ブリッジレポート
(2925) 株式会社ピックルスコーポレーション

プライム

ブリッジレポート:(2925)ピックルスコーポレーション 2021年2月期第1四半期決算

ブリッジレポートPDF

 

宮本 雅弘 社長

株式会社ピックルスコーポレーション(2925)

 

 

企業情報

市場

東証1部

業種

食料品(製造業)

代表者

宮本 雅弘

所在地

埼玉県所沢市東住吉7-8

決算月

2月

HP

http://www.pickles.co.jp/

 

株式情報

株価

発行済株式数(自己株式を控除)

時価総額

ROE(実)

売買単位

2,818円

6,397,743株

18,028百万円

10.4%

100株

DPS(予)

配当利回り(予)

EPS(予)

PER(予)

BPS(実)

PBR(実)

30.00円

1.1%

208.32円

13.5倍

2,017.79円

1.4倍

*株価は07/01終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。ROE、BPSは前期末実績。

 

連結業績推移

決算期

売上高

営業利益

経常利益

親会社株主帰属利益

EPS

DPS

2017年2月(実)

35,801

780

867

548

105.63

22.00

2018年2月(実)

37,616

1,131

1,233

872

144.81

25.00

2019年2月(実)

40,670

1,409

1,561

920

143.88

28.00

2020年2月(実)

41,417

1,871

1,973

1,290

201.67

30.00

2021年2月(予)

43,000

1,905

2,028

1,332

208.32

30.00

* 予想は会社予想。単位:百万円、円。

 

 

(株)ピックルスコーポレーションの2021年2月期第1四半期決算の概要と通期の見通しについて、ブリッジレポートにてご報告致します。

 

目次

今回のポイント
1.会社概要
2.2021年2月期第1四半期決算概要
3.2021年2月期業績予想
4.今後の注目点
<参考:ESG活動>
<参考:コーポレート・ガバナンスについて>

 

今回のポイント

  • 21/2期1Q(3-5月)は前年同期比13.4%の増収、同22.5%の営業増益。外出自粛要請等による家庭内での食事機会の増加、健康志向の高まりによる乳酸菌を含む食品としてキムチの需要増、更にはキムチがテレビ番組で取り上げられ関心が高まったたこともあり、「ご飯がススム キムチ」等のキムチを中心に製品売上が大幅に増加。利益面では、原料価格の変動による影響を売上の増加と生産アイテムの集約による生産効率の改善等でほぼ吸収した。

     

  • 上期及び通期の業績予想に変更はなく、通期で前期比3.8%の増収、同1.8%の営業増益が見込まれる。商品売上が減少するものの、浅漬・キムチが同11.2%増と伸び、惣菜も同2.4%増と堅調な推移が見込まれる。利益面では、新規事業(後述)の立ち上げに伴う営業費用の増加を、売上の増加などで吸収。売上・利益共に過去最高の更新が続く見込み。配当は1株当たり30円の期末配当を予定。

     

  • コロナ禍で多くの企業が苦戦を強いられる中、業績の上振れ期待も高まっている。上期予想に対する進捗率は、売上高54%(通期実績ベースの前年同期49%)、営業利益63%(同54%)。コロナ禍を踏まえ、埼玉県飯能市で展開する外食事業及び小売事業「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」の開業が7月から9月に延期されたが、21/2期業績への影響は軽微である。

     

     

1.会社概要

浅漬・キムチ・惣菜の製造・販売及び漬物等の仕入販売を行っており、(株)ピックルスコーポレーション札幌、(株)ピックルスコーポレーション関西、(株)フードレーベル等の連結子会社17社、持分法適用関連会社3社と共に全国的な製造・販売ネットワークを構築している。「野菜の元気をお届けします」をスローガンに掲げ、コーポレートカラーの緑は新鮮感を表す。自社製品は、契約栽培によるトレーサビリティの確保された国産野菜(約80%が契約栽培)が中心で、保存料・合成着色料は使用しない。また、製造現場では、工場内での温度管理の徹底や入室前の全従業員の服装・健康チェック、5S活動への取り組み、更にはFSSC22000やJFS-Bの認証取得等、「安全な食へのこだわり」は強い。

 

20/2期の品目別売上構成は、製品(自社工場で生産)売上が63.9%(浅漬・キムチ41.8%、惣菜20.1%、ふる漬2.0%)、連結子会社(株)フードレーベル製品を含む漬物等の商品(自社工場以外での生産)売上が36.1%。販路別では、量販店・問屋等74.9%、コンビニ15.9%、その他9.2%。

 

【経営理念】
経営理念は「おいしくて安全、安心な商品を消費者にお届けし、同時に地球環境に配慮した企業経営を目指します」。その上で、①安全でおいしい製品を作るための品質管理、②地球環境に配慮した企業経営、③従業員のモラルアップと安全・健康を第一とした職場づくり、を経営方針として掲げている。この方針に則り、食品安全の規格であるFSSC22000、JFS-Bや環境管理の国際規格であるISO14001に取り組んでいる他、人事制度や教育制度等の充実を図る等で従業員教育にも力を入れている。今後も、この方針を基に企業活動を行う事で、「安全・安心」な食品の提供という、食品会社の基本姿勢を貫き、消費者の信頼獲得と社会への貢献を果たしていきたいとしている。

 

1-1強み

大ヒットしている「ご飯がススム キムチ」シリーズや各種惣菜等、切れ目無く新製品を投入できる製品開発力と、全国をカバーする営業・製造・物流ネットワークを強みとする。

 

キムチの製法や味付け手法は多種多様。同社は強みである商品開発力を活かしてキムチ製品のラインナップを強化する事で増収を続けている。なお、ご飯がススムシリーズの売上は、20/2期で73億95百万円となっている。この商品開発力が、浅漬、キムチに次ぐ柱として育ってきた惣菜事業にも活かされており、ラインナップ拡充と既存商品の継続的な改善と相まって、スーパー等での売場開拓が進んでいる。また、同社グループは、漬物業界で唯一、全国ネットワークを構築している。このため全国展開している顧客の各店舗に同一の浅漬製品や惣菜製品の提供が可能であり、営業上の訴求ポイントにもなっている。

 

(同社資料より)

 

 

1-2 新規事業

新規事業として「ピーネオンラインショップ」と「八幡屋オンラインショップ」の2つのECサイトを2018年4月にオープンした。「ピーネオンラインショップ」は、同社独自のピーネ12乳酸菌を活用した商品を展開し、「八幡屋オンラインショップ」では国産・化学調味料不使用にこだわった本格漬物を展開している。ピーネ12乳酸菌の関連商品は2019年4月に工場が完成し、6月に出荷を開始した。工場の稼働により、糀甘酒等の製品を冷蔵品から常温品として扱えるようになった。

 

また、2019年3月に設立した子会社(株)OHが、2020年9月に発酵・健康のテーマパーク「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」(埼玉県飯能市)のオープンを予定している。発酵食品の啓蒙活動を兼ねたB To C事業であり、飯能市の支援も期待できる。江戸時代、二十の末寺を有した飯能地方の大寺として、五十石の御朱印をいただき重きをなしてきた、曹洞宗武陽山「能仁寺」の敷地の一部に、ショッピング棟、レストラン棟、ピーネカフェ棟及び体験・ワークショップ棟の4棟を建築し、外食事業及び小売事業を展開する。

 

2.2021年2月期第1四半期決算概要

2-1 連結業績

 

20/2期 1Q(3-5月)

構成比

21/2期 1Q(3-5月)

構成比

前年同期比

売上高

10,599

100.0%

12,021

100.0%

+13.4%

売上総利益

2,843

26.8%

3,177

26.4%

+11.8%

販管費

2,098

19.8%

2,264

18.8%

+7.9%

営業利益

745

7.0%

913

7.6%

+22.5%

経常利益

784

7.4%

937

7.8%

+19.6%

親会社株主帰属利益

527

5.0%

651

5.4%

+23.6%

* 単位:百万円

 

前年同期比13.4%の増収、同22.5%の営業増益
売上高は前年同期比13.4%増の120.億21百万円。外出自粛要請等により家庭内での食事機会の増加や健康志向の高まりによる乳酸菌を含む食品としてキムチの需要増に加え、キムチがテレビ番組で取り上げられた(感染予防期待)こともあり、「ご飯がススム キムチ」等のキムチ製品をはじめとした製品売上高が大幅に増加した。

 

営業利益は同22.5%増の9億13百万円。低温等の天候不順により、主に4月から5月にかけて白菜の価格が高騰し、胡瓜についても前期より高い価格で推移する等、原料価格の変動による影響を大きく受けたものの、増収効果と生産アイテムの集約による生産効率の改善等で吸収した。

 

 

「ご飯がススム キムチ 食べきり2パック」と「ご飯がススム ピリ辛オクラ」を発売
3月に「ご飯がススム キムチ 食べきり2パック」と「ご飯がススム ピリ辛オクラ」を発売した。「ご飯がススム キムチ 食べきり2パック」は、一人暮らしに嬉しい小分けパックタイプの商品。食べ切りサイズのため、手軽にキムチを楽しむことができる。特長は、かつおと昆布の合わせだしを使用し和の濃厚感とあとひく味わい。同社独自の植物性乳酸菌Pne-12(ピーネ12)を配合している。一方、「ご飯がススム ピリ辛オクラ」は「ご飯がススム」シリーズの期間限定商品(3~9月まで)。オクラを丸ごと一本、和風だしがたっぷり効いたピリ辛ヤンニョムでキムチ漬にした。うま味がしっかりしみ込んだオクラは後を引く味わいで、おかずとしてもおつまみとしても楽しむことができる。この製品にも同社独自の植物性乳酸菌Pne-12が配合されている。
この他、信田缶詰(株)とのコラボ商品「ご飯がススム さばのキムチ煮」(4月)及びフジパン(株)とのコラボ商品「スナックサンド 豚キムチ味」(6月)を開発し、提携先が販売を開始した。

 

 

 

2-2 財政状態

 

20年2月

20年5月

 

20年2月

20年5月

現預金

3,309

4,514

仕入債務

3,484

4,689

売上債権

4,998

6,460

短期有利子負債

2,439

3,494

たな卸資産

621

729

流動負債

8,444

10,758

流動資産

8,990

11,751

長期有利子負債

1,857

1,952

有形固定資産

13,661

13,696

固定負債

2,810

2,817

無形固定資産

733

715

純資産

13,016

13,503

投資その他

885

914

負債・純資産合計

24,271

27,078

固定資産

15,280

15,327

有利子負債合計

4,297

5,446

* 単位:百万円

 

第1四半期末の総資産は前期末との比較で28億7百万円増の270億78百万円。足元の業績動向に問題はないが、新型コロナウイルス対応の一環として短期借入金を中心に手元資金を積み増した。自己資本比率49.4%(前期末53.2%)。

 

 

2-3 新規事業 : 発酵・健康のテーマパーク「OH!!!発酵・健康・食の魔法」

2019年3月に設立した子会社(株)OHが、発酵・健康のテーマパーク「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」(埼玉県飯能市)をオープンして外食事業及び小売事業を開始する。当初は2020年7月のオープンを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に対する、来園者、従業員、及び関係者の安全確保と、社会的不安を考慮して、事業開始日を2020 年9月上旬に変更した。

 

テーマパーク事業は、発酵食品の啓蒙活動を兼ねたB To C事業であり、飯能市も支援に前向きである。江戸時代、二十の末寺を有した飯能地方の大寺として、五十石の御朱印をいただき重きをなしてきた、曹洞宗武陽山「能仁寺」の敷地の一部に、ショッピング棟、レストラン棟、ピーネカフェ棟及び体験・ワークショップ棟の4棟を建築する計画(2019年8月23日に起工式を行った)。21/2期は10億円の設備投資を計画している。

 

配置図(イメージ)

 

 

3.2021年2月期業績予想

3-1 通期連結業績

 

20/2期 実績

構成比

21/2期 予想

構成比

前期比

売上高

41,417

100.0%

43,000

100.0%

+3.8%

売上総利益

10,560

25.5%

10,953

25.5%

+3.7%

販管費

8,688

21.0%

9,047

21.1%

+4.1%

営業利益

1,871

4.5%

1,905

4.4%

+1.8%

経常利益

1,973

4.7%

2,028

4.7%

+2.8%

親会社株主帰属利益

1,290

3.1%

1,332

3.1%

+3.3%

* 単位:百万円

 

上期及び通期の業績予想に変更はなく、通期で前期比3.8%の増収、同1.8%の営業増益予想
売上高は前期比3.8%増の430億円。商品売上が減少するものの、「ご飯がススム キムチ」を中心とした浅漬・キムチが同11.2%増と伸びる他、総菜も前期に大きく伸びた反動で伸び率は低くなるが、同2.4%増と堅調な推移が見込まれる。

 

営業利益は同1.8%増の19億5百万円。原料価格を保守的にみていることに加え、新規事業の立ち上げ費用や物流費の増加も織り込んだが、売上同様(11期連続の過去最高更新を計画)、営業利益も過去最高の更新が見込まれる(4期連続の過去最高更新を計画)。

 

配当は1株当たり30円の期末配当を予定している(予想配当性向14.4%)。

 

 

品目別売上高

 

20/2期 実績

構成比

21/2期 予想

構成比

前期比

浅漬・キムチ

17,308

41.8%

19,253

44.8%

+11.2%

惣菜

8,321

20.1%

8,519

19.8%

+2.4%

ふる漬

831

2.0%

841

1.9%

+1.1%

製品

26,462

63.9%

28,614

66.5%

+8.1%

商品(漬物・青果物等)

14,955

36.1%

14,385

33.5%

-3.8%

合計

41,417

100.0%

43,000

100.0%

+3.8%

* 単位:百万円

 

販路別売上高

 

20/2期 実績

構成比

21/2期 予想

構成比

前期比

量販店・問屋等

31,030

74.9%

32,661

76.0%

+5.3%

コンビニ

6,587

15.9%

6,791

15.8%

+3.1%

外食・その他

3,799

9.2%

3,547

8.2%

-6.6%

合計

41,417

100.0%

43,000

100.0%

+3.8%

* 単位:百万円

 

上期連結業績

 

20/2期 上期

実績

構成比

21/2期 上期

予想

構成比

前年同期比

売上高

21,537

100.0%

22,324

100.0%

+3.7%

営業利益

1,391

6.5%

1,440

6.5%

+3.6%

経常利益

1,475

6.9%

1,508

6.8%

+2.2%

親会社株主帰属利益

1,007

4.7%

1,008

4.5%

+0.1%

* 単位:百万円

 

4.今後の注目点

21/2期の出だしは順調だ。コロナ禍で多くの企業が苦戦を強いられる中、同社は期初の想定を上回って推移しているものと思われ、上期予想に対する進捗率は、売上高53.8%(通期実績ベースの前年同期49.2%)、営業利益63.4%(同53.6%)、経常利益62.2%(同53.1%)、最終利益64.6%(同52.3%)。売上面では、コロナ禍が追い風になった面があるが、利益面では、原料価格変動の影響を生産アイテム集約等の生産性改善でほぼ吸収する等、経営努力によるところが大きい。外食事業及び小売事業を展開する「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」の開業が7月から9月に延期されたが、21/2期業績予想にはコストをフルに織り込む一方、売上は2億40百万円程を織り込んでいたに過ぎない。このため、21/2期業績への影響は軽微である。

 

 

<参考:ESG活動>

【環境保全活動】

同社は1999年8月に、食品業界で初めて全事業所一括でISO14001を認証取得した。経営者によって策定された環境方針のもと、省資源・省エネルギーへの取り組みをはじめ、廃棄物の削減、環境関連法規制順守、従業員教育、環境保全団体への支援等の取り組み等を通じて、より環境に優しい企業グループを目指している。

 

(同社資料より)

 

また、同社ではこの他にも下記のような取り組みを行っている。

 

・ 地球温暖化防止(フロン削減)
地球温暖化に影響を与える特定フロン、代替フロンの使用を削減する取り組みを行っている。地球温暖化に影響の大きいフロンに代わり、地球温暖化係数がフロン類に比べ数千分の1程度で環境負荷の小さい二酸化炭素を使用した機器の導入を進めている。

 

・ プラスチック削減
製品の容器やラベルについてもプラスチック使用量の削減に取り組んでおり、「ご飯がススム キムチ」のラベルの薄膜化などを行う。また、リサイクル原料を使用したエコAPETや、植物由来の原料を使用したバイオPETなどの使用などの環境に配慮したプラスチックを導入することにより、原料となるプラスチックを削減し、環境負荷の低減に取り組んでいる。

 

【社会貢献活動】

・ 寄付活動
同社は「社会貢献の一環として、収益の一部を社会に還元したい」との考えに基づき寄付を実施している。純利益の1%を年間寄付総額の目安として、震災遺児の支援団体や環境保護団体等への寄付を継続していく。
(20/2期の主な寄付先)
世界自然保護基金ジャパン、みちのく未来基金、交通遺児育英会、あしなが育英会、チャンス・フォー・チルドレン、キッズドア、埼玉いのちの電話。

 

・ フードバンクへの提供
社会貢献の一環として、品質的には問題ないが、流通できずに廃棄されてしまう予定であった商品の一部をフードバンクに寄付する活動を行っている。これにより、必要な方へ食品が供給できるだけでなく、フードロスの抑制、環境負荷の低減にもつながる。

 

【持続的な発展に向けた取り組み】

「消費者や取引先をはじめ社会から信頼が得られなければ、企業の持続的な発展は望めない」という考えの下、従業員一人ひとりが、企業は社会の一員であることを自覚し、日々誠実かつ適切な行動をするために遵守することをまとめた「ピックルスコーポレーショングループ行動規範」を制定している。加えて、グループ全体でのコンプライアンスの取り組みとして、「コンプライアンス規定」を制定している他、「内部通報制度」を導入している。
また、社員の誰もが、eメールや書面によって社長に直接意見を伝えることができる体制が整備されていることに加え、毎年1度、全社員を対象とした方針説明会を開催し、社長自ら経営方針や年度方針を伝える等で、コミュニケーションを図ると共に、社内表彰を行い社員のモチベーションを高め、働きがいのある会社を目指した取り組みも進めている。
この他、社員一人ひとりの仕事と家庭のよりよいバランスを応援するための取り組みも進めており、2013年には埼玉県の「多様な働き方実践企業」としてプラチナ認定された。

 

<参考:コーポレート・ガバナンスについて>

◎組織形態及び取締役、監査役の構成

組織形態

監査役会設置会社

取締役

9名、うち社外3名

監査役

4名、うち社外3名

◎コーポレート・ガバナンス報告書(更新日:2020年06月01日)
基本的な考え方
当社は、法律と社会倫理に基づいて行動し、経営方針を実現し、継続的な成長をするため、コーポレート・ガバナンスが経営の重要課題であると考えております。

 

<実施しない主な原則とその理由>
【補充原則 2-2-1】
今後、行動規範については、毎年の方針説明会における説明及び社内報により周知を図ってまいります。また、行動規範の遵守状況を人事考課に含め、その結果を取締役会へ報告することを検討してまいります。

 

【補充原則 4-2-1】
社内取締役の報酬については、【原則3-1】(3)に記載の通り、株価変動のメリットとリスクを株主の皆様と共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めるため、ストックオプションとしての新株予約権を導入しております。
今後は、制度設計及び具体的な報酬額の決定において、客観性・透明性が確保される手続きを検討してまいります。

 

【補充原則 4-3-1】
【原則 3-1】(4)に記載の通り、社内取締役については、担当分野において高度な専門性を有するとともに、経営環境の変化に迅速且つ的確に対応できる人材を指名しております。社外取締役については、経営陣や特定の利害関係者の利益に偏ることなく、客観的な立場から独立性をもって経営を監督することが可能な人材を指名しております。
今後は、客観性・透明性が確保される手続きを検討してまいります。

 

【原則4-7.独立社外取締役の役割・責務】
(1) 当社の社外取締役3名は、企業経営者としての豊富な経験と幅広い見識を有しており、それらの経験や見識を活かして、会社の経営戦略等について助言を行っております。
(2) 現時点では、社外取締役の意見が経営陣幹部の選解任・報酬に反映される体制とはなっておりませんが、【補充原則 4-3-1】に記載の通り、今後は、その手続きを検討してまいります。
(3) 当社の独立社外取締役3名は、取締役会において、利益相反の監督を独立した立場で行っております。
(4) 当社の独立社外取締役3名は、経営陣・支配株主から独立した立場で、少数株主をはじめとするステークホルダーの意見を取締役会に適切に反映しております。

 

 

<開示している主な原則>
【原則 5-1.株主との建設的な対話に関する方針】
当社は、株主・投資家の皆様が当社を正しく理解できるよう、透明性、公平性、継続性を基本とした迅速な情報開示に努めております。
金融商品取引法などの関係諸法令及び金融商品取引所の定める適時開示規則に基づく情報開示を行うとともに、当社の理解のために有効と思われる情報についても適切な方法により積極的な情報開示に努めております。
具体的には、決算説明会を年2回、個人投資家向け説明会についても適宜実施しており、個別取材にも可能な限り代表取締役社長及び広報・IR室が対応しております。
また、IRの担当部署として、広報・IR室を設置するとともに、ディスクロージャーポリシーを当社ホームページに掲載しております。

 

 

本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。また、本レポートに記載されている情報及び見解は当社が公表されたデータに基づいて作成したものです。本レポートに掲載された情報は、当社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その正確性・完全性を全面的に保証するものではありません。当該情報や見解の正確性、完全性もしくは妥当性についても保証するものではなく、また責任を負うものではありません。本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあり、本レポートの内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。

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