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ブリッジレポート:(4709)インフォメーション・ディベロプメント vol.37

(4709:JASDAQ) インフォメーション・ディベロプメント 企業HP
舩越 真樹 社長
舩越 真樹 社長

【ブリッジレポート vol.37】2012年3月期第1四半期業績レポート
取材概要「同社は現在進行中の新中期経営計画「Breakthrough 200!」において、最終の14/3期に連結売上高200億円、営業利益12.5億円を目指している・・・」続きは本文をご覧ください。
2011年8月23日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社インフォメーション・ディベロプメント
社長
舩越 真樹
所在地
東京都千代田区二番町 7-5
決算期
3月
業種
情報・通信
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2011年3月 16,450 839 892 447
2010年3月 17,263 850 864 155
2009年3月 18,458 1,057 1,109 563
2008年3月 18,032 1,200 1,191 594
2007年3月 14,692 1,024 1,024 550
2006年3月 13,028 851 845 430
2005年3月 11,378 550 557 119
2004年3月 11,203 625 628 203
2003年3月 11,668 598 591 274
2002年3月 11,081 548 546 272
2001年3月 9,738 756 735 242
2000年3月 8,468 640 586 320
株式情報(7/29現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
540円 7,427,764株 4,011百万円 7.6% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
21.00円 3.9% 67.32円 8.0倍 807.69円 0.7倍
※株価は7/29終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
インフォメーション・ディベロプメントの2012年3月期第1四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
金融向けITアウトソーシングに強みを持つ独立系の情報サービス会社。一つの顧客に対し、ソフトウェア開発からシステム運営管理等の複数のサービスを提供するBusiness Operations Outsourcing戦略を推進しており、好不況の波の大きいIT業界にあって、相対的に業績の変動が小さく、高配当を継続している。

グループは、同社の他、システム運営管理を手掛ける(株)日本カルチャソフトサービス(出資比率100%。以下、CS)、日本ユニシス(株)との合弁会社(株)ソフトウエア・ディベロプメント(同80%、SD)、情報システム・コンサルティング等の(株)プライド(同54.4%)、紙データの電子化技術を有する(株)シィ・エイ・ティ(同59.5%、C.A.T)、及び中国でソフトウェア開発、システム運営管理等を手掛ける艾迪系統開発(武漢)有限公司(100%、ID武漢)の連結子会社5社。
 
システム運営管理
1,300名規模の技術者を擁する専門部隊が、ミドルウェアのカスタマイズからハードウェアの保守、24時間体制のオペレーションまで、トータルかつ高付加価値のアウトソーシングを実現している。
 
ソフトウェア開発・保守
「独立系SE集団」として、特定のマシン、OS、ツール、開発言語にとらわれず、顧客の開発ニーズに合わせたシステム構築をサポート。大型汎用機から携帯端末まで、金融、公共、サービス分野を中心に豊富な実績を誇る。
 
その他
セキュリティ&コンサルティングを中心に展開している。世界の大手ベンダーと提携し、各種セキュリティ製品の提供からコンサルティング、セキュリティ環境の構築・導入・運用・サポートまで一貫したサービスを提供している。
 
 
 
2012年3月期第1四半期決算
 
 
前年同期比4.9%の減収、同14.4%の経常減益
売上高は前年同期比4.9%減の38.3億円。システム運営管理業務のアウトソーシング化の流れの中で需要の取り込みが進んだITアウトソーシングがほぼ前年同期並みの売上を確保したものの、既存顧客の開発案件の減少でソフトウェア開発・保守の売上が落ち込んだ他、前年同期に大口契約を受注したセキュリティ業務の反動減でその他の売上も減少した。
利益面では、開発案件の減少や一部顧客からの値下げ要請等で売上総利益率が0.6ポイント悪化。グループをあげて業務プロセスの改善による生産性向上に取り組んだものの、売上総利益の減少をカバーできず営業利益が同7.9%減少した。助成金収入の減少等で営業外損益が悪化したものの、特別損失の計上が無かったため四半期純利益は91百万円と同10.4%の減少にとどまった。
 
 
 
 
 
第1四半期末の総資産は前期末比9.4億円減の83.3億円。3月の期末を越えて売上債権の回収が進んだため、余剰資金を有利子負債に充てた。この他、納税や賞与の支払い等もあり、バランスシート全般にスリム化が進んだ。実質無借金の良好な財務内容が維持されている。
 
 
2012年3月期業績予想
 
上期及び通期の業績予想に変更は無く、通期で前期比0.3%の増収、同0.8%の経常増益予想
新規案件の寄与でITアウトソーシングの売上が増加する他、ソフトウェア開発・保守も受注残の消化が進む事と下期以降のIT投資の回復に期待し前期並みの売上を見込んでいる。利益面では、プロジェクト管理の徹底とグループをあげての業務プロセス改善による生産性向上で、下期以降、利益率の改善が進むと見ており、営業利益は前期比7.2%増の9億円を見込んでいる。経常利益が同0.8%の増加にとどまるのは、雇用調整助成金収入を折り込んでいないため。配当は1株当たり2円増配の期末21円を予定(配当性向31.2%)。

尚、上期予想は、前年同期比1.7%の増収、同35.9%の経常減益だが、進捗率は売上高46.9%(前年同期50.1%)、営業利益55.9%(同42.1%)、経常利益57.9%(同43.7%)。利益面では、会社の想定を上回って推移しているものと思われる。
 
 
 
今後の注目点
同社は現在進行中の新中期経営計画「Breakthrough 200!」において、最終の14/3期に連結売上高200億円、営業利益12.5億円を目指している。目標達成に向け、①「Business Operations Outsourcing」、②「グローバル展開」、③「クラウドへの対応」、④「コーポレート・ブランドの育成」、⑤「グループ経営の効率化」、及び⑥「人材開発・育成」の6つのテーマに取り組んでいく考え。この第1四半期は減益となったものの販管費率は低下しており、⑤「グループ経営の効率化」については、早くもその成果が出始めているようだ。