ブリッジレポート
(2687:東証1部) シー・ヴイ・エス・ベイエリア 企業HP
泉澤 豊 社長
泉澤 豊 社長
企業基本情報
企業名
株式会社CVSベイエリア
社長
泉澤 豊
所在地
千葉県浦安市美浜 1-9-2
事業内容
決算期
2月
業種
小売業(商業)
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2006年2月 22,332 1,018 1,055 600
2005年2月 20,956 1,081 1,101 578
2004年2月 17,236 946 1,048 499
2003年2月 14,024 880 878 390
2002年2月 12,358 847 873 445
2001年2月 11,835 753 722 386
2000年2月 9,840 641 673 306

CVSベイエリア 基本データ
− 株式情報(7/28現在データ)−
株価 時価総額 発行済株式数 単元株数 決算年月 1株配当
276円 6,988百万円 25,320,000株 1,000株 2006年2月 8.50円
配当利回り PER(連) 1株利益 PBR 1株株主資本 ROE
3.1% 11.58倍 23.83円 1.67倍 165.30円 15.40%

 シー・ヴイ・エス・ベイエリアの2007年2月期第1四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告いたします。

 

○ 会社概要

コンビニエンス・ストア(CVS、以下コンビニ)「サンクス」を中心に、東京都9区及び千葉県全域に店舗展開しています。コンビニでありながら、コンビニ業態にとらわれない便利さの追求が、同社の特徴です。

  

<沿革>

1981年2月、コンビニ経営を目的にしたシビルサービス(株)として、千葉県市川市に設立されました。89年11月、(株)サンクスアンドアソシエイツ(現サークルKサンクス)とフランチャイズ・チェーン加盟店契約を締結、97年には東京都9区、千葉県10市におけるサンクス地域本部となりました。

2000年にナスダックジャパン(現ヘラクレス)上場(03年上場廃止)。02年の東証2部上場を経て、06年2月に東証1部に指定替えとなりました。

 

<特徴>

既存店売上高の前年割れ状態が続くなどコンビニ業界は厳しい事業環境が続いていますが、同社は従来のコンビニの概念にとらわれない独自の1.店舗戦略と店舗展開、及び2.商品・サービス戦略を強みに一店舗当たりの平均日販で業界トップクラスの座を維持しています。

 

1.店舗戦略と店舗展開

店舗戦略は、量(店舗数)よりも質(1店舗の売上高)を重視しており、店舗の約8割は直営店。社員が実際に運営する事で効率的な店舗運営を実現しています。

また、居住人口のない倉庫街へ出店して成功を収める等、立地創造型の店舗展開も独特です。例えば、1998年10月のオープン以来、好成績を上げ続けている「サンクス品川埠頭店」です。同店周辺の居住人口はわずか2人ですが、昼間、周辺の倉庫街で働く人たちは5,000人に及びます。また、倉庫街であるだけにトラックの出入りも多く、実際の昼間人口はそれ以上と推定されます。コンビニ業界の常識では、居住人口がわずかに2人の地区に出店するという発想はありませんでしたが、同社は敢えて挑戦し成功しました。 

2.商品・サービス戦略

一見、他のサンクスのチェーン店と変わりがないように見える同社の店舗ですが、その店づくりには同社ならではの工夫が随所に施されています。

 

(1)店長・副店長による店づくり

例えば、店長・副店長による店づくりです。同社では、お客様に応える店づくり、地域に合わせた店づくりを店長・副店長に任せています。買いやすい売り場、ボリュームのある売り場、POPが多く、楽しい売り場など、一店一店、店長・副店長によるその店ならではの店づくりを展開しています。

 

(2)「お客様が求めるものはすぐに並べろ」が基本方針

例えば、倉庫に挟まれて駅方面からは全くの死角になるなど、周辺を倉庫に囲まれた人通りの少ない「サンクス新木場店」です。店頭にはトラックの運転手さんに人気の「刺身」が並びます。夕方のピークタイムにあわせて並べる一品盛りと二点盛りの刺身は、コンビニではほとんど見ることのないもの。しかも、それらが並べるそばから次々と売れていくそうです。

また、防腐剤無添加の手作り惣菜も同社独自の商品です。惣菜類は、1人前の少量パックだけでなく、煮物や魚の揚げ物などは、2〜3人前はありそうな大きなパックで並んでいます。

この他、ベイエリア地域の店舗において、男性に人気の惣菜である「カレイ煮」、刺身については「マグロ大トロ」まで品揃えする店もあるそうです。

 

(3)独自の商品・サービス開発

サンクス本体の商品を扱うだけでなく、各店舗の地域特性を考え、メーカーと何度も試行錯誤を重ねて創出する惣菜や周辺の季節の催事に合わせた商品等、同社オリジナル商品の開発にも力を入れています。

また、「クリーニングの24時間取次ぎサービス」や「1000円ヘアカットサービス」など、サービスメニューの拡充による商機の拡大に努めています。

  

 

○ 2007年2月期第1四半期業績

<非連結>

(単位:100万円)
 
実績
前年同期比
全店売上高
6,855
+0.4%
営業総収入
5,569
+0.2%
営業利益
256
-17.8%
経常利益
182
-43.9%
四半期純利益
87
-52.7%

天候不順による売上高の伸び悩みが響き、各利益段階で前年同期の実績を下回りました。

 

<第1四半期の事業環境>

他業態を含めた競争がさらに激化して、コンビニ業界の既存店売上高は3ヶ月連続で前年割れとなりました。

 

<売上高及び損益の状況>

ハイウェイカードの販売終了に伴う影響が残る中、この四半期は例年より雨天が多く、また、気温も低かったため、客数が減少、主力商品である米飯、冷麺、ソフトドリンク等の販売が低調に推移しました。

新店舗のオープン効果もあり、全店売上高及び営業総収入は前年同期の実績を上回りましたが、既存店売上高は前年同期比96.0%にとどまりました。

 

利益面では、米飯、冷麺等の収益性の高い商品の販売が低調であったことに加え、昨年11月に取得した、住友ケミカルエンジニアリングセンタービル(幕張ビル)の固定資産税1億8百万円を営業外費用として計上したことも響きました。

 

<店舗状況と既存店売上高>

3店舗を新たにオープンする一方、2店舗を閉店、第1四半期末の店舗数は132店舗となりました。

 

<月次推移>

 
3月
4月
5月
全店売上高(百万円)
2,324
2,255
2,273
全店売上高前年同月比
100.0%
99.1%
102.0%
全店平均日販(千円)
578
574
558
既存店平均日販(千円)
593
590
573
既存店平均日販前年同月比
96.5%
94.5%
97.0%
既存店平均客数(人)
994
1,004
989
既存店平均客数前年比
97.7%
95.8%
97.9%
既存店当月客単価(円)
597
588
579
既存店当月客単価前年比
98.7%
98.6%
99.1%

客数、客単価共に回復傾向にあります。

 

 

○ 2007年2月期業績予想

<非連結>

(単位:100万円)
 
予想
前期比
全店売上高
28,027
+2.0%
営業総収入
22,910
+2.6%
営業利益
1,057
+3.8%
経常利益
831
-21.1%
当期純利益
415
-30.7%

下期はハイウェイカード販売終了の影響もなくなり、通期の営業増益は増加する見込みです。

ただ、幕張ビル関連の費用計上により経常利益及び当期純利益は前期実績を下回る見込みです。

 

店舗は、新規オープン15店舗、閉店5店舗、期末店舗数141店舗を計画。既存店売上高は前期比98%を想定しています。

 

 

○ トピックス         −コンビニ店舗における宝くじ販売開始−

更なる便利さの提供や、集客力アップによる既存店舗の活性化を目的に、東京都内に展開する「サンクス」の直営店舗10店舗において、宝くじ販売を開始することとなりました。順次、販売取扱い店舗を拡大すると共に、「ナンバーズ」や「ロト6」などの数字選択式の宝くじの販売も予定しています。

 尚、中期的には業績への寄与が期待できる宝くじ販売ですが、2007年2月期業績への影響は軽微であると同社では考えています。

 

1. 宝くじ販売開始日・販売時間

2006年7月中旬より準備が整い次第、順次販売を開始します。

但し、当選番号照合業務の関係から、当面、午前9時から午後7時までに販売時間を限定します。

 

2. 宝くじ販売取扱い店舗

・サンクス港日赤通り店(港区西麻布) ・サンクス日本橋箱崎店 (中央区箱崎)

・サンクス東陽橋店(江東区東陽)       ・サンクスTIME24店(江東区青海)

・サンクス足立江北店(足立区江北)   ・サンクス綾瀬中央通り店(足立区綾瀬)他

 

3. 今後の導入スケジュール等について

9月中旬               取り扱い店舗を、東京都内約30店舗に拡大する予定です。

9月下旬               数字選択式宝くじの取り扱いを開始する予定です。

10月以降                           千葉県内約20店舗でも、取り扱いを開始する予定です。

(※)販売時間については、随時見直して行く予定です。

  

 

○ 取材を終えて

ハイウェイカード販売終了の影響や幕張ビル関連の費用計上等、今期業績は当初から特殊要因を織り込んでいたましたが、この四半期はそれに天候不順が輪をかけました。

特に雨が多かった5月は日照不足から野菜の価格が高騰したほどです。屋外で過ごす時間が短くなると、どうしてもコンビニ各社の売上は影響を受けてしまいますが、相手が雨だけに、「消費活動に水を差されるのも止むを得ない」と言ったところでしょうか。


http://www.cvs-bayarea.co.jp


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