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アソインターナショナル(9340)【IPOインタビュー・上場企業紹介・初値予想】

今回はIPO企業の中から、12月23日に東証スタンダードに上場予定のアソインターナショナル(9340)をご紹介します。(同日は「GENOVA」が上場予定です)

株式会社アソインターナショナルは、独自の矯正機器やマウスピースを製造・販売する企業です。

想定時価総額は40.4億円で、サービス業のIPOとなっています。

企業からのメッセージ

2月20日(月)、株式会社アソインターナショナルの阿曽社長にインタビューを実施しました。

インタビューでは上場後の戦略や、個人投資家へのメッセージなどを伺いました。

アソインターナショナル 社長

代表取締役社長
阿曽 敏正氏

1980年4月日本歯科大学付属歯科技工士学校助手、1982年4月歯科技工所ASO DENTAL開業、1988年5月株式会社アソ.デンタル(現同社)を設立し代表取締役社長就任(現任)

創業の経緯

どうして創業しようと思ったのかな?

約40年前は、歯科といえば詰め物や入れ歯などの回復治療がメインでした。

当時、私は技工士学校を卒業しインターンシップで大学病院に行った時に、アメリカの学会の雑誌を目にしました。

その裏表紙に、現在当社がやっているような、歯科矯正専門の技工所を持つ大きな会社があったのです。

会社を立ち上げる際、当初はこの矯正業界へ進むことに多くの反対がありました。

その時思い返したのが、小学生の頃に日本に初めてオープンしたマクドナルドの存在でした。

最初は日本人の口に合わないと思っていたマクドナルドが、気づけば当たり前のお店になっていたのです。

もしかすると、アメリカで流行った矯正も日本で注目を浴びるのではないかということを信じて、会社を始めました。

周囲に反対されただけあり、最初の7、8年は矯正専門の技工所を営むことは難しかったです。

私は、青山の歯医者さんで夜8時から朝8時まで歯の詰め物や入れ歯を作るアルバイトを続けながらなんとか生活していました。

最も苦労したのはその時期だったと思います。

ただ、7年くらいした後に、アメリカから有名な先生が来日されたのです。

その先生のもとでいろいろ勉強を重ねていると、同時期に日本でも矯正が注目されるようになりました。

40年経ち、今では多くの開業医や歯科大学とお取引させていただいております。

ビジネス展開している市場

同社がターゲットにしているのはどんな市場なのかな?

ほとんどが歯科医院との取引(toBビジネス)で成り立っています。

全国約68,000の歯科医院のなか、矯正を行っている歯科医院は約25,000クリニックあり、そこが当社のマーケットです。

過去10年で歯科医院に行く患者数は横ばいですが、矯正を目的とした患者数は約2.4倍になっています。

矯正患者は増えているんだね!

現在の日本では歯科矯正用品の市場は約90億円あり、今後も増加が期待されます。

その中で、当社は約30%のシェアを獲得していますが、そのシェアをさらに伸ばしていきたいと考えています。

同社の強み

強みはなんだろう?

当社の強みは以下のようになっています。

  • 柔軟な製造キャパシティ
  • データ活用による生産性向上
  • 強固な顧客基盤

柔軟な製造キャパシティを支えているのは、50名在籍している矯正専門の歯科技工士と51ヶ所ある協力パートナーの存在です。

当社は矯正に関する教育を行なっており、教育を受けた人々が協力パートナーとなってくれています。

実際に、新型コロナの影響で技工士が足りなくなった際も、協力パートナーに製造を依頼できる柔軟性で対応できました。

ここが、他にはない当社の強みです。

また、268万人分の患者データを活用することで生産性を上げることが可能です。

40年アナログ(手作り)でやってきたノウハウ、技術と融合させて、付加価値化や時間の短縮につなげています。

最初に興味を持って頂いた日本歯科大学の矯正科をはじめ、全国の歯科大学に顧客関係が広まっています。

歯科大学や大学病院との長い付き合いから、新規開業する医院にも取引先として選ばれています。

当期の業績見通しと進捗状況

2023年6月期 第2四半期では、売上高が約50%、営業利益が約40%の進捗率となっているよ。

業績予測に対して、順調に進捗していると思います。

ただ、当社の事業はやや季節性があり、2Qは矯正を始める方が少ない傾向にあります。

3Q以降は、春休みや夏休みをきっかけに矯正を始める方が多い傾向にあるので、そこで売上高や利益が増加する見通しです。

成長戦略

今後はどのような成長を目指しているのかな?

現在、海外の売上は全体の3.5%となっていますが、それを50%まで伸ばしたいと考えております。

現在60カ国以上の方々と取引しており、規模自体はまだ大きくありませんがパイプラインは確保できています。

また、当社はハワイとマニラの工場で矯正装置を製造しております。

いずれはアメリカ西海岸に拠点を設立し、業務提携をしてアメリカ市場に参入したいと考えています。

最近では、口腔内スキャナーで取得した3Dデータを活用することが可能になりました。

これにより、型取りのための時間と費用を節約でき、データの取り直しも簡単になります。

矯正の型を空輸で送る必要もなくなるため、今後海外で売り上げを伸ばすためのカギになると思います。

10年後のビジョン

40年かかって上場まで来ましたが、満足することなくまだまだ頑張っていこうと思っています。

当面は東証スタンダード市場での上場を続けていく中で、10年後までには時価総額を300億円以上の企業に成長させたいです。

また、明るい社会にしたいという想いを持って日本では業界トップの企業になれましたので、次は世界一の業界トップ企業を目指そうと思っております。

矯正歯科発祥の地である欧米の存在は大きいですが、日本の国家資格をもっている歯科技工士を多く抱えているという強みを活かし、海外での知名度を上げていきます。

投資家へのメッセージ

私の座右の銘は、「継続は力なり」です。

ここまでも順風満帆な道のりではありませんでしたが、今では矯正といえばアソ・インターナショナルと言われるようにまでなりました。

今後は企業価値を高めていくことを意識し、事業を伸ばしてまいります。

世界一の矯正の会社はアソ・インターナショナルだと言われるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。

IPO概要・初値予想

IPO概要・初値予想

まず、アソインターナショナルの初値予想およびIPO概要について、次の4つを解説していきます。

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

IPO評価・初値予想

アソインターナショナル評価

ここ数年の業績は、売上高は横ばい、経常利益は小幅な成長といった状況です。

時価総額は100億以下と小型のIPOとなっており、吸収金額も少なく、初値にはプラスの影響です。

また、財務面から見た想定金額には割安感があります。

しかし、初値が上がりづらいスタンダード市場への上場になります。

卸売業はIPOとして人気のあるテーマとは言えず、また上場日の前後に多くの企業がIPOを控えているため、買いが集まりにくいと予想しています。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍〜1.3倍と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:835円

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想の方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事をご覧ください。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券 (主)75.22%639,400株
野村證券9.53%81,000株
みずほ証券7.62%64,800株
SBI証券 3.81%32,400株
東海東京証券1.91%16,200株
楽天証券 1.91%16,200株

\主幹事証券で申し込もう/

どの証券会社が良いのか詳しく知りたい方は「IPO投資におすすめの証券会社ランキング」をご覧ください!

日程・価格

IPOの日程は次のようになっています。

ブックビルディング期間12月8日(木)~12月14日(水)
当選発表日12月15日(木)
申込期間12月16日(金)~12月21日(水)
上場日12月23日(金)

続いて、価格は以下のようになります。

仮条件835円~870円
公開価格870円
初値 1,001円

IPO企業の初値や騰落率に関しては、「IPO初値・騰落率結果【2022年】」をご覧ください。

大株主

株主の状況は次のようになっています。

株主名比率
株式会社ASO66.78%
阿曽 敏正28.62%
内山 淳0.69%
詫麻 礼久0.67%
曽我 雄作0.59%
小林 隆子0.59%
加来 裕一0.54%
平野 拓幹0.54%
千葉 実0.44%
古川 一也0.16%

企業概要

IPO_企業概要

事業内容

アソインターナショナルは「Professionalな最新技術を世界から日本へ、日本から世界へ」という理念を掲げ、高品質な歯列矯正機器の製造や販売を行なっている企業です。

具体的にどんな製品があるの?

同社が製造している矯正歯科技工物は、主に以下の3種になります。

  • 矯正装置
  • マウスピース型矯正装置
  • イン・ダイレクト・ボンディング・システム(I.D.B.S)
アソインターナショナルI.D.B.S.
I.D.B.S.:目論見書より

同社のI.D.B.S.は短時間での矯正が可能になる製品だワン!

アソインターナショナルの特徴・強みは?

同社の事業の特徴は、以下の3点になります。

  • 柔軟な製造キャパシティ
  • データ分析力
  • 強固な顧客関係

それぞれ見ていきましょう。

柔軟な製造キャパシティ

同社はグループ外部の歯科技工所と密接な連携を取っており、内製と外注による製造のバランスを取っています。

協力パートナー数は年々増加しており、2022年10月末では51の技工所と連携しています。

多くの協力パートナーのおかげで、効率的・安定的な生産が可能になっているワン!

データ分析力

創業40年の実績やデジタル管理された症例により、歯科医師の多様なニーズに応えています。

強固な顧客関係

社内技工士や協力パートナーは合計で100人以上にのぼり、製造キャパシティの多いさが同社の特徴です。

また取引顧客数も年々増加しており、安定した経営の一因となっています。

決算情報

続いて同社の決算情報を見てみましょう。

売上高や資産額はやや上昇と言えるでしょう。

第32期に関しては、決算期間が変更されたため4ヶ月決算となっています。

近年の売上高は停滞ぎみですが、国内の矯正市場は2021年度で99.1億円との見方もあり、市場拡大・シェア拡大に伴った同社の成長に期待が持てます。

矯正事業の成長に期待だワン!

利益面は成長しているようです。

また、新規発行による手取金の使途は業務効率化のための3Dプリンターや、システム環境整備が主となっています。

株価の算定に使われる主要指標については以下の通りです。

項目数値
調整後BPS(円)320.2
調整後PER(倍)11.5
調整後PBR(倍)2.6
調整後PSR(倍)1.3
各数値は、最新の通期決算数値をもとに、想定発行価格を835円とし、IPOによる新規発行株式数と調達資金の手取概算額を考慮して計算しています。

サービス業の平均PERは約30倍だから、割安感のある株価と言えるワン!

経営陣

同社の役員は9名(うち0名女性)おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。

代表取締役社長 阿曽 敏正

1980年4月 日本歯科大学附属歯科技工士学校(現日本歯科大学附属東京短期大学)助手
1982年4月 歯科技工所ASO DENTALを開業 代表就任
1988年5月 株式会社アソ.デンタル(現当社)設立 代表取締役社長就任(現任)
2000年7月 株式会社ASOホールディングス設立 代表取締役就任
2004年6月 ASO INTERNATIONAL HAWAII, INC. Director,President就任
2009年2月 株式会社ASO INTERNATIONAL HITACHI 代表取締役就任
2015年5月 ASO INTERNATIONAL MANILA, INC. Chairman就任

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール【2022年】」もご覧下さい。

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※本記事は2022年12月6日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。


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