【高配当ETF】VYMとは?配当金や株価・チャート推移、構成銘柄などを分かりやすく解説

※本記事は2022年10月24日に更新しました。

高配当ETF・VYMアイキャッチ

・VYMって最近よく聞くけどどんな特徴があるの?
・VYMに投資するメリット・デメリットを知りたいな

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • VYMは約400社に投資する米国の高配当ETF
  • 経費率が0.06%なので運用コストを抑えられる
  • キャピタルゲインを求めている方には向いていない

近年、定期的に分配金を受け取れる高配当ETFが人気です。

特に米国の高配当ETFで有名なVYMは、過去5年間の配当利回りが3%台と比較的安定して推移していますが、本当におすすめの投資先なのでしょうか。

この記事では、 VYMに投資するうえで知っておきたい特徴やこれまでの株価推移、構成銘柄などを解説します

高配当ETFに投資しようと考えている方は、参考にしてください。

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【高配当ETF】VYMとは

高配当ETF・VYMとは

VYMってどんなものなの?

VYMは大手資産運用会社の「バンガード社」が運用する米国高配当ETFで、正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」です。

VYMの概要は以下の通りです。

項目内容
名称バンガード・米国高配当株式ETF
運用会社バンガード社
市場NYSE ARCA
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
経費率0.06%
直近配当利回り2.32%
基準価額114.15USD
純資産額45.732(十億USD)
取扱証券会社SBI証券楽天証券など
※基準価額、純資産額は2022年3月30日時点を掲載

VYMのベンチマークは「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」です。

FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスって長いけどどんなもの?

米国株式市場における高配当利回りの銘柄(REITを除く)で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。

要は時価総額の大きい高配当銘柄の米国株を集めて、時価総額の大きさまでバランスを考えて作られています。

む、難しい…

要は、VYMは時価総額の大きい高配当銘柄で構成されています

つまり、VYMをひとつ買えば米国の代表的な高配当銘柄をまとめて買えてしまうのです。

現在のVYMの株価は約110ドルであり、約14,000円あればVYMに投資できます。

少額から投資できるのはうれしいね!

米国ETFランキング

以下はSBI証券の【大人気!米国株式・米国ETF】2021年年間ランキングより、2021年12月末時点で保有者数が多かった米国ETFランキングを抜粋したものです。

順位名称ティッカーシンボル
1位SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFSPYD
2位バンガード S&P 500 ETFVOO
3位バンガード トータルストックマーケットETFVTI
4位バンガード 米国高配当株式ETFVYM
5位インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFQQQ

ティッカーシンボルは、株式市場などで銘柄を識別するために使われる略称だワン!

数ある米国ETFの中で、4位にVYMがランクインしています。

VYMは人気があるETFなんだね!

以下では、そんなVYMの構成銘柄やセクター比率について解説します。

VYMの構成銘柄・セクター比率

VYMの組入上位10銘柄は次のようになっています。

銘柄名組み入れ比率
Johnson & Johnson (JNJ)3.14%
JPMorgan Chase & Co. (JPM)3.02%
Procter & Gamble Co. (PG)2.72%
Home Depot Inc. (HD)2.43%
Exxon Mobil Corp. (XOM)2.41%
Bank of America Corp. (BAC)2.31%
Chevron Corp. (CVX)2.02%
Pfizer Inc. (PFE)1.90%
AbbVie Inc. (ABBV)1.89%
Coca-Cola Co. (KO)1.75%
バンガード社サイトより作成(2022年3月30日現在)

VYMは高い配当利回りの大型株を中心に構成されていて、REITは含まれていません。

ちなみに、VYMは構成銘柄の入れ替えを年に1回行っています。

アメリカの有名企業「GAFAM」は入っていないのかな?

GAFAMのような企業は成長株が中心のため、無配だったり配当利回りが低かったりする場合が多いです。

そのため、VYMに成長企業はほとんど含まれていません。

セクター別組み入れ比率(上位5位まで)は次のようになっています。

セクター割合
金融21.58%
生活必需品13.46%
ヘルスケア12.74%
資本財9.82%
エネルギー8.76%
バンガード社サイトより作成(2022年3月30日現在)

金融セクターが多いですが、VYMは米国の高配当企業約400社に投資しているため、幅広く分散投資ができますよ。

VYMとSPYD・HDVの比較

VYMとSPYD・HDVの比較

VYMと同様に、米国株高配当ETFの代表として知られているのが「SPYD」「HDV」です。

どんな違いがあるの?

理解を深めるため、それぞれの特徴を比較してみましょう。

名称運用会社ベンチマーク構成銘柄数基準価格直近配当利回り経費率
VYMVanguard社FTSEハイディビデンド・イールド指数約400銘柄109.01USD2.82%0.06%
SPYDState Street社S&P500高配当指数約80銘柄42.77USD3.56%0.07%
HDVBlack Rock社モーニングスター配当フォーカス指数約75銘柄104.37USD3.40%0.08%
各公式サイトを参考に作成(VYMSPYDHDV

VYMは経費率が最も低く、銘柄数も分散されているので、分散効果が期待できるETFです。

一方でSPYDは米国高配当ETFの中でも、最も配当利回りが高いことが特徴的ですね。

また、HDVはモーニングスター社が選んだ財務状況が健全かつ高配当な銘柄へ投資しています。

同じ高配当ETFと言っても、違いがあるんだね!

このような違いを理解せずに投資をすると、のちのち「思っていたのと違う!」となってしまうこともあります。

さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

VYMは他の高配当ETFよりもたくさんの高配当銘柄に分散投資できるんだワン!

VYMの株価推移【チャート】

VYMの株価推移

ここからは実際に、VYMの過去5年間の株価推移を見てみましょう。

Trading viewより(2022年3月30日現在)

VYMはコロナショック時には大きく下落していますが、それ以外は右肩上がりで推移しています。

ちなみに、コロナショック時の価格暴落率は-35.2%で、他の高配当ETFであるSPYDやHDVと比較して下落幅が抑えられています

また、5年前には60ドル台だったのが、現在は110ドル前後まで上昇しているのも特徴的です。

配当金だけでなく、価格も上昇してきたんだね!

VYMの配当金・配当利回り

VYMに投資をすると、年4回配当金を受け取ることができます

直近5年間の配当利回り(対前年末株価)推移は、次のとおりです。

年度配当利回り
2021年3.38%
2020年3.11%
2019年3.64%
2018年3.09%
2017年3.17%
バンガード社サイトより作成

VYMの配当利回りは3%台での推移となっており、大きな変動も無いようです。

配当利回りに安定感があるね!

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VYMに投資するメリット

VYMに投資するメリット

VYMに投資するメリットを知りたいな。

高配当ETFのVYMに投資するメリットは以下の通り。

  • 分散投資ができる
  • 経費率が低い

以下で詳しく解説します。

分散投資ができる

投資をする上で大事なことは、分散投資を行い、リスクを最小限に抑えることです。

ただ分散投資をするために、何十社もの決算状況や市場状況について確認するのは、時間的にも難しいでしょう。

企業分析も正しくできるか分からない…

VYMは投資対象となる企業が時価総額の大きい高配当銘柄約400社なので、VYMに投資するだけで分散投資ができます

細かい企業分析が必要ないんだね!

仮に400社のうち1社の株価が低迷しても、ほかの銘柄にも分散投資していることから株価が大きく下がってしまうリスクが減り、安心して資産運用できます

経費率が低い

VYMの経費率は年率0.06%と、他の米国高配当ETFよりも低いことがメリットです。

経費率が低いため、コストを抑えながら運用できます。

経費率ってどんなものなの?

経費率とは、投資商品(今回ならVYM)の運用に必要な経費で、自身が投資している金額に基づいて自動で支払いされます。

例えばVYMに100万円投資している場合、1年間で600円の経費がかかります。

これを高いと思うかどうかは人それぞれですが、400社もの企業に自動で分散投資してくれて銘柄の組み換えまでしてくれることを考えたら、経費率0.06%はかなり低いと言えるでしょう。

VYMに投資するデメリット

VYMに投資するデメリット

反対にVYMに投資するデメリットはあるの?

VYMに投資するデメリットは以下の通り。

  • 他の米国高配当ETFと比較すると配当利回りは高くない
  • 株価の伸びは比較的緩やか

以下で詳しく解説します。

他の米国高配当ETFと比較すると配当利回りは高くない

VYMの配当利回りは約3%で安定して推移しています。

2021年11月時点で、東証一部上場企業の平均配当利回りが1.69%という数値であることから、VYMの配当利回りは比較的高いことがわかります。

ただ、米国高配当ETFにはSPYDやHDVなどもあり、これらのETFはVYMよりも高い配当利回りを出しています

高配当だけで選ぶならSPYDやHDVの方が良いんだね。

もちろん、配当利回りだけを見て投資するのはいけませんが、より高い配当利回りを求めている方は、SPYDやHDVなども検討してみると良いでしょう。

キャピタルゲインを求めている方には向いていない

VYMはここ5年間で60%近く上昇しました。

一方でS&P500指数に連動するVOOは、ここ5年間で2倍以上になっています

リターンが結構違うんだね!

この差は、VYMの投資先には業績が安定して配当利回りが高い企業が多く含まれ、反対にVOOにはGAFAMのような成長株が多く含まれていることから生まれています。

安定して配当金を受け取りたい方はVYM、リターンを求めている方はVOO、など使い分けをすることがおすすめですよ。

VYMに投資できるおすすめの証券会社

VYMに投資できるおすすめの証券会社

VYMに投資する方法には「現物取引」と「CFD取引」の2種類あります。

現物取引は分かるけど、CFD取引ってなに?

CFD(Contract For Difference)取引とは、株式、商品、経済指数、先物など、あらゆる金融商品を差金決済で行う取引のことです。

現物取引は現金で株式を購入して保有して売却しますが、CFD取引は証拠金だけで取引を行います。

現物を実際に保有しないから、売り注文からの取引もできるんだワン!

以下ではVYMに投資するときのおすすめの証券会社をご紹介します。

証券会社おすすめ取引方法米国取扱銘柄数
(2022年10月現在)
取引手数料
SBI証券現物取引個別株5,500銘柄以上
ETF340本以上
約定代金の0.495%
最低0~最大22米ドル
IG証券CFD取引CFD17,000銘柄以上最低手数料16.5ドル
楽天証券現物取引個別株4,696銘柄
ETF355本
約定代金の0.495%
最低0~最大22米ドル

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SBI証券はネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇る人気のネット証券です。

2021年12月29日時点で5,002件もの米国株式を取り扱っており、大型銘柄からIPO銘柄、中小型銘柄などバリエーションも豊富です。

VYMを始め、米国ETFのラインナップも充実しているので、投資の選択肢を広げることができます。

また、米国株を毎月好きな日に自動買い付けできる「米国株式・ETF定期買付サービス」も利用できます

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【まとめ】VYMとは

まとめVYMとは

VYMについての理解が深まったよ!

米国の高配当ETFであるVYMに関する情報を中心に、VYMに投資するメリットやデメリットについて解説してきました。

最後に、本記事でもっとも重要なポイントを3つまとめます。

  • VYMは約400社に投資する米国の高配当ETF
  • 経費率が0.06%なので運用コストを抑えられる
  • キャピタルゲインを求めている方には向いていない

VYMに投資することで、時価総額の大きい高配当銘柄約400社へ投資しているのと同じ効果が期待できます

経費率も安いので、長期的に保有したいETFだと言えるでしょう。

ただ、投資の世界では何が起こるのかがわからないため、今回紹介したリターンが得られないことも頭に入れておく必要があります。

VYMに投資しようとしている人は、 定期的に買付けができて便利なSBI証券に口座を開設しておきましょう。

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