【ETF】SPYDとは?配当金や株価・構成銘柄などを分かりやすく解説

※本記事は2022年9月22日に更新しました。

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・SPYDって最近よく聞くけどどんな特徴があるの?
・SPYDに投資するメリット・デメリットを知りたいな

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • SPYDはS&P500高配当指数に連動するETF
  • 経費率が0.07%で取引コストを抑えられる
  • 米国高配当ETFの中でも特に高い配当利回りを実現している

SPYDはアメリカの資産運用会社「State Stree社」が提供するETFで、S&P500高配当指数をベンチマークにしています。

SPYDの配当利回りは過去5年間4~5%と比較的安定して推移していますが、投資対象としておすすめなのでしょうか?

この記事では、SPYDに投資するうえで知っておきたい特徴やこれまでの株価推移、構成銘柄などを解説します

高配当ETFに投資しようと考えている方は、参考にしてください。

SPYDに投資できる証券会社一覧

【高配当ETF】SPYDとは?

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SPYDってどんなものなの?

SPYDはState Street社が運用する米国高配当ETFで、正式名称は「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」です。

SPYDの概要は以下の通りです。

項目内容
名称SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
運用会社State Stree(ステートストリート)社
市場NYSE ARCA
ベンチマークS&P500高配当指数
経費率0.07%
直近配当利回り1.53%
基準価額42.77USD
純資産額約62億9772万USD
取扱証券会社SBI証券楽天証券など
※基準価額、純資産額は2022年3月9日時点を掲載。

SPYDのベンチマークは「S&P500高配当指数」です。

S&P500高配当指数ってなに?

S&P500の採用銘柄の中で、配当利回りが高い80銘柄の株価を指数化したものです。

S&P500について詳しく知りたい方は「S&P500とは?投資信託やチャートと共にわかりやすく解説!」の記事を参考にしてください。

現在のSPYDの株価は約43ドルであり、約5,000円あればSPYDに投資できます

米国ETFランキング

以下はSBI証券の「【大人気!米国株式・米国ETF】2021年年間ランキング」より、2021年12月末時点で保有者数が多かった米国ETFランキングを抜粋したものです。

順位名称ティッカーシンボル
1位SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFSPYD
2位バンガード S&P 500 ETFVOO
3位バンガード トータルストックマーケットETFVTI
4位バンガード 米国高配当株式ETFVYM
5位インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFQQQ

ティッカーシンボルは、株式市場などで銘柄を識別するために使われる略称だワン!

なんと1位にSPYDがランクインしています。

投資家に人気のあるETFなんだね!

以下では、そんなSPYDの構成銘柄やセクター比率について解説します。

SYPDの構成銘柄・セクター比率

SPYDの組入上位10銘柄は次のようになっています。

銘柄名保有株数組入比率
Chevron Corporation612,600株1.62%
Baker Hughes Company Class A2,878,174株1.55%
Newmont Corporation1,235,159株1.49%
Organon & Co.2,558,707株1.49%
Sempra Energy591,016株1.43%
Iron Mountain Inc.1,753,699株1.43%
Williams Companies Inc.2,756,132株1.43%
Exxon Mobil Corporation1,070,414株1.41%
ONEOK Inc.1,328,960株1.41%
AbbVie Inc.589,556株1.40%
State Street社サイトより作成(2022年3月9日現在)

SPYDでは、S&P500採用銘柄のうち高配当銘柄80種を均等に組み入れています

たしかに組み入れ比率はほとんど均等になっているね!

構成銘柄の入れ替えは年に2回行われるワン!

2022年3月9日現在のセクター別組み入れ銘柄は以下のようになっています。

セクター割合
公益事業18.01%
金融16.66%
エネルギー14.00%
不動産13.91%
生活必需品10.52%
State Street社サイトより作成(2022年3月9日現在)

SPYDは公益事業や金融、不動産の銘柄を中心に構成されています。

金融や不動産セクターは景気の影響を受けやすいため、価格が変動しやすいETFと言えるでしょう。

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SPYDとHDV・VYMの比較

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SPYDと同様に、米国株高配当ETFの代表として知られている「HDV」「VYM」があります。

どんな違いがあるの?

理解を深めるため、それぞれの特徴を比較してみましょう。

名称運用会社ベンチマーク構成銘柄数基準価格配当利回り経費率
SPYDState Street社S&P500高配当指数約80銘柄42.77USD3.61%0.07%
HDVBlack Rock社モーニングスター配当フォーカス指数約75銘柄104.37USD3.35%0.08%
VYMVanguard社FTSEハイディビデンド・イールド指数約400銘柄109.01USD2.84%0.06%
各公式サイトを参考に作成(SPYDVYMHDV

SPYDはS&P500の対象銘柄の中でも、最も配当利回りが高いことが特徴です。

一方でHDVはモーニングスター社が選んだ財務状況が健全かつ高配当銘柄へ投資しています。

また、VYMは経費率が最も低く銘柄数も分散されているので、より分散投資の効果を期待できます。

同じ高配当ETFと言っても、違いがあるんだね!

このような違いを理解せずに投資をすると、のちのち「思っていたのと違う!」となってしまうこともあります。

自分が投資するものに対しては、しっかり理解を深めましょう!

SPYDに投資できる各証券会社を見に行く

SPYDの株価推移【チャート】

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SPYDは2015年に設定された比較的歴史の浅いファンドですが、これまでの株価推移はどのようになっているのでしょうか。

設定来のチャートを見てみましょう。

Trading viewより(2022年3月10日現在)

2020年はコロナショックで暴落しましたが、その後は順調に回復しています。

コロナの時に暴落したけど、ほかの期間は比較的安定して推移しているね。

ちなみにコロナショック時の価格暴落率は-46.4%となり、他の米国高配当ETFであるHDVとVYMの中で番大きな暴落率となりました。

SPYDの配当利回り

SPYDに投資をすると、年4回配当金を受け取ることができます

5年間の配当利回り(対前年末株価)推移は、次のとおりです。

年度配当利回り
2021年4.70%
2020年4.16%
2019年5.13%
2018年4.32%
2017年4.08%
State Street社サイトより作成

4%~5%の高い配当利回りを維持しているね!

SPYDが減配?

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2021年の末ごろに、SPYDが80%近く減配したって見たけど大丈夫なの?

結論から話すと、大減配をしていませんし、2022年3月現在では株価もこれまで通り推移しているので、問題ありません。

ではなぜSPYDが80%近く減配したと話題になったのでしょうか?

それはBloombergの情報「直近配当額が約0.12、直近配当利回り1.19%」と記載されていたためです。

Twitterでも大減配が話題になっていました。

SPYD大減配に関するツイート(タップすると開きます)

ここでSPYDの分配金に関する比較を行いましょう。

2020年・2021年の12月時点のSPYD分配金

  • 2020年12月の分配金 → ①0.6066ドル
  • 2021年12月の分配金 → ②0.1275ドル

   →(①0.6066ドル - ②0.1275ドル)÷ ①0.6066ドル = 約79%

確かに、四半期ベース(12月のみ)で計算すると約79%の大減配です。

次に分配金を12月ではなく、年ベースで確認してみましょう。

2020年・2021年のSPYD分配金

  • 2020年の分配金 → ①合計1.6320ドル
  • 2021年の分配金 → ②合計1.5492ドル

   →(①1.6320ドル - ②1.5492ドル)÷ ①1.6320ドル = 約5.07%

減配はしているものの、年ベースで計算すると約5.07%の減配です。

12月だけの減配と比較すると大きくないね。

ただ、12月だけの減配を切り取って80%近く減配したという話題が広がってしまい、売ってしまった人がいるのも事実です。

僕だったらその情報を見てSPYDを売ってしまいそう…

SPYDに限らず、このようなことは、投資をするうえで今後も起こるでしょう。

その時に大切なのは、自分がどこまで投資対象について理解しているかです。

正しい情報を取捨選択を行い、自分が腹落ちする投資をできるように、レベルアップしていきましょう。

ひとつのネガティブな情報だけで判断せず、広い視点を持つことが大事だワン!

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SPYDに投資するメリット・デメリット【注意点】

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SPYDのメリット・デメリットを知りたいな。

SPYDに投資するのであれば、知っておきたい特徴がいくつかあります。

  • 配当利回りが高い
  • 少額から投資できて運用コストが低い
  • 不況時に大きく下落する可能性がある

以下で詳しく解説します。

配当利回りが高い

SPYDに投資する最大のメリットは、配当利回りが高いことです。

先ほども紹介したように、ここ5年間は4%~5%の配当利回りを実現しています。

配当金は、再投資に使ってもいいですし、日々の生活費として使ってもいいなど、自由に使えます。

配当金だけで生活している人もいるもんね!

仮に配当利回りが5%だとして、月々20万円の生活費がかかるとしたら、6,000万円投資をしていれば、生活費をまかなえます。(6000万円×0.05÷12=25万円)

このレベルまで到達するとすごいね!

もちろん、集中投資は危険なので推奨ではないですが、ひとつの目安として知っておいてもいい情報ではないでしょうか?

少額から投資できて運用コストが低い

SPYDは1株4,000円から投資できます。

同じく米国高配当ETFであるVYMとHDVの価格が、どちらも1万円程度であることを考えると少額から投資できると言えるでしょう。

4,000円なら僕でも投資できそうだ!

また、SPYDの経費率は年率0.07%と業界最安水準なので、取引コストを抑えながら運用できるのもメリットです。

経費率ってどんなものなの?

経費率とは、投資商品(今回ならSPYD)の運用に必要な経費で、自身が投資している金額に基づいて自動で支払いされます。

例えばSPYDに100万円投資している場合、1年間で700円の経費がかかります。

これを高いと思うかどうかは人それぞれですが、80社もの企業に自動で分散投資してくれて銘柄の組み換えまでしてくれることを考えたら、経費率0.07%はかなり低いと言えますよ。

不況時に大きく下落する可能性がある

SPYDのデメリットとして、景気変動の影響を受けやすく、不況時に大きく下落してしまう恐れがあることです。

というのも、SPYDには金融や不動産のセクターが比較的多く含まれているためです。

不景気になるとそれぞれのセクターがどうなるのか解説しましょう。

  • 不動産業界…不動産の価格が下落して収益が減少する
  • 金融業界…企業がお金を積極的に借りなくなり、金利が下がって収益状況が悪化する

業績が悪化することで、減配や無配となるリスクもあり、さらなる株価下落も考えられます。

そうなると、SPYDの最大のメリットであった高い配当利回りが維持できなくなるでしょう。

配当金重視だとこうなったらつらいね…

これがSPYDのデメリットです。

ただし、投資の基本は安い時に買うことであり、不況の後はいずれ好況が来ることも忘れないでください。

景気が悪くなり株価が下落したタイミングで購入すると、景気が回復した時に高い配当利回りを得られる可能性があることを把握しておきましょう。

長期的な目線を持つことが大切だワン!

SPYDに投資できるおすすめの証券会社

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SPYDはどうやって買うの?

米国高配当ETFであるSPYDを買うためには、購入したい商品を取り扱っている証券会社で口座開設をする必要があります。

中でもネット証券はパソコンやスマホで簡単に開設でき、取り扱い商品も多くておすすめなのが以下の3社。

  • SBI証券
    →ネット証券の最王手
  • 楽天証券
    →楽天経済圏との相性抜群
  • マネックス証券
    →米国株の買付手数料無料
  • IG証券
    →取扱い金融商品が特に豊富

どれも初心者を含めて投資家からの人気が高いネット証券なので、順に紹介していきます。

各公式サイトをチェックして特徴を知っておくと良いワン!

なお、ネット証券選びについて詳しくは、「【2022年版】株初心者におすすめのネット証券ランキング」もご覧ください。

SBI証券

SBI証券

SBI証券はネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇る人気のネット証券です。

2021年12月29日時点で5,002件もの米国株式を取り扱っており、大型銘柄からIPO銘柄、中小型銘柄などバリエーションも豊富です。

SPYDを始め、米国ETFのラインナップも充実しているので、あなたの欲しい銘柄がきっと見つかりますよ。

また、米国株を毎月好きな日に自動買い付けできる「米国株式・ETF定期買付サービス」も利用できます

定期的に買うの忘れそうだから助かるよ!

時間がなくて定期的に買い付けるのを忘れそうという人も、はじめに「設定株数」または「設定金額以内の単元株」を設定するだけで手軽に米国株へ投資できますよ。

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楽天証券

楽天証券HP

楽天カードとの相性やキャンペーンの豊富さなどが人気の楽天証券。

「2022年オリコン顧客満足度 ネット証券ランキング」で2年連続1位になるなど、勢いがある証券会社です。

楽天グループの証券会社ということで、楽天ポイントを使ったり貯めたりしてオトクに投資を始められるのが嬉しいですね。

楽天ポイントを使って投資できるのは嬉しいな!

取り扱い米国株は4,582銘柄と、充実した品揃えを展開しています。

特定口座やNISA口座にも対応しているため、気軽に米国株投資に挑戦することが出来ます。

また、楽天証券でもアメリカ株積立が利用でき、もちろんSPYDも対象です。

つみたてNISAのような感覚でアメリカ株の積立ができるワン!

楽天ポイントを使って買い付け設定もできるので自己資金を抑えることができ、より気軽に投資を始めることができます。

\楽天カードを持っている人ならココ/

マネックス証券

マネックス

マネックス証券の米国株の取扱銘柄数は4,500銘柄を超え、ほかの証券会社ではあまり取り扱いをしていない上場したばかりの銘柄も取引できます

注目企業にいち早く投資したいあなたにおすすめです!

また、マネックス証券は注文方法が特徴的です。

株価の上昇幅、または下落幅に合わせて、逆指値注文のトリガーとなる価格をリアルタイムで自動修正する「トレールストップ注文」や、利益確保のための指値注文と損切りのための逆指値注文を同時に出せる「ツイン注文」など、ほかの証券会社には無い注文方法があります。

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【まとめ】SPYDとは

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SPYDについての理解が深まったよ!

S&P500高配当指数に連動するSPYDに関する情報を中心に、メリットやデメリットについて解説してきました。

最後に、もっとも重要なポイントを3つまとめます。

  • SPYDはS&P500高配当指数に連動するETF
  • 経費率が0.07%で取引コストを抑えられる
  • 米国高配当ETFの中でも特に高い配当利回りを実現している

SPYDは米国高配当投資の第1歩としておすすめだワン!

SPYDに投資することで、S&P500の採用銘柄の中で配当利回りが高い80社へ投資しているのと同じ効果が期待できます

S&P500に採用されるには基準を満たす必要があり、その中の高配当80社に投資しているのであれば、安心して投資できます。

そのため、安定して配当金が欲しい方はSPYDに投資するのも選択肢の1つとなりますよ!

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