【2023】ニュージーランドドル/円の最新相場と見通しは?過去の変動要因やおすすめFX会社を解説

・ニュージーランドドル/円における、今年の見通しってどう?
・ニュージーランドドル/円を取引するときの注意点は?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- ニュージーランドドル/円は今後値上がりの可能性がある
- 主要貿易国である中国の経済状況が重要
- ニュージーランドドル/円はスワップ金利が高い
ニュージーランドドルは、相対的に高金利のため、2国間の金利差を活かしたスワップポイント目的として人気の通貨です。
金利の低い日本円を売って、ニュージーランドドルを買うことでスワップポイントを受けとれます。
しかし、過去に暴落を経験している通貨ということで、変動要因や2023年の見通しが気になる方は多いはず。
そこで今回は、ニュージーランドドル/円の過去の変動要因や今後の見通し、さらに取引のメリット・デメリットまで徹底解説します。
ニュージーランドドル投資のポイントが理解でき、投資するかどうかの判断に役立つ記事だワン!
ニュージーランドドルの基本情報

ニュージーランドドル/円が大きく動いた過去の出来事ってどんなことがあるの?
ニュージーランドドル(NZD)の特徴や、ニュージーランドの経済などについて以下3つにわけて解説します。
通貨の特徴を掴むためにも、まずはニュージーランドという国について把握していきましょう。
①ニュージーランドの概要
面積 | 27万534平方キロメートル(日本の4分の3程度) |
人口 | 513万人(2022年3月推計値) |
首都 | ウェリントン |
言語 | 英語 マオリ語 ニュージーランド手話 |
ニュージーランドはオーストラリア大陸の南東に位置し、2つの主要な島と数多くの小さな島々から形成されています。
環境やジェンダーギャップなど、世界中の国々が抱える問題にも積極的に取り組んでおり、世界からも高く評価されているのも有名です。
2022年はコロナショック後の経済回復がすすみ、観光業などの回復によって実質GDPは堅調に成長しました。
とはいえ2023年には経済の縮小も予想されていることから、今後の動向には注意が必要です。
国連発表の2022年世界幸福度報告書では、10位にランクインするほど国民の幸福度が高いワン!
②ニュージーランドドルについて
ニュージーランドドルは、ニュージーランドの法定通貨で、国鳥を由来とした「キウイドル」とも呼ばれています。
乳製品や肉類、木材、果実などの輸出が盛んで、主な輸出国となっている中国とオーストラリアの経済状況に影響を受けやすい点が特徴です。
政策金利は2021年10月から段階的に上昇し始め、2023年11月には4.25%に引き上げられています。
ニュージーランドドルは相対的に金利が高いことから、金融市場の後退期では買われやすい通貨です。
取引量は非常に少なく、大幅な値動きをすることもあるワン!
③ニュージーランドの経済の特徴
外務省のデータによると、ニュージーランドの1人当たりのGDPは4万1127米ドル*で、日本の4万146米ドル※と日本に近い数字です。
*2020年時点 出典:外務省
ニュージーランド経済の特徴としては第1次産品が主要産業である点で、おもな輸出品は以下のものが6〜7割を占めます。
- 乳製品
- 食肉
- 木材
- 木製品
- 果実類
- 水産品
- ワイン
- 羊毛類
主要な貿易相手国として、輸出で最も多かったのが中国(27.9%)、2番目がオーストラリア(14.5%)*です。
*2020年12月時点 出典:外務省
上記の2カ国で全体の約40%を占めています。
日本へは5.8%ほどの輸出量となっているワン!
ニュージーランドドル/円現在のレート

今のニュージーランドドル/円の値動きはどうなっているの?
2022年12月後半から2023年2月上旬の為替レートは、80円台から85円台で推移しています。
2022年の1年間では、75円台から88円台という10円以上の値動きをつけました。
2020年のコロナショックでは、一時60円台を下まわる安値をつけたので、ここ数年の値動きが大きい点は注目です。
さらに2021年10月からは、インフレを抑えるために政策金利が引き上げられました。
それゆえ2022年からのレートは、ここ数年間において80円台から85円台という高い値動きになっています。
【2023】ニュージーランドドル/円今後の見通し

2023年の見通しや予想を教えてほしいなぁ。
2023年のニュージーランドドル/円のレートは、上昇の可能性があります。
以下の項目別に、見通しを予想しました。
それぞれ確認していきましょう。
①政策金利
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、コロナ禍からの経済回復にともなう物価上昇を抑えるため、政策金利を上げています。
2021年10月から段階的に引き上げ始め、2022年11月の政策金利は4.25%です。
ニュージーランドの政策金利は、2023年9月に5.5%でピークに達する見通しです。
世界的な景気後退が予測されることや、政策金利が比較的高い状態であることから、ニュージーランドドルが買われる局面は続くと予想されます。
そのため、ニュージーランドドルは今後も上昇していく可能性があるでしょう。
低金利通貨を売って高金利通貨を買う動きが出るため、相対的に高金利な通貨の価値が上がるワン!
②主要貿易国である中国の動向
ニュージーランドのアーダーン前首相は、2022年12月に開催された会合で「来年初めに中国に貿易使節団を派遣すると言う計画を伝え、習主席に歓迎された」と明らかにしています。
2023年1月に就任したヒプキンス首相も中国について、「貿易上重要なパートナーだ」と強調しています。
ニュージーランドと中国の交流は友好的に保たれそうだワン!
しかし、2022年末まで中国は「ゼロコロナ政策」を行っていました。
ロックダウンが実施された上海の失業率は20%まで上昇し、経済状況に悪影響を及ぼしています。
ゼロコロナの影響は日本にも打撃を与えているよね…。
2022年12月に中国政府はゼロコロナ政策を緩和しましたが、大勢の死者が出たことから経済の復旧目処は立っていません。
よって主要貿易国である中国の経済状況と関係性は、ニュージーランドドルの値動きに関わるので動向を注視しましょう。
③テクニカル面での見通し
2022年は88.0円を高値とした、レンジ相場が形成されています。
2023年2月現在は上昇余地があり、88.0円を上抜けるかがポイントとなるでしょう。
しかし、長期移動平均線を下抜けしているので、上昇を過信しすぎず今後の政策金利や中国の経済状況のチェックが必須です。
テクニカル分析の詳細は、「FXのテクニカル分析に意味はない?【長期足での利用推奨】」にて解説しています。
ニュージーランドドル/円の変動要因

ニュージーランドドルの値動きで注視すべき要因って何だろう?
ニュージーランドドル/円の値動きには多くの要因がからみ合っており、変動要因は主に以下の4つです。
- 国際情勢
おもな貿易相手国である中国とオーストラリアの影響を受けやすいです。
米国などの経済大国や、大きなイベントにも左右されます。
また、豪ドルは同じオセアニア通貨として、似た値動きをとる傾向があります。 - 金融政策
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金融政策委員会は、年に7回金融政策を発表します。
金融政策の目的は、インフレ率を中期的に1~3%に抑えることです。
近い将来の変更の可能性が示唆されるだけでも、相場に影響が現れます。 - 経済指標
消費者物価指数などのデータから、金融政策の変更の可能性を読み解けることもあり、大変重要です。 - 乳製品などの農産物価格
ニュージーランドは6割以上が農産物の輸出に頼っています。
乳製品などの農産物価格の変動が起これば、大きく左右されます。
ニュージーランドドルの変動要因は、輸出入が大きく関係しています。
中でもおもな輸出品である乳製品や農産物の価格や、主要貿易国である中国やオーストラリアの経済動向が重要です。
そのためニュージーランドの経済状況だけでなく、中国とオーストラリアのGDPや失業率など経済指標発表もチェックしましょう。
もちろん、ニュージーランドの経済指標や金融政策の発表も大切な変動要因だワン!
ニュージーランドドル/円過去の変動要因

ニュージーランドドル/円が大きく動いた過去の出来事って、どんなことがあったの?
過去の変動要因としては、おもに以下の出来事です。
リーマンショックの起きた2008年から2023年までの15年間で、ニュージーランドドルは44円台から90円前後の値動きを見せています。
変動幅を見ても価格変動が大きい通貨だから、取引時はレバレッジのかけすぎに注意だワン!
それぞれの出来事がニュージーランドドルに与えた影響について、詳しく確認していきましょう。
初心者はレバレッジなし取引もおすすめ
①【2008年】リーマンショック
2008年から始まったリーマンショックでは、ニュージーランドドルは一時44円台まで値下がりします。
その後は世界経済の回復により、2012年の60円前後から2015年始めには90円台をつけるまで値上がりしました。
②【2015年】原油安や中国経済の低迷
2015年からの下落は以下のような原因により、70円前後まで値下がりしました。
- 世界的な原油安
- 中国経済の低迷
- ニュージーランド準備銀行による利下げの示唆
2016年後半には、トランプ大統領が就任したことによる政策への期待感から米国株が上昇しています。
それに釣られて、ニュージーランドドルも多く買われました。
③【2020年】コロナショック
2020年代初頭はコロナショックにより、一時60円を下回りました。
2023年までには新型コロナウイルス禍からの経済回復と、政策金利の上昇などから80円台に値を戻しています。
ニュージーランドドル/円を取引するメリット

ニュージーランドドル/円を取引するメリットを教えて欲しいな!
ニュージーランドドル/円の取引では、金利差を活かしたスワップ狙いの長期投資が人気です。
基本的に低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで、スワップポイントが得られます。
特に注目すべきなのが、ニュージーランドドルは円よりも高金利である点。
そのため、日本円を売ってニュージーランドドルを買うことでも、スワップポイントを受け取れますよ。
スワップポイントの詳細をチェック
ニュージーランドドル/円を取引するデメリット

ニュージーランドドル/円を取引するデメリットを教えて欲しいな。
ニュージーランドドル/円は大幅な値動きをする可能性があるため、ロスカットに注意しましょう。
スワップポイントで積み上げた利益もロスカットになった場合、損失の方が大きくなってしまします。
さらに高めのレバレッジを効かせていると、ロスカットのリスクも高まるため、慎重に判断するのが大切です。
まずはFXで最重要ともいえる資金管理を徹底し、含み損に耐えられるだけの余剰金の準備をしておきましょう。
初心者トレーダーは資金管理ができずに失敗するケースが多いから、要チェックだワン!
FXの資金管理法を具体的に解説
ニュージーランドドル/円取引におすすめのFX会社3選

実際に取引してみたいけど、おすすめのFX会社ってどこなの?
ここでは、ニュージーランドドル/円を取り扱っているFX会社を3つ紹介します。
各社ともFX初心者からベテラントレーダーにまで幅広く使われているサービスなので、それぞれ確認していきましょう。
①トライオートFX【高い勝率の自動売買】
トライオートFXは、インヴァスト証券株式会社が提供している自動売買ツールです。
面倒な設定をせず、簡単に自動売買が始められるにも関わらず、2021年1月〜12月における実績は9勝2敗となっており、高い水準を実現しています。
公式サイトでも利用者の60%がFX初心者というデータがあることから、FX未経験者でも安心して利用可能。
自動売買において、ニュージーランドドルは豪ドルとの相性がよく、人気の通貨ペアです。
オージーキウイと呼ばれていて、トライオートFXでも取引できるワン!
トライオートの特徴
- 自動売買で高い勝率を実現
- 業界最狭水準のスプレッド
- 60%のユーザーがFX初心者
自動売買があるから普段忙しい人には最適だね!
最短当日から取引開始できるため、自動売買を簡単に始めてみたい方は無料口座開設をしてみましょう。
\キャンペーン実施中/
新規口座開設(無料)&条件達成で最大5万円のキャッシュバックがもらえる!
詳細は「【評判】トライオートFXの実績・口コミは?キャンペーン・儲からないという噂も解説!」をご覧ください。
②外貨ex by GMO【デモトレード】
外貨ex by GMOはFX業界最王手・GMOインターネットグループのひとつで、20年近い歴史と実績のある会社です。
スマホアプリは直感的に使いやすく、デモ取引も利用できるため、FX初心者も安心して利用できます。
ニュージーランドドル/円の取引においてはスワップポイントが最高水準で、スプレッドも1.2銭※と狭いのが魅力。
※原則固定(午前8時〜翌午前3時)
レバレッジを1倍、10倍、25倍の3種類から選択できるため、ニュージーランドドルのような過去に大幅な値動きをしていた通貨でもリスク管理がしやすいです。
外貨ex by GMOの特徴
- スワップポイントが最高水準
- NZD/JPYのスプレッドは最狭水準
- 魅力的なキャンペーン
電話サポートは格付け機関から最高評価を得ているから、初心者も安心だね。
申し込みから最短即日で口座開設ができるため、レバレッジを抑えて取引したい方は口座開設してみましょう。
\最大55万円キャッシュバック/
業界最狭水準のスプレッドと高水準のスワップポイントも魅力
今ならQUOカードがもらえるキャンペーンも!(10月31日まで)
詳細は「【アプリが使いやすい】GMO外貨の評判・口コミは?デモ口座・最新キャンペーンも解説!」をご覧ください。
③みんなのFX【高スワップポイント】
みんなのFXは、トレイダーズ証券会社によって運営されている会社です。
「みんかぶFXランキング」では総合部門・スプレッド部門ともに第1位を獲得しているため、安心して利用できるFX口座と考えられています。
ニュージーランドドル/円取引について、スワップポイントが業界最高水準、スプレッドは1.0銭※と非常に狭いことが魅力です。
※原則固定(午前8時〜翌午前5時)
トレードの参考になる情報を発信するYouTubeチャンネルなどもあり、初心者がはじめるには十分なサポート体制です。
みんなのFXの特徴
- タイアップ特典で最大1万円プレゼント
- NZD/JPYスプレッドは最狭水準
- スマホアプリには人気の分析ツールを搭載
スワップポイントが高いのは魅力的だね!
申し込みから最短1時間で取引開始できるので、スワップ狙いの方や通貨強弱チャートに興味のある方は必見です。
\期間限定タイアップ特典/
以下リンク経由で新規口座開設&取引を行うと最大41万円プレゼント!
通常キャンペーンと合わせて最大41万円がもらえるチャンスです。
詳細は「みんなのFXの評判・口コミは?【スワップポイントの高さが魅力】」をご覧ください。
ニュージーランドドル/円のよくある質問

ニュージーランドドルについて、まだ分からない部分が残ってる…。
ニュージーランドドル/円の取引にあたって、以下のよくある質問をまとめました。
順に解説していきます。
①ニュージーランドドルとおすすめの通貨ペアは他にある?
ニュージーランドドルは、豪ドルとの相性がいいとされています。
ショック相場に強く、値動きが安定しているため、初心者の方でも安心して取引しやすい通貨ペアです。
しかしながら金利差があまりないので、スワップポイントは期待できません。
長期保有ではなく、短期的なトレード中心に取引したい方は、豪ドル/NZドル(オージーキウイ)取引も検討してみましょう。
豪ドル/NZドル(オージーキウイ)の見通しを解説
②ニュージーランドドル/円取引の注意点は?
ニュージーランドドルは取引量が少ないため、為替が大きく変動することもあります。
そのため、為替レートが下落したときに起こるロスカットに注意してください。
為替や世界情勢などをチェックしながら、トレードしましょう。
ロスカットの詳細は「FXの証拠金とは?初心者は証拠金維持率に注意ロスカットの目安は100%」を要チェックです。
③ニュージーランドドル/円取引は初心者にもおすすめ?
ニュージーランドドル/円の取引は、FXが初めての方でも取り組みやすいでしょう。
スワップ狙いの長期投資であれば、スキャルピングなどと比べてもリスクが小さいです。
とはいえ、為替レートの変動によるロスカットには充分に注意してください。
FXにおけるスキャルピングについては、「FXスキャルピングとは?実践的手法3選&スキャルOKなFX口座を紹介」をご参考ください。
【まとめ】ニュージーランドドル/円の相場の見通し

2023年のニュージーランドドル/円は値上がりが期待できるね!
ニュージーランドドル/ 円の2023年の見通しや、FX取引の注意点などについて解説しました。
最後に、本記事のポイントを3つにまとめます。
- ニュージーランドドル/円は今後値上がりの可能性がある
- 主要貿易国である中国の経済状況が重要
- ニュージーランドドル/円はスワップ金利が高い
政策金利が高い状態で維持される見込みと、世界的な景気後退が予測されることから、相対的に金利の高いニュージーランドドルが買われる局面は続くと予想されます。
そのため2023年のニュージーランドドル/ 円は、値上がりする可能性があるでしょう。
とはいえ中国やオーストラリアといった主要貿易国の経済に影響を受けやすいため、動向に注視する必要があります。
ニュージーランドドル/ 円投資に興味のある方は、国際情勢や政策金利をチェックしつつ、投資を始めてみましょう。
まずはNZドルと好相性である、トライオートFXのような自動売買サービスで取引してほしいワン!
\キャンペーン実施中/
新規口座開設(無料)&条件達成で最大5万円のキャッシュバックがもらえる!