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メディカルネット(3645)の将来性は?優待やミルテルの子会社化についても解説

個別株(日本株)では、投資初心者でも読みやすい「ブリッジレポート」をもとに様々な企業をご紹介しています。

今回は、領域特化型・歯科医療プラットフォームを運営するメディカルネットをご紹介します。

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メディカルネットはどんな会社?

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まずは、メディカルネットの沿革や事業内容を確認していきましょう。

会社概要

株式会社メディカルネットは、2000年に創業されました。

「インターネットを活用し、健康と生活の質を向上させることにより、笑顔を増やします」を企業理念に事業を展開しています。

代表者などの概要は次の通りです。

代表取締役会長CEO平川 大
所在地東京都
決算期5月
株価(2/16終値)401円
時価総額(2/16終値で算出)約3,627百万円
配当予想(24年5月期)1株3.0円
時価総額算出に用いた発行済株式数は自己株式を控除したもの

事業内容

どんな事業をしているの?

同社は、主に3つの事業を展開しています。

これらの事業が、生活者・歯科医院・歯科関連企業を結ぶ歯科医療プラットフォームを構築しています

メディカルネットのプラットフォーム
同社資料より

生活者・歯科医院・歯科関連企業を結ぶビジネスモデルは、メディカルネットだけが持つ強みになっています。

創業から25年近くかけて築いてきた強力な競合優位性だワン!

それでは、それぞれの事業を詳しく見ていきましょう。

メディア・プラットフォーム事業

同事業では、「からだ」「健康」「美」に特化した情報を提供するサイトの開発・運営を行っています。

歯科分野や美容・エステ分野など、様々な切り口で61のサイトを運営しています。

運営サイト
同社資料より

主なサイトでは歯科医院を検索したり、治療の説明やよくある質問などを無料で閲覧することができます。

また、それぞれのポータルサイトは医療機関などから広告出稿料を得ています。

原則として12ヶ月の継続契約(自動更新)のため、収益モデルは積上げ式のストックビジネスであることが特徴です。

安定した収益モデルってことだね!

医療機関経営支援事業

同事業では、医療機関の開業から経営に係るソリューションをワンストップで提供しています。

メディカルネットだけで全部完結することができるよ!

主なサービスとして次のものがあります。

SEM事業SEO(検索エンジン最適化)サービス
リスティング広告(検索連動広告)の運用代行サービス
事業者向けホームページ制作
メンテナンス事業
WebデザインやユーザーにわかりやすいHPを制作
AI機能を搭載したWeb接遇支援システムの提供
販売代理事業広告出稿や他社商材などの販売代理業務
海外での歯科医院経営タイ・バンコクでの歯科医院の経営を開始
海外諸国での日本先進歯科医療の普及を図っている
歯科ディーラー事業連結子会社㈱オカムラが展開する歯科機材卸事業
医薬品製造・販売事業連結子会社㈱ノーエチ薬品による医薬品・医薬外部品の製造・販売

このように、開業するうえでの不動産や内装外装、歯科機材・医薬品販売やホームページ制作に至るまで様々な支援が可能となっています。

なんでもできるんだね…!

医療BtoB事業

同事業では、歯科医療従事者と歯科関連企業などをつなぐBtoB型歯科医療総合情情報サイト「Dentwave.com」の運営を行っています。

歯科医療従事者登録は、2023年11月末時点で約50,485人と日本最大級です。

メディカルネットグループでの会員数は、上場時の6.4倍にまで拡大しているんだワン!

同サイトでは、歯科医療従事者に向けて有益な歯科医療情報を提供しています。

また歯科関連企業には、広告ソリューションやリサーチ、コンベンションの運営受託などマーケティング支援が可能となっています。

会員とメーカー、どちらにもメリットのあるプラットフォームになっているんだね!

メディカルネットの株主優待は?

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メディカルネットにはお得な株主優待制度があります。

ここからは、メディカルネット株を保有することで受けられる制度について、解説していきます。

そもそも株主優待とは?

そもそも株主優待ってどういうものなんだろう?

株主優待とは、企業が自社の株を保有している株主に送る、自社サービスの割引券やQUOカードなどのプレゼントのことです。

企業は安定した株主(個人投資家)を得られるというメリットがあります。

株主優待の仕組みについては、「【いまさら聞けない】株主優待とは?もらい方までやさしく解説」にて詳しく解説しています。

メディカルネットの株主優待はQUOカード!

メディカルネットの優待の概要は次の通りです。

優待の権利確定月5月末日
優待回数1年に1回
優待の種類QUOカード
単元株数100株

権利確定される5月31日時点での保有状況によって、優待をもらえるかや、いくらもらえるのかが判断されます。

メディカルネットでは、優待内容をQUOカードとしているため、保有株数に応じてもらえる相当額が変わってきます。

QUOカードは全国約6万店舗で利用できるから、使い勝手が良くてうれしいね!

保有株式数と優待額については、以下の表をご覧ください。

株式継続保有期間保有株式数QUOカードの優待額
1年以上100株以上1,000円相当
1年以上600株以上1,500円相当
3年以上1,000株以上2,000円相当

保有期間1年以上とは、株主名簿基準日(5月31日および11月30日)の「株主名簿」に連続3回以上1単元(100株)以上記載された同一株主番号の株主。

保有期間3年以上とは、株主名簿基準日(5月31日および11月30日)の「株主名簿」に連続7回以上1単元(100株)以上記載された同一株主番号の株主。

2020年5月末までは、100株以上保有の株主に保有期間にかかわらず『QUOカード』500円分を贈呈していました。

しかし、2021年5月末からは、株主優待を獲得するためには1年以上の継続保有が必須条件へと変更になりました。

QUOカードの金額は増額されたワン!

【コラム】株主優待の条件付きが目立つ

メディカルネットも保有期間の条件を付けたように、近年優待に継続保有期間の条件を設ける企業が増えています。

どうして、継続保有期間の条件を設けるのかな?

この背景として、人気の優待銘柄は権利確定日前後の値動きが激しくなるという傾向があります。

これは、権利確定日前に買い注文が増加し株価が上昇し、権利落ち日以降、売り注文が増加し株価が下落するためです。

こうした事態を避けるために、1年以上や5年以上といった長期保有者に優待を絞るという動きが広がり始めました。

長期保有が主流になり株価が安定することは、株主にとってもメリットだワン!

株式会社ミルテルを子会社化へ

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メディカルネットは、2024年1月に株式会社ミルテルを子会社化しました。

ミルテルの事業内容や、子会社化による今後の展望について解説していきます。

ミルテルはどんな会社?

株式会社ミルテルは、がんの早期発見を促すための検査サービスを提供する広島大学発のベンチャー企業です。

2013年の9月からは、遺伝子検査業務に行う衛生検査カードとして認可を受け、「ミルテル検査」を提携医療機関にて実施しています。

血液検査から遺伝子情報を解析し、がんや認知症などの老化と関係が深い疾病にかかるリスクや、遺伝的体質、疾患の早期予測を調べることができる技術です。

ミルテルの子会社化による今後の見通しは?

ミルテルの株式取得により、メディカルネットの強みである「歯科医院の顧客基盤」を用いてミルテルのソリューションを社会に浸透させ、歯科医=虫歯の治療という概念を変えようとしています。

今回の子会社により、「口腔周りから全身の健康を導き人々が健康で豊かな生活を送れる社会を創ること」というミッション実現に一歩近づいたと考えられるでしょう。

メディカルネットの「予防・未病プラットフォーム」事業の本格稼働が期待できます。

これまでのグループ拡大の動きは?

これまでにメディカルネットのグループ会社になったのは以下の通りです。

  • 株式会社ガイドデント(関連会社)
  • ブランネットワークス株式会社(吸収合併)
  • Medical Net Thailand Co., Ltd.
  • 株式会社オカムラ
  • Pacific Dental Care Co.,Ltd.
  • ノーエチ薬品株式会社
  • NU-DENT Co., Ltd.
  • D.D.DENTCo.,Ltd.
  • Fukumori Dental Clinic Co., Ltd.
  • 株式会社オカムラ Osaka(吸収合併)
  • 株式会社ミルテル

子会社化によって、事業拡大や人材・ノウハウの活用ができるため、売上高のさらなる成長アップが見込めます。

これまでの子会社化でも多角化に成功しているため、今回のミルテルの子会社化もメディカルネットにとって将来の大きな成長につながるでしょう。

業績・成長戦略

業績・成長戦略

業績はどうだったのかな?

続いて、メディカルネットの2024年5月期上期業績などを見ていきましょう。

業績:2024年5月期上期決算

まず、最新の業績を見ていきます。

売上高は前年同期比17.2%増の23億42百万円、営業利益は前年同期比4.5%減の1億69百万円となりました。

医療BtoB事業が減収となったものの、医療機関経営支援事業、メディア・プラットフォーム事業がともに2桁増収しました。

一方で、 営業利益の減少は販管費の増加が原因です。

事業拡大のための人材採用を強化した結果、人件費が増加しました。

人材投資に力を入れているんだワン!

各事業別では、次のようになっています。

メディア・プラットフォーム事業と医療機関経営支援事業の2桁増収が目立つね!

メディア・プラットフォーム事業は歯科自由診療への需要が高まったことで、歯科クリニックの広告出稿意欲が高まり売上高・利益ともに増加しました。

医療機関経営支援事業は、連結子会社”Medical Net Thailand Co., Ltd.”をはじめとした3院の人材育成や組織改革による成長や、SEMサービス、HP制作・メンテナンスサービスなどの成長により増収・増益となりました。

医療BtoB事業は、前年はコロナ禍でのWEB広告の需要の高まりによって売上を伸ばしていました。

しかし、学会や展示会の機会が復活し広告手法の選択肢が増えたことで、歯科関連企業のWEB広告への投資比率が低下し売上は減少傾向です。

業績予想:2024年5月期

次に、当期の業績予想を見ていきましょう。

業績予想に変更はありません

2024年5月期の売上高は前期比11.1%増収、営業利益は同0.3%増益との予想になっています。

売上高に対して保守的な利益予想の要因としては、前年に引き続き、高い成長を持続するための積極的な投資が挙げられます。

特に、組織体制を強化するため優秀な人材の獲得に注力しています。

24年5月期は、成長への投資を更に加速させるんだワン!

人材獲得に注力していますが、進捗率は31%と若干遅れているようです。

下期でどの程度人材投資が加速するのか注目していきましょう。

競合分析

どういった企業と競合しているのかな?

同社と事業分野の全てが完全に競合している企業はありませんが、事業内容の一部が重なっている企業があります。

そこで今回は、歯科医院の経営支援を行う「東和ハイシステム(4172)」、歯科ポータルサイトを運営する「ブランディングテクノロジー(7067)」と比較してみましょう。

会社名メディカルネット東和ハイシステムブランディングテクノロジー
設立年2001年6月1日1978年3月1日2002年1月20日
上場日2010年12月21日2020年12月25日2019年6月21日
上場市場東証グロース東証スタンダード東証グロース
グループ従業員数198名(2023年8月31日時点)125名(2020年10月31日時点)225名(2023年3月末時点)
前期売上高4,500百万円(23年5月期)2,215百万円(22年9月期)5,163百万円(23年3月期)
売上高5年CAGR23.03%2.07%0.84%
事業内容歯科分野の専門ポータルサイトを運営歯科用の電子カルテシステムを販売中小企業のWebサイト制作やマーケティング
いろはにマネーが作成

メディカルネットの成長率の高さが目立つね!

メディカルネットの5年売上高平均成長率は23.03%です。

近年は日本国内及びタイで、M&Aを通じて着実に成長しています。

今後の成長戦略

同社は、成長し続けるために「予防医療・未病医療」を重要なキーワードとして掲げています。

今後、日本でも「歯周病が、心筋梗塞やアルツハイマーなど様々な疾病の一因になっている」という欧米のような考え方が重視されると言われています。

歯の健康を保つことが疾病予防につながるって考え方だね!

目指すは、2025年5月期での売上高100億円です。

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今後の注目点

今後の注目点

通期予想に対する上期の達成率は、売上高が46.8%、営業利益が44.5%でした。

売上高も営業利益も進捗率が下振れているね…

売上高も営業利益も、医療BtoB事業の前年同期比マイナスが影響しています。

ただ、四半期別に見てみると、1Qで前年同期比73.1%の大幅減だった営業利益も、2Qでは同58.5%の大幅増と盛り返しています

牽引したのはメディア・プラットフォーム事業における新サービスの好調。新サービスの好調が持続すれば各段階利益は会社予想を大きく上回る可能性が出てきました。

1月に子会社化したミルテルの下期以降の業績への貢献も期待できるでしょう。

株価は売上成長が本格化したここ2年での安値圏に位置しているワン。
PERは売上成長に対して低位、利益の上乗せが見えてくるようになると大きく見直される可能性もあるから要注目だワン!

今回は株式会社メディカルネットのアナリストレポートから、同社の事業内容や注目点などを簡単にご紹介しました。

メディカルネットについてよくわかったよ!

株式会社メディカルネットについて詳しく知りたい方は、以下より無料でブリッジレポートをご覧いただけます。

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