~!ほぼ東証なんだね。

以下では、名古屋/札幌/福岡の取引所の説明を簡単にした後に、東証の説明をしていきます。

名古屋証券取引所(名証)

名証には3つの市場があります。

  • 名証一部
  • 名証二部
  • セントレックス

名証一部には194社が上場しており、二部には82社、セントレックスには15社が上場しています。

名証一部と二部は、ある程度の実績を持つ企業が上場していて、セントレックスは主に成長が期待される新興企業が上場しています。

札幌証券取引所(札証)

札証には2つの市場があります。

  • 本則市場
  • アンビシャス

本則市場には49社が、アンビシャスには10社が上場しています。

また、アンビシャスに上場できるのは「北海道と関連のある企業」となっています。
なんと、皆さんご存知のRIZAPグループはアンビシャスに上場しています。

RIZAPグループの株式売買高だけで札証の9割以上を占めている時もあるワン!

福岡証券取引所(福証)

福証には2つの市場があります。

  • 本則市場
  • Q-Board

本則市場には95社が、Q-Boardには16社が上場しています。

また、 Q-Boardに上場できるのは「九州周辺に本店がある企業」または「九州周辺における事業実績・計画がある企業」となっています。

WASHハウスは東証マザーズとQ-Boardに上場しています。

東京証券取引所(東証)とは?

東京証券取引所は、日本最大の株式市場です。
一般的に「上場企業」「上場する」という話の時には、東証のことだと思って頂いてOKです!

東証には以下の4つの市場区分があります。

  • 東証一部
  • 東証二部
  • マザーズ
  • JASDAQ

どの市場で株取引がされているかは、投資する企業を選ぶ際に重要な判断基準となります。
以下でよく勉強しておきましょう!

東証一部

東京証券取引所において運営される、日本で最も審査基準が厳しく社会評価が高い株式市場です。
国内外を代表する大企業が上場しています。

具体的には、

  • トヨタ自動車
  • ソフトバンクグループ
  • ソニー
  • 第一生命ホールディングス

など、1度は名前を聞いたことがあるような企業ばかりですよね!

ただ、東証一部の中には「時価総額がとても小さく、本当に一部に適しているのか?」という企業もあり、2018年頃から市場区分の見直しについての議論が進んでいます。

東証二部

東京証券取引所が運営する日本で2番目に評価が高いと言われる株式市場です。
大企業も属していますが、中堅企業が多く上場しています。

一部ほどではないですが、厳しい条件を満たした企業が上場しています。

具体的には、

  • 安楽亭
  • 日本KFCホールディングス
  • ヨネックス

などが上場しています。

東証一部と二部の上場条件を比較すると以下のようになります。

一部と二部

これは上場条件の一部でしかありませんが、二部に比べて一部の方が条件が厳しいということが分かりますね。

ちなみに、一部上場企業になると、住宅ローンの金利が安くなったり、新卒採用の応募が増えたりするメリットもあります。

マザーズ

マザーズは成長可能性を秘めたベンチャー企業が多く上場する市場です。
東証二部に比べて上場基準が緩和されており、近い将来に東証一部や二部への上場を目指すための足がかりとして上場する企業が多いです。

具体的には、

  • メルカリ
  • ブシロード
  • Sansan

などの企業が上場しています。

東証二部と比較してみると、以下のようになります。

二部とマザーズ

新興企業でも挑戦しやすい市場なんだね。

JASDAQ

JASDAQもマザーズと同様にベンチャー企業向けの市場です。

こちらは大阪取引所による吸収合併や統合により誕生したという長い歴史があるため、上場企業数はマザーズよりも2倍程度多く、ベンチャー以外の企業も多く上場しています。

JASDAQの特徴としては、事業の継続性や安定が重視される「スタンダード市場」と、成長性が重視される「グロース市場」の二部構成であることが挙げられます。

具体的には、

  • 日本マクドナルドホールディングス
  • イオン九州
  • マミーマート
  • ワークマン

などが上場しています。

ワークマンは最近話題になっているよね。

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市場の変更

上場市場は上位の市場の上場基準を満たすことや、逆に上場基準を満たさなくなることにより変わる事があります。

東証二部から一部に昇格する事を「一部指定」、一部から二部に降格する事を「指定替え」、マザーズやJASDAQから東証一部・二部に移ることは「市場変更」と呼ばれます。

市場の移動は企業の業績や信頼度の変化を反映し、株価の変動にも関わる時があります。
特に、一部指定になると大きな反響があります。

新聞やニュース等で見ることができるので、よくチェックしておきましょう!

株の取引時間は何時から何時まで?

東証で株式市場が開いているのは平日の9:00から11:30まで12:30から15:00までの計5時間となります。

※東証以外の市場(名証/札証/福証)は15:30まで開いています。

午前中の時間を前場(ぜんば)、午後を後場(ごば)と呼びます。

また、土日祝日、年末年始は取引所が休みのため取引出来ません。
ちなみに、年末最後の取引日のことを「大納会」、年始の取引日のことを「大発会」と呼びます。

実際の取引は上記の時間内でしか出来ませんが、株売買の注文自体はネット証券を経由していつでも出すことが出来ます

例えば、月曜日の15:00以降に出された注文は翌日の朝9:00に回され、取引されます。

時間外注文

ちなみに、アメリカの取引所はお昼休憩がないワン!

おまけ:始値と終値について

始値(はじめね)とは「その日始めて取引された株価」、終値(おわりね)は「その日最後に取引された株価」の事を指します。

株価と時価総額についての記事にもあるように、株価は証券取引所での需要(買いたい人)と供給(売りたい人)の関係で決まります。

需要と供給のバランスは市場が閉まった後もニュースや経済変動の影響を受けるため 、前日の終値と始値は必ずしも一致はしません

ですので、先述した図のように月曜の終値が理想だからと言って夕方に注文を出しても、火曜の始値がその株価になるわけでは無いので注意して下さいね。

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