ブリッジレポート
(8275:JASDAQ) フォーバル 企業HP
大久保 秀夫 社長
大久保 秀夫 社長

【ブリッジレポート】フォーバル vol.21
(取材概要)2008年2月26日掲載
「第3四半期までの収益は、前年同期比より赤字幅が縮小しているとは言え、中間期に比べて赤字幅が拡大しており、まだ明確な回復軌道に入ったとは言え・・」続きは本文をご覧ください。
企業基本情報
企業名
株式会社フォーバル
会長兼社長
大久保 秀夫
所在地
東京都渋谷区神宮前 5-52-2 青山オーバルビル
事業内容
ビジネスフォン・複合機・パソコン等の販売・設置・保守。通信サービス、その他ブロードバンド関連サービス
決算期
3月
業種
卸売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2007年3月 26,216 -1,918 -2,010 -1,387
2006年3月 27,500 3 14 1,063
2005年3月 40,089 1,962 1,962 1,174
2004年3月 32,981 1,446 1,360 660
2003年3月 37,402 1,522 1,334 443
2002年3月 44,411 -860 -1,027 -4,756
2001年3月 52,045 1,026 699 86
2000年3月 54,668 1,278 1,281 1,122
株式情報(2/20現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
310円 13,764,430株 4,267百万円 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
20円 6.5% 481.54円 0.6倍
※株価は2/20終値。発行済株式数は直近中間期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
フォーバルの2008年3月期第3四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
会社概要
 
都心部の中堅・中小法人を対象に光ファイバーを利用したIP 電話サービスからオフィス向け情報通信機器の開発、販売・設置、保守サービス及びセキュリティサービスを提供。中堅・中小企業に対するNo.1の「総合ブロードバンドソリューションカンパニー集団」を目指しています。電話機販売からスタートした同社は、ナローバンド、ブロードバンド、そしてモバイルと、時代のニーズに即した分野で様々なサービスを開発し、「新しいあたりまえ」を創造してきました。社名のFORVAL(フォーバル)は、「For Social Value」を語源とし「社会価値創出企業をめざす」という経営理念を表しています。
 
また、FORVALのは、シンボルマーク「ダイナミックオーバル」です。グループ各社それぞれが、また社員一人ひとりが束縛されずにのびのびと躍動していながら、ひとつのビジョンに向かって上昇している姿を示しています。
 
<沿革>
1980年9月、新日本工販として設立され、電気通信機器やコンピュータ等の販売、及び設置工事、保守管理のサービスの提供を開始しました。
87年9月、後に同社が100億円企業の仲間入りをするきっかっけとなるNCCサービスを開始。88年11月には、株式を店頭登録(現ジャスダック)。 90年4月、スーパーディスプレイホン(SDP・液晶画面付き多機能電話機)をメーカーと共同開発し、販売を開始しました。
91年10月、フォーバルに商号を変更。95年4月、「第三電電構想」を実現するため、(株)フォーバルテレコムを設立し国際電話サービス事業に参入しました。00年11月、フォーバルテレコムが東証マザーズへ上場。翌01年12月には、ネットワークセキュリティ関連の製品販売とサービス提供を行なうフォーバルクリエーティブが、大証ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)市場へ上場。
03年10月、IP電話&ブロードバンドサービス「FTフォン」サービスを開始しました。
 
<事業内容>
事業セグメントは、電話機、複写機、パソコンの販売を主とする機器関連事業と、通信サービス、セキュリティ関連等のネットワーク関連事業に分かれます。2007年3月期の構成比は、前者が39.6%、後者が60.4%でした。
 
<強み>
同社グループの強みとして次の3点。対象マーケットにおいて強い競争力を持っています。
 
1.中小法人社長の特性・問題を把握
同社が適宜行なっている小規模模事業者の実態調査をまとめた「フォーバル小規模事業者白書」は、多くのメディアでも取り上げられています。
 
2.商品企画力・開発力
同社の沿革で説明したように、1980年に設立され電話機販売からスタートした同社は、その後、ナローバンド、ブロードバンド、そしてモバイルと、時代のニーズに即した分野で様々なサービスを開発し、「新しいあたりまえ」を創造してきました。
 
3.ワンストップ、ワンビリングサービス
ワンストップ、ワンビリングサービスは、中小法人に高い利便性を提供しています。
 
2008年3月期第3四半期業績
 
 
売上高は24,360百万円(前年同期比25.8%増)となりました。引き続き固定費の圧縮に取り組んだ結果、営業損失は905百万円(前年同期は1,728百万円の営業損失)、経常損失は1,084百万円(前年同期は1,787百万円の経常損失)、四半期純損失は1,075百万円(前年同期は1,580百万円の四半期純損失)となりました。
 
 
当第3四半期の連結業績は、リース審査の厳格化による「電話機」販売の伸び悩みや、大手企業向けファイアウォール商品の大幅な落ち込みの影響を受けて「セキュリティ関連」が伸び悩みました。一方、「通信サービス等」は、当期に子会社化した株式会社リンクアップの携帯販売事業が好調に推移し、ネットワーク関連の「その他」においては当期に子会社化した株式会社FISソリューションズ(注)の法人向け生損保販売・各種経営支援コンサルティング事業や2006年7月に子会社化した株式会社新英による特注文具の製造・販売事業が寄与しました。また、人材派遣関連の子会社2社も堅調に推移しました。
 
(注)グローバル・ワン株式会社とケイ・ワイズファクトリー株式会社は、2007年10月1日付で合併し、株式会社FISソリューションズとなりました。
 
 
当第3四半期末における総資産は前年度末に比べ977百万円増加し18,869百万円となりました。

流動資産はたな卸資産が668百万円、受取手形及び売掛金が660百万円増加し、現金及び預金が1,691百万円減少したこと等により、前年度末に比べ162百万円減少しています。固定資産はのれんの増加を主因に無形固定資産が973百万円増加し、投資その他の資産が162百万円増加したことにより、前年度末に比べ1,139百万円増加しています。

流動負債は預り担保金が1,359百万円増加したこと等により、前年度末に比べ1,746百万円増加しています。固定負債は長期借入金が192百万円増加したこと等により、前年度末に比べ381百万円増加しています。

純資産は利益剰余金が1,235百万円減少したことを主因に、前年度末に比べ1,151百万円減少し7,386百万円となりました。

以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の42.9%から35.1%に低下しました。
 
 
2008年3月期業績予想
 
<連結>
08/3期通期の業績予想は前回予想(07年11月9日発表)から修正はありません。連結子会社である株式会社フォーバルクリエーティブのTOB(株式公開買付)に応募することにより、特別利益(連結、個別)が発生する見込みです。(トピックス参照)
 
 
トピックス
 
<フォーバルクリエーティブのTOBに応募>
フォーバルクリエーティブは1991年に同社の子会社として設立され、以来インターネット及びインターネットセキュリティ分野を中心に事業を行い2001年に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現ヘラクレス)に上場しました。
2月12日に、TSUZUKI新生ファンド株式会社が、フォーバルクリエーティブに対しTOB(株式公開買付)を実施すると発表しました。株数は4,200株を上限、4,125株を下限とします。TOB価格は1株7万3,000円。TOB期間は2月12日から3月10日までです。
フォーバルクリエーティブはこのTOBに賛同すると発表し、フォーバルはこのTOBに応募すると発表しました。TSUZUKI社がフォーバルクリエーティブのTOBに際して、財務体質の改善と新たな経営資源の投入をもって収益力を向上させ、再生を目指すと表明したことを受けての決定です。
フォーバルの譲渡株式数は4,200株の予定です。仮に4,200株全部が譲渡できたとすると、持株比率は譲渡前の65.5%から13.6%に低下し、フォーバルクリエーティブは持分法対象会社からも外れます。
また、この取引により特別利益が発生する見込みです。同社は、譲渡株数が確定した時点で特別利益の計上等を開示する予定です。
 
取材を終えて
第3四半期までの収益は、前年同期比より赤字幅が縮小しているとは言え、中間期に比べて赤字幅が拡大しており、まだ明確な回復軌道に入ったとは言えないようです。フォーバルクリエーティブのTOBに伴う株式譲渡で、特別利益が発生する見込みですが、それを加味しても今期最終赤字となりそうです。今期で2期連続赤字となる見込みですが、来期以降の抜本的な収益回復策が待ったなしの状況です。
 
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過去の赤字から脱却して、今期から利益回復思想であり、今後の投資魅力大である。

投稿者 中川 太 : 2008年03月20日 08:32

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