・ふるさと納税で住民税が安くなるって聞いたけど、どういうこと?
・自分はどのくらい安くなるか知りたいな…
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- 寄付金額の2,000円を超える分が住民税から控除される
- 安くなっているかは「住民税決定通知書」を見れば分かる
- ワンストップ特例を使えば、全額住民税から控除される
ふるさと納税で寄付すると、住民税が安くなると聞いたことはありませんか?
ただ「どのくらい住民税が安くなるのか分からない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論、ワンストップ特例を使えば、寄付金額の2,000円を超えた分は全額住民税から控除されます。
この記事では、ふるさと納税と住民税の関係や住民税がいくら安くなるかを解説します。
住民税との関係を理解して、ふるさと納税を楽しむワン!
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ふるさと納税と住民税の関係
そもそもふるさと納税と住民税はどんな関係なの?
ここでは、ふるさと納税と住民税の関係について、以下の3つのポイントに分けて解説します。
順番に見ていきましょう。
①寄付金額の2,000円を超える分が所得税と住民税から控除される
ふるさと納税では、寄付金額から2,000円を差し引いた額が、所得税と住民税から控除されます。
控除って何?
控除とは、納税した税金の一部が戻ってきたり、軽減されたりする制度のことです。
ふるさと納税の場合は、寄付金から2,000円を差し引いた額が所得税の還付(=戻ってくる)や住民税の控除(=軽減される)として申請できます。
例えば、10,000円寄付した場合は、8,000円が控除されます。
控除されるのは住民税だけじゃないの?
確定申告とワンストップ特例のどちらを使うかで、控除される税金が変わります。
- 確定申告:所得税と住民税
- ワンストップ特例:住民税のみ
控除の上限額は収入や家族構成で異なるので、あなたの限度額を確認しておくワン!
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確定申告やワンストップ特例についてよく分からない方は、こちらの記事を最初に見ておくといいですよ。
ふるさと納税の確定申告を確認
②ふるさと納税した翌年の住民税に反映される
住民税の控除はいつ反映されるの?
ふるさと納税で控除される住民税は、寄付した翌年に反映されます。
例えば、2023年に寄付した場合は、2024年の6月から住民税が安くなります。
寄付してすぐに住民税が安くなるわけではないんだワン!
③住んでいる自治体の税収が減る
ふるさと納税をすることで住民税が安くなるということは、その分住んでいる自治体の税収が減ることを意味します。
どういうこと?
本来、住んでいる自治体に税金を納めます。
しかし、ふるさと納税を行うと、住んでいる自治体に納める税金をほかの自治体に納めることになるのです。
公務員の場合は、自治体の予算が減ることにつながるのを理解しておくワン!
住民税が安くなっているか確認する方法
ふるさと納税で住民税が安くなっているかは、どうやって確認するの?
ここでは、住民税が安くなっているか確認する方法を解説します。
ちゃんと住民税が安くなっているのをチェックするワン!
①安くなっているかは「住民税決定通知書」で分かる
何を見れば住民税が安くなっているか分かるの?
ふるさと納税で住民税が安くなっているかどうかは、翌年に届く「住民税決定通知書」で分かります。
この通知書は、自分の住民税の額や控除額が記載されている書類のことです。
控除額の欄や適用欄にふるさと納税で控除された額が記載されていれば、住民税が安くなっていることが分かります。
寄付金額 – 2,000円の金額が書いてあれば、ちゃんと住民税が控除されているワン!
②住民税決定通知書は「翌年の6月」に送られてくる
住民税決定通知書はいつ届くの?
住民税決定通知書は、寄付した翌年の6月に送られてきます。
例えば、2023年に寄付した場合は、2024年の6月に通知書が届きます。
そのため、ふるさと納税をした直後に住民税が安くなったかどうかを確認することはできません。
寄付してから時間が経って届くので、覚えておくワン!
③「翌年の6月の給与分」から安くなる
いつの住民税から安くなるの?
実際に給与から差し引かれる住民税が減るのは、「翌年の6月の給与分」からです。
ふるさと納税で住民税が安くなっても、すぐに給与から差し引かれる額が減るわけではありません。
例えば、2023年に寄付した場合は、2024年の6月の給与分から給与から差し引かれる額が減ります。
ふるさと納税をした直後の住民税が変わっていなくても、安心するワン!
ふるさと納税で控除される住民税の計算方法
控除される住民税ってどう計算するの?
ふるさと納税で控除される住民税の計算方法は、以下のとおりです。
具体例とともに見ていきましょう。
①ふるさと納税の住民税は「基本分」と「特例分」に分かれている
ふるさと納税で控除される住民税は、「基本分」と「特例分」に分かれています。
なんで2種類あるの?
特例分は、2015年から導入された制度で、寄付金控除のメリットを高めるために設けられました。
特例分は所得税率に応じて変わりますが、一般的には所得税率が高いほど特例分も高くなります。
所得税率が高い人ほどふるさと納税のメリットが大きくなるんだワン!
②基本分の計算は(寄付金額 - 2,000円)× 10%
住民税の基本分ってどう計算するの?
ふるさと納税で控除される住民税の基本分は、寄付金額から2,000円を差し引いた額の10%です。
例えば、10,000円寄付した場合は、(10,000円 - 2,000円)× 10% = 800円が基本分として控除されます。
この基本分は、収入や家族構成に関係なく一律で計算されます。
住民税の基本分は、誰が寄付しても同じ割合で控除されるんだワン!
③特例分の計算は(寄付金額 - 2,000円)×(90%-所得税率×1.021)
住民税の特例分は一律じゃないの?
ふるさと納税で控除される住民税の特例分は、以下の計算式で出せます。
特例分の計算式
住民税の特例分 =( 寄付金額 - 2,000円 )×( 90% - 所得税率 × 1.021 )
例えば、年収500万円で20%の所得税率の人が10,000円寄付した場合、(10,000円 - 2,000円)×(90%-20%×1.021) = 5,717円が特例分として控除されます。
特例分は、所得税率に応じて変わりますが、一般的には所得税率が高いほど特例分も高くなります。
特例分と基本分を足した金額が住民税の控除額になるんだワン!
ふるさと納税で控除される住民税・所得税の割合
控除される住民税の割合って人によって変わるの?
申請方法によって控除される住民税の割合は変わります。
それぞれ見ていきましょう。
ワンストップ特例の場合【全額住民税から控除】
ワンストップ特例を使った場合はどうなるの?
ワンストップ特例制度を利用した場合は、寄付金額から2,000円を差し引いた全額が住民税から控除されます。
住民税が安くなっているか見ればいいから分かりやすいね。
ワンストップ特例制度を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 寄付先の自治体数が5団体以内である
- ほかの控除(医療費控除や住宅ローン控除など)を受けない
- 寄付先の自治体に申請書を提出する
確定申告が必要ない方は、ワンストップ特例を使って寄付するワン!
確定申告の場合【住民税と所得税から控除】
確定申告の場合は違うの?
確定申告を使って寄付する場合、寄付金額から2,000円を差し引いた額が住民税と所得税から控除されます。
住民税だけじゃなく所得税も安くなるんだね。
所得税の控除は、翌年の4~5月頃に還付金という形で戻ってきます。
確定申告を利用すると、住民税だけでなく所得税からも控除されるのを覚えておくワン!
確定申告のやり方を詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
ふるさと納税で確定申告するやり方を確認
住民税が安くならない場合の原因をケース別に解説
ふるさと納税したけど、住民税が安くならないこともあるの?
申請がうまくできていないと、ふるさと納税しても住民税が安くならない場合があります。
ここでは、住民税が安くならない場合の原因をケース別に解説します。
順番に見ていきましょう。
①ワンストップ特例の申請が正しくできていない
ワンストップ特例で寄付したけど、住民税が安くなってなかった…
以下のようなミスがあると、ワンストップ特例制度が適用されません。
- 申請書を返送しなかった
- 申請書の提出期限を過ぎた
- 記入漏れや誤りがあった
上記の場合は住民税から控除されないので、申請書の提出や記入には十分注意しましょう。
ワンストップ特例の申請がうまくできなかったときは、確定申告すればいいワン!
②確定申告の申請が正しくできていない
確定申告したけど、控除されてない…
確定申告についてもワンストップ特例と同様に、確定申告書の間違いや期限を過ぎてしまうと、確定申告が無効になります。
その場合は、住民税や所得税から控除を受けられません。
確定申告の申請でミスした場合、還付申告を申請すれば控除分が戻ってくるワン!
還付申告のやり方を詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
ふるさと納税で確定申告するやり方を確認
③住宅ローン控除などの影響で安くなっていない
申請はちゃんとしたのに、思ったほど住民税が安くなってない…
ふるさと納税以外にも、住宅ローン控除や医療費控除などの控除を受ける場合は、注意が必要です。
ほかの控除を受けると寄付限度額が少なくなり、思っていたほど住民税が安くならない場合があります。
なんでなの?
ふるさと納税の寄付上限額は、家族構成と課税所得から計算されます。
ふるさと納税以外の控除を受けることで課税所得額が減少するため、寄付上限額も変わってくるのです。
ふるさと納税の寄付金額とほかの控除額とのバランスを考えて寄付するワン!
ふるさと納税の住民税に関するよくある質問
ふるさと納税の住民税について、まだ知りたいことが残ってる…。
ふるさと納税の住民税でよくある質問としては、以下のとおりです。
上記と同様の疑問を持っていた方は、ぜひ参考にしてください。
ふるさと納税で住民税はいくら安くなる?
ふるさと納税で住民税はいくらぐらい安くなるの?
ふるさと納税で住民税がいくら安くなるかは、寄付金額や収入、家族構成などによって異なります。
また、ワンストップ特例制度か確定申告かによっても控除される住民税の額は変わります。
住民税がいくら安くなるか知りたい方は、一度シミュレーションをしてみるのがおすすめだワン!
\自分の上限額が簡単に分かる/
住民税はいつから安くなる?
いつから住民税は安くなるの?
ふるさと納税で住民税が安くなるのは、寄付した翌年の6月からです。
例えば、2023年に寄付した場合は、2024年の6月から住民税が安くなります。
寄付してすぐには安くならないので注意するワン!
ふるさと納税したのに住民税が上がったのはなぜ?
ふるさと納税したのに住民税が上がったけど、なんで?
ふるさと納税をしても住民税が上がった場合は、ふるさと納税以外の要因によって住民税が変動した可能性があります。
例えば、以下のような場合です。
- 所得や扶養人数が増えた場合
- ほかの控除(医療費控除や住宅ローン控除など)が減った場合
- 住民税の税率が変わった場合
上記の場合は、ふるさと納税の控除額よりも住民税の増額分の方が大きくなることがあります。
そのため、ふるさと納税しても結果的に住民税が上がってしまうワン!
ふるさと納税で住民税がゼロにならないのはなぜ?
ふるさと納税しても住民税はゼロにならないの?
ふるさと納税で住民税がゼロにならないのは、住民税には「均等割」と「所得割」という2種類の課税方式があるからです。
均等割は住んでいる自治体や世帯構成に応じて一律で課される税金なのに対して、所得割は所得に応じて課される税金です。
ふるさと納税で控除されるのは所得割だけで、均等割は控除されません。
ふるさと納税で控除できない均等割分の住民税を払う必要があるので、住民税はゼロにならないんだワン!
【まとめ】ふるさと納税で住民税が安くなっているか確認しよう!
ふるさと納税と住民税の関係がよく分かったよ! 僕もふるさと納税してみようかな。
最後に、この記事の大事なポイントを3点まとめます。
- 寄付金額の2,000円を超える分が住民税から控除される
- 安くなっているかは「住民税決定通知書」を見れば分かる
- ワンストップ特例を使えば、全額住民税から控除される
ワンストップ特例を使って寄付すれば、簡単に住民税から控除されてお得に返礼品をもらえます。
ふるさと納税と住民税の関係が理解できて「ふるさと納税の詳しいメリットが知りたい!」と感じた方は、ふるさと納税のメリットを確認してみましょう。
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