ブリッジレポート
(8275:JASDAQ) フォーバル 企業HP
大久保 秀夫 社長
大久保 秀夫 社長

【ブリッジレポート vol.23】2009年3月期第1四半期業績レポート
取材概要「第1四半期の連結業績は、2007年7月に子会社化した株式会社リンクアップの携帯販売事業の寄与や、商業印刷物の企画・編集・製作を営むタクトシス・・・」続きは本文をご覧ください。
2008年8月26日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社フォーバル
会長兼社長
大久保 秀夫
所在地
東京都渋谷区神宮前 5-52-2 青山オーバルビル
事業内容
ビジネスフォン・複合機・パソコン等の販売・設置・保守。通信サービス、その他ブロードバンド関連サービス
決算期
3月
業種
卸売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2008年3月 34,323 -970 -1,263 -530
2007年3月 26,216 -1,918 -2,010 -1,387
2006年3月 27,500 3 14 1,063
2005年3月 40,089 1,962 1,962 1,174
2004年3月 32,981 1,446 1,360 660
2003年3月 37,402 1,522 1,334 443
2002年3月 44,411 -860 -1,027 -4,756
2001年3月 52,045 1,026 699 86
2000年3月 54,668 1,278 1,281 1,122
株式情報(8/14現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
241円 13,764,367株 3,317百万円 - 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
12.5円 5.2% 21.80円 11.1倍 482.34円 0.5倍
※株価は8/14終値。発行済株式数は直近第1四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
フォーバルの2009年3月期第1四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
都心部の中堅・中小法人を対象に、電話機や複写機等のオフィス向け情報通信機器の開発・販売・設置・保守サービスの他、携帯電話端末の販売、光ファイバーを利用したIP 電話サービス(商品名FTフォン)、更にはセキュリティサービス等、様々なサービスを「ワンストップ」で提供している。事業セグメントは、電話機、複写機、パソコン等の販売を主とする機器関連事業と通信ネットワークやセキュリティ関連等のネットワーク関連事業に分かれ、08/3期の売上構成比は、前者が 29.5%、後者が70.5%。

ただ、中期的には、中堅・中小企業向けの情報通信分野を核とした総合コンサルティングサービスの展開を目指しており、現在、事業改革を推進中。1980年に設立され電話機販売からスタートした同社だが、その後、ナローバンド、ブロードバンド、そしてモバイルと、時代のニーズに即した分野で様々なサービスを開発してきた。そして今尚、新たなサービスの開発と企業改革に取り組んでいる訳だ。

尚、社名のFORVAL(フォーバル)は、「For Social Value」を語源とし、「社会価値創出企業をめざす」という経営理念が込められている。
 
 
2009年3月期第1四半期業績
 
<連結業績>
 
当第1四半期連結会計期間における連結業績は、2007年7月に子会社化した株式会社リンクアップの携帯販売事業の寄与や、商業印刷物の企画・編集・製作を営むタクトシステム株式会社を2008年4月に子会社化したこと等により、連結売上高は8,884百万円(前年同期比35.8%増)となった。

利益は、売上総利益が前年同期比で230百万円増加したのに加え、販売費及び一般管理費が62百万円減少したことにより、営業損失は32百万円(前年同期は325百万円の損失)、経常損失は40百万円(前年同期は395百万円の損失)と大幅に改善し、投資有価証券の売却による特別利益を計上したことにより四半期純利益は4百万円(前年同期比96.1%減)となった。

なお、企業集団の中核会社である株式会社フォーバルの当四半期業績は以下のようになっており、営業利益、経常利益は大幅に改善している。
 営業利益19百万円(前年同期は231百万円の損失)
 経常利益99百万円(前年同期は96百万円の損失)
 四半期純利益173百万円(前年同期は410百万円の利益)
 
<事業の種類別セグメント動向>
 
(機器関連事業)
複写機等が業界全体では数量が減少するとともに競争激化により価格が著しく下落するという厳しい状況の中で、数量ベースで前年同期を上回る結果となった。さらにカラー化率がより一層高まったことで、厳しい環境の中でも前年同期並みの売上を確保した。また、ファイルサーバーの販売が好調に推移したこともあり、情報機器関連の売上高は前年同期に比べ48.8%増加した。
しかし、電話機については、経営環境の悪化に伴う顧客の低価格志向が一層強まったことから前年同期に比べ10.8%減少したことで、機器関連事業の売上高は2,473百万円(前年同期比1.3%減)となった。

(ネットワーク関連事業)
株式会社フォーバルクリエーティブの売却に伴いセキュリティ関連の売上高が42.7%、組織変更に伴うWeb専任人員の減少によりWeb関連の売上高が28.1%、それぞれ前年同期に比べて減少した。
一方、株式会社リンクアップの寄与により通信ネットワークの売上高が99.7%、タクトシステム株式会社の寄与によりその他の売上高が31.8%、それぞれ前年同期に比べ増加したことで、ネットワーク関連事業の売上高は6,410百万円(前年同期比58.7%増)となった。
 
<財政状態>
 
当第1四半期末における総資産は、前年度末に比べ567百万円減少し17,322百万円となった。
主な内容は、受取手形及び売掛金が減少したことを主因に流動資産が前年度末に比べ1,080百万円減少し、のれんの増加を主因に固定資産が前年度末に比べ513百万円増加した。

流動負債は支払手形及び買掛金が減少したことを主因に前年度末に比べ671百万円減少する一方で、固定負債は前年度末に比べ225百万円増加した。

純資産は主に配当に伴う利益剰余金の減少により前年度末に比べ122百万円減少し7,060百万円となった。
 
<キャッシュ・フロー>
 
2009年3月期業績予想
 
<連結>
業績予想は、前回(2008年5月23日)発表した予想から変更はない。
 
 
顧客基盤の拡大のために新規顧客の開拓強化、及びストック型の収益構造への転換を図るべく4月より提供を開始した、同社グループの強みである保守・サポートサービスに経営者の抱える問題を解決するサービスを付加した総合ITコンサルティングサービス「アイコン」の浸透を図り、業績向上に取り組んでいく予定。
 
取材を終えて
第1四半期の連結業績は、2007年7月に子会社化した株式会社リンクアップの携帯販売事業の寄与や、商業印刷物の企画・編集・製作を営むタクトシステム株式会社を2008年4月に子会社化したこと等により、売上高は35.8%増となったが、営業利益は若干の赤字となった。しかし、赤字幅は前年同期に比べ大幅に縮小した。今期は、上半期は若干の黒字、下期以降は徐々に回復するという見通しを立てているが、第1四半期はほぼ計画に沿ったスタートとなったようだ。
今後は、4月から提供を開始した総合ITコンサルティングサービス「アイコン」の拡大を見込むが、実際にどの程度の寄与となるか、まず第2四半期で確認したい。
 
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