【少額で不動産投資】おすすめの方法3選とメリット・デメリットを解説

・少額でも始められる不動産投資ってないかな?
・おすすめ投資方法が知りたい。
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- REIT・不動産小口化商品・不動産投資クラウドファンディングなら少額で不動産投資が可能
- 不動産運用の手間がかからないため気軽にチャレンジできる
- 初心者には不動産投資クラウドファンディングがおすすめ
不動産投資を始めたくても、「多額の資金が必要では…?」と感じて諦めている方は多いでしょう。
実を言うと不動産投資には、1万円から100万円程度と少額でも投資できる方法があるのです。
とはいえ少額でも投資にはリスクがあるため、長所と短所の両方を知った上で慎重に判断することが大切。
今回は少額の不動産投資でおすすめしたい方法から、メリット・デメリットまで初心者向けに解説していきます。
この記事を読めば、自分にぴったりな不動産投資の方法が分かるワン!
目次
少額不動産投資とは?

少額不動産投資とは、自己資金が1万円から100万円以下で始められる不動産投資のことです。
実際にアパートなどの不動産を購入し、運用や売却を行う実物不動産投資と特徴を比較してみました。
項目 | 少額不動産投資 | 実物不動産投資 |
---|---|---|
自己資金 | 1万円から100万円以下 | 数百万円以上 |
管理 | 運用会社に任せられる | 自身で行う範囲を指定 |
リスクの高さ | ★★★☆☆ 3 | ★★★★★ 5 |
リターンの大きさ | ★★★★☆ 4 | ★★★★★ 5 |
初心者の始めやすさ | ★★★★★ 5 | ★★☆☆☆ 2 |
実物不動産投資は物件の購入や維持で高額な資金が必要となるため、必要な投資資金は大きくなってしまいます。
一方で少額不動産投資なら運用を投資のプロに任せられ、家計に負担をかけない金額でスタートすることが可能ですよ。
1万円から始められるなんて、不動産投資のイメージが変わるね!
少額で始められる不動産投資3選

少額から始められる不動産投資の代表的なものには、以下の3つが挙げられます。
どれも投資家からの人気が高い手法で、初心者の方でも取り組みやすいものばかりです。
それぞれメリットとデメリットを紹介していきますね。
おすすめの少額不動産投資①:REIT

REIT(リート)とは、事業者が投資家から資金を集め、集めた資金を元に不動産を運用する方法です。
不動産投資信託とも呼ばれる金融商品の一種で、具体的な仕組みを図にまとめると以下の通り。

一般の「投資信託」と同様に証券会社等から購入でき、投資家には運用で得られた家賃収入や売買差益などが分配されます。
REITは不動産が投資対象の投資信託ってことか!
REIT自体はアメリカ発祥の仕組みであるため、日本のREITはJapanの頭文字を付けた「J-REIT」という名称が一般的です。
REITの詳細はこちら
REITのメリット
REITのメリット
- 長期的に安定した収入を得やすい
- 不動産投資のプロが運用してくれる
- 換金性が高い
REITの分配金は主に不動産の賃料なので、入居者さえ確保できれは収入を得られ、利回りも比較的高い傾向にあります。
またREITを一つ購入するだけで複数の不動産へ分散投資にもなるため、空室などのリスク回避にもつながるのです。
実物不動産投資だと分散投資は厳しいから、大きなメリットね!
さらに入居者の募集や対応・物件の維持といった面倒な手間も、REITなら購入から運用を含めてプロが行ってくれます。
投資家のあなたがすべきことは商品の売買だけなので、初めて不動産投資を行う方でも簡単に始められるでしょう。
実物不動産投資にはない、いつでも換金できる安心さも注目だワン!
REITのデメリット
REITのデメリット
- 市場に価格が左右される
- 不動産を自由に選べない
REITは市場で売買できるメリットがある反面、市場の影響を受けやすく値動きが他の不動産投資と比べて激しいです。
そのため取引のタイミングによっては購入時よりも価格が下落し、損失が生じるかもしれません。
投資先の上場廃止で損失が出るリスクもあるから、慎重な判断が必要だワン!
またREITは、どの不動産に投資するかを含めた運用のすべてをプロが管理します。
自分で不動産を選んで運用を行うことに魅力を感じている方には、REITよりも実物不動産投資が向いているでしょう。
初心者の僕には、プロに運用を任せる方が安心だな!
おすすめの少額不動産投資②:不動産小口化商品

不動産小口化商品とは、不動産を1口数十万円から100万円ほどの小口に分けて販売する方法です。
複数の投資家が1つの不動産に投資することで不動産を共同所有し、投資家は運用益に応じた分配金をもらえます。
例えば4,000万円のマンションを200口に分け、1口20万円で販売する形だワン!
形態としては、「任意組合型」「匿名組合型」「賃貸型」の3種類です。
タイプ | 匿名組合型 | 任意組合型 | 賃貸型 |
---|---|---|---|
出資先 | 事業者 | 現物不動産 | 現物不動産 |
所有権 | 事業者のみ | 投資家と事業者 | 投資家のみ |
特徴 | 事業者が投資家の資金を元に不動産を運用 | 複数の投資家と事業者が共同で不動産を保有 | 複数の投資家が不動産を所有し事業者が管理 |
初期費用を抑えるなら「匿名組合型」を、節税目的なら「任意組合型」や「賃貸型」など、自分の目的に合ったタイプを選べます。
REITは証券で、不動産小口化商品は不動産を所有するのね!
不動産小口化商品のメリット
不動産小口化商品のメリット
- 不動産を所有できる
- 高額物件に少額から投資可能
- 相続税対策も可能
任意組合型か賃貸型であれば実際に不動産の所有権を持てるため、相続税対策としても有効です。
どうして相続税の対策ができるの?
不動産相続税の評価額は現金よりも2割から3割ほど低くなるため、時価との差を利用することで節税につながります。
さらに都心の一等地など個人では所有しづらい物件も、複数人が共同して購入できることから少額での投資が可能に。
都心にある需要や資産価値の高い物件ならば空室や賃料の下落リスクを抑えられ、安心して投資できますよ。
不動産小口化商品のデメリット
不動産小口化商品のデメリット
- 利回りが低い傾向にある
- ローンが利用できない
- 換金性が高くない
一般的に不動産小口化商品は不動産の運用を事業者に任せるため、管理費が高くなってしまうのが欠点です。
運用と管理の手間がかからないというメリットがある一方で、出資者への分配金が減少することは覚えておきましょう。
さらに実物不動産投資はローンを組んで不動産を購入できますが、不動産小口化商品は自己資金での購入が必要。
共同所有だから、不動産を担保にした融資を組めないのね…。
個人で不動産を購入よりも少額で投資できるとはいえ、100万円程度の自己資金を用意しておくと、選択肢が広がりますよ。
投資期間が10年以上の商品も多く、途中解約しづらいことも注意だワン!
おすすめの少額不動産投資③:不動産投資クラウドファンディング

不動産投資クラウドファンディングとは、複数の投資家から資金を集め、その資金で不動産を取得して運営する仕組みのことです。
具体的な「クラウドファンディング」の仕組みとしては、下図の通り。

投資家は賃料収入などの分配金をもらえるため、金銭リターンがある投資型クラウドファンディングの一種と言われています。
不動産投資クラウドファンディングも運用会社が不動産の購入や運用を行うため、「ほったらかし投資」にも最適ですよ。
手間をかけずにコツコツ投資したい人に向いてるね!
不動産投資クラファンの詳細はこちら
不動産投資クラウドファンディングのメリット
不動産投資クラウドファンディングのメリット
- 少額から投資できる
- 投資する不動産を選べる
- 比較的高い利回りが期待できる
不動産投資クラウドファンディングは多くが1口1万円から投資できるという、ハードルの低さから人気を集めています。
少額不動産投資の中でも低価格だから、始めやすそうね!
ファンドごとに投資する不動産の情報が詳細に公開されており、自由に投資先の不動産を選べるのも魅力です。
投資家にとって最も気になる利回りは、一般的に6%から8%と高めに設定されており、中には10%を超えるファンドも。
さらに運用期間が3ヵ月程度から60ヵ月と幅広いため、長期や短期など自分の投資スタイルに合わせて投資できますよ。
不動産投資クラウドファンディングのデメリット
不動産投資クラウドファンディングのデメリット
- 換金性が低い
- 元本割れのリスクがある
- 税制上のメリットがない
多くの不動産投資クラウドファンディングでは、運用期間中の途中解約が認められず、投資資金が拘束されます。
そのため一度投資すると、急に現金が必要となった場面でも解約して現金化できないので注意が必要です。
さらに不動産の所有権を取得できないことから、現物不動産投資のように所得税や住民税の軽減措置も受けられません。
あなたの投資スタイルや目的に応じて、どの不動産投資を利用するかを検討することが大切ですね。
応募も殺到しやすいから、募集が始まったら早めに申し込むんだワン!
少額不動産投資のメリット3選

そもそも少額不動産投資は何がいいの?
少額不動産投資のメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
どれも実物不動産投資では得られない強みなので、1つずつ確認していきましょう。
①大きく失敗しない
現物不動産投資の場合は数千万円程度の資金が必要となり、失敗した場合の損失も大きくなりがちです。
少額不動産投資ならば一口1万円からと投資額が低く、ローンを組む必要もないのでリスクを最小限に抑えられます。
また少額から投資できるということで、複数不動産への分散投資も簡単に行えるのがポイント。
もちろん投資である以上、100%失敗しない保証はできませんが、大きく失敗する可能性は低いと言えるでしょう。
参入障壁が低いのは初心者にピッタリだね!
②運用をプロに任せられる
実物不動産投資の場合は、入居者の管理や対応、物件の維持などを自分で行う必要があります。
一方で少額不動産投資では運用から管理まで、面倒な手間を運用会社に一任できるのが特徴です。
忙しい会社員でも、気軽に不動産投資ができそう!
さらに不動産投資は物件の見極めが成功を左右する重要なポイントですが、それも含めて不動産のプロが厳選してくれます。
条件の良い不動産は一般に出回りにくいケースがほとんどのため、好条件の物件に少額投資できるのは嬉しいですね。
③すぐに投資をスタートできる
少額で投資できることで、自己資金を蓄える時間を待たずに投資を始められます。
実物不動産を購入するための資金をイチから蓄えるとなれば、かなりの時間を要するものです。
ローンを組むにしても、頭金で物件価格の2,3割は用意したいところだワン!
結果的に「資金がなくて良い条件の物件があるのに投資できない…」といった、投資機会の損失にもつながりかねません。
資金を蓄える時間を待たずに自分の好きなタイミングで投資できるのは、小額不動産投資ならではの魅力ですよ。
少額不動産投資のデメリット3選

少額不動産投資は良さそうだけど、注意すべき点はある?
少額不動産投資のデメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
不動産投資を始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、注意すべき点を確認しておきましょう。
①リターンが小さい
投資額が小さければ、それだけリターンも小さくなってしまいます。
例えば利回りが年6.0%だとしても、1万円の投資で得られる分配金は年間600円とわずかなものです。
資産形成としては物足りないね…。
ただし利回りは比較的安定しており、損失を出すリスクも抑えられるのが少額不動産投資の強み。
コツコツと「長期投資」を行えば、少額でも複利効果を活かして資産形成につなげることは十分可能ですよ。
②元本割れのリスクがある
ほとんどの少額不動産投資には元本保証がないため、元本割れの可能性も否定できません。
元本割れとは、価格変動によって元の投資額を下回ることだワン!
例えばREITは市場に価格が左右されやすく、不動産小口化商品も不動産を所有するならば現物不動産投資と同様のリスクを負います。
元本割れをするリスクとしては、以下の通り。
- 不動産価格の暴落
- 空室などによる賃料収入減少
- 風水害などの資源災害による物件の損壊
- 運用会社の倒産
自然災害を含め、リスクは多方面にあるのか!
一方で不動産投資クラウドファンディングは、以下のようにリスクを最小限に抑える仕組みが取られている場合もあります。
不動産投資クラファンのリスク軽減対策
- 優先劣後方式
→運営会社も出資することで損失が出た場合、運用会社の出資金で損失をカバー - マスタリース契約
→不動産会社に物件を丸ごと借り上げてもらう契約
ファンドごとにリスク軽減対策は異なるので、投資をする際はしっかりと調べた上で慎重に投資先を選ぶのが大切です。
③投資できない可能性がある
不動産小口化商品や不動産投資クラウドファンディングは人気が高く、抽選での投資になる場合がほとんどです。
特に人気の投資案件では、たったの数分で応募が締め切られてしまうことも珍しくありません。
投資したくても、投資できない可能性があるってことね…。
少額不動産投資はそれぞれメリットとデメリットが異なるため、自分の投資スタイルや目的に合わせて選びましょう。
おすすめの不動産投資クラウドファンディング4選

不動産投資クラファンが良さそうだけど、どのサービスがおすすめ?
少額不動産投資の中でも、1万円台から投資できる「不動産投資クラウドファンディング」が初心者にぴったりです。
様々なサービスが提供されている不動産投資クラウドファンディングで、特におすすめなのは以下の4つ。
どれも投資家から高い人気を誇っている不動産投資クラウドファンディングなので、一つずつ解説していきます。
①CREAL
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | CREAL(クリアル) |
運営会社 | クリアル株式会社 |
最小投資金額 | 1万円 |
利回り | 3.0~8.0% |
運用期間 | 3ヵ月~ |
「CREAL」はクリアル株式会社が運営しており、東証グロース上場企業という安心感が魅力です。
不動産投資では損失を気にする方も多い中、CREALは2022年4月末現在、元本割れは一度もありません。
CREALなら、安心して不動産投資を始められそうだ!
案件は都内マンションのほか、保育園やホテルなど大規模物件も取り扱っており、様々なタイプの不動産へ分散投資できます。
さらに新規登録で最大1万円分のAmazonギフト券をもらえるキャンペーンも開催しているため、この機会を利用してお得に投資を始めましょう。
利回りの上限がなく、想定利回り以上の配当をもらえる可能性もあるワン!
\Amazonギフト券プレゼント/
CREALの評判はこちら
②COZUCHI
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | COZUCHI(コヅチ) |
運営会社 | LAETOLI株式会社 |
最小投資金額 | 1万円 |
利回り | 2.0%~50.9% |
運用期間 | 3ヵ月~ |
「COZUCHI」はLAETOLI株式会社が運営しており、収益性の高い都心部のマンションを中心に投資できます。
2008年から不動産特定共同事業法を活用した事業を行っていることから、実績ある老舗サービスとしても人気です。
老舗サービスだからこそ、使いやすい仕組みが整っていそうね!
不動産投資クラウドファンでは珍しく手数料を支払えば途中解約できるため、急に資金が必要になった際にも備えられます。
想定利回りも5.0%から10%のファンドを中心に用意されており、しっかりと利益を狙いたい方に最適なサービスです。
利回りの上限がなく、想定利回り以上の配当をもらえる可能性もあるワン!
\収益性の高い案件が豊富/
COZUCHIの評判はこちら
③利回りくん
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | 利回りくん |
運営会社 | 株式会社SYLA |
最小投資金額 | 1万円 |
利回り | 3.0%~5.7% |
運用期間 | 3ヵ月~ |
「利回りくん」は株式会社SYLAが運営しており、収益性の高そうな不動産に投資しつつ社会貢献もできるのが特徴です。
不動産投資の社会貢献って、どういうこと?
具体的には空き家再生を応援するファンドなどを扱っていて、不動産投資によって地方創生の手助けができます。
さらに利回りくんでは、「優先劣後出資方式」というリスク軽減策を採用しているのも魅力。
仮に損失が出た場合も利回りくん側が投資家の損失を負担してくれるので、初心者も安心して投資できるでしょう。
楽天ポイントとの連携もあるから、お得に不動産投資ができるワン!
\不動産投資で地域創生に取り組める/
利回りくんの評判はこちら
④TECROWD
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | TECROWD(テクラウド) |
運営会社 | TECRA株式会社 |
最小投資金額 | 10万円 |
利回り | 平均8.0%以上 |
運用期間 | 3ヵ月~ |
「TECROWD」はTECRA株式会社が運営しており、新興国への不動産投資を行えるクラウドファンディングです。
投資金額は最低10万円からと少々高めですが、新興国ならではの想定利回り8.0%以上という高い収益性は必見。
個人だと新興国への不動産投資は厳しいし、とても魅力的ね!
TECROWDは現地の金融機関と提携していることから、日本円で投資して日本円で配当を受け取れます。
案件には日本の障がい者施設に投資するファンド等もあるため、国内外の案件を比較して選びたい方にも役立つでしょう。
海外への投資では、情勢不安や災害などのリスクも考慮するんだワン!
\新興国への不動産投資に最適/
TECROWDの評判はこちら
少額での不動産投資におすすめの方法:まとめ

少額不動産投資について分かった!僕もさっそく始めてみるよ!
少額不動産投資について、初心者にもおすすめの手法からメリット・デメリットまで解説してきました。
最後に、本記事でもっとも重要なポイントを3つまとめます。
- REIT・不動産小口化商品・不動産投資クラウドファンディングなら少額で不動産投資が可能
- 不動産運用の手間がかからないので気軽にチャレンジできる
- 初心者には不動産投資クラウドファンディングがおすすめ
実物不動産投資に比べて少ない初期費用で始められ、運用の手間もかからない少額不動産投資は非常におすすめです。
中でも不動産投資クラウドファンディングは1万円から投資でき、高い利回りを期待できるため気軽に挑戦してみましょう。