【2021年】ユニコーン企業とは?日本で注目の企業11社はここだ!

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※2021年9月10日に更新されました。


この記事の結論

  • ユニコーン企業とは「評価額が10億ドルを超える未上場のスタートアップ企業
  • ユニコーン企業はアメリカと中国に多く、日本は11社
  • 日本にユニコーン企業が少ない理由としてベンチャーキャピタルの投資額が少ないことが挙げられる

ユニコーン企業とは?

「ユニコ―ン企業」をご存知でしょうか?
一般的に評価額が10億ドル(約1040億円)を超える未上場のスタートアップ企業と定義されています。

評価額はユニコーン企業の成長見込み(将来のキャッシュフロー等)を基に、出資を行ったベンチャーキャピタルや投資家が付けているものだワン

「ユニコーン」って角がついてる馬みたいな伝説の動物のこと??

そうです!

「ユニコーン企業」という言葉は2013年にカウボーイ・ベンチャーズのリー氏が作った用語です。
2013年当初、評価額が10億ドルを超える創設10年以下の企業はとても少なく、珍しかったことから「ユニコーン企業」と名付けました。

そして、「ユニコーン企業」という枠組みの中にはさらに「デカコーン企業」と「ヘクトコーン企業」があります。
この3つは評価額によって分けることができます。

デカコーン企業とヘクトコーン企業

ヘクトコーン企業にあたる評価額が1,000億ドルを超える企業は、世界中で人気の「TikTok」を運営する Bytedanceの1社のみだワン!

世界のユニコーン企業数

ユニコーン企業は2013年当初は珍しい存在でしたが、昨年はグローバルで合計500社を突破しました。

2020年には106社がユニコーン企業に仲間入りし、2021年9月時点では合計810社CB Insights)のユニコーン企業が存在します。

ところで、2020年にはどのような業種のユニコーン企業が増えたのでしょうか。

日本経済新聞社の分析によると、2020年にユニコーンになった企業のうち、ソフトウェアとフィンテックがそれぞれ全体の16%を占め、続いてECが14%を占めていました。

新型コロナウイルスの影響でテレワークを取り入れる企業が増加し、クラウドサービスのニーズが高まったことが影響したと考えられています。

また、外出自粛によって通販での買い物需要が増え、ECへの注目が高まったことも影響した可能性が高いですね。

国別のユニコーン企業数

続いて、ユニコーン企業はどこの国に多いのか見ていきましょう。

国別ユニコーン企業数
Statista 2021 Aprilのデータを基に作成。

2021年4月時点では、アメリカの288社が最多となっています。

米国には SpaceXやEpic Games等ニュースでも取り上げられる有名なユニコーン企業が複数ありますね。

そして、133社のユニコーン企業は中国の企業となっており、アメリカに続いて多いです。

ユニコーン企業は圧倒的にアメリカと中国の企業が多いのね!

ユニコーン企業トップ5を紹介

さて、ユニコーン企業についての概要を一通り確認したところで、現在最も評価額が高いユニコーン企業トップ5をご紹介いたします!

ユニコーン企業TOP5
CB insightsのデータを基に作成。2021年9月現在。

$1B=10億ドル=約1,040億円だワン!

トップ5には、Tiktokを運営する中国のBytedance社や米国のフィンテック企業Stripeなどがランクインしていますね。

トップ5にランクインしている企業が全て中国と米国の企業であることからも、いかにこの2国がユニコーン企業のハブになっているかが分かります。

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日本はユニコーン企業が少ない?

「企業価値又は時価総額が10億ドル以上となる、未上場ベンチャー企業(ユニコーン)又は上場ベンチャー企業を2023年までに20社創出」

日本政府はこのような目標を2018年の成長戦略で掲げました。

そして、この目標を達成すべくスタートアップ育成支援プログラム 「J-startup」 を開始しました。

しかし、2023年まで残すことわずか2年となった今、日本のユニコーン企業数は11社です。

ところで、日本のユニコーン企業の11社はどのような企業なの??

時価評価額順に以下の11社となります。(想定時価総額)

  1. 機械学習などの研究と実用化を行う株式会社Preffered Networks(3,560億円)
  2. ニュースアプリを運営するスマートニュース株式会社(1,916億円)
  3. Saas型クラウド人事労務ソフトを提供する株式会社SmartHR(1,731億円)
  4. 半導体システム「KAMIKAZE」を開発する株式会社TRIPLE-1(1,641億円)
  5. バイオ素材開発のSpiber株式会社(1,330億円)
  6. 新水素エネルギーの実用化研究を行う株式会社クリーンプラネット(1,298億円)
  7. 紙やプラスチックの代替になる新素材「LIMEX」を開発する株式会社TBM(1,252億円)
  8. 仮想通貨取引関連の金融サービスを提供するリキッドグループ株式会社(1,176億円)
  9. タクシーアプリ「GO」を提供する株式会社Mobility Technologies(1,169億円)
  10. 電子カルテプラットフォームやCBDCプラットフォームを開発するGVE株式会社(1,117億円)
  11. 線虫を利用したがん検査「N-NOSE」の研究・開発・販売をする株式会社HIROTSUバイオサイエンス(1,026億円)

※STARTUP DB「国内スタートアップ評価額ランキング最新版(2021年8月)」、Spiber株式会社「グローバルな量産・販売網の強化に向け 344 億円を調達」を基に作成。Paidyは除外。

因みに9月8日、直近の想定時価総額が1,439億円あった株式会社Paidyが、アメリカPaypalに3,000億円で買収されると発表されました。

日本に少ない理由

ユニコーン企業を増やす目標なのに、どうしてまだユニコーン企業が少ないの?

一つの理由としてベンチャーキャピタル(VC)の投資額が他国に比べて少ないことが挙げられます。

未上場でありながら評価額が10憶ドルを超えることがユニコーン企業の条件としてありますが、未上場で評価額10億ドルを上回るためにはベンチャーキャピタルからの相当の出資が必要になります。

しかし、日本のベンチャーキャピタルの投資額はアメリカや中国に比べてかなり少ないのです。

ベンチャーキャピタル投資額比較
一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター「2019年度
ベンチャーキャピタル等投資動向速報
」のデータを基に作成。

日本のベンチャーキャピタルの投資額はアメリカの約2%にしか満たないのね。。。

そうなのです。

そのため、日本ではベンチャーキャピタルからの資金調達のハードルが高く、資金調達を行う方法として上場を選ぶ企業も少なくありません。

しかもマザーズは新興市場として上場する条件も比較的優しいから、上場を選ぶスタートアップが多いという傾向もあるワン!

ただし、東証は市場再編を控えているため今後この流れも変わってくるかもしれません。

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上場済み・上場予定のユニコーン企業7選

最後に、かつてはユニコーン企業だった上場企業・今後上場が期待される注目のユニコーン企業をご紹介いたします。

上場済みの企業
  • メルカリ[4385]:フリマアプリを提供。2018年に東証マザーズに上場。
  • Asana[ASAN]:ワークマネジメントプラットフォームを提供するSaas企業。ダイレクトリスティングで上場。
  • Snapchat[SNAP]:1日のアクティブユーザーが2億人を超えるSNSアプリSnapchatを運営する米国企業。
  • UiPath[PATH]:コンピューター上の業務を自動化する技術「RPA」を提供する企業。
上場予定の注目ユニコーン企業
  • Instacart:スーパーなどから商品を自宅へデリバリー。2021年後半の上場が噂されている。
  • Grab:配車サービスなどを手掛けるシンガポール企業。SPACでNASDAQ上場予定。

今回はユニコーン企業とは何か、日本に少ない理由、注目の上場ユニコーン企業をご紹介いたしました。

今後どのようなユニコーン企業が国内外に誕生するのか、そして今年上場するユニコーン企業の動向に注目していきましょう!

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